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長野県千曲市・戸倉上山田温泉の「つるの湯」外観

TSUNAGU — HOSPITALITY MARKET

長野県

長野県のホテル・宿泊市場

長野市・松本、白馬などの雪、軽井沢、木曽の行程を、入口と季節で読み分ける。

Photo: Suikotei / CC BY-SA 4.0 · 2019年4月
2025年・長野県の延べ宿泊
19,048,010人泊
2025年・長野県の客室稼働率
39.0%
2025/3/31・長野県の許可施設数
7,022施設(旅館業3区分)

Context, with sources

数字から、宿のある地域を読む。

長野県のホテル・旅館を検討する際は、県全体の宿泊量と、実際に競争する商圏を重ねて読むことが出発点になる。2025年確定値の延べ宿泊者数は19,048,010人泊、全体の客室稼働率は39.0%だった。

長野県の宿泊は、長野市や松本の都市拠点、雪を楽しむ山、高原の軽井沢、木曽の宿場などへ広がる。北陸新幹線と中央の鉄道では入口も違い、一つの県平均で施設を比べるには幅が大きい。宿の役割を先に定めたい。

At a glance

ひと目でわかる、長野県のホテル・宿泊市場。

要点・対象時点・確認範囲
項目確認できる内容対象時点・範囲
旅館業の営業許可施設数(3区分合計)7,022施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
長野県。第8表CSVレコード27(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。B列+D列+E列をTSUNAGUが合計。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の施設数2,656施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
長野県。第8表CSVレコード27(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
簡易宿所営業の施設数4,361施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
長野県。第8表CSVレコード27(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
下宿営業の施設数5施設[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
長野県。第8表CSVレコード27(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
旅館・ホテル営業の客室数63,280室[6]2025年3月31日現在(2024年度末)
長野県。第8表CSVレコード27(地理名行)。B列=旅館・ホテル営業施設数、C列=同客室数、D列=簡易宿所、E列=下宿。原表の『-』は計算時0として扱う。宿泊旅行統計の推計施設数とは別の母集団・時点。
延べ宿泊者数19,048,010人泊[1]2025年1〜12月(年確定値)
長野県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 20長野県行、B27セル。単位:人泊。
外国人延べ宿泊者数2,508,350人泊[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
長野県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第2表(年計)』 20長野県行、Q27セル。単位:人泊。国内に住所を有しない外国人を基本とする。
外国人宿泊の構成比13.2%[1]2025年1〜12月(年確定値)
長野県の第2表(年計)Q27÷B27×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊した旅行者の実人数の割合ではない。
全体の客室稼働率39.0%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
長野県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 20長野県行、B27セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
旅館の客室稼働率27.2%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
長野県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 20長野県行、Q27セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
リゾートホテルの客室稼働率37.7%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
長野県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 20長野県行、R27セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
ビジネスホテルの客室稼働率75.7%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
長野県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 20長野県行、S27セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
シティホテルの客室稼働率76.1%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
長野県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 20長野県行、T27セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
簡易宿所の客室稼働率13.6%[1][2]2025年1〜12月(年確定値)
長野県内の旅館業法許可宿泊施設を対象とする観光庁推計。2025年確定集計Excel『第8表(年計)』 20長野県行、U27セル。利用客室数÷総客室数、単位%。
月別延べ宿泊者数の最多月8月/2,447,110人泊[1]2025年1〜12月の比較
長野県。各月第2表B列の比較、最多は『第2表(8月)』B27。同じ年の確定値。月の日数を調整しない人数合計。
月別客室稼働率の最高月8月/51.2%[1]2025年1〜12月の比較
長野県。各月第8表B列比較、最高は『第8表(8月)』B27。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中最多)ビジネスホテル/5,621,010人泊[1]2025年暦年・確定値
長野県。原Excel『第4表(年計)』 20長野県行、E27セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
施設タイプ別の延べ宿泊者数(掲載5区分中2番目)旅館/4,625,320人泊[1]2025年暦年・確定値
長野県。原Excel『第4表(年計)』 20長野県行、C27セル。旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の5区分内の順位で、会社・団体の宿泊所と区分不詳は比較対象にしない。
ビジネスホテルの人泊構成比(全体を分母に計算)29.5%[1][2]2025年暦年・確定値
長野県。第4表(年計)E27÷第2表(年計)B27×100をTSUNAGUが計算、小数第1位に丸め。宿泊客本人の旅行目的割合ではない。

掲載表の出典・対象範囲をJSONで保存 →

01

都市の拠点、雪の連泊、高原と文化周遊を分ける

長野では、都市を拠点にする宿泊と、雪や山の活動、高原、歴史ある宿場を目的にした滞在を区分する。長野市の値を県全体と同じものにせず、各商圏の行程を確認したい。[1][2][3]

長野県の2025年延べ宿泊者数は19,048,010人泊、うち外国人は2,508,350人泊。外国人の構成比は同じ原表から計算すると13.2%になる。この比率は地域全体の泊数構成であり、個々のホテルで必要になる言語対応や販売先の割合は、施設自身の予約記録で確かめたい。

スキーをする連泊客、松本の城と街を歩く客、軽井沢で過ごす客、木曽を巡る客では、必要な荷物と時刻が違う。観光地の人気から自館の客層を決めず、泊まった目的、人数、移動先を販売記録と照らすことが市場を読む手掛かりになる。

旅館・リゾート・ビジネス・シティ・簡易宿所の掲載5区分では、ビジネスホテルの延べ宿泊が5,621,010人泊で最も多く、次いで旅館が4,625,320人泊だった。ビジネスホテルの泊数は県全体の29.5%に当たる。施設タイプは旅行者本人の目的を直接調べた区分ではないため、この構成から観光・業務の人数比率は断定しない。宿泊量の大きさと客室稼働率を並べ、候補施設に近い営業の比較へ進みたい。

02

施設タイプ別の稼働率から、比較相手を絞る

2025年の長野県全体の客室稼働率は39.0%。確認できる施設タイプではシティホテルが76.1%、簡易宿所が13.6%で、差は62.5ポイントだった。[1][2][3]

山のリゾート、温泉旅館、都市ホテル、高原の小規模な宿では、食事、連泊、用具、客室定員が異なる。稼働率だけで同じ評価をせず、客室を販売する日と人数、付帯部門の売上・費用をそろえて読む必要がある。

客室稼働率の分母は、客室数と対象日数による総客室数である。売れた客室の割合と、何人が何泊したかは別の側面を表す。食事付きの和室と素泊まりのシングルを比較するときは、客室定員、食事売上、販売を止めた部屋も並べ、数字の差をそのまま経営の優劣にしない。

統計上の施設タイプ2025年客室稼働率
旅館27.2%
リゾートホテル37.7%
ビジネスホテル75.7%
シティホテル76.1%
簡易宿所13.6%
03

北陸新幹線の北側と、松本・木曽の鉄道軸

長野市・軽井沢側への北陸新幹線と、新宿・名古屋側から松本や木曽へ入る鉄道は異なる行程を持つ。県に着いた後の山・高原への移動も別に確認する。[3]

山の宿では最寄り駅からの送迎、用具を持つ移動、早朝の活動をたどる。街や宿場を巡る旅は荷物預かりや次の町への移動を確認する。入口の駅名だけで便利さを説明せず、到着から食事、翌朝の出発までを一組にしたい。

長野市、松本、軽井沢、白馬などを全て同じ競合圏にはしない。景観や活動が似る地域でも、入口、標高、営業内容は施設ごとに違う。県全体の背景を共有した後は、同じ旅程とサービス条件を持つ宿へ比較を絞る。

主な商圏・立地候補物件で確認すること
長野市・松本の都市軸鉄道の入口と街・周遊への動線
雪・山岳のリゾート用具、乾燥、連泊、送迎と出発時刻
軽井沢・木曽など高原滞在や宿場周遊、荷物と食事
04

雪と高原の営業を、設備と年間の業務で読む

長野の宿では、活動客に必要な用具・乾燥や、季節の暖房・給湯が客室の前後を支える。都市ホテルと山の宿を同じ業務計画で見ず、営業内容の切り替えまで確認したい。[1][3]

候補宿の暖房、除雪、浴場熱源、乾燥、厨房の費用と保守履歴を読む。連泊中心の施設は清掃頻度と食事の提供、短い滞在の施設は到着・出発の処理を点検する。春夏秋冬の販売商品と休館整備を並べると、稼働の数字の背景が見えやすい。

承継では、季節の人員、送迎、活動提供、設備保守、食材調達を実際の契約で確認する。小規模な宿は経営者自身の料理や案内が商品を支えている場合もあるため、次の運営が担う業務と外部へ委ねる業務を分けたい。

05

統計の対象範囲をそろえて市場を読む

本ページの共通比較は長野県全域の2025年暦年確定値を採用した。観光庁の宿泊旅行統計と、観光地への入込客数、行政の営業許可施設数は異なる指標であり、足し合わせて市場規模を作ることはできない。[1][2][4][5][6][7]

長野県全域の統計は、長野市の観光地利用者資料とは範囲と母集団が異なる。山岳の利用人数や宿場の観光入込は人泊ではない。複数の市町村を含むリゾート圏の数値を市単独の値として示さないことも必要である。

延べ宿泊者数は人数と泊数を掛けた規模を表し、同じ人の再訪も含む。外国人は国内に住所を有しない者を基本とし、国籍だけを集計する施設では把握方法に差がある。2026年から調査の層化基準が客室数へ変わっているため、2025年までの推移と新しい月次は調査方法も読み合わせる。

行政上の供給は、2025年3月31日現在の長野県の許可施設数を別に確認した。旅館・ホテル営業2,656施設、簡易宿所4,361施設、下宿5施設の合計は7,022施設。これは年度末のストックで、2025年暦年の泊数・稼働率とは時点も母集団も違う。県行には指定都市・中核市が含まれるため、市の再掲を県へ足さない。

06

入口と活動を決め、季節別の実績から計画する

長野では、都市・雪・高原・宿場のどの滞在を支えるかを先に決めると、比較が進めやすい。県の月次統計に、候補宿の営業日、連泊、食事、整備記録を重ねたい。[1][3]

2025年の月別延べ宿泊者数は、8月が2,447,110人泊で最多、4月が1,172,280人泊で最少だった。最多月と最少月は宿泊日数の長さにも左右されるため、そのまま販売の強弱と同一視しない。客室稼働率の最高月は8月の51.2%で、人数と客室の動きを並べると計画の焦点を絞りやすい。

用具の乾燥や収納が必要な宿、街の散策を支える宿、高原で館内を楽しむ宿を分ける。改装は客室だけでなく、荷物、送迎、厨房、熱源まで含めて一日の流れへ落とし、季節をまたいで継続できる運営を検討する。

  • 長野市と県全域の統計を区別する
  • 北陸側と松本・木曽側の入口を分ける
  • 雪・連泊・温浴と年間維持費を照合する

宿・ホテルの記憶を、次代へ

この土地で続けること。
次の担い手に、つなぐこと。

地域の需要、許可の条件、設備の状態を整理すると、売却・購入・運営の選択肢を具体的に考えられます。ご自身の条件を記録するところからでも、担当者へのご相談からでも始められます。

Questions & answers

よくある質問

長野県の宿泊市場は、どの商圏から調べればよいですか。

長野市・松本の都市軸、雪や山の活動拠点、軽井沢の高原、木曽の文化周遊を分ける。入口と提供サービスが似る宿を比較する。[3]

県全体の稼働率を候補施設の予測に使えますか。

長野県全体の2025年客室稼働率39.0%は比較の背景情報である。雪の連泊と都市の短い滞在では荷物、清掃、食事、営業日が違う。定員と付帯部門、季節の実費を合わせて判断する。[1][2][3]

長野市の観光地利用者数を県全体の宿泊に使えますか。

市の観光地を対象にした人数と県全域の宿泊統計は範囲も指標も異なる。宿泊・日帰りの定義を確認し、県の延べ宿泊者数へ置き換えたり加算したりしない。[3]

2025年の宿泊統計を運営計画にどうつなげますか。

月次の県統計から自館の役割へ絞り、連泊、雪の設備、食事、休館整備を確認する。季節の商品と運営能力を合わせて設備投資の目的を定める。 本ページは公的な一次資料の再編集で、自社アンケートや施設別の収益査定ではない。[1][3][4]

Sources & scope

出典と、確認した範囲。

編集・構成:TSUNAGU。公的統計、法令、自治体・交通機関等の公表資料を読み合わせた編集記事です。原統計の作成者・許認可の所管機関は各出典に記載しています。独自の実地調査や個別案件の法的判断を示すものではありません。

  1. 宿泊旅行統計調査 2025年1〜12月分(年の確定値)集計結果 ↗

    観光庁|対象:2025年暦年/2026年7月6日公表|確認:2026-10-26

    第2表(延べ宿泊者数)・第4表(施設タイプ別延べ宿泊者数)・第8表(客室稼働率)。都道府県値を使用。各数値のセル番地は本ページ基本表の対象範囲に記載。

  2. 宿泊旅行統計調査に関する用語解説 ↗

    観光庁|対象:2025年集計に付随する用語定義|確認:2026-10-26

    延べ宿泊者数・外国人・施設タイプ・客室稼働率の定義。客室稼働率は利用客室数を総客室数で除した値。

  3. 長野県|JNTO公式観光案内 ↗

    日本政府観光局(JNTO)|対象:公表日記載なし/確認時点の地域案内|確認:2026-10-27

    地域の観光資源・アクセス・エリア構成。宿泊需要の構成比や施設収益を示す資料ではない。地域特性を踏まえた運営上の論点はTSUNAGUの編集。

  4. 宿泊旅行統計調査の概要 ↗

    観光庁|対象:2025年調査の概要|確認:2026-10-26

    調査対象は旅館業法許可施設。従業者規模で全数・標本調査を区分。施設数の行政許可件数とは母集団・推計方法が異なる。

  5. 宿泊旅行統計調査の調査見直しについて ↗

    観光庁|対象:2026年1月分から適用|確認:2026-10-26

    層化基準を従業者数から客室数に変更。2025年年計と2026年月次を無条件に連結しない根拠。

  6. 令和6年度 衛生行政報告例 第8表 旅館・ホテル営業の施設数・客室数及び簡易宿所・下宿営業の施設数等 ↗

    厚生労働省(e-Stat)|対象:2024年度末=2025年3月31日現在/e-Stat更新2026年9月28日|確認:2026-10-27

    行政報告に基づく年度末の許可施設ストック。都道府県行は指定都市・中核市を含み、市は再掲。年間の営業許可件数というフローとは別。旅館・ホテル、簡易宿所、下宿を扱い、住宅宿泊事業の届出住宅数は含まない。

  7. 令和8年度 長野市の観光概要 ↗

    長野市|対象:2025年度の観光地利用実績|確認:2026-10-27

    市の観光地利用者調査と県の宿泊施設統計の対象・期間の違い。

掲載写真

Tsuru-no-Yu (Togura-Kamiyamada Onsen).jpg ↗

写真:Suikotei / CC BY-SA 4.0 / 2019年4月

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。

本ページに含まれる当該写真の加工版も、配布元と同じCC BY-SA 4.0の条件で再利用できます。