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宮城県・紅葉に彩られた鳴子峡

TSUNAGU — HOSPITALITY MARKET

宮城県

宮城県のホテル・宿泊市場

仙台、秋保・作並・鳴子、松島・沿岸を分け、都市と観光地の関係を宿泊実績で読む。

Photo: T-KIMURA / CC BY 4.0 · 2015年10月
2025年・宮城県の延べ宿泊
10,417,370人泊
2025年・宮城県の客室稼働率
60.2%
2025/3/31・宮城県の許可施設数
1,016施設(旅館業3区分)

Context, with sources

数字から、宿のある地域を読む。

宮城県のホテル・旅館を検討する際は、県全体の宿泊量と、実際に競争する商圏を重ねて読むことが出発点になる。2025年確定値の延べ宿泊者数は10,417,370人泊、全体の客室稼働率は60.2%だった。

仙台の街を中心に、秋保・作並の温泉、鳴子、松島や沿岸の景色が旅の選択肢になる宮城県。都市ホテルと温泉旅館が近い距離の行程に入る一方、同じ客層や販売条件を持つとは限らない。入口と滞在の目的を分けることが市場理解につながる。

At a glance

ひと目でわかる、宮城県のホテル・宿泊市場。

要点・対象時点・確認範囲
項目確認できる内容対象時点・範囲
旅館業の営業許可施設数(3区分合計)1,016施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
宮城県。第8表CSVレコード11(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。B列+D列+E列をTSUNAGUが合計。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の施設数663施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
宮城県。第8表CSVレコード11(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
簡易宿所営業の施設数335施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
宮城県。第8表CSVレコード11(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
下宿営業の施設数18施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
宮城県。第8表CSVレコード11(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の客室数33,423室[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
宮城県。第8表CSVレコード11(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
延べ宿泊者数10,417,370人泊[1]2025年1〜12月(年確定値)
宮城県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 04宮城県行、B11セル。単位:人泊。
外国人延べ宿泊者数1,005,110人泊[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
宮城県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 04宮城県行、Q11セル。単位:人泊。国内に住所を有しない外国人を基本とする。
外国人宿泊の構成比9.6%[1]2025年1〜12月(年確定値)
宮城県の第2表(年計)Q11÷B11×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊した旅行者の実人数の割合ではない。
全体の客室稼働率60.2%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
宮城県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 04宮城県行、B11セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
旅館の客室稼働率46.7%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
宮城県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 04宮城県行、Q11セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
リゾートホテルの客室稼働率50.5%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
宮城県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 04宮城県行、R11セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
ビジネスホテルの客室稼働率69.5%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
宮城県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 04宮城県行、S11セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
シティホテルの客室稼働率68.9%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
宮城県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 04宮城県行、T11セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
簡易宿所の客室稼働率31.0%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
宮城県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 04宮城県行、U11セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
月別延べ宿泊者数の最多月8月/1,097,020人泊[1]2025年1〜12月の比較
宮城県。各月第2表B列の比較、最多は『第2表(8月)』B11。同じ年の確定値。月の日数を調整しない人数合計。
月別客室稼働率の最高月10月/68.2%[1]2025年1〜12月の比較
宮城県。各月第8表B列比較、最高は『第8表(10月)』B11。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中最多)ビジネスホテル/5,663,060人泊[1]2025年暦年・確定値
宮城県。原Excel『第4表(年計)』 04宮城県行、E11セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中2番目)旅館/1,907,000人泊[1]2025年暦年・確定値
宮城県。原Excel『第4表(年計)』 04宮城県行、C11セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
ビジネスホテルの人泊構成比(全体を分母に計算)54.4%[1][2]2025年暦年・確定値
宮城県。第4表(年計)E11÷第2表(年計)B11×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊客本人の旅行目的割合ではない。

掲載表の出典・対象範囲をJSONで保存 →

01

仙台で泊まる旅と、温泉・海辺に滞在する旅

宮城の市場は、仙台を旅の拠点にする滞在と、温泉や海辺で過ごすための滞在が重なる。松島への来訪や七夕まつりの参加を、そのまま県内の宿泊者数とは見なさず、どこで夜を過ごすかを確認したい。[1][2][3]

宮城県の2025年延べ宿泊者数は10,417,370人泊、うち外国人は1,005,110人泊。外国人の構成比は同じ原表から計算すると9.6%になる。この比率は地域全体の泊数構成であり、個々のホテルで必要になる言語対応や販売先の割合は、施設自身の予約記録で確かめたい。

仙台で街歩きをして秋保へ泊まる行程も、仙台のホテルから松島へ出かける行程も考えられる。この組み合わせの多さは地域の魅力だが、需要分析では宿泊地の重複を避ける必要がある。観光先と泊まった施設を別の項目で記録することが出発点になる。

旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の掲載5区分では、ビジネスホテルの延べ宿泊が5,663,060人泊で最も多く、次いで旅館が1,907,000人泊だった。ビジネスホテルの泊数は県全体の54.4%に当たる。施設タイプは旅行者本人の目的を直接調べた区分ではないため、この構成から観光・業務の人数比率は断定しない。宿泊量の大きさと客室稼働率を並べ、候補施設に近い営業の比較へ進みたい。

02

施設タイプ別の稼働率から、比較相手を絞る

2025年の宮城県全体の客室稼働率は60.2%。確認できる施設タイプではビジネスホテルが69.5%、簡易宿所が31.0%で、差は38.5ポイントだった。[1][2][3]

仙台中心部では都市の飲食や交通を使う滞在、秋保・作並・鳴子では湯や食事を含む館内滞在を想定して読む。県平均から近隣ホテルを選ぶ前に、素泊まりと食事付き、単身と複数人、浴場を持つ宿と持たない宿を分けて比較したい。

客室稼働率の分母は、客室数と対象日数による総客室数である。売れた客室の割合と、何人が何泊したかは別の側面を表す。食事付きの和室と素泊まりのシングルを比較するときは、客室定員、食事売上、販売を止めた部屋も並べ、数字の差をそのまま経営の優劣にしない。

統計上の施設タイプ2025年客室稼働率
旅館46.7%
リゾートホテル50.5%
ビジネスホテル69.5%
シティホテル68.9%
簡易宿所31.0%
03

仙台駅・仙台空港から、次の移動までを確かめる

東北新幹線と仙台空港は宮城への主要な入口になる。宿を選ぶときは入口への接続と、松島・温泉地・沿岸への出発のしやすさを一続きで見る。[3]

仙台駅周辺の施設でも、駅のどの出口から歩くか、荷物を預けてからどこへ向かうかで使いやすさは変わる。温泉地では交通案内や送迎と食事の開始時刻、海辺の周遊では翌日の行程を含めて確認すると、地図の距離だけでは見えない商品価値を説明できる。

秋保と作並は仙台市域に含まれるが、県の都市平均に近い営業をするとは限らない。行政界と商圏を使い分け、立地の近さよりも滞在の目的とサービス内容が似る施設を競合として選びたい。

主な商圏・立地候補物件で確認すること
仙台駅・中心部徒歩動線、荷物預かり、朝夕の出発時間
秋保・作並・鳴子温浴・食事・送迎を含む館内滞在
松島・沿岸景観・食と周遊行程の組み合わせ
04

街へ出る客と館内で過ごす客の、必要な運営を分ける

都市型の宿は交通と街の機能、温泉宿は湯と食事が滞在の満足に結びつく。宮城の物件を比較するときは、立地だけでなくどのサービスを施設内で担うかを明確にしたい。[1][3]

温泉旅館では浴場の管理、厨房の能力、送迎と到着時間の関係を点検する。仙台の街なかで食事を外部に委ねる施設なら、遅い到着や早い出発への対応を確認する。レストランを持つ場合は宿泊以外の利用も分け、客室稼働と飲食収益の関係を読む。

承継資料では、客室販売の実績に加えて、宴会、日帰り入浴、食事だけの利用を区別する。温泉や沿岸の食を売る施設は、源泉・設備・仕入れの契約と維持記録を確認し、地域の魅力を運営者変更後も提供できる範囲を具体的にする。

05

統計の対象範囲をそろえて市場を読む

本ページの共通比較は宮城県全域の2025年暦年確定値を採用した。観光庁の宿泊旅行統計と、観光地への入込客数、行政の営業許可施設数は異なる指標であり、足し合わせて市場規模を作ることはできない。[1][2][4][5][6][7]

仙台市の独自集計では、市街地と秋保などの地域を区分する資料がある。宮城県全体の観光庁値と市の値を混ぜず、それぞれの対象施設・期間で読む。松島の観光入込や行事参加者数は、人泊という宿泊単位とは異なる。

延べ宿泊者数は人数と泊数を掛けた規模を表し、同じ人の再訪も含む。外国人は国内に住所を有しない者を基本とし、国籍だけを集計する施設では把握方法に差がある。2026年から調査の層化基準が客室数へ変わっているため、2025年までの推移と新しい月次は調査方法も読み合わせる。

行政上の供給は、2025年3月31日現在の宮城県の許可施設数を別に確認した。旅館・ホテル営業663施設、簡易宿所335施設、下宿18施設の合計は1,016施設。これは年度末のストックで、2025年暦年の泊数・稼働率とは時点も母集団も違う。県行には指定都市・中核市が含まれるため、市の再掲を県へ足さない。

06

周遊先と宿泊先を分け、月次の販売へ結びつける

宮城では、観光先の人気と自館に泊まる理由を分けて記述すると、販売計画が具体的になる。県の月次値から動向を確認し、自館のサービスを選ぶ客の実績へ絞る。[1][3]

2025年の月別延べ宿泊者数は、8月が1,097,020人泊で最多、1月が705,790人泊で最少だった。最多月と最少月は宿泊日数の長さにも左右されるため、そのまま販売の強弱と同一視しない。客室稼働率の最高月は10月の68.2%で、人数と客室の動きを並べると計画の焦点を絞りやすい。

仙台から温泉や海へ出る行程を一度書き出し、どの時間に荷物を置き、どこで夕食を取り、翌朝何をするかを確かめる。その行程に沿って客室、温浴、朝食、送迎の改善を考えれば、地域名の知名度だけに頼らない説明になる。

  • 仙台市域と宮城県全域の統計を区別する
  • 温浴・宴会・飲食の宿泊外売上を分ける
  • 駅・空港と周遊先への移動を時刻で確認する

宿・ホテルの記憶を、次代へ

この土地で続けること。
次の担い手に、つなぐこと。

地域の需要、許可の条件、設備の状態を整理すると、売却・購入・運営の選択肢を具体的に考えられます。ご自身の条件を記録するところからでも、担当者へのご相談からでも始められます。

Questions & answers

よくある質問

宮城県の宿泊市場は、どの商圏から調べればよいですか。

仙台の都市拠点、秋保・作並・鳴子の温泉、松島・沿岸の滞在を分ける。県内の距離が近くても、食事や入浴をどこで提供するかが違えば比較対象は変わる。[3]

県全体の稼働率を候補施設の予測に使えますか。

宮城県全体の2025年客室稼働率60.2%は比較の背景情報である。仙台中心部の素泊まり施設と温泉旅館では、客室定員や付帯売上の構成が違う。県平均は背景資料とし、同じサービスを提供する宿の条件を合わせる。[1][2][3]

秋保や作並の宿泊を、仙台市と別に県へ加算できますか。

どちらも仙台市域に含まれるため、資料の地域内訳が市全体に既に含まれていないかを確認する。地域別の値と全体値を重ねて足すと二重計上になる。[3]

2025年の宿泊統計を運営計画にどうつなげますか。

月次の宿泊量に、観光先、到着経路、食事の有無、館内利用を重ねる。都市ホテルと温泉旅館の機能を整理してから、承継や設備更新の資料へ進む。 本ページは公的な一次資料の再編集で、自社アンケートや施設別の収益査定ではない。[1][3][4]

Sources & scope

出典と、確認した範囲。

編集・構成:TSUNAGU。公的統計、法令、自治体・交通機関等の公表資料を読み合わせた編集記事です。原統計の作成者・許認可の所管機関は各出典に記載しています。独自の実地調査や個別案件の法的判断を示すものではありません。

  1. 宿泊旅行統計調査 2025年1〜12月分(年の確定値)集計結果 ↗

    観光庁|対象:2025年暦年/2026年7月6日公表|確認:2026-10-26

    第2表(延べ宿泊者数)・第4表(施設タイプ別延べ宿泊者数)・第8表(客室稼働率)。都道府県値を使用。各数値のセル番地は本ページ基本表の対象範囲に記載。

  2. 宿泊旅行統計調査に関する用語解説 ↗

    観光庁|対象:2025年集計に付随する用語定義|確認:2026-10-26

    延べ宿泊者数・外国人・施設タイプ・客室稼働率の定義。客室稼働率は利用客室数を総客室数で除した値。

  3. 宮城県|JNTO公式観光案内 ↗

    日本政府観光局(JNTO)|対象:公表日記載なし/確認時点の地域案内|確認:2026-10-27

    地域の観光資源・アクセス・エリア構成。宿泊需要の構成比や施設収益を示す資料ではない。地域特性を踏まえた運営上の論点はTSUNAGUの編集。

  4. 宿泊旅行統計調査の概要 ↗

    観光庁|対象:2025年調査の概要|確認:2026-10-26

    調査対象は旅館業法許可施設。従業者規模で全数・標本調査を区分。施設数の行政許可件数とは母集団・推計方法が異なる。

  5. 宿泊旅行統計調査の調査見直しについて ↗

    観光庁|対象:2026年1月分から適用|確認:2026-10-26

    層化基準を従業者数から客室数に変更。2025年年計と2026年月次を無条件に連結しない根拠。

  6. 令和6年度 衛生行政報告例 第8表 旅館・ホテル営業の施設数・客室数及び簡易宿所・下宿営業の施設数等 ↗

    厚生労働省(e-Stat)|対象:2024年度末=2025年3月31日現在/e-Stat更新2026年9月28日|確認:2026-10-27

    行政報告に基づく年度末の許可施設ストック。都道府県行は指定都市・中核市を含み、市は再掲。年間の営業許可件数というフローとは別。旅館・ホテル、簡易宿所、下宿を扱い、住宅宿泊事業の届出住宅数は含まない。

  7. 令和7年 仙台市観光統計基礎データ ↗

    仙台市|対象:2025年暦年|確認:2026-10-27

    旧仙台・泉・秋保・宮城の地区区分と市全体の関係。県全域とは別集計。

掲載写真

Miyagi Naruko-kyo in autumn xl.jpg ↗

写真:T-KIMURA / CC BY 4.0 / 2015年10月

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。