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青森県大鰐町・茶臼山公園から望む大鰐温泉の町並み

TSUNAGU — HOSPITALITY MARKET

青森県

青森県のホテル・宿泊市場

青森・弘前・八戸の入口と、十和田・奥入瀬への移動を分けて宿泊市場を見る。

Photo: 663highland / CC BY 2.5 · 2012年7月
2025年・青森県の延べ宿泊
5,077,310人泊
2025年・青森県の客室稼働率
61.1%
2025/3/31・青森県の許可施設数
1,055施設(旅館業3区分)

Context, with sources

数字から、宿のある地域を読む。

青森県のホテル・旅館を検討する際は、県全体の宿泊量と、実際に競争する商圏を重ねて読むことが出発点になる。2025年確定値の延べ宿泊者数は5,077,310人泊、全体の客室稼働率は61.1%だった。

青森県の旅には、ねぶたやねぷたの祭り、弘前の城と桜、十和田・奥入瀬の自然、港町の食が重なる。新幹線で入る人も空路を選ぶ人もいるが、入口の駅や空港と、その夜泊まる場所が同じとは限らない。

At a glance

ひと目でわかる、青森県のホテル・宿泊市場。

要点・対象時点・確認範囲
項目確認できる内容対象時点・範囲
旅館業の営業許可施設数(3区分合計)1,055施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
青森県。第8表CSVレコード9(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。B列+D列+E列をTSUNAGUが合計。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の施設数556施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
青森県。第8表CSVレコード9(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
簡易宿所営業の施設数493施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
青森県。第8表CSVレコード9(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
下宿営業の施設数6施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
青森県。第8表CSVレコード9(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の客室数19,137室[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
青森県。第8表CSVレコード9(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
延べ宿泊者数5,077,310人泊[1]2025年1〜12月(年確定値)
青森県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 02青森県行、B9セル。単位:人泊。
外国人延べ宿泊者数542,880人泊[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
青森県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 02青森県行、Q9セル。単位:人泊。国内に住所を有しない外国人を基本とする。
外国人宿泊の構成比10.7%[1]2025年1〜12月(年確定値)
青森県の第2表(年計)Q9÷B9×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊した旅行者の実人数の割合ではない。
全体の客室稼働率61.1%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
青森県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 02青森県行、B9セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
旅館の客室稼働率41.8%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
青森県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 02青森県行、Q9セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
リゾートホテルの客室稼働率45.8%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
青森県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 02青森県行、R9セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
ビジネスホテルの客室稼働率73.1%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
青森県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 02青森県行、S9セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
シティホテルの客室稼働率60.4%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
青森県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 02青森県行、T9セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
簡易宿所の客室稼働率16.9%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
青森県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 02青森県行、U9セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
月別延べ宿泊者数の最多月8月/584,410人泊[1]2025年1〜12月の比較
青森県。各月第2表B列の比較、最多は『第2表(8月)』B9。同じ年の確定値。月の日数を調整しない人数合計。
月別客室稼働率の最高月10月/74.7%[1]2025年1〜12月の比較
青森県。各月第8表B列比較、最高は『第8表(10月)』B9。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中最多)ビジネスホテル/3,290,790人泊[1]2025年暦年・確定値
青森県。原Excel『第4表(年計)』 02青森県行、E9セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中2番目)旅館/1,032,280人泊[1]2025年暦年・確定値
青森県。原Excel『第4表(年計)』 02青森県行、C9セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
ビジネスホテルの人泊構成比(全体を分母に計算)64.8%[1][2]2025年暦年・確定値
青森県。第4表(年計)E9÷第2表(年計)B9×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊客本人の旅行目的割合ではない。

掲載表の出典・対象範囲をJSONで保存 →

01

祭りの滞在と、十和田・奥入瀬の周遊を分ける

青森では、都市の祭りを目的とする来訪と、自然景観を巡る旅を別の需要として考えたい。青森市、弘前、十和田湖周辺では、宿へ到着する経路も一日の過ごし方も異なる。[1][2][3]

青森県の2025年延べ宿泊者数は5,077,310人泊、うち外国人は542,880人泊。外国人の構成比は同じ原表から計算すると10.7%になる。この比率は地域全体の泊数構成であり、個々のホテルで必要になる言語対応や販売先の割合は、施設自身の予約記録で確かめたい。

催しの開催日を中心にした予約は、その前後まで同じ強さで続くとは限らない。一方、自然を訪ねる人には、散策後に休める客室や翌朝の出発案内が選択材料になる。イベント名だけで通年の宿泊を説明せず、通常日の販売と行事日の販売を分けることが大切である。

旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の掲載5区分では、ビジネスホテルの延べ宿泊が3,290,790人泊で最も多く、次いで旅館が1,032,280人泊だった。ビジネスホテルの泊数は県全体の64.8%に当たる。施設タイプは旅行者本人の目的を直接調べた区分ではないため、この構成から観光・業務の人数比率は断定しない。宿泊量の大きさと客室稼働率を並べ、候補施設に近い営業の比較へ進みたい。

02

施設タイプ別の稼働率から、比較相手を絞る

2025年の青森県全体の客室稼働率は61.1%。確認できる施設タイプではビジネスホテルが73.1%、簡易宿所が16.9%で、差は56.2ポイントだった。[1][2][3]

街なかのホテルでは鉄道利用の一人客と複数人の旅行客、温泉旅館では食事や入浴を含む館内滞在を分けて評価する。奥入瀬や十和田への周遊を受け止める施設なら、荷物預かり、朝食時間、移動案内が客室以外の比較点になる。

客室稼働率の分母は、客室数と対象日数による総客室数である。売れた客室の割合と、何人が何泊したかは別の側面を表す。食事付きの和室と素泊まりのシングルを比較するときは、客室定員、食事売上、販売を止めた部屋も並べ、数字の差をそのまま経営の優劣にしない。

統計上の施設タイプ2025年客室稼働率
旅館41.8%
リゾートホテル45.8%
ビジネスホテル73.1%
シティホテル60.4%
簡易宿所16.9%
03

新幹線駅と宿泊先の位置関係を確かめる

新青森・八戸などの新幹線の入口と、青森市中心部・弘前・十和田湖の宿泊地を混同しない。駅から宿まで、宿から観光先までを別々に確認する。[3]

JNTOは新幹線のほか、青森・三沢の空港を県への入口として案内している。空路からの行程は鉄道利用と異なるため、候補宿の地図には駅や空港だけでなく、バス停、レンタカー返却、乗り換え地点を記すと立地の説明が具体的になる。

青森市内を基点にする施設と、弘前の街歩きを支える施設、山間の温泉宿では、近隣の同業というだけでは比較が成立しない。祭りを見た後の移動、自然散策の前後泊、車を置いた後の食事先など、宿を使う場面で商圏を切り分けたい。

主な商圏・立地候補物件で確認すること
青森市・新青森側駅から市街地への接続、祭り前後の滞在
弘前周辺城下町散策と到着後の徒歩動線
八戸・十和田・奥入瀬側新幹線や空港の入口と自然周遊の接続
04

繁忙日の接客と、平常日の宿泊商品を別に考える

祭りや花の時期の売上だけでは、宿の年間運営は見えない。通常日に泊まる理由を残しながら、行事日に必要な受け入れを整えることが青森の物件を見る一つの軸になる。[1][3]

繁忙期は到着時間の集中や食事時間の変化がないか、日別のフロント記録と清掃配置を確認する。温泉や自然体験を売る宿では、天候による行程変更の案内、乾いた衣類の収納、朝の出発に合わせたサービスも運営資料から読みたい。

承継では、行事時の仕入れや臨時の人員、温泉設備の保守、周遊案内の外注先を確かめる。祭りへの近さや有名な景観は物件の魅力になるが、広告に使える素材、送迎、予約対応の継続条件まで自動で引き継がれるとは限らない。

05

統計の対象範囲をそろえて市場を読む

本ページの共通比較は青森県全域の2025年暦年確定値を採用した。観光庁の宿泊旅行統計と、観光地への入込客数、行政の営業許可施設数は異なる指標であり、足し合わせて市場規模を作ることはできない。[1][2][4][5][6]

青森県全体の統計には都市部と山間・沿岸の宿が含まれる。奥入瀬など観光地点への来訪人数は宿泊者数とは別であり、観光地の入場・通行をそのままホテル需要へ換算しない。青森市の値が必要なら市域の調査資料を別に確認する。

延べ宿泊者数は人数と泊数を掛けた規模を表し、同じ人の再訪も含む。外国人は国内に住所を有しない者を基本とし、国籍だけを集計する施設では把握方法に差がある。2026年から調査の層化基準が客室数へ変わっているため、2025年までの推移と新しい月次は調査方法も読み合わせる。

行政上の供給は、2025年3月31日現在の青森県の許可施設数を別に確認した。旅館・ホテル営業556施設、簡易宿所493施設、下宿6施設の合計は1,055施設。これは年度末のストックで、2025年暦年の泊数・稼働率とは時点も母集団も違う。県行には指定都市・中核市が含まれるため、市の再掲を県へ足さない。

06

行事月の実績を、通常日の改善へ結びつける

青森の宿泊市場では、月別の数値に日ごとの行事カレンダーを添えると、客室販売の理由を整理しやすい。月全体の好調を祭りだけに帰さず、自館の予約日と滞在目的を確認する。[1][3]

2025年の月別延べ宿泊者数は、8月が584,410人泊で最多、1月が313,060人泊で最少だった。最多月と最少月は宿泊日数の長さにも左右されるため、そのまま販売の強弱と同一視しない。客室稼働率の最高月は10月の74.7%で、人数と客室の動きを並べると計画の焦点を絞りやすい。

候補施設の実績から、祭りを見て泊まる人、弘前を歩く人、十和田・奥入瀬へ向かう人を整理する。平常日の空室を埋める提案は、値下げだけでなく、移動の案内や食事の時間、近隣体験との組み合わせまで含めて考えたい。

  • 行事日の売上と通常日の売上を分ける
  • 駅・空港から観光先へ至る旅程を試す
  • 温泉保守、厨房、送迎の契約と実費を確認する

宿・ホテルの記憶を、次代へ

この土地で続けること。
次の担い手に、つなぐこと。

地域の需要、許可の条件、設備の状態を整理すると、売却・購入・運営の選択肢を具体的に考えられます。ご自身の条件を記録するところからでも、担当者へのご相談からでも始められます。

Questions & answers

よくある質問

青森県の宿泊市場は、どの商圏から調べればよいですか。

青森市・弘前・八戸と、十和田湖・奥入瀬などの目的地を別に置く。新幹線や空港で入った後の移動をたどり、同じ旅程を受け止める宿を比較する。[3]

県全体の稼働率を候補施設の予測に使えますか。

青森県全体の2025年客室稼働率61.1%は比較の背景情報である。祭りに近い都市ホテルと、食事や湯を楽しむ山間の旅館では販売条件が異なる。行事日と平常日、食事の有無、営業日を分けて自館実績を読む。[1][2][3]

祭りの集客人数から宿泊売上を予測できますか。

来場者には日帰りや地元利用が含まれ、同じ人が複数日に来る場合もある。予測には自館の宿泊予約、泊数、取消、行事の前後日の実績が必要で、入込客数をそのまま客室需要にしない。[3]

2025年の宿泊統計を運営計画にどうつなげますか。

月次統計と行事日、自館の連泊・人数・食事提供を重ね、通常日に選ばれる理由を整理する。数字は立地の説明に使い、施設別の利益は収支資料で確認する。 本ページは公的な一次資料の再編集で、自社アンケートや施設別の収益査定ではない。[1][3][4]

Sources & scope

出典と、確認した範囲。

編集・構成:TSUNAGU。公的統計、法令、自治体・交通機関等の公表資料を読み合わせた編集記事です。原統計の作成者・許認可の所管機関は各出典に記載しています。独自の実地調査や個別案件の法的判断を示すものではありません。

  1. 宿泊旅行統計調査 2025年1〜12月分(年の確定値)集計結果 ↗

    観光庁|対象:2025年暦年/2026年7月6日公表|確認:2026-10-26

    第2表(延べ宿泊者数)・第4表(施設タイプ別延べ宿泊者数)・第8表(客室稼働率)。都道府県値を使用。各数値のセル番地は本ページ基本表の対象範囲に記載。

  2. 宿泊旅行統計調査に関する用語解説 ↗

    観光庁|対象:2025年集計に付随する用語定義|確認:2026-10-26

    延べ宿泊者数・外国人・施設タイプ・客室稼働率の定義。客室稼働率は利用客室数を総客室数で除した値。

  3. 青森県|JNTO公式観光案内 ↗

    日本政府観光局(JNTO)|対象:公表日記載なし/確認時点の地域案内|確認:2026-10-27

    地域の観光資源・アクセス・エリア構成。宿泊需要の構成比や施設収益を示す資料ではない。地域特性を踏まえた運営上の論点はTSUNAGUの編集。

  4. 宿泊旅行統計調査の概要 ↗

    観光庁|対象:2025年調査の概要|確認:2026-10-26

    調査対象は旅館業法許可施設。従業者規模で全数・標本調査を区分。施設数の行政許可件数とは母集団・推計方法が異なる。

  5. 宿泊旅行統計調査の調査見直しについて ↗

    観光庁|対象:2026年1月分から適用|確認:2026-10-26

    層化基準を従業者数から客室数に変更。2025年年計と2026年月次を無条件に連結しない根拠。

  6. 令和6年度 衛生行政報告例 第8表 旅館・ホテル営業の施設数・客室数及び簡易宿所・下宿営業の施設数等 ↗

    厚生労働省(e-Stat)|対象:2024年度末=2025年3月31日現在/e-Stat更新2026年9月28日|確認:2026-10-27

    行政報告に基づく年度末の許可施設ストック。都道府県行は指定都市・中核市を含み、市は再掲。年間の営業許可件数というフローとは別。旅館・ホテル、簡易宿所、下宿を扱い、住宅宿泊事業の届出住宅数は含まない。

掲載写真

Owani Onsen Owani Aomori pref Japan01s3.jpg ↗

写真:663highland / CC BY 2.5 / 2012年7月

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。