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TSUNAGU — RENEWAL GUIDE

全国共通の実務ガイド

取得費・改修費・運転資金の試算

取得価格の先にある、工事と開業までの資金。根拠を一つずつ入力し、前提を変えて比較するための試算ガイドです。

入力の起点
見積・契約・実績・自分の仮定
分ける計算
費用総額と月ごとの資金
未確定欄
空欄とゼロを区別

Context, with sources

建物と運営の、次のかたちへ。

宿泊施設の取得計画は、物件代金だけでなく、取得に伴う費用、調査・設計、改修、備品、開業準備、運転資金を分けて作ります。支出の総額と、いつ資金が必要になるかを別に確認することが大切です。

このガイドは相場や想定利回りを置くものではありません。見積・契約・既存実績・事業者自身の運営仮定を入力し、工期や販売条件を変えたときに資金計画がどう変わるかを比較するための整理です。

At a glance

ひと目でわかる、取得費・改修費・運転資金の試算。

要点・対象時点・確認範囲
項目確認できる内容対象時点・範囲
資金の区分設備資金と運転資金を分けて必要額・調達を整理[1]2026年10月27日確認
個別の宿泊施設・計画ごとに確認
費用の根拠取得条件、数量、見積、税区分、支払時期を記録[2][1]2026年10月27日確認
個別の宿泊施設・計画ごとに確認
営業の仮定客室、日数、料金、稼働等を利用者入力で管理[3]2026年10月27日確認
個別の宿泊施設・計画ごとに確認
補助金申請・交付・入金の条件が未確定なら分けて表示[4][5]2026年10月27日確認
個別の宿泊施設・計画ごとに確認
融資の確認資金使途と返済条件は個別制度・審査で確認[6]2026年10月27日確認
個別の宿泊施設・計画ごとに確認
01

必要資金を六つの箱に分ける

取得、取得関連、調査・設計、改修・備品、開業準備、運転資金を分けて集計します。何に使う資金かが分かると、見積の抜けと調達条件を確認しやすくなります。[1][2][3]

取得価格と仲介・登記・税等の費用は契約条件に応じて確認し、割合を一律に置きません。調査・設計は建物、設備、石綿、耐震、許認可等の対象ごとに、改修は数量と工事範囲ごとに記録します。

開業準備には備品、採用・研修、販売、試運営等の必要な支出を整理します。運転資金は売上の入金までに支払う人件費・仕入・光熱等を月ごとに並べ、自館の立上がりを計算します。

確認する項目図面・見積書に記す内容
取得・関連代金、諸費用、契約条件
調査・工事調査、設計、施工、設備、備品
開業・運転準備、人員、支払と入金の差
02

見積の根拠と確定度を入力欄へ残す

金額だけでなく、見積先、日付、数量、対象範囲、税区分、支払条件を記録します。未確認の欄はゼロとせず、追加調査や見積が必要な項目として残します。[2][1]

客室一室、外壁面積、配管延長等の単位が違う項目を混ぜず、共用工事は別に集計します。機器、搬入撤去、配管・電気、復旧、仮設、検査・試運転を分け、複数の見積の重複と除外事項を照合します。

予備費を置く場合は利用者自身の判断額として、対象となる未確定事項を添えます。一定率を一般相場として初期入力せず、調査で確定したら見積へ置き換え、計画の更新履歴を残します。

03

工事と休館を月ごとの資金に落とす

総額が同じでも、支払の時期と営業を再開できる時期で必要な資金は変わります。決済、着手金、中間金、完成・検収、備品納入、開業を工程と対応させます。[1][2][3]

休館中も残る人件費、賃借、保守、保険等を、自館の契約・運用に基づき入力します。部分営業する案は、販売できる客室と利用できる共用部、清掃・受付の体制を工区ごとに設定します。

営業開始の予定がずれる案では、支出の増加と入金の遅れを別に計算します。工事費に休館中の売上全額を足すだけの方法ではなく、実際の固定・変動支出とキャッシュの動きを確認します。

04

料金と稼働の仮定を実績から分ける

売上の試算は、販売できる部屋数、営業日、販売条件、料金、稼働等の定義をそろえて行います。一人料金と一室料金、食事込みと宿泊部分の料金を混在させません。[3][1]

既存施設の実績を使う場合は、期間、改修前の販売室数、休館、食事区分、税や手数料の扱いを確認します。取得後の業態や客室構成を変える計画は、旧実績をそのまま新計画の売上としません。

基本案、工期延長案、販売条件を変えた案等を、利用者が自分の仮定で入力して比較します。改修でADRが上がる、設備を足せば稼働が伸びるという係数を埋め込まず、どの入力が結果を変えたかを見える形にします。

05

補助金と融資は工事費から自動的に引かない

補助金や融資は、対象経費、資金使途、申請・審査、実行・入金時期を個別に確認します。工事費の一部が対象例にあるだけで、受給や借入が確定したとは扱いません。[4][5][6][1]

補助金は、対象経費と自己負担、入金までの立替え、未採択時の資金を分けて表示します。2026年省力化投資補助の記載公募は終了しており、現在の募集と混同せず、利用する制度の最新要領を確認します。

融資では自己資金、借入、返済、据置、利息等を契約条件に基づき入力します。日本政策金融公庫等の制度には対象・条件があり、本ガイドは金利や審査結果を仮定せず、金融機関に示す資金使途と計画を整理します。

06

比較表には前提と未確認事項を必ず添える

試算の出力は、売買価格や事業価値の確定判断ではありません。どの資料と仮定を使ったか、未確認の支出がどこに残るかを一緒に示します。[2][1][3]

比較表には入力日、見積の版、営業条件、工期、税・手数料、補助金・融資の状態を添えます。空欄を計算上どう扱ったかも明示し、未入力をゼロ円や費用不要と誤読させないようにします。

次に調べる項目を、金額への影響と工程への影響で整理します。耐震や石綿、温泉供給、設備の追加調査等を進めるたびに入力を更新し、取得前の判断、契約条件、開業までの資金を同じ資料で確認できる状態にします。

Your investment plan

総投資額を、手元の数字から組み立てる。

単位は万円です。1円単位まで入力できます(例:123,456円は12.3456万円)。見積りや調査結果を入力してください。該当しない項目には0を入力します。すべて入力すると総額を表示します。工事予備費を含め、初期値や推奨割合は設定していません。

金額の税込・税抜、消費税の扱い、土地建物と営業資産の区分を見積書とそろえて入力してください。売買価格・工事費の査定や融資可否を判定する機能ではありません。

8項目を入力すると、総投資額を表示します。— 万円

入力内容はこのブラウザ内だけで計算し、サーバーへ送信・保存しません。更新や画面を閉じる前に必要な内容を保存してください。

宿・ホテルの記憶を、次代へ

この土地で続けること。
次の担い手に、つなぐこと。

地域の需要、許可の条件、設備の状態を整理すると、売却・購入・運営の選択肢を具体的に考えられます。ご自身の条件を記録するところからでも、担当者へのご相談からでも始められます。

Questions & answers

よくある質問

全国平均の改修単価を初期値にできますか。

本ガイドは根拠のない相場を置きません。工事範囲と数量、現地調査、個別見積を入力し、未確認分は空欄等で区別します。[2][1]

入力していない費用はゼロと考えますか。

未確認とゼロ円は別です。未入力の項目を明示し、確定していない部分が結果に含まれないことを確認します。[1]

改修後のADRやROIを自動的に上げてよいですか。

設備追加等による一定の上昇は仮定しません。料金・稼働・費用は利用者が自分の事業条件として入力し、実績と分けて比較します。[3]

補助金予定額は必要資金から引けますか。

申請・採択・交付・入金の状態と立替えを確認する必要があります。未確定の支援を含めない案も作り、資金の時期を比べます。[4][5][1]

Sources & scope

出典と、確認した範囲。

編集・構成:TSUNAGU。公的統計、法令、自治体・交通機関等の公表資料を読み合わせた編集記事です。原統計の作成者・許認可の所管機関は各出典に記載しています。独自の実地調査や個別案件の法的判断を示すものではありません。

  1. 創業計画書セルフチェック―資金計画 ↗

    日本政策金融公庫|対象:2026年10月27日確認|確認:2026-10-27

    設備資金・運転資金、見積と調達方法の確認。飲食店記入例の金額や資金期間を宿泊施設の相場として用いない。

  2. 建築保全業務共通仕様書 令和5年版 ↗

    国土交通省|対象:2023年11月8日改定|確認:2026-10-27

    官庁施設の保全委託仕様。宿泊施設の点検項目の整理に参照し、民間施設に一律の義務・更新年数を定める資料とは扱わない。

  3. 宿泊事業者の経営改善に役立つツール ↗

    観光庁|対象:2026年3月30日更新|確認:2026-10-27

    施設・業務・顧客価値の視点、現状把握、宿泊業経営管理。個別の収益向上率を示すものではない。

  4. 令和7年度補正 観光地・観光産業における省力化投資補助事業の申請受付期間 ↗

    観光庁|対象:2026年3月10日更新・公募2026年3月27日~5月29日|確認:2026-10-27

    宿泊業の省力化投資。記載された公募は終了。二次公募の存在や現在の採択可能性を推測しない。

  5. 脱炭素ビルリノベ2026事業 公募情報 ↗

    一般社団法人環境共創イニシアチブ(環境省事業執行団体)|対象:2026年10月27日確認・掲載公募2026年6月4日~11月30日|確認:2026-10-27

    要件・製品登録・予算上限到達時の早期終了。環境省初報と締切時刻表記に差があり、本文では日付までを記載。

  6. 振興事業貸付 ↗

    日本政策金融公庫|対象:2026年10月27日確認|確認:2026-10-27

    生活衛生営業の所定対象者向け融資。設備・運転資金の区分を参照し、金利や融資可否を保証しない。