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旅の途中で出会う風景

TSUNAGU — ONSEN STORIES 167

石川県 能美市

辰口温泉TATSUNOKUCHI ONSEN

里山の宿で、鏡花ゆかりの湯と加賀の食を。

庭園や田園を感じる宿で湯に入り、加賀の料理をいただく。里山の宿で、鏡花ゆかりの湯と加賀の食を。

Photo: Mtdsebaspedia / CC BY-SA 4.0 · 2019年4月
土地
石川県 能美市
湯
宿ごとに確かめる塩化物泉・硫酸塩泉の湯
歴史
開湯の伝承

The spirit of TATSUNOKUCHI

里山の宿で、
鏡花ゆかりの湯と加賀の食を。

辰口温泉は、石川県能美市にある里山の温泉地です。庭園や田園を感じる宿で湯に入り、加賀の料理をいただく。金沢や小松の観光を楽しんだ後に、落ち着いた宿泊時間を加えられます。大きな温泉街を歩くより、泊まる宿の浴場と食事、短い町の散策を大切にしたい場所です。

泉鏡花にゆかりのある温泉としても知られ、町の広場には文学を手掛かりに歩ける場所があります。歴史を読む、庭を眺める、湯にくつろぐ。小さな楽しみを同じ一泊にまとめられることが、辰口の魅力になります。宿ごとの泉質表記や空間の違いを見て、自分の過ごし方に合う一軒を選びましょう。

TATSUNOKUCHI at a glance

辰口温泉の基本情報

泉質・歴史・アクセスの要点(2026年10月26日確認)
所在地石川県能美市の温泉地。対象は指定参考ページの地域です。[1]
湯の手掛かり宿ごとに確かめる塩化物泉・硫酸塩泉の湯[6]
土地の歩み馬の湯浴みや薬師如来のお告げにまつわる話が伝わります。[3]
散策の起点辰口温泉総湯里山の湯[2]
宿数の参考指定予約サイト掲載3件。地域全体の営業総数とは異なります。[1]

土地の湯を知り、宿でくつろぐ。

泉質の手掛かり
宿ごとに確かめる塩化物泉・硫酸塩泉の湯
湯を知る
源泉名と分析書、浴槽ごとの利用状況を確認。
滞在の楽しみ
散歩や観光の後、宿の温泉でくつろぐ。

辰口の泉質は、たがわ龍泉閣の公式サイトでは塩化物泉、日本温泉協会の同館案内では硫酸塩泉・塩化物泉と記されています。温泉地全体を一つの古い表記で断定せず、利用する宿の源泉名と分析書から確かめるのが適切です。田園に面した露天風呂や庭園を眺める浴場など、湯と周りの景色を一緒に選ぶ楽しみがあります。

湯を選ぶ際は、源泉名と浴場の造りを一緒に見てみてください。温泉地の名前が同じでも、宿や浴槽によって使う湯と利用方法は異なります。内湯で落ち着く時間と、外の景色を楽しむ時間を思い描くと、泊まりたい宿が具体的になります。

泉質・温泉の参考資料[6][7]

湯と土地の歩みを、今の風景にたどる。

辰口には、傷ついた馬の脚を湯で休ませたという話や、洪水で埋まった源泉を薬師如来の夢のお告げで掘り当てたという話が伝わります。開湯の由来を語る物語として知り、現在の分析書や掘削記録と同じ確かさの事実にはしていません。里山の湯が人々に大切にされてきた背景として、町歩きの手掛かりになります。

能美市の解説は、1836年の松崎旅館の創業と新たな源泉の発掘を紹介しています。後にまつさきは泉鏡花の『海の鳴る時』にも結び付く宿として知られました。1982年には温泉街の賑わいづくりを目的に辰口まつりが始まったと市が紹介しています。昔の由来、宿の沿革、今へ続く町の行事を分けて知ると滞在が深まります。

温泉の由来と、周辺の文化財・町並みの歴史を区別して紹介しています。伝承は史実や確定した開湯年として扱っていません。[3][4][8]

  1. 開湯の伝承

    馬の湯浴みや薬師如来のお告げにまつわる話が伝わります。

  2. 1836年

    市の解説が、松崎旅館の創業と新泉源の発掘を紹介しています。

  3. 明治以降の文化

    泉鏡花ゆかりの宿と小説を通じて、文学の記憶が町に残ります。

  4. 1982年

    温泉街の賑わいづくりを目的に辰口まつりが始まりました。

歴史の参考資料[3][4][8]

里山の宿で、鏡花ゆかりの湯と加賀の食を。

辰口温泉総湯里山の湯では、地域の人と旅人が利用できる共同浴場です。宿での入浴とは別に、町の湯を体験したい場合に、利用日の案内を確認して立ち寄れます。一つの場所を時間を変えて眺めると、その日の旅に自分の楽しみが増えていきます。

温泉広場の文学碑を訪ねる時間と、宿で湯に入る時間を分けて取ると、急がずに過ごせます。一度に見どころを回りきろうとせず、翌朝にもう一つ楽しみを残す一泊も似合います。

土地の魅力に出会う、四つの立ち寄り先。

旅の途中で出会う風景
旅の途中で出会う風景。温泉とあわせて楽しみたい、土地の風景。撮影:2018年8月写真クレジット ↗
01

辰口温泉総湯里山の湯

地域の人と旅人が利用できる共同浴場です。宿での入浴とは別に、町の湯を体験したい場合に、利用日の案内を確認して立ち寄れます。[2]

02

温泉広場の文学碑

泉鏡花と土地の関わりを知る、短い散歩の立ち寄り先。作品の舞台と現代の温泉街を重ねながら、宿へ向かう前後に訪ねられます。[3]

03

まつさきの庭園

池と木々を眺める宿の時間を楽しめます。一般の公園と同じ自由入場を前提にせず、宿泊や利用プランの条件に合わせて庭を味わいましょう。[4]

04

辰口温泉駅の跡周辺

かつて温泉への往来を支えた鉄道に目を向ける散策に。市が紹介する周辺スポットを手掛かりに、湯の町の交通の記憶を訪ねられます。[5]

滞在に加えたい、もう一つの楽しみ。

文学の話を一つ知って歩く

広場の碑や宿のゆかりを知ってから湯に入ると、短い滞在にも土地への親しみが加わります。長い見学より、気になった作品や話を一つ持ち帰る旅を。[3]

庭と食事を中心に宿で過ごす

庭園の見える場所や食事会場を確認して宿を選べば、遠出をしない一日も楽しめます。明るいうちに到着し、夕食までの湯と休憩をゆっくり。[4]

季節が変わるたび、違う楽しみを。

旅の途中で出会う風景
旅の途中で出会う風景。季節や光によって、表情が変わる景色。撮影:2012年6月写真クレジット ↗

SPRING春

庭や里山の芽吹きを眺める一泊。屋外の散歩と宿で休む時間を交互に楽しめます。

SUMMER夏

田園や庭の緑を感じる湯の休日。祭りを目指す日は、その年の会場と開催案内を確認します。

AUTUMN秋

宿の食事と色づく景色を主役に。周辺観光を絞ると、湯上がりの余裕が残ります。

WINTER冬

雪の庭や里山を眺め、温泉と食事を中心に。道路条件を確認し早めの宿入りを。

季節の過ごし方は編集上の提案です。花・紅葉・積雪の様子や体験の催行状況は年ごとに変わります。

食卓からも、土地の魅力に触れる。

辰口の観光案内は、地元の食材を使う加賀の料理を宿の魅力として紹介しています。庭園を眺める食事か、少人数で落ち着いていただく会場か。献立と空間の両方から選ぶと、一泊の過ごし方が具体的になります。特定の蟹や牛肉が必ず出るとはせず、利用するプランで確認しましょう。

温泉へ向かう日の昼食は、金沢や小松で楽しむ選択肢もあります。夕食前にもう一度大きく移動しない予定なら、午後を宿の湯と休憩に使えます。料理の量や食事の開始時刻も含めて選び、湯の後にゆっくりいただく時間まで旅の楽しみにしてください。

地域の食・文化の参考資料[2][4][9]

過ごしたい一日から、宿を選ぶ。

辰口温泉では、辰口温泉総湯里山の湯などの見どころを訪ねる旅と、宿で落ち着く時間をつなげて選ぶと、一泊の目的が定まります。客室の雰囲気に加え、浴場と食事の場所まで見て、自分たちが過ごす一日を思い描いてみてください。

宿までの移動は、最寄り駅や停留所からの実際の道順で確認しましょう。観光の荷物を預けられる時間と、夕食の開始時刻を合わせておくと、到着後も落ち着いて過ごせます。温泉は利用する源泉と浴槽ごとの案内を見て選べます。

温泉地全体の宿泊施設総数

未確認参照資料の対象範囲による数値 [1]

温泉地の規模を知る、施設数の参考資料

確認できた公表資料からは、対象温泉地全体の旅館・ホテル総数を確定できませんでした。下記の予約サイト掲載件数は、全営業施設の総数と区別した参考値です。

参考:指定参考ページ「ゆこゆこ」の宿一覧で確認した掲載宿数は3件です。確認日:2026年10月26日。同サイトの掲載範囲に限る参考値で、地域全体で営業する旅館・ホテルの総数ではありません。[1]

宿を選ぶときの、三つの視点

  • 立地辰口温泉総湯里山の湯など、訪ねたい場所から宿までの移動を確認。
  • 温泉利用する源泉と、内湯・露天風呂など浴場の構成を確認。
  • 食事と滞在食事場所と開始時刻、客室で過ごす時間から選ぶ。

一泊二日、景色と温泉をゆっくり楽しむ旅。

宿での時間を大切にしながら、土地の見どころにも触れる一泊二日。以下は滞在の組み立て例です。

  1. 1日目・午後

    辰口温泉総湯里山の湯を訪ね、宿へ向かう前に土地の風景を楽しみます。荷物を預けられるか確認し、見学と移動に余裕を持たせます。

  2. 1日目・夕方〜夜

    明るいうちに宿へ入り、温泉と夕食を楽しみます。食後は部屋で休み、翌朝の散策に楽しみを残しておきます。

  3. 2日目・午前

    温泉広場の文学碑など、気になった場所を一つ選びます。営業や見学の条件を確かめ、帰りの交通に合わせて出掛けましょう。

旅の途中で出会う風景
旅の途中で出会う風景。移動の合間にも目を留めたい、この地方の景色。撮影:2013年9月写真クレジット ↗

アクセスと、到着してからの過ごし方

小松や金沢、能美根上駅方面からの移動を、宿が案内するバス・送迎と現行の路線から確認します。旧辰口温泉駅は現在の鉄道駅ではないため、駅跡の紹介を乗換案内に使わないよう区別します。周辺観光と宿の位置を確認し、冬は道路条件に余裕を持って到着を。[1][2][5]

辰口温泉の宿が、次へ繋ぐもの。

辰口温泉の宿が迎えるのは、湯に入る時間だけではありません。辰口温泉総湯里山の湯を訪ねる旅と宿の食事をつなぎ、土地の楽しみを伝えることも、おもてなしの一つです。建物や浴場とともに、その場所でどう過ごしてもらうかという工夫も、次の担い手へ受け継いでいきたい価値です。

宿の記憶を、次代へ

辰口温泉の湯と、おもてなしを次へ。

この土地で宿を営んできた方へ。これから地域の宿を受け継ぎたい方へ。TSUNAGUでは、ご自身で進めることも、必要な場面で担当者に相談することもできます。

本特集は温泉地の紹介です。写真・施設数・観光施設の記載は、TSUNAGUへの物件掲載や売却意向を示すものではありません。

Questions

辰口温泉を、もう少し知る。

辰口温泉はどこにありますか?

石川県能美市の温泉地です。庭園や田園を感じる宿で湯に入り、加賀の料理をいただく。

どのような温泉を楽しめますか?

辰口の泉質は、たがわ龍泉閣の公式サイトでは塩化物泉、日本温泉協会の同館案内では硫酸塩泉・塩化物泉と記されています。温泉地全体を一つの古い表記で断定せず、利用する宿の源泉名と分析書から確かめるのが適切です。田園に面した露天風呂や庭園を眺める浴場など、湯と周りの景色を一緒に選ぶ楽しみがあります。

近くで何を楽しめますか?

辰口温泉総湯里山の湯、温泉広場の文学碑などがあります。広場の碑や宿のゆかりを知ってから湯に入ると、短い滞在にも土地への親しみが加わります。長い見学より、気になった作品や話を一つ持ち帰る旅を。

歴史を知るなら、どこに注目すればよいですか?

辰口には、傷ついた馬の脚を湯で休ませたという話や、洪水で埋まった源泉を薬師如来の夢のお告げで掘り当てたという話が伝わります。開湯の由来を語る物語として知り、現在の分析書や掘削記録と同じ確かさの事実にはしていません。里山の湯が人々に大切にされてきた背景として、町歩きの手掛かりになります。

旅館・ホテルは何軒ありますか?

指定参考ページ「ゆこゆこ」の宿一覧で確認した掲載宿数は3件です。確認日:2026年10月26日。同サイトの掲載範囲に限る参考値で、地域全体で営業する旅館・ホテルの総数ではありません。

一泊二日ではどう過ごせばよいですか?

辰口温泉総湯里山の湯を訪ね、宿へ向かう前に土地の風景を楽しみます。荷物を預けられるか確認し、見学と移動に余裕を持たせます。翌日は温泉広場の文学碑などを一つ選び、帰りの交通に合わせて過ごすことを提案しています。

Sources & photo credits

出典・写真クレジット

編集・構成:TSUNAGU。最終確認日:2026年10月26日。自治体・観光協会・施設運営者などの公表資料に基づく独自の特集です。開湯年の異説や集計時点が分からない数値は、その条件を本文に添えています。滞在プランと宿選びの提案は編集上の考察です。現地取材や独自の施設調査を実施した記事ではありません。料金・時刻・空室・当日の営業は各公式案内をご確認ください。

  1. ゆこゆこ「辰口温泉」 ↗指定対象の所在地・温泉地の範囲・交通案内を参照。掲載宿件数は表示を確認できた場合だけ採用。2026年10月26日確認。
  2. 辰口温泉・地域公式案内 ↗里山の立地、総湯と地域の食。
  3. 石川県観光公式・辰口温泉 ↗温泉広場の文学碑、泉鏡花との関わり。
  4. 能美市・まつさきの沿革と庭園 ↗1836年創業、温泉の伝承、文学と庭園。過去の食材流通量は採用していません。
  5. 能美市・辰口温泉駅跡 ↗旧駅と現在の周辺の見どころ。
  6. たがわ龍泉閣・温泉 ↗宿の現行泉質表記と田園の浴場。
  7. 日本温泉協会・たがわ龍泉閣 ↗同館の泉質表記を照合。宿数や客室数の地域総数への転用はしていません。
  8. 能美市・辰口まつり ↗1982年の第1回開催と現行行事案内。
  9. 能美市・辰口温泉 ↗宿、総湯、地域の食と滞在の案内。

掲載写真について

Wikimedia Commonsで公開され、下記ライセンスで再利用できる実写写真を使用しています。配布元の縮小画像を保存し、表示時に枠に合わせてトリミングしています。撮影時点の風景であり、現在の施設の営業状況を示す写真ではありません。

旅の途中で出会う風景 ↗

原題:辰口温泉総湯 里山の湯.jpg

写真:Mtdsebaspedia / CC BY-SA 4.0 / 2019年4月

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旅の途中で出会う風景 ↗

原題:Yanagidani River from Suspension footbridge.jpg

写真:Alpsdake / CC BY-SA 4.0 / 2018年8月

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旅の途中で出会う風景 ↗

原題:Ishikawazoo01.jpg

写真:Yamazaki8462 / CC BY-SA 4.0 / 2012年6月

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この写真と表示用トリミングの改変部分は、元写真と同じCC BY-SA 4.0で提供します。

旅の途中で出会う風景 ↗

原題:Tedori canyon.jpg

写真:藤谷良秀 / CC BY-SA 3.0 / 2013年9月

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この写真と表示用トリミングの改変部分は、元写真と同じCC BY-SA 3.0で提供します。