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旅の途中で出会う風景

TSUNAGU — HOSPITALITY MARKET

奈良県

奈良のホテル・宿泊市場

市の宿泊客数と観光客に対する宿泊率を分け、駅・歴史地区と朝夕の行程を読む。

Photo: 名古屋太郎 / CC BY-SA 3.0 · 2009年1月
奈良市の市推計の宿泊客数
223.9万人
奈良県全体の客室稼働率(参考)
50.9%(2025年)
奈良市の旅館業許可施設数
246施設(2025/3/31)

Context, with sources

数字から、宿のある地域を読む。

奈良市のホテル・旅館を検討するため、市区の公式資料と行政の施設ストックを分けて整理した。県の参考値は地理を明示し、宿泊者・人泊・稼働率の異なる指標を同じ数値として扱わない。

奈良市には奈良公園と社寺、ならまち、古代の都の行程がある。大阪や京都から訪ねやすいことと、市内に泊まることは同じではない。日帰りと違う朝夕の時間を具体化し、奈良県全域と分けた市の市場を考えたい。

At a glance

ひと目でわかる、奈良のホテル・宿泊市場。

要点・対象時点・確認範囲
項目確認できる内容対象時点・範囲
市区内の旅館業営業許可施設数(3区分合計)246施設[1]2025年3月31日現在
奈良市。厚労省第8表CSVレコード121、奈良県奈良市行(指定都市または中核市の再掲)。B列旅館・ホテル、C列同客室数、D列簡易宿所、E列下宿。年度末の許可ストック。3区分合計はTSUNAGU計算、原表の『-』は0として扱う。県全体に含まれる再掲を県へ加算しない。
市区内の旅館・ホテル営業施設数179施設[1]2025年3月31日現在
奈良市。厚労省第8表CSVレコード121、奈良県奈良市行(指定都市または中核市の再掲)。B列旅館・ホテル、C列同客室数、D列簡易宿所、E列下宿。年度末の許可ストック。3区分合計はTSUNAGU計算、原表の『-』は0として扱う。県全体に含まれる再掲を県へ加算しない。
市区内の簡易宿所営業施設数67施設[1]2025年3月31日現在
奈良市。厚労省第8表CSVレコード121、奈良県奈良市行(指定都市または中核市の再掲)。B列旅館・ホテル、C列同客室数、D列簡易宿所、E列下宿。年度末の許可ストック。3区分合計はTSUNAGU計算、原表の『-』は0として扱う。県全体に含まれる再掲を県へ加算しない。
市区内の下宿営業施設数0施設[1]2025年3月31日現在
奈良市。厚労省第8表CSVレコード121、奈良県奈良市行(指定都市または中核市の再掲)。B列旅館・ホテル、C列同客室数、D列簡易宿所、E列下宿。年度末の許可ストック。3区分合計はTSUNAGU計算、原表の『-』は0として扱う。県全体に含まれる再掲を県へ加算しない。
市区内の旅館・ホテル営業客室数5,599室[1]2025年3月31日現在
奈良市。厚労省第8表CSVレコード121、奈良県奈良市行(指定都市または中核市の再掲)。B列旅館・ホテル、C列同客室数、D列簡易宿所、E列下宿。年度末の許可ストック。3区分合計はTSUNAGU計算、原表の『-』は0として扱う。県全体に含まれる再掲を県へ加算しない。
旅館・ホテル営業1施設当たりの客室数(許可表から計算)31.3室/施設[1]2025年3月31日現在
厚労省第8表CSVレコード121、奈良県奈良市行(指定都市または中核市の再掲)。B列旅館・ホテル、C列同客室数、D列簡易宿所、E列下宿。年度末の許可ストック。3区分合計はTSUNAGU計算、原表の『-』は0として扱う。県全体に含まれる再掲を県へ加算しない。旅館・ホテル営業の客室数÷同施設数をTSUNAGUが計算。簡易宿所・下宿の客室は分子に含まない。中央値ではない。
市推計の宿泊客数223.9万人[2]2025年暦年/2026年7月30日掲載
PDF6ページ(本文4)図表5、2025年の宿泊客数。奈良県宿泊統計を基に市が推計し、修学旅行は市内施設アンケート。表示は万人単位、原表の223.9万人をそのまま使用し、人泊と改称しない。
市の観光客に対する宿泊率13.9%[2]2025年暦年/2026年7月30日掲載
同PDF6ページ(本文4)図表6、2025年宿泊率。宿泊客数÷観光入込客数、客室稼働率とは異なる。
奈良県の延べ宿泊者数(県全域参考)3,177,210人泊[4]2025年暦年・確定値
奈良県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 29奈良県行、B36セル。単位:人泊。奈良市の値ではない。
奈良県の全体客室稼働率(県全域参考)50.9%[4][5]2025年暦年・確定値
奈良県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 29奈良県行、B36セル。利用客室数÷総客室数、単位%。奈良市の値ではない。
奈良県の旅館客室稼働率(県全域参考)33.4%[4][5]2025年暦年・確定値
奈良県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 29奈良県行、Q36セル。利用客室数÷総客室数、単位%。奈良市の値ではない。
奈良県のビジネスホテル客室稼働率(県全域参考)69.3%[4][5]2025年暦年・確定値
奈良県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 29奈良県行、S36セル。利用客室数÷総客室数、単位%。奈良市の値ではない。
奈良県のシティホテル客室稼働率(県全域参考)69.0%[4][5]2025年暦年・確定値
奈良県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 29奈良県行、T36セル。利用客室数÷総客室数、単位%。奈良市の値ではない。

掲載表の出典・対象範囲をJSONで保存 →

01

社寺と街の来訪から、実際に一夜を置く行程へ

奈良市では、観光地に来る人数と市内に泊まる人数を分けて読むことが重要になる。市の宿泊率は観光客に対する宿泊客の割合であり、部屋の稼働とは異なる指標として使いたい。[2][3]

市の2025年報告は宿泊客数223.9万人、宿泊率13.9%を示す。この宿泊率は観光客に対する宿泊客の割合で、利用客室を分母とする客室稼働率ではない。県と市の資料の役割を分けて読む。

公園や社寺を訪ねて別の街へ移動する人と、奈良市で食事をして翌朝も歩く人では、一泊の価値が変わる。自館の予約から到着経路、人数、連泊、食事と次の目的地を確認し、知名度だけで宿泊の発生を決めないようにしたい。

02

施設数と稼働指標を分け、同じ客室条件で比べる

2025年3月31日現在の奈良市の行政施設ストックは、旅館・ホテル営業179施設、簡易宿所67施設、下宿0施設で、3区分の合計は246施設。旅館・ホテル営業の客室数は5,599室だった。[1][2][4][5]

都市ホテル、文化を楽しむ小規模な宿、食事付き旅館などは定員と部門が違う。修学旅行と個人の滞在、複数人とシングル、食事の有無を分ける。市の宿泊客数と許可施設数を直接割って、自館の稼働や収益を推定しないことが必要になる。

広域の背景として、奈良県全体の2025年客室稼働率は50.9%、ビジネスホテルは69.3%、旅館は33.4%だった。いずれも奈良市単独の値ではなく、同じ立地の競合や自館の予測にそのまま当てはめない。市の数値が別の年や年度なら、県の年次表と混ぜた増減率を計算しない。

行政表から旅館・ホテル営業の客室数を同施設数で割ると、奈良市は1施設当たり31.3室になる。小規模施設と大型ホテルを含む算術平均で、典型的な宿の規模を示す中央値ではない。候補宿の規模と定員を重ね、清掃・厨房・フロントの能力を同じ客室条件で比較するための入口として使いたい。

行政上の営業区分2025年3月31日現在の施設数
旅館・ホテル営業179施設
簡易宿所営業67施設
下宿営業0施設
03

JR奈良駅・近鉄奈良駅から、街へ荷物を置く動線

奈良市にはJRと近鉄の二つの主要な駅があり、来る経路と訪問先で便利な入口が変わる。駅名の近さだけでなく、荷物を置き、街へ出て、翌朝に出発するまでを確認したい。[3]

社寺や公園、ならまちへ歩く順序、荷物を預ける時間、食事と帰着をたどる。市内の別の歴史の目的地は現地交通も確認する。大阪・京都からの近さだけで競合を選ばず、一夜を置くことで楽しめる時間を具体的に見る必要がある。

駅側、公園・社寺の行程、歴史ある街、市内の別地域を役割で分ける。JNTOの周辺案内に載る斑鳩などは市域と同じではない。吉野など県内の別の目的地も市の泊数には含めず、所在地と旅程を区別する。

比較する商圏・役割候補施設で見る条件
JR奈良駅・近鉄奈良駅側到着経路と荷物、朝の出発
公園・社寺の行程散策の朝夕、徒歩と食事
ならまち・市内の別地域歴史の滞在、現地交通、館内の機能
04

日帰りとは違う朝夕を、食事・荷物・案内で支える

奈良市の宿では、泊まることで生まれる時間を実際の業務へ落としたい。文化や建物の雰囲気だけでなく、荷物、食事、清掃、案内が旅程を支えているかを確認する。[1][3]

到着前後の荷物、社寺へ出る朝、夕食、夜間の対応を点検する。小規模な宿は客室間と共用の動線、食事付きは厨房、団体を扱う施設は人数と清掃を読む。客室を増やす改装は、食事と荷物の能力も同時に確認したい。

承継では清掃、リネン、食材、予約販売、設備保守、外部の文化体験の契約を整理する。経営者自身の料理や地域案内が商品を支える場合も業務を明確にする。歴史の価値と、次の運営で継続するサービスを分けて確かめる必要がある。

05

市区の実数・県の参考値・行政ストックの対象をそろえる

市の宿泊客数は県の宿泊統計などに基づく市推計で、観光客に対する宿泊率と一緒に公表される。どちらも県全体の客室稼働とは対象・分母が異なるため、同じ割合として比較しない。[1][2][4][5][6]

需要指標は『市推計の宿泊客数』を『2025年暦年/2026年7月30日掲載』の範囲で掲載した。施設数は2025年3月31日現在の行政上のストックであり、毎月の販売可能客室や営業日とは別の資料である。許可区分の旅館・ホテルと、宿泊旅行統計のビジネス・シティなどのタイプも同じ分類ではない。

観光入込には日帰りが含まれ、複数の社寺や地点の来訪と泊数は同じではない。市の報告書の修学旅行や外国人の区分も対象を保つ。年度末の行政供給は実際の営業と別の資料として読み、過去の版と比較するときも時点をそろえる。

06

朝夕の一泊を決め、市の宿泊指標から自館へ進む

奈良市では、日帰りと違う時間を具体化すると施設比較が進む。市の宿泊指標を背景に、候補宿の人数、食事、荷物、連泊の実績を確認したい。[1][2][3][4]

社寺へ出る朝、街で食べる夜、駅への出発を行程にする。通常日と季節、個人と団体を分け、厨房、荷物、清掃の実費を同じ月で読むと、客室の更新で何を届けるかが明確になる。

市の指標名を保ち、人数と人泊、日帰りと宿泊、宿泊率と客室稼働を区別する。自館の予約と前後の行程、部門別費用をそろえ、歴史の街に泊まる商品を継続できる条件を確認する。

  • 市と県、宿泊率と客室稼働を分ける
  • 二つの駅と荷物・朝夕の行程を試す
  • 修学旅行・個人・外国人の対象を確認する

宿・ホテルの記憶を、次代へ

この土地で続けること。
次の担い手に、つなぐこと。

地域の需要、許可の条件、設備の状態を整理すると、売却・購入・運営の選択肢を具体的に考えられます。ご自身の条件を記録するところからでも、担当者へのご相談からでも始められます。

Questions & answers

よくある質問

奈良市の宿泊市場は、どの商圏に分けて見ますか。

JR奈良駅と近鉄奈良駅、公園・社寺、ならまちなどを入口と行程で分ける。周辺自治体や県内の別の地域を市域へ入れず、食事と定員の近い宿を比べる。[3]

市の宿泊指標と県の稼働率を、そのまま比較できますか。

市の宿泊客数は独自推計、宿泊率は観光客に対する割合である。県の客室稼働とは地理と分母が違うため、同じ指標として比較しない。[2][4][5]

奈良市の宿泊率が高くなると、ホテルの部屋も同じ比率で埋まりますか。

宿泊率は来訪者のうち泊まる人の割合で、部屋の利用を示さない。客室の稼働や人数、営業日を別に確認し、個別ホテルの販売計画を立てる必要がある。[1][2][3]

候補施設の承継・改装では、次に何を確認しますか。

日帰りと違う朝夕、荷物、食事、清掃をそろえる。団体と個人、客室と付帯部門を分け、文化を届ける担当者・契約・設備を確認する。[1][2][3]

Sources & scope

出典と、確認した範囲。

編集・構成:TSUNAGU。公的統計、法令、自治体・交通機関等の公表資料を読み合わせた編集記事です。原統計の作成者・許認可の所管機関は各出典に記載しています。独自の実地調査や個別案件の法的判断を示すものではありません。

  1. 令和6年度 衛生行政報告例 第8表 旅館業の施設数・客室数等 ↗

    厚生労働省(e-Stat)|対象:2025年3月31日現在(2024年度末)|確認:2026-10-27

    厚労省第8表CSVレコード121、奈良県奈良市行(指定都市または中核市の再掲)。B列旅館・ホテル、C列同客室数、D列簡易宿所、E列下宿。年度末の許可ストック。3区分合計はTSUNAGU計算、原表の『-』は0として扱う。県全体に含まれる再掲を県へ加算しない。

  2. 2025年 奈良市観光入込客数調査報告書 ↗

    奈良市|対象:2025年暦年/2026年7月30日掲載|確認:2026-10-27

    PDF6ページ(本文4)図表5、2025年の宿泊客数。奈良県宿泊統計を基に市が推計し、修学旅行は市内施設アンケート。表示は万人単位、原表の223.9万人をそのまま使用し、人泊と改称しない。

  3. 奈良市・周辺|JNTO公式観光案内 ↗

    日本政府観光局(JNTO)|対象:公表日記載なし/確認時点の地域案内|確認:2026-10-27

    都市や周辺の観光資源、交通、地域構成。周辺自治体を含む案内の場合も統計の市域とは別。商圏と運営の確認事項はTSUNAGUによる編集。

  4. 宿泊旅行統計調査 2025年1〜12月分(年の確定値)集計結果 ↗

    観光庁|対象:2025年暦年/2026年7月6日公表|確認:2026-10-26

    奈良県の第2・4・8表を背景の参考値として使用。奈良市の値ではない。原表のセル番地は基本表に記載。

  5. 宿泊旅行統計調査に関する用語解説 ↗

    観光庁|対象:2025年集計に付随する用語定義|確認:2026-10-26

    人泊、実宿泊、客室稼働率、定員稼働率、外国人と施設タイプの定義。

  6. 宿泊旅行統計調査の概要 ↗

    観光庁|対象:2025年調査の概要|確認:2026-10-26

    旅館業法許可宿泊施設の調査・推計。行政許可施設の年度末ストックとは異なる。

掲載写真

090124 wakakusa yamayaki.jpg ↗

写真:名古屋太郎 / CC BY-SA 3.0 / 2009年1月

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。

本ページに含まれる当該写真の加工版も、配布元と同じCC BY-SA 3.0の条件で再利用できます。