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山口県萩市・市街地と日本海の眺め

TSUNAGU — HOSPITALITY MARKET

山口県

山口県のホテル・宿泊市場

新山口・下関の交通、城下町、海の食と自然景観を、宿泊の役割から整理する。

Photo: 上条ジョー / Public domain · 2010年11月
2025年・山口県の延べ宿泊
3,716,360人泊
2025年・山口県の客室稼働率
57.0%
2025/3/31・山口県の許可施設数
797施設(旅館業3区分)

Context, with sources

数字から、宿のある地域を読む。

山口県のホテル・旅館を検討する際は、県全体の宿泊量と、実際に競争する商圏を重ねて読むことが出発点になる。2025年確定値の延べ宿泊者数は3,716,360人泊、全体の客室稼働率は57.0%だった。

山口県には萩の城下町と焼物、下関の食、秋吉台・秋芳洞、海岸と温泉などがある。新幹線で入る地点と旅の主な目的地が同じとは限らず、都市の拠点と周遊の宿では必要な運営も違う。

At a glance

ひと目でわかる、山口県のホテル・宿泊市場。

要点・対象時点・確認範囲
項目確認できる内容対象時点・範囲
旅館業の営業許可施設数(3区分合計)797施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山口県。第8表CSVレコード42(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。B列+D列+E列をTSUNAGUが合計。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の施設数552施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山口県。第8表CSVレコード42(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
簡易宿所営業の施設数241施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山口県。第8表CSVレコード42(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
下宿営業の施設数4施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山口県。第8表CSVレコード42(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の客室数17,499室[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山口県。第8表CSVレコード42(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
延べ宿泊者数3,716,360人泊[1]2025年1〜12月(年確定値)
山口県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 35山口県行、B42セル。単位:人泊。
外国人延べ宿泊者数162,210人泊[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山口県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 35山口県行、Q42セル。単位:人泊。国内に住所を有しない外国人を基本とする。
外国人宿泊の構成比4.4%[1]2025年1〜12月(年確定値)
山口県の第2表(年計)Q42÷B42×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊した旅行者の実人数の割合ではない。
全体の客室稼働率57.0%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山口県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 35山口県行、B42セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
旅館の客室稼働率42.1%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山口県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 35山口県行、Q42セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
リゾートホテルの客室稼働率60.2%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山口県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 35山口県行、R42セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
ビジネスホテルの客室稼働率66.7%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山口県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 35山口県行、S42セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
シティホテルの客室稼働率60.2%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山口県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 35山口県行、T42セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
簡易宿所の客室稼働率17.9%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山口県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 35山口県行、U42セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
月別延べ宿泊者数の最多月8月/377,170人泊[1]2025年1〜12月の比較
山口県。各月第2表B列の比較、最多は『第2表(8月)』B42。同じ年の確定値。月の日数を調整しない人数合計。
月別客室稼働率の最高月11月/63.9%[1]2025年1〜12月の比較
山口県。各月第8表B列比較、最高は『第8表(11月)』B42。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中最多)ビジネスホテル/2,245,040人泊[1]2025年暦年・確定値
山口県。原Excel『第4表(年計)』 35山口県行、E42セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中2番目)旅館/944,850人泊[1]2025年暦年・確定値
山口県。原Excel『第4表(年計)』 35山口県行、C42セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
ビジネスホテルの人泊構成比(全体を分母に計算)60.4%[1][2]2025年暦年・確定値
山口県。第4表(年計)E42÷第2表(年計)B42×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊客本人の旅行目的割合ではない。

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01

新山口・下関の拠点と、歴史・自然・食の滞在

山口では、鉄道の都市拠点、萩などの歴史周遊、海辺の食や自然を目的にする滞在を分ける。観光地点の来訪者がどこに泊まるかを別に確認し、県全域を一つの駅勢圏として扱わない。[1][2][3]

山口県の2025年延べ宿泊者数は3,716,360人泊、うち外国人は162,210人泊。外国人の構成比は同じ原表から計算すると4.4%になる。この比率は地域全体の泊数構成であり、個々のホテルで必要になる言語対応や販売先の割合は、施設自身の予約記録で確かめたい。

城下町を歩く人、秋芳洞など自然を訪ねる人、下関の食を楽しむ人では、車や鉄道の使い方と食事の時間が変わる。候補宿の予約から前後の行程、人数、連泊を読み、観光資源の知名度だけで年間の販売を説明しないようにしたい。

旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の掲載5区分では、ビジネスホテルの延べ宿泊が2,245,040人泊で最も多く、次いで旅館が944,850人泊だった。ビジネスホテルの泊数は県全体の60.4%に当たる。施設タイプは旅行者本人の目的を直接調べた区分ではないため、この構成から観光・業務の人数比率は断定しない。宿泊量の大きさと客室稼働率を並べ、候補施設に近い営業の比較へ進みたい。

02

施設タイプ別の稼働率から、比較相手を絞る

2025年の山口県全体の客室稼働率は57.0%。確認できる施設タイプではビジネスホテルが66.7%、簡易宿所が17.9%で、差は48.8ポイントだった。[1][2][3]

都市ホテルと温泉・海辺の旅館、文化周遊の宿では定員と付帯部門が異なる。食事を売る宿は厨房と仕入れ、館内に留まる宿は温浴、都市の宿は到着・出発を、客室稼働と同じ時期の実績で確認する。

客室稼働率の分母は、客室数と対象日数による総客室数である。売れた客室の割合と、何人が何泊したかは別の側面を表す。食事付きの和室と素泊まりのシングルを比較するときは、客室定員、食事売上、販売を止めた部屋も並べ、数字の差をそのまま経営の優劣にしない。

統計上の施設タイプ2025年客室稼働率
旅館42.1%
リゾートホテル60.2%
ビジネスホテル66.7%
シティホテル60.2%
簡易宿所17.9%
03

新幹線の駅・空港から、城下町や海岸へ進む

新山口や新下関などの新幹線、空港は県への入口になる。萩や自然景観、海辺の宿までの現地移動を加えて、到着と翌日の行程を確認したい。[3]

駅の便利さがそのまま県内すべての宿の条件にはならない。車なら駐車と周遊、鉄道やバスなら乗り換えと荷物、送迎なら提供時刻を確かめる。温泉や食事付きの施設では、到着時刻と夕食の受付を一組にして見る必要がある。

下関の都市・港、山口周辺の都市軸、萩の城下町と海岸、自然の目的地を区分する。観光先が旅程でつながっていても、宿が担う夜のサービスが違えば比較条件は変わる。所在地だけでなく一泊の役割で競合を選びたい。

主な商圏・立地候補物件で確認すること
新山口・都市の鉄道軸入口と前後泊、出発の動線
下関・海辺食、港と街、複数人の滞在
萩・秋吉台などの周遊歴史と自然、車・荷物・食事
04

海の食と温浴、周遊の時間を部門で読む

山口の施設では、食と湯を宿内で提供するか、周遊の前後を支えるかを整理したい。客室販売だけでは見えない厨房、温浴、送迎の能力も評価に含める。[1][3]

料理を強みにする宿は仕入れと献立、厨房の能力、飲食と宿泊の区分を確認する。温泉旅館は熱源と保守、都市型は清掃と到着時刻、車の周遊を受ける宿は駐車と荷物を点検する。必要費用は候補施設の請求と作業記録から積み上げたい。

承継では、温泉利用、食材、清掃、送迎、設備保守の契約と担当者を整理する。料理や地域案内が経営者の経験に依存していないかも確認する。周囲の歴史や自然の魅力と、次の運営が提供するサービスの範囲を別に確かめる必要がある。

05

統計の対象範囲をそろえて市場を読む

本ページの共通比較は山口県全域の2025年暦年確定値を採用した。観光庁の宿泊旅行統計と、観光地への入込客数、行政の営業許可施設数は異なる指標であり、足し合わせて市場規模を作ることはできない。[1][2][4][5][6]

山口県の泊数は県内すべての商圏を含む背景指標である。洞窟や城下町の観光入込、港や空港の人数は人泊ではない。下関など市域の資料を使う場合は県全体と区別し、観光先を巡った人数の重複にも留意する。

延べ宿泊者数は人数と泊数を掛けた規模を表し、同じ人の再訪も含む。外国人は国内に住所を有しない者を基本とし、国籍だけを集計する施設では把握方法に差がある。2026年から調査の層化基準が客室数へ変わっているため、2025年までの推移と新しい月次は調査方法も読み合わせる。

行政上の供給は、2025年3月31日現在の山口県の許可施設数を別に確認した。旅館・ホテル営業552施設、簡易宿所241施設、下宿4施設の合計は797施設。これは年度末のストックで、2025年暦年の泊数・稼働率とは時点も母集団も違う。県行には指定都市・中核市が含まれるため、市の再掲を県へ足さない。

06

入口と一泊の目的を決め、月次へつなぐ

山口では、都市の前後泊、歴史周遊、海と食、温泉のどれを支えるかを先に決めると比較が具体化する。県の月次を背景に、候補宿の人数、食事、移動の記録を確認したい。[1][3]

2025年の月別延べ宿泊者数は、8月が377,170人泊で最多、1月が257,280人泊で最少だった。最多月と最少月は宿泊日数の長さにも左右されるため、そのまま販売の強弱と同一視しない。客室稼働率の最高月は11月の63.9%で、人数と客室の動きを並べると計画の焦点を絞りやすい。

新幹線の前後泊なら朝の交通、萩なら街歩き、海辺なら夕食、自然の周遊なら車の行程を描く。月の好調だけでなく通常日の販売と設備整備を読み、地域の魅力を届ける業務と更新の順序を決めることが大切になる。

  • 新幹線の入口と目的地の最終移動を分ける
  • 海の食と宿泊の部門別実績を読む
  • 観光入込と人泊、県と市を区別する

宿・ホテルの記憶を、次代へ

この土地で続けること。
次の担い手に、つなぐこと。

地域の需要、許可の条件、設備の状態を整理すると、売却・購入・運営の選択肢を具体的に考えられます。ご自身の条件を記録するところからでも、担当者へのご相談からでも始められます。

Questions & answers

よくある質問

山口県の宿泊市場は、どの商圏から調べればよいですか。

都市の鉄道軸、下関の食と街、萩などの歴史、秋吉台など自然の周遊を分ける。入口と一泊の役割、食事の条件が似る施設で比較する。[3]

県全体の稼働率を候補施設の予測に使えますか。

山口県全体の2025年客室稼働率57.0%は比較の背景情報である。食事付き旅館と都市型では厨房と温浴、客室定員が違う。稼働に人数と付帯売上、維持費を合わせて読む。[1][2][3]

秋芳洞などの来訪者数を宿泊人数にできますか。

日帰りや他地域への宿泊を含みうるため、観光地点の来訪は人泊と一致しない。候補宿に泊まった実績と前後の行程を別に確認する。[3]

2025年の宿泊統計を運営計画にどうつなげますか。

県の月次を背景に都市・歴史・食・温泉の役割へ絞る。交通と食事、温浴、清掃の記録を合わせ、継続できる一泊の商品を確かめる。 本ページは公的な一次資料の再編集で、自社アンケートや施設別の収益査定ではない。[1][3][4]

Sources & scope

出典と、確認した範囲。

編集・構成:TSUNAGU。公的統計、法令、自治体・交通機関等の公表資料を読み合わせた編集記事です。原統計の作成者・許認可の所管機関は各出典に記載しています。独自の実地調査や個別案件の法的判断を示すものではありません。

  1. 宿泊旅行統計調査 2025年1〜12月分(年の確定値)集計結果 ↗

    観光庁|対象:2025年暦年/2026年7月6日公表|確認:2026-10-26

    第2表(延べ宿泊者数)・第4表(施設タイプ別延べ宿泊者数)・第8表(客室稼働率)。都道府県値を使用。各数値のセル番地は本ページ基本表の対象範囲に記載。

  2. 宿泊旅行統計調査に関する用語解説 ↗

    観光庁|対象:2025年集計に付随する用語定義|確認:2026-10-26

    延べ宿泊者数・外国人・施設タイプ・客室稼働率の定義。客室稼働率は利用客室数を総客室数で除した値。

  3. 山口県|JNTO公式観光案内 ↗

    日本政府観光局(JNTO)|対象:公表日記載なし/確認時点の地域案内|確認:2026-10-27

    地域の観光資源・アクセス・エリア構成。宿泊需要の構成比や施設収益を示す資料ではない。地域特性を踏まえた運営上の論点はTSUNAGUの編集。

  4. 宿泊旅行統計調査の概要 ↗

    観光庁|対象:2025年調査の概要|確認:2026-10-26

    調査対象は旅館業法許可施設。従業者規模で全数・標本調査を区分。施設数の行政許可件数とは母集団・推計方法が異なる。

  5. 宿泊旅行統計調査の調査見直しについて ↗

    観光庁|対象:2026年1月分から適用|確認:2026-10-26

    層化基準を従業者数から客室数に変更。2025年年計と2026年月次を無条件に連結しない根拠。

  6. 令和6年度 衛生行政報告例 第8表 旅館・ホテル営業の施設数・客室数及び簡易宿所・下宿営業の施設数等 ↗

    厚生労働省(e-Stat)|対象:2024年度末=2025年3月31日現在/e-Stat更新2026年9月28日|確認:2026-10-27

    行政報告に基づく年度末の許可施設ストック。都道府県行は指定都市・中核市を含み、市は再掲。年間の営業許可件数というフローとは別。旅館・ホテル、簡易宿所、下宿を扱い、住宅宿泊事業の届出住宅数は含まない。

掲載写真

Hagi city.jpg ↗

写真:上条ジョー / Public domain / 2010年11月

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。