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旅の途中で出会う風景

TSUNAGU — ONSEN STORIES 69

秋田県 湯沢市

稲住温泉INAZUMI ONSEN

山懐の宿で、湯と建築の余韻に浸る。

栗駒山の麓の自然に包まれ、町を巡り歩くよりも、宿で過ごす時間そのものを楽しむ一泊が似合います。山懐の宿で、湯と建築の余韻に浸る。

Photo: Ippukucho / CC BY 3.0 · 2009年6月
土地
秋田県 湯沢市
湯
大浴場と客室で異なる二つの源泉
歴史
2014年

The spirit of INAZUMI

山懐の宿で、
湯と建築の余韻に浸る。

稲住温泉は、秋田県湯沢市、秋の宮温泉郷にある湯宿です。栗駒山の麓の自然に包まれ、町を巡り歩くよりも、宿で過ごす時間そのものを楽しむ一泊が似合います。湯に入り、庭を眺め、食事の前後に館内で休む。小さな移動で一日を満たせることが、この場所へ向かう理由になります。

温泉郷の古い歴史と、現在の稲住の宿の歩みは同じではありません。かつて文化人に親しまれた宿が閉じ、その後に新しい宿として再び人を迎えるようになりました。昔の面影を思いながら、今の浴場や部屋で心地よく過ごす。その両方を楽しめるよう、建物、湯、宿の再出発を分けて紹介します。

INAZUMI at a glance

稲住温泉の基本情報

泉質・歴史・アクセスの要点(2026年10月26日確認)
所在地秋田県湯沢市秋ノ宮、秋の宮温泉郷にある湯宿。[6]
湯の手掛かり共同浴場と温泉付き客室で二つの源泉を使い分けます。[2]
再出発2019年10月5日に新たな和の宿として開業。[4]
過ごし方宿の浴場、庭、館内でゆっくり滞在する旅。[3]
宿数の参考指定URLの本文を取得できず掲載宿数は未確認。[1]

土地の湯を知り、宿でくつろぐ。

泉質の手掛かり
大浴場と客室で異なる二つの源泉
湯を知る
源泉名と分析書、浴槽ごとの利用状況を確認。
滞在の楽しみ
散歩や観光の後、宿の温泉でくつろぐ。

宿の公式FAQは、大浴場・貸切風呂に使う荒湯温泉を弱酸性の単純泉、温泉付き客室に使う里の湯をナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉と説明しています。全ての客室に温泉が付くわけではないため、部屋風呂を重視する場合は客室タイプを具体的に選びましょう。日帰り入浴のみの利用は行っていないと案内されており、宿泊や対象プランを前提に計画します。

湯を選ぶ際は、源泉名と浴場の造りを一緒に見てみてください。温泉地の名前が同じでも、宿や浴槽によって使う湯と利用方法は異なります。内湯で落ち着く時間と、外の景色を楽しむ時間を思い描くと、泊まりたい宿が具体的になります。

泉質・温泉の参考資料[2][3]

湯と土地の歩みを、今の風景にたどる。

運営会社の2019年の発表によると、以前の稲住温泉は2014年に営業を終え、その後、2019年10月5日に新しい和の宿として開業しました。長い歴史という言葉だけでは見えにくい、休止と再生の節目がある宿です。現在の設備を昔からそのまま残るものと決め付けず、受け継いだ風情と新しく整えた機能を合わせて見たいところです。

館内の帳場には、武者小路実篤の石碑が展示されると公式案内に記されています。文人とのつながりを、名前の一覧だけでなく目の前の展示から知ることができます。山の自然と木を使う空間を背景に、泊まる人が本を開いたり語らったりする時間も、稲住の歴史を今の旅へつなぐ楽しみになります。

温泉の由来と、周辺の文化財・町並みの歴史を区別して紹介しています。伝承は史実や確定した開湯年として扱っていません。[3][4]

  1. 2014年

    以前の稲住温泉が営業を終えました。

  2. 2019年10月5日

    共立リゾートの新たな和の宿として開業しました。

  3. 現在の館内

    帳場の石碑や木を使う空間に、文人に親しまれた宿の歩みが紹介されています。

歴史の参考資料[3][4]

山懐の宿で、湯と建築の余韻に浸る。

庭を望む帳場周辺では、到着時から庭と木の空間を楽しめる場所。館内の展示を見てから休むと、宿へ着いたことそのものが旅の一場面になります。一つの場所を時間を変えて眺めると、その日の旅に自分の楽しみが増えていきます。

大浴場と露天風呂を訪ねる時間と、宿で湯に入る時間を分けて取ると、急がずに過ごせます。一度に見どころを回りきろうとせず、翌朝にもう一つ楽しみを残す一泊も似合います。

土地の魅力に出会う、四つの立ち寄り先。

旅の途中で出会う風景
旅の途中で出会う風景。温泉とあわせて楽しみたい、土地の風景。撮影:2009年6月写真クレジット ↗
01

庭を望む帳場周辺

到着時から庭と木の空間を楽しめる場所。館内の展示を見てから休むと、宿へ着いたことそのものが旅の一場面になります。[3]

02

大浴場と露天風呂

共同の浴場と温泉付き客室では源泉が異なります。部屋だけで済ませず浴場にも足を運ぶか、湯の違いから一泊の楽しみ方を考えられます。[2]

03

貸切風呂

宿の案内では予約制ではなく、空き状況を見て利用する形式です。必ず希望時刻に使えると決めず、食事や休憩の間に余裕を持って楽しみます。[2]

04

ライブラリーと休み処

遠くへ出ず、本を開く時間や湯上がりに休む時間を取れます。館内を忙しく回らず、一つの場所に落ち着いて過ごす一泊にも向いています。[3]

滞在に加えたい、もう一つの楽しみ。

二つの湯を知って選ぶ

大浴場と客室の温泉を両方楽しみたい場合は、温泉付き客室を選ぶことから旅が始まります。源泉の違いを確認し、入浴と休憩の間を十分に取りましょう。[2]

食事までの余白を作る

早めに宿へ入り、館内の見学と湯を済ませてから夕食へ向かうと、山の一泊を落ち着いて味わえます。食事処の席や時間は予約したプランの案内で確認。[5]

季節が変わるたび、違う楽しみを。

旅の途中で出会う風景
旅の途中で出会う風景。季節や光によって、表情が変わる景色。撮影:2022年9月写真クレジット ↗

SPRING春

山の芽吹きを眺める宿泊に。残雪や凍結に備え、宿までの道路を確認します。

SUMMER夏

緑の濃い山懐で、館内と湯を中心に過ごす旅。外の観光を加えすぎず、部屋で休む時間も。

AUTUMN秋

周囲の色づきと温泉を楽しむ一泊。紅葉の遠出をする場合も、夕食前に戻れる距離を選びます。

WINTER冬

雪景色と内湯、温かい食事が旅の中心に。冬用装備と予約送迎の条件を先に確かめます。

季節の過ごし方は編集上の提案です。花・紅葉・積雪の様子や体験の催行状況は年ごとに変わります。

食卓からも、土地の魅力に触れる。

宿は食事処「仙楽」で、秋田の旬を中心とした和会席を案内しています。部屋食ではなく食事処でいただく形式を含めて、宿での一日を思い描いてみてください。二人で話す時間を重視するか、少人数で落ち着いて食べるかによっても、食事会場の雰囲気が選ぶ手掛かりになります。

朝も和食を中心に、宿でゆっくり始める旅ができます。夜食の案内もありますが、提供時間や内容は利用日の条件で確認しましょう。周辺で外食を探す前提にせず、夕食と朝食を含む滞在として予約すると、山の宿で過ごす時間が途切れずつながります。

地域の食・文化の参考資料[5]

過ごしたい一日から、宿を選ぶ。

稲住温泉では部屋で使える湯の有無が客室選びの大切な違いです。シャワーのみ、沸かし湯の浴槽、温泉付きの客室を混同せず、予約画面の部屋タイプを確かめましょう。中学生以上の宿泊を案内する宿のため、同行者と利用条件を合わせてから一泊を選びます。

宿までの移動は、最寄り駅や停留所からの実際の道順で確認しましょう。観光の荷物を預けられる時間と、夕食の開始時刻を合わせておくと、到着後も落ち着いて過ごせます。温泉は利用する源泉と浴槽ごとの案内を見て選べます。

指定予約サイトの掲載宿数

未確認参照資料の対象範囲による数値 [1]

温泉地の規模を知る、施設数の参考資料

指定参考ページでは宿一覧の掲載件数を確認できませんでした。地域全体の営業施設総数も未確認です。掲載がないことから宿の不存在や営業休止を推定していません。確認日:2026年10月26日。

宿を選ぶときの、三つの視点

  • 立地庭を望む帳場周辺など、訪ねたい場所から宿までの移動を確認。
  • 温泉利用する源泉と、内湯・露天風呂など浴場の構成を確認。
  • 食事と滞在食事場所と開始時刻、客室で過ごす時間から選ぶ。

一泊二日、景色と温泉をゆっくり楽しむ旅。

宿での時間を大切にしながら、土地の見どころにも触れる一泊二日。以下は滞在の組み立て例です。

  1. 1日目・午後

    庭を望む帳場周辺を訪ね、宿へ向かう前に土地の風景を楽しみます。荷物を預けられるか確認し、見学と移動に余裕を持たせます。

  2. 1日目・夕方〜夜

    明るいうちに宿へ入り、温泉と夕食を楽しみます。食後は部屋で休み、翌朝の散策に楽しみを残しておきます。

  3. 2日目・午前

    大浴場と露天風呂など、気になった場所を一つ選びます。営業や見学の条件を確かめ、帰りの交通に合わせて出掛けましょう。

旅の途中で出会う風景
旅の途中で出会う風景。移動の合間にも目を留めたい、この地方の景色。撮影:2010年8月写真クレジット ↗

アクセスと、到着してからの過ごし方

自動車では雄勝こまちインターチェンジ方面から国道13号・108号を経て秋の宮方面へ。公共交通では横堀駅などから宿への移動を事前に決め、送迎は予約の条件を確認します。冬は積雪・凍結する地域のため、道路の状況と冬用装備を整え、暗くなる前の到着を計画してください。[6]

稲住温泉の宿が、次へ繋ぐもの。

稲住温泉の宿が迎えるのは、湯に入る時間だけではありません。庭を望む帳場周辺を訪ねる旅と宿の食事をつなぎ、土地の楽しみを伝えることも、おもてなしの一つです。建物や浴場とともに、その場所でどう過ごしてもらうかという工夫も、次の担い手へ受け継いでいきたい価値です。

宿の記憶を、次代へ

稲住温泉の湯と、おもてなしを次へ。

この土地で宿を営んできた方へ。これから地域の宿を受け継ぎたい方へ。TSUNAGUでは、ご自身で進めることも、必要な場面で担当者に相談することもできます。

本特集は温泉地の紹介です。写真・施設数・観光施設の記載は、TSUNAGUへの物件掲載や売却意向を示すものではありません。

Questions

稲住温泉を、もう少し知る。

稲住温泉はどこにありますか?

秋田県湯沢市の温泉地です。栗駒山の麓の自然に包まれ、町を巡り歩くよりも、宿で過ごす時間そのものを楽しむ一泊が似合います。

どのような温泉を楽しめますか?

宿の公式FAQは、大浴場・貸切風呂に使う荒湯温泉を弱酸性の単純泉、温泉付き客室に使う里の湯をナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉と説明しています。全ての客室に温泉が付くわけではないため、部屋風呂を重視する場合は客室タイプを具体的に選びましょう。日帰り入浴のみの利用は行っていないと案内されており、宿泊や対象プランを前提に計画します。

近くで何を楽しめますか?

庭を望む帳場周辺、大浴場と露天風呂などがあります。大浴場と客室の温泉を両方楽しみたい場合は、温泉付き客室を選ぶことから旅が始まります。源泉の違いを確認し、入浴と休憩の間を十分に取りましょう。

歴史を知るなら、どこに注目すればよいですか?

運営会社の2019年の発表によると、以前の稲住温泉は2014年に営業を終え、その後、2019年10月5日に新しい和の宿として開業しました。長い歴史という言葉だけでは見えにくい、休止と再生の節目がある宿です。現在の設備を昔からそのまま残るものと決め付けず、受け継いだ風情と新しく整えた機能を合わせて見たいところです。

旅館・ホテルは何軒ありますか?

指定参考ページでは宿一覧の掲載件数を確認できませんでした。地域全体の営業施設総数も未確認です。掲載がないことから宿の不存在や営業休止を推定していません。確認日:2026年10月26日。

一泊二日ではどう過ごせばよいですか?

庭を望む帳場周辺を訪ね、宿へ向かう前に土地の風景を楽しみます。荷物を預けられるか確認し、見学と移動に余裕を持たせます。翌日は大浴場と露天風呂などを一つ選び、帰りの交通に合わせて過ごすことを提案しています。

Sources & photo credits

出典・写真クレジット

編集・構成:TSUNAGU。最終確認日:2026年10月26日。自治体・観光協会・施設運営者などの公表資料に基づく独自の特集です。開湯年の異説や集計時点が分からない数値は、その条件を本文に添えています。滞在プランと宿選びの提案は編集上の考察です。現地取材や独自の施設調査を実施した記事ではありません。料金・時刻・空室・当日の営業は各公式案内をご確認ください。

  1. ゆこゆこ「稲住温泉」(指定参考URL・確認時は本文取得不可)https://www.yukoyuko.net/onsen/0224指定された参照URL。取得時に本文を確認できなかったため、所在地・泉質・沿革の事実確認には使わず、掲載宿数は未確認としています。
  2. 稲住温泉・公式FAQ ↗二つの源泉、客室タイプ、日帰り利用条件。
  3. 稲住温泉・館内施設 ↗帳場の石碑、庭、ライブラリーと浴場。
  4. 共立メンテナンス・2019年開業発表 ↗2014年の旧宿閉館、2019年10月5日の開業。
  5. 稲住温泉・食事 ↗和会席、食事処と朝食。
  6. 稲住温泉公式 ↗所在地、山麓の立地、送迎・冬のアクセス。

掲載写真について

Wikimedia Commonsで公開され、下記ライセンスで再利用できる実写写真を使用しています。配布元の縮小画像を保存し、表示時に枠に合わせてトリミングしています。撮影時点の風景であり、現在の施設の営業状況を示す写真ではありません。

旅の途中で出会う風景 ↗

原題:OyasukyoLake2.JPG

写真:Ippukucho / CC BY 3.0 / 2009年6月

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。

旅の途中で出会う風景 ↗

原題:OyasukyoLake.JPG

写真:Ippukucho / CC BY 3.0 / 2009年6月

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。

旅の途中で出会う風景 ↗

原題:Akinomiya hot spring village signboard.jpg

写真:さかおり / CC BY-SA 4.0 / 2022年9月

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。

この写真と表示用トリミングの改変部分は、元写真と同じCC BY-SA 4.0で提供します。

旅の途中で出会う風景 ↗

原題:Yuzawa-akinomiya museum.jpg

写真:Douglas P Perkins (Douglaspperkins (talk)) / CC BY 3.0 / 2010年8月

変更:配布元の実写写真からWebP配信版へ変換。高解像度版の画素寸法を維持し、960px版・480px版を作成。必要時の向きの調整と表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成・拡大なし。