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山梨県・夕暮れの山中湖

TSUNAGU — HOSPITALITY MARKET

山梨県

山梨県のホテル・宿泊市場

富士山麓、甲府周辺、果樹とワイン、高原の滞在を入口と客室の使い方から読む。

Photo: Σ64 / CC BY 3.0 · 2014年8月
2025年・山梨県の延べ宿泊
9,935,970人泊
2025年・山梨県の客室稼働率
43.8%
2025/3/31・山梨県の許可施設数
3,412施設(旅館業3区分)

Context, with sources

数字から、宿のある地域を読む。

山梨県のホテル・旅館を検討する際は、県全体の宿泊量と、実際に競争する商圏を重ねて読むことが出発点になる。2025年確定値の延べ宿泊者数は9,935,970人泊、全体の客室稼働率は43.8%だった。

山梨県には富士山と富士五湖、果樹園やワイナリー、甲府周辺の街、山と湖の滞在がある。景観を楽しむ宿と都市を拠点にする宿では、同じ県統計の中でも客室の使い方が異なる。何を目的に、どの行程で泊まるかを確かめたい。

At a glance

ひと目でわかる、山梨県のホテル・宿泊市場。

要点・対象時点・確認範囲
項目確認できる内容対象時点・範囲
旅館業の営業許可施設数(3区分合計)3,412施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山梨県。第8表CSVレコード26(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。B列+D列+E列をTSUNAGUが合計。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の施設数1,325施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山梨県。第8表CSVレコード26(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
簡易宿所営業の施設数2,080施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山梨県。第8表CSVレコード26(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
下宿営業の施設数7施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山梨県。第8表CSVレコード26(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の客室数27,243室[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
山梨県。第8表CSVレコード26(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
延べ宿泊者数9,935,970人泊[1]2025年1〜12月(年確定値)
山梨県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 19山梨県行、B26セル。単位:人泊。
外国人延べ宿泊者数2,750,510人泊[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山梨県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 19山梨県行、Q26セル。単位:人泊。国内に住所を有しない外国人を基本とする。
外国人宿泊の構成比27.7%[1]2025年1〜12月(年確定値)
山梨県の第2表(年計)Q26÷B26×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊した旅行者の実人数の割合ではない。
全体の客室稼働率43.8%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山梨県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 19山梨県行、B26セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
旅館の客室稼働率34.4%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山梨県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 19山梨県行、Q26セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
リゾートホテルの客室稼働率63.5%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山梨県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 19山梨県行、R26セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
ビジネスホテルの客室稼働率73.2%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山梨県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 19山梨県行、S26セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
シティホテルの客室稼働率50.2%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山梨県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 19山梨県行、T26セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
簡易宿所の客室稼働率17.4%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
山梨県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 19山梨県行、U26セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
月別延べ宿泊者数の最多月8月/1,552,870人泊[1]2025年1〜12月の比較
山梨県。各月第2表B列の比較、最多は『第2表(8月)』B26。同じ年の確定値。月の日数を調整しない人数合計。
月別客室稼働率の最高月8月/60.5%[1]2025年1〜12月の比較
山梨県。各月第8表B列比較、最高は『第8表(8月)』B26。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中最多)旅館/3,086,130人泊[1]2025年暦年・確定値
山梨県。原Excel『第4表(年計)』 19山梨県行、C26セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中2番目)リゾートホテル/2,852,200人泊[1]2025年暦年・確定値
山梨県。原Excel『第4表(年計)』 19山梨県行、D26セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
旅館の人泊構成比(全体を分母に計算)31.1%[1][2]2025年暦年・確定値
山梨県。第4表(年計)C26÷第2表(年計)B26×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊客本人の旅行目的割合ではない。

掲載表の出典・対象範囲をJSONで保存 →

01

富士山麓の景観、甲府の拠点、食と高原の滞在

山梨の市場は、富士五湖を主目的にする旅と、甲府周辺や果樹・ワイン、山の滞在を分けて読む。富士山への来訪と県内の宿泊を同一視せず、実際の宿泊地と日程を確認する。[1][2][3]

山梨県の2025年延べ宿泊者数は9,935,970人泊、うち外国人は2,750,510人泊。外国人の構成比は同じ原表から計算すると27.7%になる。この比率は地域全体の泊数構成であり、個々のホテルで必要になる言語対応や販売先の割合は、施設自身の予約記録で確かめたい。

山を登る行程と湖畔で景観を楽しむ行程、食やワインを訪ねる行程では、必要な出発時刻と宿内の時間が変わる。外国人の県全体の構成比を個別ホテルの客層とせず、自館の同行人数、連泊、交通手段から必要な案内と販売を考えたい。

旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の掲載5区分では、旅館の延べ宿泊が3,086,130人泊で最も多く、次いでリゾートホテルが2,852,200人泊だった。旅館の泊数は県全体の31.1%に当たる。施設タイプは旅行者本人の目的を直接調べた区分ではないため、この構成から観光・業務の人数比率は断定しない。宿泊量の大きさと客室稼働率を並べ、候補施設に近い営業の比較へ進みたい。

02

施設タイプ別の稼働率から、比較相手を絞る

2025年の山梨県全体の客室稼働率は43.8%。確認できる施設タイプではビジネスホテルが73.2%、簡易宿所が17.4%で、差は55.8ポイントだった。[1][2][3]

湖畔のリゾート、温泉旅館、甲府の都市ホテルでは食事や入浴、部屋の定員が違う。景観のある部屋とそうでない部屋の販売区分、複数人利用、連泊清掃を読み、稼働率だけで商品の価値を測らないことが重要になる。

客室稼働率の分母は、客室数と対象日数による総客室数である。売れた客室の割合と、何人が何泊したかは別の側面を表す。食事付きの和室と素泊まりのシングルを比較するときは、客室定員、食事売上、販売を止めた部屋も並べ、数字の差をそのまま経営の優劣にしない。

統計上の施設タイプ2025年客室稼働率
旅館34.4%
リゾートホテル63.5%
ビジネスホテル73.2%
シティホテル50.2%
簡易宿所17.4%
03

新宿側の鉄道・バスと、現地の周遊を組み合わせる

山梨への入口には新宿側からの鉄道・高速バス、車などがある。県内の目的地を一つの到着駅でまとめず、甲府側と富士五湖側の行程を分けて確認したい。[3]

湖畔や山側の宿では、鉄道駅やバスの到着点から最後にどう動くかが重要になる。ワインや食を楽しむ行程も、車を運転する人の移動と切り離せない。宿の送迎、荷物、食事の時刻を実際の交通と照合して説明する必要がある。

同じ富士山を眺める宿でも、湖や最寄りの交通、眺望の条件が異なる。甲府の都市型の便利さを景観型と同じ物差しにせず、宿から訪問先へ出る時間、館内で過ごす時間を軸に競合を選びたい。

主な商圏・立地候補物件で確認すること
富士五湖・富士山麓景観、活動の出発、複数人と荷物
甲府・果樹・ワインの地域都市の入口と食を巡る移動
山・高原の滞在地域季節の行程、連泊、休息と食事
04

景観と食を、客室の販売と運営へ結びつける

山梨の宿では、景色を見る時間、山へ出る時間、食を楽しむ時間のどれを提供するかが重要になる。写真で示す魅力と、実際に部屋や食事で届けられる内容を一致させたい。[1][3]

景観の部屋を持つ施設は部屋ごとの販売と定員、山の活動客を受け止める施設は荷物・乾燥・早朝対応を確認する。温泉や食事を含む宿では浴場の熱源、厨房、送迎の実費を読み、部屋の改装が他の部門の能力と釣り合うかを点検する。

承継では、温泉利用、設備保守、食材やワインの仕入れ、送迎・体験の契約を整理する。景観は立地の魅力だが、眺望を売り分ける客室区分や料理を提供する人員は別の継続条件になる。広告と実際の提供範囲を記録で確かめたい。

05

統計の対象範囲をそろえて市場を読む

本ページの共通比較は山梨県全域の2025年暦年確定値を採用した。観光庁の宿泊旅行統計と、観光地への入込客数、行政の営業許可施設数は異なる指標であり、足し合わせて市場規模を作ることはできない。[1][2][4][5][6]

山梨県の泊数と、富士山の登山者数、湖畔や観光施設への来訪は異なる指標である。富士山を挟む静岡県の値も同じ地域として足さない。富士五湖などの広域資料は含まれる自治体と対象施設を確認して使う。

延べ宿泊者数は人数と泊数を掛けた規模を表し、同じ人の再訪も含む。外国人は国内に住所を有しない者を基本とし、国籍だけを集計する施設では把握方法に差がある。2026年から調査の層化基準が客室数へ変わっているため、2025年までの推移と新しい月次は調査方法も読み合わせる。

行政上の供給は、2025年3月31日現在の山梨県の許可施設数を別に確認した。旅館・ホテル営業1,325施設、簡易宿所2,080施設、下宿7施設の合計は3,412施設。これは年度末のストックで、2025年暦年の泊数・稼働率とは時点も母集団も違う。県行には指定都市・中核市が含まれるため、市の再掲を県へ足さない。

06

一泊の時間配分から、月別の販売と設備を読む

山梨では、景観、活動、食のどれを中心に滞在を組むかを先に決めると検討が具体化する。県の月次値と、自館の客室区分、人数、連泊、食事を組み合わせたい。[1][3]

2025年の月別延べ宿泊者数は、8月が1,552,870人泊で最多、2月が564,500人泊で最少だった。最多月と最少月は宿泊日数の長さにも左右されるため、そのまま販売の強弱と同一視しない。客室稼働率の最高月は8月の60.5%で、人数と客室の動きを並べると計画の焦点を絞りやすい。

富士五湖なら景観と散策、山の拠点なら朝の出発、食を巡る宿なら送迎と夕食の行程を描く。多くの観光資源を列挙するより、候補宿に一夜を置く利点を具体化すると、客室・温浴・厨房の更新目的を整理しやすい。

  • 富士五湖側と甲府側の行程を分ける
  • 眺望別の客室販売と人数を確認する
  • 早朝の活動・送迎・食事の時刻を照合する

宿・ホテルの記憶を、次代へ

この土地で続けること。
次の担い手に、つなぐこと。

地域の需要、許可の条件、設備の状態を整理すると、売却・購入・運営の選択肢を具体的に考えられます。ご自身の条件を記録するところからでも、担当者へのご相談からでも始められます。

Questions & answers

よくある質問

山梨県の宿泊市場は、どの商圏から調べればよいですか。

富士五湖・富士山麓、甲府や果樹・ワインの地域、高原の滞在を分ける。景観と入口、客室の定員、提供する時間が似る宿を比較する。[3]

県全体の稼働率を候補施設の予測に使えますか。

山梨県全体の2025年客室稼働率43.8%は比較の背景情報である。景観のあるリゾート、食事付きの温泉宿、都市ホテルでは販売条件が違う。部屋の区分と人数、連泊、食事を合わせて読む。[1][2][3]

富士山の登山者数は山梨県の宿泊者数ですか。

登山と宿泊は別の行動で、県をまたぐ行程もある。登山の人数や観光入込を県の人泊へ加算せず、対象地域の宿泊統計と自館の予約を確認する。[3]

2025年の宿泊統計を運営計画にどうつなげますか。

月次の背景データに眺望別の部屋、連泊、食事、活動の行程を添える。泊まる理由を明確にし、温浴や送迎など実際の提供能力を点検する。 本ページは公的な一次資料の再編集で、自社アンケートや施設別の収益査定ではない。[1][3][4]

Sources & scope

出典と、確認した範囲。

編集・構成:TSUNAGU。公的統計、法令、自治体・交通機関等の公表資料を読み合わせた編集記事です。原統計の作成者・許認可の所管機関は各出典に記載しています。独自の実地調査や個別案件の法的判断を示すものではありません。

  1. 宿泊旅行統計調査 2025年1〜12月分(年の確定値)集計結果 ↗

    観光庁|対象:2025年暦年/2026年7月6日公表|確認:2026-10-26

    第2表(延べ宿泊者数)・第4表(施設タイプ別延べ宿泊者数)・第8表(客室稼働率)。都道府県値を使用。各数値のセル番地は本ページ基本表の対象範囲に記載。

  2. 宿泊旅行統計調査に関する用語解説 ↗

    観光庁|対象:2025年集計に付随する用語定義|確認:2026-10-26

    延べ宿泊者数・外国人・施設タイプ・客室稼働率の定義。客室稼働率は利用客室数を総客室数で除した値。

  3. 山梨県|JNTO公式観光案内 ↗

    日本政府観光局(JNTO)|対象:公表日記載なし/確認時点の地域案内|確認:2026-10-27

    地域の観光資源・アクセス・エリア構成。宿泊需要の構成比や施設収益を示す資料ではない。地域特性を踏まえた運営上の論点はTSUNAGUの編集。

  4. 宿泊旅行統計調査の概要 ↗

    観光庁|対象:2025年調査の概要|確認:2026-10-26

    調査対象は旅館業法許可施設。従業者規模で全数・標本調査を区分。施設数の行政許可件数とは母集団・推計方法が異なる。

  5. 宿泊旅行統計調査の調査見直しについて ↗

    観光庁|対象:2026年1月分から適用|確認:2026-10-26

    層化基準を従業者数から客室数に変更。2025年年計と2026年月次を無条件に連結しない根拠。

  6. 令和6年度 衛生行政報告例 第8表 旅館・ホテル営業の施設数・客室数及び簡易宿所・下宿営業の施設数等 ↗

    厚生労働省(e-Stat)|対象:2024年度末=2025年3月31日現在/e-Stat更新2026年9月28日|確認:2026-10-27

    行政報告に基づく年度末の許可施設ストック。都道府県行は指定都市・中核市を含み、市は再掲。年間の営業許可件数というフローとは別。旅館・ホテル、簡易宿所、下宿を扱い、住宅宿泊事業の届出住宅数は含まない。

掲載写真

Lake Yamanaka 03.jpg ↗

写真:Σ64 / CC BY 3.0 / 2014年8月

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。