台地に生まれた新しい街
あすみが丘は土気南土地区画整理事業による住宅団地の愛称です。千葉市中央図書館の調査回答では、事業計画が1982年から1994年までとされています。学校や公共施設、家族の暮らしが重なった町を引き継ぐときには、建物だけでなく生活圏の使いやすさにも目を向けられます。[01]

TSUNAGU — HOMES & LOCAL STORIES 07
千葉県 / 千葉市緑区・若葉区/茂原・長柄・長南
空き家・住宅地の売却と活用
あすみが丘やおゆみ野、千城台の暮らしから、茂原の住宅地、長柄・長南の里山へ。鉄道の便利さと、庭や自然の近さをどう組み合わせるかで、家の使い方は変わります。雨の日の敷地、階段や擁壁、日常の買物を確かめながら、現況売却、賃貸、週末利用、宿泊活用を比べます。
歴史と、いまの暮らし
公的地価を同じ時点で
実務の視点と、再生の道
01 — HOME & LOCAL STORIES
あすみが丘やおゆみ野、千城台の暮らしから、茂原の住宅地、長柄・長南の里山へ。鉄道の便利さと、庭や自然の近さをどう組み合わせるかで、家の使い方は変わります。雨の日の敷地、階段や擁壁、日常の買物を確かめながら、現況売却、賃貸、週末利用、宿泊活用を比べます。
片付けや改修を急いで決める前に、家の来歴、土地の使い方、必要な手入れから考えてみる。住まいとして売る・貸す道と、家族の二拠点利用や宿泊活用を、一軒ごとの条件に沿って比べます。
02 — HISTORY & NEIGHBOURHOODS

あすみが丘は土気南土地区画整理事業による住宅団地の愛称です。千葉市中央図書館の調査回答では、事業計画が1982年から1994年までとされています。学校や公共施設、家族の暮らしが重なった町を引き継ぐときには、建物だけでなく生活圏の使いやすさにも目を向けられます。[01]
茂原では1897年に大網―一宮間の鉄道が開通し、茂原駅と本納駅が開業しました。町の歴史には、寺院や商業、交通を軸に暮らしが広がった歩みがあります。駅の生活圏と周辺住宅地、里山にある家を分けて見れば、必要な交通手段や管理の費用も具体的になります。[03]
長柄横穴群、長柄ダム、長南の笠森観音など、周辺には自然と歴史を組み合わせた行き先があります。住宅を次へ渡すときも、町へ通う日と里山で休む日の両方を思い描けます。地域の楽しみを、継続できる管理や利用の計画へつなげたいところです。[05]
03 — DIFFERENT HOMES, DIFFERENT LIVES
緑区・若葉区)・茂原市・長柄町・長南町(あすみが丘・千城台・大宮台・茂原緑ケ丘・東部台 等
鉄道、学校、歩く道、公園と住宅を日常の動線から確認。街の中の便利さと、屋根や水回りの修繕、駐車のしやすさを合わせて見ます。住宅地のルールを調べ、定住者への引継ぎと家族利用を比較できます。[01][02]
戸建てと集合住宅で、修繕の責任や管理の仕組みが変わります。通勤・買物に加え、建物の段差、駐車、周囲の道路を確認。暮らしを続ける人に必要な工事から、使い直す範囲を考えます。[07]
造成された住宅地でも、敷地と道路の高低差、水の流れは区画ごとに異なります。洪水や内水のハザード情報、過去の浸水と床下の状態を確認し、査定や改修の条件に含めます。[04]
広い庭や古い家を楽しむ案は、敷地境界、農地、井戸・浄化槽、道路の資料から。森や湖へ通う休日と、清掃や庭木を担う人の移動を一緒に考え、家族の拠点と事業者への引継ぎを比べます。[05]
04 — REASONS TO SPEND TIME HERE
URの公式紹介には、住宅と緑の空間が組み合わされたおゆみ野の街づくりが記されています。家から外へ出て歩ける道や公園は、通勤の便利さと同じように、日々の住み心地を支えます。[02]
鉄道とともに広がった町の記憶をたどり、日常の店へ。家に泊まる休日を考えるなら、観光施設の数だけでなく、雨の日にも出かけられる生活圏を探すと、長く通う家の姿が具体的になります。[03]
笠森観音の建築、長柄横穴群の歴史、ダム周辺の季節の風景。長生地域の公式観光案内には、里山を楽しむ行き先があります。家を起点に、無理のない移動で訪れる休日を考えられます。[05]

05 — LAND VALUES & LOCAL CONTEXT
あすみが丘・おゆみ野の駅生活圏、若葉区の住宅地、茂原、長柄・長南の里山では比較事例を分けます。浸水履歴、擁壁、接道、設備、農地の有無と修繕費を確認し、見かけの売買総額に加えて、使い始めるまでの支出を読みます。[13]
2026年地価公示 / 住宅地・市区町村別平均価格
長柄町は、今回参照した市町村別表に住宅地平均価格の掲載がありません。
標準地の土地価格をもとにした自治体別の平均です。町丁や分譲地ごとの売値、古家付き住宅の取引価格とは区別して読みます。調査地点の立地と数は自治体によって異なります。
都県が公表した2026年地価公示の住宅地平均価格を原表から転記しました。複数の自治体をまとめた独自平均は算出していません。平均変動率は継続地点の変動率の平均で、今年と前年の公表平均価格同士を比較した変化率とは異なります。標準地数は原表の表記に従い、隔年調査等の注記は原典で確認できます。
200㎡換算は「円/㎡×200㎡÷10,000」。面積による単純な算術例で、個別敷地の形状・接道・造成・権利や建物・解体・修繕の費用は反映していません。
| 市区町村 | 住宅地平均価格 | 200㎡の算術例 | 原表PDF |
|---|---|---|---|
| 千葉市緑区 | 85,400円/㎡ | 1,708万円 | 1ページ |
| 千葉市若葉区 | 98,600円/㎡ | 1,972万円 | 1ページ |
| 茂原市 | 27,900円/㎡ | 558万円 | 1ページ |
| 長南町 | 11,600円/㎡ | 232万円 | 3ページ |
この指標を手掛かりに、次は駅や道路、敷地の高さ、築年、建物と設備の状態が近い取引を探します。売出価格は募集時の希望額、取引価格は実際の売買の記録。それぞれの時点を確かめ、査定額と必要な工事費を並べると、現況のまま引き継ぐ場合の手残りも考えやすくなります。
国土交通省の取引価格情報を調べる ↗06 — TSUNAGU’S VIEW
実務の視点 — 堤 誠之
この一帯は、低地や河川周辺の家と、丘陵を造成した住宅地で調べる内容が変わります。水の影響を考える家では、ハザード情報だけでなく床下や基礎、浸水後の修繕記録を伝えることが大切です。高低差のある家なら擁壁や階段、排水を先に見ます。長柄・長南の里山利用も、観光への近さだけで判断せず、道路、設備、管理に通う人が続けられるかを調べ、住まいとしての売却と宿泊活用を同じ費用表で比較します。
本特集に寄せられた、この地域に関する実務コメントを趣旨を保って編集しています。
エリアの見解 — TSUNAGU編集部
鉄道沿いの住宅地と、長柄・長南の里山を、一つの「房総の空き家相場」にまとめないことが大切だと考えます。通勤や子育てに便利な家は、暮らしを整える修繕が価値を伝えます。里山の家は、庭や文化、自然へ通う楽しみと、雨水や樹木、管理の負担を合わせて示したいところ。使う人の一日を想像し、敷地の安全と継続費用が分かる資料を添えることが、現況での引継ぎにもつながります。
地域の公的資料、地価の原表、上記の実務視点を踏まえた編集部の分析です。
07 — REPAIR & INFRASTRUCTURE
茂原の洪水・内水ハザード情報、家族が覚えている冠水、床下と基礎の湿気を確認します。過去の修繕と現在の点検結果を分けて記録します。
丘陵の家は塀や擁壁、排水口、車両の進入を点検。足場や資材搬入が必要な修繕を、室内の見積りと一緒に考えます。
樹木の枝、落ち葉、雨樋、屋根の湿気を確認。草刈りや巡回の頻度を決め、井戸・浄化槽を使う場合は保守先と更新履歴を引き継ぎます。
雨漏りや構造の傷み、落下や倒壊につながる部分は、使い方を決める前にも対応が必要です。点検した内容、工事の履歴、見積りが揃うと、次の買主や借主に引き継ぐ条件も具体的になります。
08 — SIX CHOICES, ONE HOUSE
駅や学校、生活施設への動きが合う家を、次の家族へ。水回り、安全、室温と駐車から工事を絞り、売却と賃貸の支出を比べます。
通信、使う部屋、冬夏の室温を整え、仕事と庭の時間を両立する案。通う交通費と年間の維持費から、所有を続ける負担を見ます。
営業条件が合う家で、自然や文化を楽しむ滞在を計画。定員を設備容量に合わせ、清掃・ごみ・緊急対応に通える人を確保できる範囲から考えます。
工事を決める前の比較
現況の売却査定と、改修・解体後の査定を比べ、工事・片付け・測量・売却までの維持費を差し引きます。先に出す費用と、引継ぎまでの期間まで揃えると、ご家族が選びやすくなります。
現況売却と解体の手残りを試算する →09 — A PLACE TO STAY
千葉市内は市の宿泊営業相談、茂原・長柄・長南は所在地に応じた保健所の旅館業窓口を確認します。住宅宿泊事業の届出は県の案内に沿い、住宅要件と年間180日以内の上限、地区計画や土地利用、消防を調べます。雨や土砂への備え、夜の照明、ごみと車、現地管理まで計画に含め、住宅として使う案と改修・運営の負担を比べてから着手できます。
住宅宿泊事業は住宅の要件を満たし、年間180日以内の上限や地域の条例に沿って行う制度です。一棟貸しという呼び方だけでは営業区分は決まらず、旅館業は用途・施設・営業方法に応じた許可等を確認します。[11][12]
用途地域、地区計画、接道、建築、消防、給水・排水を調べ、所在地を管轄する行政へ事前相談します。庭や室内の改装を発注する前に、使える範囲と必要な工事を具体的にします。
予約や鍵を電子化した後も、清掃、設備故障、夜間の連絡、ごみと近隣対応は続きます。移動と駐車、作業の報酬、緊急時の担当まで含めて、住宅賃貸や自己利用の案と比較します。
10 — START WITH WHAT YOU KNOW
所在地・地番、名義、納税通知書、図面、工事の履歴。揃わない資料は、所在と入手先から整理できます。
使う予定、片付け、修繕、維持費、相続の状況。売却に決めていなくても、優先したいことから比べられます。
再建築、農地、道路、地区計画、宿泊営業など、論点に合わせて資料と図面を示し、必要な手順を相談します。
| 相談したいこと | 窓口・公式案内 | 用意したい資料・相談内容 |
|---|---|---|
| 千葉市内の空き家全般 | 千葉市 都市安全課 043-245-5896 | 所在地、建物の状態、登記・図面と利用の希望。 |
| 茂原市内の空き家全般 | 茂原市 建築課 0475-20-1588 | 所在地、建物の図面、雨漏り・浸水や修繕の記録。 |
| 空き家バンク/空き家対策 | 長柄町 企画財政課/建設環境課 0475-35-2110/0475-35-2114 | 所在地と管理の悩み、土地・設備の情報。バンクは企画財政課へ。 |
| 空き家バンク | 長南町 企画政策課 0475-46-2113 | 所在地、所有の状況、売る・貸す希望と現況写真。 |
| 千葉市内の旅館業・宿泊営業相談 | 千葉市 保健所環境衛生課 営業指導班 043-238-9939 | 所在地、平面図、営業方式、定員と給排水。住宅宿泊事業の届出先は県の案内も確認します。 |
消防設備は管轄消防とも協議します。受付時間、予約、担当課の連絡先は、リンク先の公式案内で確認できます。
11 — TOOLS & PRACTICAL GUIDES
費用を試す。契約や土地の言葉を知る。地域の歴史と宿の実務を読む。気になることから、TSUNAGUの既存特集へ進めます。
12 — QUESTIONS FROM OWNERS
高台という呼び方だけで決めず、所在地の洪水・内水・土砂災害の情報、敷地と道路の高低差、過去の浸水や床下の状態を確認します。建物の修繕履歴も併せて、使う範囲と必要な工事を考えます。
所在地と制度によって窓口が変わります。千葉市内の旅館業等は市保健所、茂原・長柄・長南は管轄保健所を確認します。住宅宿泊事業の届出、用途・地区計画、消防、ごみはそれぞれの担当へ、計画を示して相談します。
所在地と、いま分かることから相談できます。名義や権利、建物の状態、残す品と処分する品を整理し、大きな片付けや改修を発注する前に、現況での引継ぎも含めて比べます。
土地としての需要に加え、修繕して住みたい買主の選択肢もあります。現況と解体後の査定、工事費、再建築の条件、税負担と管理費を比べます。危険な部分には早めに対応し、大きな工事は査定や見積りを踏まえて判断できます。
相談できます。住宅や別荘としての売却、戸建て賃貸、家族の二拠点利用などを、立地と建物の条件から比較します。宿泊転用の可否だけで、家の引継ぎ方が決まるわけではありません。
住宅宿泊事業の住宅要件と営業日数、賃貸借の契約、実際の利用形態を確認して検討します。1か月以上という期間だけで旅館業に当たらないと決まるものではありません。所在地の条例・規約と管理体制を含め、管轄窓口へ相談します。
構造、用途、築年、取得価額と使用状況、取得後の工事内容で取扱いが異なります。耐用年数や修繕費・資本的支出の区分を税理士等に確認し、売買契約と工事明細、取得後の収支を合わせて検討できます。
相談できます。家族が使う予定と年間の維持費、今後の修繕を整理し、売却、賃貸、自己利用、宿泊活用、解体、維持管理を比較します。登記・税務・建築・許認可などは必要に応じて専門家と確認します。
13 — TSUNAGU, THE NEXT CHAPTER
売ると決めていなくても。
修繕や土地の条件が気になっていても。
家と、ご家族に合う引継ぎを。
JAPAN REALTOR — PRACTICAL PERSPECTIVE
不動産業界21年目。一棟収益不動産や宿泊施設の売買・事業再生に携わり、旅館法人3社の代表として再生・運営に関わってきました。空き家や空き別荘、企業保養所について、現況での売却・引継ぎから活用の検討まで相談を受けています。
土地の利用条件と、取得・修繕・運営の費用を一緒に考え、必要に応じて登記・税務・建築・許認可の専門家と連携します。
代表者の経歴と相談領域を読む →売却のご相談0120-940-592
ジャパンリアルター株式会社/宅地建物取引業:東京都知事(2)第104145号
14 — EDITORIAL, DATA & PHOTO CREDITS
編集・構成:TSUNAGU編集部(ジャパンリアルター株式会社)。編集確認日:2026年11月1日。官公庁・自治体・観光協会・施設運営者等の公表資料および公的統計をもとに、地域の歴史・暮らしと、空き家の売却・保存活用の視点から編集した専門特集です。地価の対象時点・原典・転記と計算の条件は本文に記しています。実務の視点は堤 誠之から寄せられた地域別コメントを趣旨を保って編集し、エリアの見解は公開資料と実務視点を踏まえた編集部の分析として掲載しています。個別の掲載写真や施設、住宅が空き家・売却募集中であることを示すものではありません。最新の利用案内や個別条件については、各公式情報・管轄窓口にてご確認ください。
長柄町・旧スイス大使館「翠州亭」
Photo: t.kunikuni / CC BY-SA 2.0 / 原写真と利用条件
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おゆみ野の造成中の風景(2005年撮影)
Photo: 吹春俊光 / CC BY 4.0 / 原写真と利用条件
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長柄町・長柄ダム
Photo: 河川一等兵 / CC BY-SA 3.0 / 原写真と利用条件
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