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青森県青森市・浅虫温泉から望む夕暮れの青森湾

TSUNAGU — SUCCESSION GUIDE

青森県

青森県の旅館業承継・保健所・温泉法窓口

青森市・八戸市と県保健所を区別し、営業譲渡と源泉・温泉利用の名義を照合する。

Photo: 663highland / CC BY 2.5 · 2012年7月
最初の確認
青森市・八戸市を先に区別
旅館業の譲渡
効力発生前の承認
温泉
源泉・利用を別確認

Context, with sources

次の担い手へ、手続を確かに。

青森県の旅館・ホテルの承継では、青森市・八戸市の市保健所と、それ以外を担当する県保健所の区別が出発点です。県保健所が市内に置かれていても、その市の営業施設を担当するとは限りません。

温泉旅館について県は、採取許可を受けた源泉と可燃性天然ガス濃度の確認を受けた源泉で、事業譲渡時の扱いが異なることを説明しています。旅館業の承継申請とは別に、源泉と浴場の資料を読み分けると、売買の対象が具体的になります。

At a glance

ひと目でわかる、青森県の旅館業承継・保健所・温泉法窓口。

要点・対象時点・確認範囲
項目確認できる内容対象時点・範囲
旅館業の受付青森市・八戸市は各市保健所。それ以外は東津軽・中南・三戸・西北・上北・下北など県の管轄を確認。[1][2]2026年10月27日参照
青森県・施設所在地による
事業譲渡県は営業譲渡用の旅館業営業承継承認申請書を公開。効力発生前の承認を得る。[2][7]2023年12月13日施行の承継制度
青森県内の旅館業。個別の適用は管轄へ確認
条例・規則青森県旅館業法施行条例・施行細則を参照し、図面・衛生管理の基準を確認する。[3]確認時点の自治体公開資料
青森県所管の施設。市独自の条例適用は別途確認
温泉法の相談県自然保護課と管轄県保健所へ。青森市・八戸市内の温泉利用手続は各市保健所。[5]確認時点の公開手続
青森県内の源泉・利用施設。採取と利用を区別
相談に用意する資料許可証、許可時・変更後の図面、営業主体、取引手法、譲渡予定日をそろえる。[8][2]事前協議時
譲渡対象の許可事業。物件購入だけとは区別
承認と工事の関係譲渡対象と現況の図面を照合し、一部事業の譲渡や大幅改修なら新規許可の可能性も相談。[2][10]改修・運営変更の計画時
青森県内の当該施設。建築・消防等は別制度
01

県保健所の所在地と管轄区域を読み分ける

青森市・八戸市では市の保健所に相談します。県の三戸保健所も八戸市内に所在しますが、八戸市内の営業施設の窓口とは区別されます。[1][2][6]

県の一覧では弘前市・黒石市・平川市などは中南保健所、五所川原市・つがる市・鰺ヶ沢町などは西北保健所の管轄です。「津軽の宿」「下北の旅館」という呼び方ではなく、現在の市町村名と住所から受付を確かめます。

建物と源泉が別の自治体にある施設では、それぞれの住所を相談票に書きます。温泉法でも青森市・八戸市内の利用は各市への案内があるため、県の本課に一括して名義を書き換えてもらえると考えない整理が必要です。

02

営業譲渡の承継は事前に申請する

三戸保健所は営業譲渡用の旅館業営業承継承認申請書を公開しています。国の制度は2023年12月13日施行で、譲渡の効力が生じる前の承認が必要です。[2][7][8]

旅館業を引き継ぐ契約なのか、建物を買って別の新規営業を始めるのかで、行政へ説明する内容は変わります。現営業者の許可番号、許可種別、譲渡対象、譲受人、予定日をそろえ、契約で引き継ぐ営業を特定できるようにします。

一つの許可の一部だけを譲渡する場合や、営業の同一性を失う改装は承継制度の対象外となることがあります。県と市の様式を取り違えず、確認に必要な契約資料・法人資料を、管轄から指示を受けて準備します。

03

条例と細則を許可図面に結び付ける

県の条例は換気・採光・清潔等の衛生措置を、細則は申請時の図面等を定めています。取得後の運営を考えるときは、営業許可証だけでなく、許可を支えた配置・設備まで確認します。[3][4][8]

県細則は配置図・平面図・断面図や周辺見取図に触れています。古い旅館では、現状の増築部分、浴室、客室区画が提出図面と一致するかを歩いて確かめ、差がある箇所は変更届の控えと対応づけると相談が具体的になります。

換気や寝具の管理は、売買後も日々続く衛生管理です。改装の見栄えだけで予算を組まず、浴室の清掃動線、給排水、客室の収容方法を現況資料とともに見て、市所管施設では市の基準も確認します。

04

源泉は採取許可かガス確認かを確かめる

県は、採取許可の源泉を事業譲渡した場合は新たな採取許可申請が必要と説明しています。一方、可燃性天然ガス濃度の確認を受けた源泉には、承継届出の仕組みがあります。[5][6][9]

この違いは旅館業の承継承認では埋まりません。源泉台帳、許可書または確認書、採取設備の図面、ガス測定資料を受け取り、所有者の説明だけでなく証書の種類から手続を相談することが大切です。

引湯のみの旅館では供給契約の継続条件と温泉利用許可を確認します。浴用と飲用を取り違えず、浴槽や配管を変える場合は変更内容も示し、利用者側の申請と供給者側の手続を分けて工程に載せます。

05

温泉・建築・食事提供を同じ図面で照合する

温泉法の窓口では源泉と利用施設、旅館業の窓口では営業施設の構造と運営を説明します。設備を替える計画があれば、両者で同じ現況を共有できる資料を用います。[2][5][10]

例えば浴室の増設や外来入浴の導入は、従来の宿泊営業の資料だけでは計画を説明しきれません。源泉からの系統、浴槽の使い方、宿泊客以外の動線、調理設備を図面に書き込み、必要な営業区分や届出を質問します。

建築確認関係と消防の記録は、保健所の許可とは別に集めます。温泉設備の更新を含む売買では、未提出の変更、保守契約、水質検査の未実施がないかを確認し、是正の担当と実施時点を当事者間で明らかにします。

06

相談記録と管理資料を営業開始へつなぐ

承継後は譲受人が衛生管理を担います。申請書類の控えに加え、日々の管理記録を受け継いで初日の運営を準備します。[5][7][8]

県は源泉管理者と温泉利用施設管理者に定期の報告も案内しています。誰がどの源泉・浴場について報告しているかを確認し、供給側と宿側の責任が曖昧なまま担当者だけ交代することを防ぎます。

最終の引継ぎ表には、旅館業、温泉採取・ガス確認、温泉利用、食事提供、建築・消防を別行で並べます。窓口の回答、追加資料、承認等の確認結果を追記し、未確定の手続がある場合は営業開始条件の扱いを専門家と詰めます。

宿・ホテルの記憶を、次代へ

この土地で続けること。
次の担い手に、つなぐこと。

地域の需要、許可の条件、設備の状態を整理すると、売却・購入・運営の選択肢を具体的に考えられます。ご自身の条件を記録するところからでも、担当者へのご相談からでも始められます。

Questions & answers

よくある質問

三戸保健所が八戸市にあるなら、市内のホテルも同じ窓口ですか。

三戸保健所の案内は八戸市内の施設について八戸市保健所への相談を明記しています。保健所の住所と施設の管轄は区別します。[2][1]

県所管の旅館はどの条例を確認しますか。

青森県旅館業法施行条例と同施行細則です。青森市・八戸市所管の施設は、市の条例・様式も確認してください。[3][4][1]

源泉の事業譲渡はいつでも承継届だけで済みますか。

県は採取許可の源泉では事業譲渡後の新たな採取許可申請を、ガス濃度確認の源泉では承継届出を案内しています。まず証書の種類を特定します。[5]

旅館の契約日が決まったら、その後に承継申請してよいですか。

契約の締結日と譲渡の効力発生日は区別します。旅館業の事業譲渡の承認は効力発生前に得る必要があるので、その前に申請・相談を進めます。[2][7]

Sources & scope

出典と、確認した範囲。

編集・構成:TSUNAGU。公的統計、法令、自治体・交通機関等の公表資料を読み合わせた編集記事です。原統計の作成者・許認可の所管機関は各出典に記載しています。独自の実地調査や個別案件の法的判断を示すものではありません。

  1. 保健所管轄区域案内・青森県 ↗

    厚生労働省|対象:確認時点の公開一覧(個々の表の掲載時点を参照)|確認:2026-10-27

    保健所の設置主体と市区町村別管轄。営業手続の最新受付部署・申請先は自治体の個別案内と併読する。

  2. 環境衛生(三戸保健所・旅館業法関係様式) ↗

    青森県三戸保健所|対象:2026年6月26日更新|確認:2026-10-27

    営業譲渡用承継承認申請書。八戸市内は八戸市保健所と明記。

  3. 青森県旅館業法施行条例 ↗

    青森県|対象:例規全集公開本文・確認時点|確認:2026-10-27

    県所管の衛生措置、周辺施設等。青森市・八戸市の条例を代替しない。

  4. 青森県旅館業法施行細則 ↗

    青森県|対象:例規全集公開本文・確認時点|確認:2026-10-27

    許可申請時の配置図・平面図・断面図等、承継申請の様式。

  5. 温泉をお持ちの方へ(届出・報告の手続) ↗

    青森県自然保護課|対象:確認時点の公開手続|確認:2026-10-27

    採取許可の事業譲渡は新規申請、ガス確認の承継届出、利用施設の管理。

  6. 温泉に関する窓口 ↗

    青森県自然保護課|対象:2025年5月7日更新|確認:2026-10-27

    県保健所への提出と青森市・八戸市内の利用に関する市窓口。

  7. 旅館業の営業者の皆さまへ・事業譲渡に関する手続が整備されます ↗

    厚生労働省|対象:2023年12月13日施行|確認:2026-10-27

    全2頁。譲渡効力発生前の承認、対象許可事業の一部譲渡の対象外、許可条件と増改築の取扱い。全国一律の処理日数・費用は示さない。

  8. 旅館業法等における事業譲渡に係る規定の運用上の疑義について ↗

    厚生労働省|対象:2023年11月29日通知|確認:2026-10-27

    共通問8~12、旅館業法問1~5、旅館業法・公衆浴場法の問1。証明書類、主体、設備の同一性、建築・消防への照会。

  9. 温泉法の概要 ↗

    環境省|対象:確認時点の公開案内|確認:2026-10-27

    掘削・増掘・動力、採取許可とガス濃度確認、公共浴用・飲用の利用許可と成分掲示。ページ記載の古い最終改正日を現行法全体の最新改正日と解釈しない。

  10. 既存建築物の活用の促進について ↗

    国土交通省|対象:確認時点の公開資料一覧|確認:2026-10-27

    既存不適格の調査と緩和、2025年4月1日の旧ガイドライン統合、2026年9月第5版の位置付け。

掲載写真

Aomori Bay Asamushi Onsen Japan02bs5.jpg ↗

写真:663highland / CC BY 2.5 / 2012年7月

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。