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山形県・天山橋から上流方向を望む立谷川

TSUNAGU — HOSPITALITY MARKET

山形県

山形県のホテル・宿泊市場

内陸の鉄道軸、雪と湯の滞在、日本海側の文化と食を、異なる商圏として整理する。

Photo: Suz-b / CC BY-SA 3.0 · 撮影年月の記載なし
2025年・山形県の延べ宿泊
4,739,560人泊
2025年・山形県の客室稼働率
50.3%
2025/3/31・山形県の許可施設数
1,007施設(旅館業3区分)

Context, with sources

数字から、宿のある地域を読む。

山形県のホテル・旅館を検討する際は、県全体の宿泊量と、実際に競争する商圏を重ねて読むことが出発点になる。2025年確定値の延べ宿泊者数は4,739,560人泊、全体の客室稼働率は50.3%だった。

山形県の旅は、蔵王の雪と温泉、山寺の風景、銀山の温泉街、米沢、鶴岡・酒田の文化と食へ広がる。内陸と庄内にはそれぞれ入口があり、県平均だけでは宿の位置づけを説明しきれない。どこで何をして一夜を過ごすかから市場を読む。

At a glance

ひと目でわかる、山形県のホテル・宿泊市場。

要点・対象時点・確認範囲
項目確認できる内容対象時点・範囲
旅館業の営業許可施設数(3区分合計)1,007施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山形県。第8表CSVレコード13(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。B列+D列+E列をTSUNAGUが合計。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の施設数737施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山形県。第8表CSVレコード13(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
簡易宿所営業の施設数270施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山形県。第8表CSVレコード13(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
下宿営業の施設数0施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山形県。第8表CSVレコード13(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の客室数18,918室[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山形県。第8表CSVレコード13(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
延べ宿泊者数4,739,560人泊[1]2025年1〜12月(年確定値)
山形県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 06山形県行、B13セル。単位:人泊。
外国人延べ宿泊者数312,560人泊[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山形県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 06山形県行、Q13セル。単位:人泊。国内に住所を有しない外国人を基本とする。
外国人宿泊の構成比6.6%[1]2025年1〜12月(年確定値)
山形県の第2表(年計)Q13÷B13×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊した旅行者の実人数の割合ではない。
全体の客室稼働率50.3%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山形県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 06山形県行、B13セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
旅館の客室稼働率40.2%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山形県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 06山形県行、Q13セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
リゾートホテルの客室稼働率34.2%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山形県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 06山形県行、R13セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
ビジネスホテルの客室稼働率69.0%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山形県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 06山形県行、S13セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
シティホテルの客室稼働率58.2%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山形県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 06山形県行、T13セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
簡易宿所の客室稼働率18.7%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山形県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 06山形県行、U13セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
月別延べ宿泊者数の最多月8月/536,570人泊[1]2025年1〜12月の比較
山形県。各月第2表B列の比較、最多は『第2表(8月)』B13。同じ年の確定値。月の日数を調整しない人数合計。
月別客室稼働率の最高月8月/58.3%[1]2025年1〜12月の比較
山形県。各月第8表B列比較、最高は『第8表(8月)』B13。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中最多)ビジネスホテル/2,019,220人泊[1]2025年暦年・確定値
山形県。原Excel『第4表(年計)』 06山形県行、E13セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中2番目)旅館/1,721,410人泊[1]2025年暦年・確定値
山形県。原Excel『第4表(年計)』 06山形県行、C13セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
ビジネスホテルの人泊構成比(全体を分母に計算)42.6%[1][2]2025年暦年・確定値
山形県。第4表(年計)E13÷第2表(年計)B13×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊客本人の旅行目的割合ではない。

掲載表の出典・対象範囲をJSONで保存 →

01

内陸・温泉・庄内で、滞在を選ぶ理由が変わる

山形では、都市の拠点、温泉地、雪や山の活動、日本海側の文化周遊を分けて見る。蔵王と銀山は同じ温泉でも旅程や街の使い方が異なり、一つの温泉市場として一括しないほうが施設の特徴が見える。[1][2][3]

山形県の2025年延べ宿泊者数は4,739,560人泊、うち外国人は312,560人泊。外国人の構成比は同じ原表から計算すると6.6%になる。この比率は地域全体の泊数構成であり、個々のホテルで必要になる言語対応や販売先の割合は、施設自身の予約記録で確かめたい。

山寺を訪れる人、蔵王の雪景色を見る人、庄内の食を味わう人では、旅の時間配分が変わる。観光地を訪ねるだけで県内に泊まるとは限らないため、候補施設の夕食、入浴、翌朝の活動がどの旅行者を支えているかを確かめる必要がある。

旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の掲載5区分では、ビジネスホテルの延べ宿泊が2,019,220人泊で最も多く、次いで旅館が1,721,410人泊だった。ビジネスホテルの泊数は県全体の42.6%に当たる。施設タイプは旅行者本人の目的を直接調べた区分ではないため、この構成から観光・業務の人数比率は断定しない。宿泊量の大きさと客室稼働率を並べ、候補施設に近い営業の比較へ進みたい。

02

施設タイプ別の稼働率から、比較相手を絞る

2025年の山形県全体の客室稼働率は50.3%。確認できる施設タイプではビジネスホテルが69.0%、簡易宿所が18.7%で、差は50.3ポイントだった。[1][2][3]

蔵王の活動客に向けた施設は用具や乾燥、温泉街の旅館は食事と湯、山形市のホテルは都市への接続を比較点にできる。庄内の周遊拠点は車や空港からの行程も含め、部屋の販売条件が似る宿同士で稼働率を読む。

客室稼働率の分母は、客室数と対象日数による総客室数である。売れた客室の割合と、何人が何泊したかは別の側面を表す。食事付きの和室と素泊まりのシングルを比較するときは、客室定員、食事売上、販売を止めた部屋も並べ、数字の差をそのまま経営の優劣にしない。

統計上の施設タイプ2025年客室稼働率
旅館40.2%
リゾートホテル34.2%
ビジネスホテル69.0%
シティホテル58.2%
簡易宿所18.7%
03

山形新幹線の内陸軸と、庄内の入口を使い分ける

山形新幹線は内陸の入口になり、県には山形・庄内の空港もある。目的地への移動を考える際は、県の入口と最終的な宿泊地を分けて地図に置きたい。[3]

山形市・米沢などの都市と、蔵王や銀山の宿では、駅を出た後の行程が異なる。庄内へ向かう旅も同じ移動時間で扱わず、荷物を持った乗り継ぎ、車の利用、到着から夕食までの余裕を確認する。交通の説明は時刻表の確認日とともに更新する必要がある。

銀山の温泉街を見た後に別の地域へ泊まる人も想定されるため、観光先の知名度だけで宿泊商圏を決めない。自館に泊まる利点を、街歩きの時間、湯に入る時間、早朝の出発のしやすさなど具体的な行程で説明したい。

主な商圏・立地候補物件で確認すること
山形市・米沢の内陸軸新幹線駅と都市滞在、周遊への接続
蔵王・銀山などの温泉地活動・散策と食事・入浴の提供時間
鶴岡・酒田を含む庄内空港・車の入口と文化・食の周遊
04

雪の季節と館内サービスを、一つの収支で確かめる

蔵王など雪を目的に滞在する宿では、客室販売の前後に用具管理や乾燥、移動案内がある。温泉旅館は湯と厨房の運営も商品に含まれるため、稼働率の数値だけで判断しない。[1][3]

暖房、浴場の熱源、除雪、食事の仕込みと提供を部門ごとに確認する。景観のある小さな温泉街なら、建物内の快適さだけでなく、荷物の搬入や送迎、周囲を歩く案内が体験に影響する。必要な費用は候補宿の設備と取引記録から積み上げたい。

承継時は、季節による営業内容の切り替え、地域の仕入れ、温泉・設備の保守、送迎の担い手を整理する。庄内の食を売る宿も、食材名だけでは継続条件が見えない。献立、厨房能力、調達の記録を読み、経営者の個人的な関係へ依存する業務を把握する。

05

統計の対象範囲をそろえて市場を読む

本ページの共通比較は山形県全域の2025年暦年確定値を採用した。観光庁の宿泊旅行統計と、観光地への入込客数、行政の営業許可施設数は異なる指標であり、足し合わせて市場規模を作ることはできない。[1][2][4][5][6]

県の宿泊統計と、蔵王・山寺・銀山など観光地点の来訪者数は集計対象が異なる。内陸と庄内を分けた地域資料を使う場合も、対象自治体と期間を確認する。観光地の知名度や来訪の増加を、そのまま県内全施設の稼働改善と結びつけない。

延べ宿泊者数は人数と泊数を掛けた規模を表し、同じ人の再訪も含む。外国人は国内に住所を有しない者を基本とし、国籍だけを集計する施設では把握方法に差がある。2026年から調査の層化基準が客室数へ変わっているため、2025年までの推移と新しい月次は調査方法も読み合わせる。

行政上の供給は、2025年3月31日現在の山形県の許可施設数を別に確認した。旅館・ホテル営業737施設、簡易宿所270施設、下宿0施設の合計は1,007施設。これは年度末のストックで、2025年暦年の泊数・稼働率とは時点も母集団も違う。県行には指定都市・中核市が含まれるため、市の再掲を県へ足さない。

06

滞在目的と月次実績を結び、季節の計画を作る

山形の検討では、雪・温泉街・文化周遊のどの商品を提供するかを先に整理する。月別の宿泊量を背景に、自館の営業日とサービスの切り替えを照合したい。[1][3]

2025年の月別延べ宿泊者数は、8月が536,570人泊で最多、4月が322,820人泊で最少だった。最多月と最少月は宿泊日数の長さにも左右されるため、そのまま販売の強弱と同一視しない。客室稼働率の最高月は8月の58.3%で、人数と客室の動きを並べると計画の焦点を絞りやすい。

冬の活動客には用具と早い出発、温泉街の散策客にはチェックイン前後の荷物、庄内周遊には食事と移動の組み立てが論点になる。季節の写真を変えるだけでなく、客室の使い方や館内サービスまで商品と一致させることが改善の出発点になる。

  • 内陸と庄内の入口・旅程を分けて確認する
  • 雪の活動と温泉旅館の設備費を分解する
  • 観光地点の来訪と自館の泊数を区別する

宿・ホテルの記憶を、次代へ

この土地で続けること。
次の担い手に、つなぐこと。

地域の需要、許可の条件、設備の状態を整理すると、売却・購入・運営の選択肢を具体的に考えられます。ご自身の条件を記録するところからでも、担当者へのご相談からでも始められます。

Questions & answers

よくある質問

山形県の宿泊市場は、どの商圏から調べればよいですか。

山形市・米沢の内陸軸、蔵王や銀山の温泉地、鶴岡・酒田を含む庄内を分ける。宿泊の目的と入口が似る施設を比較対象にすると、県平均との差を説明しやすい。[3]

県全体の稼働率を候補施設の予測に使えますか。

山形県全体の2025年客室稼働率50.3%は比較の背景情報である。雪の活動を受け止める宿、温泉街の旅館、都市型ホテルでは営業日や館内サービスが異なる。客室定員、食事、浴場、連泊の条件をそろえて評価する。[1][2][3]

銀山温泉を訪れた人は、すべて温泉街の宿泊客ですか。

観光地点への来訪と宿泊は別の行動である。温泉街に泊まる人以外も含まれうるため、来訪者数から宿泊施設の泊数や売上を直接計算しない。[3]

2025年の宿泊統計を運営計画にどうつなげますか。

月次の泊数と稼働率を読み、候補施設の雪・湯・食・移動への対応を記録と照合する。どの季節にどの滞在を提供するかを明確にして設備と収支へ進む。 本ページは公的な一次資料の再編集で、自社アンケートや施設別の収益査定ではない。[1][3][4]

Sources & scope

出典と、確認した範囲。

編集・構成:TSUNAGU。公的統計、法令、自治体・交通機関等の公表資料を読み合わせた編集記事です。原統計の作成者・許認可の所管機関は各出典に記載しています。独自の実地調査や個別案件の法的判断を示すものではありません。

  1. 宿泊旅行統計調査 2025年1〜12月分(年の確定値)集計結果 ↗

    観光庁|対象:2025年暦年/2026年7月6日公表|確認:2026-10-26

    第2表(延べ宿泊者数)・第4表(施設タイプ別延べ宿泊者数)・第8表(客室稼働率)。都道府県値を使用。各数値のセル番地は本ページ基本表の対象範囲に記載。

  2. 宿泊旅行統計調査に関する用語解説 ↗

    観光庁|対象:2025年集計に付随する用語定義|確認:2026-10-26

    延べ宿泊者数・外国人・施設タイプ・客室稼働率の定義。客室稼働率は利用客室数を総客室数で除した値。

  3. 山形県|JNTO公式観光案内 ↗

    日本政府観光局(JNTO)|対象:公表日記載なし/確認時点の地域案内|確認:2026-10-27

    地域の観光資源・アクセス・エリア構成。宿泊需要の構成比や施設収益を示す資料ではない。地域特性を踏まえた運営上の論点はTSUNAGUの編集。

  4. 宿泊旅行統計調査の概要 ↗

    観光庁|対象:2025年調査の概要|確認:2026-10-26

    調査対象は旅館業法許可施設。従業者規模で全数・標本調査を区分。施設数の行政許可件数とは母集団・推計方法が異なる。

  5. 宿泊旅行統計調査の調査見直しについて ↗

    観光庁|対象:2026年1月分から適用|確認:2026-10-26

    層化基準を従業者数から客室数に変更。2025年年計と2026年月次を無条件に連結しない根拠。

  6. 令和6年度 衛生行政報告例 第8表 旅館・ホテル営業の施設数・客室数及び簡易宿所・下宿営業の施設数等 ↗

    厚生労働省(e-Stat)|対象:2024年度末=2025年3月31日現在/e-Stat更新2026年9月28日|確認:2026-10-27

    行政報告に基づく年度末の許可施設ストック。都道府県行は指定都市・中核市を含み、市は再掲。年間の営業許可件数というフローとは別。旅館・ホテル、簡易宿所、下宿を扱い、住宅宿泊事業の届出住宅数は含まない。

掲載写真

Tachiyagawa River, Yamagata-City and Tendo-City.jpg ↗

写真:Suz-b / CC BY-SA 3.0 / 撮影年月の記載なし

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。

本ページに含まれる当該写真の加工版も、配布元と同じCC BY-SA 3.0の条件で再利用できます。