TSUNAGUホテル・旅館の売買・M&Aプラットフォーム
神奈川県逗子市|披露山公園から住宅地と相模湾・富士山を望む。2018年1月25日撮影。

TSUNAGU — VILLA & RESORT STORIES

日本の別荘地・リゾートエリア特集

日本の別荘地を、
次の時代へ。

森の朝、湖畔の午後、海を眺める居間。
誰かが大切にしてきた別荘には、その土地で過ごす理由があります。
残したい風景と、これからの使い方を、全国の別荘地から考えます。

神奈川県逗子市・披露山からの眺望
Photo: Quercus acuta / CC0 写真クレジット
歴史をたどる

避暑と別業から、新しいヴィラへ

魅力を見つける

おすすめ10選と、全国の風景

次へつなぐ

手入れ・再生・売却と引継ぎ

01 — THE STORY OF JAPAN'S RETREATS

別荘は、その時代の
「豊かな時間」を映してきた。

涼しい森に夏を過ごす家を建てる。温泉を引き、家族や社員が集まる場所をつくる。自然のなかで暮らし、使わない日は旅人を迎える。日本の別荘地には、時代ごとの休み方と、その土地を大切にしてきた人々の思いが残っています。

旧三笠ホテルの木造の外観
旧三笠ホテルの木造の外観
Photo: 663highland / CC BY 2.5 写真の出典・利用条件 [15]

建物が古くなっても、
その場所で過ごす理由は残る。

窓からの景色や庭の木陰、町を歩く楽しみ。改修費だけでは測れない良さがあります。一方で、雨漏りや配管の傷み、管理費や相続の問題を、次の世代へ曖昧なまま渡すこともできません。

残すものと、手を入れるもの。別荘として使うか、別の役目を持たせるか。まずは、この場所がどう育ってきたのかを振り返ります。

四つの世代から読む、別荘地の歩み

地域の歴史は一つの時代に収まりません。開発や利用の流れを、引継ぎを考えるための四つの視点でたどります。

第1世代|明治〜昭和初期

避暑地と別業。
庭と建築に文化が宿る。

外国人が夏を過ごした軽井沢や箱根。中禅寺湖畔の大使館別荘、六甲の山荘、雲仙や妙高の高原リゾートにも、国内外の人々を迎えた保養文化が残ります。政財界人や文人が滞在した熱海、葉山、大磯。別荘は、日常から離れて人と集い、創作や静養に向き合う場所でした。軽井沢へのショーの来訪、箱根の離宮、熱海の別荘建築には、その歩みが残っています。[1][8][10][27][28][29][30]

いま、引き継ぐなら
古い図面や改修履歴、庭・樹木、温泉供給や敷地の権利を確かめるところから。歴史や住環境を守り、公開の範囲にも配慮して次の担い手を探します。

第2世代|昭和中期〜高度経済成長期

家族の休暇と、
企業の保養所が広がる。

鉄道や道路の整備とともに、伊豆、熱海、那須、蓼科、白浜、霧島などで、家族が繰り返し訪れる別荘や企業の保養所が身近になりました。分譲地の道や水道、温泉の供給を共同で維持する仕組みも、滞在を支えてきました。

いま、引き継ぐなら
所有者の世代交代と一緒に、温泉の受湯契約、管理規約、私道・水道の負担を整理。家だけでなく、地域で使い続ける仕組みを引き継ぎます。

第3世代|昭和末期〜バブル期

高原、スキー場、海へ。
休暇の舞台が全国に広がる。

裏磐梯、安比、北軽井沢、房総、ひるがの、能登、くじゅう。高原や海辺で過ごす多様な休暇が広がり、1987年には総合保養地域整備法が制定されました。各地の開発の時期や経緯は異なり、この法律より前から続く別荘地もあります。[16]

いま、引き継ぐなら
築30〜40年の建物では、屋根、外壁、給排水、断熱の更新を見通します。使う季節と人数を決め、現況での売却と、改修して使う費用を比べます。

第4世代|平成後期〜令和

暮らす、休む、旅人を迎える。
使い方を組み合わせる。

ニセコや宮古島・石垣島・沖縄本島北部のヴィラ、淡路島や琵琶湖の水辺、鋸南・一宮の海辺、御代田の森。自分で過ごす時間に加え、一棟貸しなどの運営を組み合わせる計画も選択肢になりました。自己利用型から運営付き物件まで、地域のなかでも条件はさまざまです。

いま、引き継ぐなら
宿泊収入だけでなく、オーナー利用日、運営報酬、予約・預り金、修繕積立を確認。土地建物の売買と運営契約の引継ぎを、同じ計画に揃えます。

02 — DIFFERENT PLACES, DIFFERENT WAYS TO INHERIT

同じ「別荘」でも、
引き継ぐ価値と条件は違う。

01

邸宅・歴史ある別荘

庭、建築、周囲の静けさを求める人へ。敷地や建物の由緒と、地区の用途・景観のルールを揃えて考えます。

02

分譲地・企業保養所

管理費、温泉、道路、水道を含む「使い続ける費用」を整理。修繕の範囲と、現況で渡す条件を比べます。

03

運営付きヴィラ

所有と宿泊運営の仕組みを両方確認。自分で使える日数、契約期間、収益分配、設備更新の負担を見ていきます。

静かな環境そのものが、受け継ぐ価値になる。

旧軽井沢や熱海の山手、葉山・大磯、京都の別邸文化。広い庭や見晴らしとともに、周囲との距離感や町の落ち着きも、別荘を選ぶ理由です。披露山の建築協定や六麓荘の地区計画には、住環境を保つための条件が定められています。[17][18]

歴史・庭・住環境から眺める、主なエリア
エリア残したい魅力引継ぎで確かめたいこと
旧軽井沢・三笠・南ヶ丘避暑の文化、林間の小径、庭と建築町の取扱基準、敷地の規約、樹木と建物の維持
箱根・熱海の山手近代の保養文化、温泉、海や山を望む庭引湯・受湯契約、斜面と擁壁、建物の保存と改修
逗子・披露山・葉山・大磯海辺の暮らし、静かな住宅地、別荘文化建築協定・用途、接道、海風への備え
芦屋・六麓荘・奥池、六甲山手の眺望、庭と住宅地の景観地区計画・管理条件、斜面・道路の維持
京都・南禅寺・岡崎・嵐山庭園と建築、町との関係文化財・景観等の指定、修繕方法、用途

宿泊営業を増やすことが、その場所の価値に合うとは限りません。別荘や住まいとして静かに使う人へ託す道も、同じように大切な引継ぎです。

03 — TEN PLACES TO SPEND YOUR TIME

この場所で過ごしたい。
別荘地、おすすめ10選。

歴史、風景、滞在の楽しみ、引継ぎ方の違いが伝わる10エリアを、地域順に選びました。別荘を探す人にも、いまの建物を次へ託したい人にも、その土地で過ごす姿が見えてくる特集です。

編集部が滞在の魅力と引継ぎの視点から選定。表示は北海道から九州への地域順です。

01 / 北海道 — NISEKO / KUTCHAN

ニセコ・倶知安

ニセコ町の山麓景観(地域イメージ)
ニセコ町の山麓景観(地域イメージ)
Photo: youki_lancru95prado / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [01]

この土地で過ごすなら

  • 冬のスキーと、雪を眺めて過ごす夜
  • 夏の尻別川、サイクリング、山麓の散策
  • 農産物直売所や乳製品を巡り、家の台所で味わう

雪の季節を待つ家に、
夏の居場所もつくる。

  • スキーと長期滞在
  • シャレー・新世代ヴィラ
  • 冬の管理

羊蹄山を見ながら朝のコーヒーを淹れ、冬は雪山へ、夏は川や森へ出かける。ニセコの別荘を考える楽しみは、ひとつの家を拠点に、季節ごとに違う暮らしを持てることです。

ニセコには、明治末から受け継がれてきたスキーの歴史があります。1912年のレルヒによる羊蹄山でのスキー登山、1961年のひらふのリフト開設を経て、山を楽しむ滞在の町へ育ってきました。有島記念館では、作家・有島武郎とこの土地の関わりにも触れられます。[3][4]

この土地の家を、手入れする

屋根の雪、除雪車が入る道、凍結を防ぐ給排水設備。見晴らしと間取りに加え、冬も無理なく家へ通い、安心して滞在できるかが大切です。除雪の契約範囲と、長期不在時の巡回を揃えて確認します。

次の使い方を、考える

家族や友人で使うシャレーとして受け継ぐ方法と、宿泊施設として運営する方法を比べます。運営付き物件では、オーナー利用日、収益分配、予約の引継ぎ、修繕積立を、建物の価格と一緒に確かめたいところです。

ひらふ・花園は主に倶知安町、アンヌプリ・モイワはニセコ町。所在地の自治体と地区を確認し、土地利用や景観の条件を調べます。

02 / 栃木県 — NASU HIGHLANDS

那須高原

那須連山・朝日岳の稜線と雲。撮影地の公式写真記録に基づく山の景観。
那須連山・朝日岳の稜線と雲。撮影地の公式写真記録に基づく山の景観。
Photo: Akiko_Toshinai / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [02]

この土地で過ごすなら

  • 那須平成の森で、歩く速さで季節を味わう
  • 茶臼岳周辺の山の風景と、湯本の温泉を訪ねる
  • 乳製品や高原野菜を買い、庭と食卓を楽しむ

木立の向こうに、
家族と愛犬の休日がある。

  • 森と牧場
  • 家族・愛犬との滞在
  • 温泉・私設インフラ

木漏れ日の道を歩き、牧場に立ち寄り、山を見上げて帰ってくる。那須高原には、家を拠点にゆっくりと休日を過ごす楽しみがあります。

1926年に完成した那須御用邸の森の一部は、現在「那須平成の森」として親しまれています。山麓の森、湯本の温泉、農の風景。高原の保養地には、自然のなかで静養する時間が積み重なっています。[5]

この土地の家を、手入れする

林間の建物では、落ち葉がたまる雨樋、床下の湿気、給水管の凍結、庭木と建物の距離を見ていきます。道路や水道の管理者、温泉がある区画の供給契約も、引継ぎの前に確認します。

次の使い方を、考える

庭を楽しむ別荘としての売却、愛犬と泊まる一棟貸し、近隣の宿の離れとしての利用などが検討できます。ドッグランは囲いだけでなく、足元の安全、清掃、鳴き声への配慮まで含めて計画します。

温泉の有無、道路・水道の負担、営業に関する規約は分譲地や区画ごとに確認します。

03 / 長野県・群馬県 — KARUIZAWA / KITA-KARUIZAWA

軽井沢・北軽井沢

軽井沢町・冬の白糸の滝の夜景(撮影時の演出)(地域を紹介する参考写真)
軽井沢町・冬の白糸の滝の夜景(撮影時の演出)(地域を紹介する参考写真)
Photo: Yasuyuki_Kawano / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [03]

この土地で過ごすなら

  • 旧軽井沢の小径と、歴史建築を巡る
  • 雲場池や白糸の滝で、森と水の表情を楽しむ
  • パンやジャムを持ち帰り、庭で朝の時間を過ごす

木陰と建築に、
避暑の文化が息づく。

  • 避暑と別荘文化
  • 静かな住環境
  • 森の手入れ

木立の間を抜ける風、苔の庭、ゆるやかに続く小径。軽井沢では、建物の中だけでなく、窓の外に流れる時間も別荘の楽しみになります。

避暑地としての歩みは、1886年に宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーが訪れたことにさかのぼります。外国人の避暑と、文人や実業家の滞在が重なり、庭や建築、教会、テニスなどを含む別荘文化が育まれました。[1][2]

この土地の家を、手入れする

古い木造別荘では、土台や床下、屋根、凍結した配管、断熱の状態を調べます。建物を囲む樹木は、風景をつくる大切な資産。枝の管理や落葉の処理も、住み続ける費用に含めます。

次の使い方を、考える

歴史ある別荘や二拠点住宅として、その静けさを求める人へ引き継ぐ選択肢があります。軽井沢町は町内の民泊施設を認めない取扱基準を公表しており、長期の貸別荘にも別の基準があります。使い方は、町の基準と敷地の条件を確認して考えます。

軽井沢町は長野県、北軽井沢は群馬県長野原町などの地域です。名前が近くても、管轄や土地利用の条件はそれぞれ異なります。

04 / 山梨県・長野県 — YATSUGATAKE / TATESHINA

八ヶ岳・蓼科

茅野市・御射鹿池の新緑(地域を紹介する参考写真)
茅野市・御射鹿池の新緑(地域を紹介する参考写真)
Photo: sheltyleif / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [04]

この土地で過ごすなら

  • 蓼科湖や横谷渓谷を歩き、季節の色をたどる
  • 八ヶ岳山麓の工房や直売所を巡る
  • 夜の星空と、暖かい居間で過ごす時間を楽しむ

山を眺め、火を囲む。
高原に、日々の居場所を。

  • 高原の四季
  • 庭・畑・長期滞在
  • 断熱・凍結対策

八ヶ岳の山並みを見上げる家、森の中の小さな庭、霧に包まれる湖。北杜、原村、富士見、蓼科では、少しずつ異なる標高と風景のなかから、自分に合う滞在を探せます。

高原の風景には、農の営みと創作の記憶が重なります。蓼科の御射鹿池は農業用のため池として整えられ、東山魁夷の「緑響く」のモチーフにもなった場所。景色は人が手を入れ、暮らしながら受け継いできたものです。[6]

この土地の家を、手入れする

水抜きが必要な設備、暖房の方式、窓と床の断熱、冬の道路の状態を確認します。夏に気持ちのよい家を、冬にも快適に使うには何が必要か。利用する季節に合わせて、改修の範囲を決めます。

次の使い方を、考える

長期滞在や二拠点住宅、仕事と休暇を組み合わせる滞在、一棟貸しなどを検討できます。薪ストーブやサウナを加える場合も、火気・排煙・清掃・保守の仕事まで含めて運営を組み立てます。

北杜市・原村・富士見町・茅野市など、対象の自治体と分譲地の管理条件を確認します。

05 / 山梨県 — FUJI FIVE LAKES

富士五湖・山中湖・河口湖

山梨県・本栖湖の未明(地域景観の参考写真)
山梨県・本栖湖の未明(地域景観の参考写真)
Photo: zione0423-photo / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [05]

この土地で過ごすなら

  • 五つの湖を巡り、同じ富士山の違う姿に出会う
  • 湖畔の散策、サイクリング、季節の水辺の体験
  • 忍野や周辺の湧水、食の店を訪ねる

窓の向こうの富士山が、
滞在の主役になる。

  • 富士山と湖畔
  • 別荘・グループ滞在
  • 借地・景観・インフラ

朝の富士山を待つ。湖畔を歩き、季節によって表情の違う山を眺める。富士五湖の別荘には、眺望を楽しむために何もしない時間を持てる魅力があります。

山中湖では、大正期から昭和初期にかけて別荘地や滞在の場が整えられてきました。村の計画資料には、文化人の滞在や旭日丘の開発の歩みも残されています。いまの宿泊利用を考えるときも、湖畔の静かな暮らしを引き継ぐ視点が大切です。[7]

この土地の家を、手入れする

土地が所有権か借地か、更新・譲渡の承諾が必要かを確認します。眺望は、隣地や木々の成長も含めて現地で確かめたい条件。屋外設備は、凍結と冬の管理を見込んで整えます。

次の使い方を、考える

家族や友人が同じ空間で過ごす一棟貸しを考えるなら、寝室数だけでなく、浴室・トイレ・食卓・駐車の容量を揃えます。富士山の写真と、実際の部屋から見える景色を一致させることも、滞在の満足につながります。

借地や管理契約の条件は、貸主・管理者・区画ごとに異なります。自然公園の区域も敷地単位で調べます。

06 / 神奈川県 — HAKONE / YUGAWARA

箱根・湯河原

箱根町・芦ノ湖の紅葉と富士山(地域を紹介する参考写真)
箱根町・芦ノ湖の紅葉と富士山(地域を紹介する参考写真)
Photo: Ken_Lee / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [06]

この土地で過ごすなら

  • 恩賜箱根公園や湖畔で、離宮の記憶と風景をたどる
  • 宮ノ下・強羅の建築や庭園、美術館を巡る
  • 湯河原の梅林や渓流、土地の食を楽しむ

湯と庭と建築を、
次のもてなしへ。

  • 温泉と近代建築
  • 保養所・邸宅
  • 引湯・傾斜地

芦ノ湖の向こうに山並みを眺め、庭を歩き、湯に浸かる。箱根・湯河原には、移動先の観光だけでなく、ひとつの建物でゆっくり過ごす休暇の文化があります。

1878年の富士屋ホテル創業、1886年の箱根離宮の完成。国内外の人々を迎える保養地として、箱根には近代のリゾート文化が積み重なりました。離宮の跡地は、現在の恩賜箱根公園として受け継がれています。[8][9]

この土地の家を、手入れする

温泉を引く建物では、供給量、基本料、名義変更、更新、配管の維持負担を確認します。傾斜地の擁壁や進入路、大きな浴槽と給湯設備も、改修の規模を左右する条件です。

次の使い方を、考える

企業保養所や邸宅は、家族で使う別荘、法人の保養施設、小規模な宿など、引き継ぐ相手によって整える場所が変わります。庭や建築の良さを残しながら、使う部屋と維持する設備を整理します。

自然公園や景観の規制は敷地の区域によって異なります。建物の改修・増築・用途の計画を、供給契約と併せて確認します。

07 / 静岡県 — ATAMI / IZU-KOGEN / KAWANA

熱海・伊豆高原・川奈

静岡県伊東市・大室山の火口(地域景観の参考写真)
静岡県伊東市・大室山の火口(地域景観の参考写真)
Photo: Immanuelle / CC0 写真の出典・利用条件 [07]

この土地で過ごすなら

  • 起雲閣や熱海の坂道を歩き、別荘建築を楽しむ
  • 大室山・城ヶ崎海岸で、伊豆の地形をたどる
  • 川奈のゴルフ文化に触れ、魚や干物を食卓へ持ち帰る

海を見る居間に、
別荘の記憶が残る。

  • 海景と温泉
  • ゴルフ・別荘文化
  • 庭と既存建築の再生

高台の窓から海を眺め、伊豆高原の道を歩き、夕食に土地の魚を味わう。熱海から伊東、川奈へ続く海辺には、日々の暮らしから少し離れて過ごす楽しみが揃っています。

熱海の起雲閣は、1919年に別荘として築かれ、1947年に旅館となり、現在は文化施設として受け継がれています。川奈では、1928年に大島コース、1936年にホテルと富士コースが開業。建築、庭、海、ゴルフが重なるリゾートの歴史を訪ねられます。[10][11]

この土地の家を、手入れする

海風による金物や室外機の傷み、斜面の擁壁、デッキの支持部、長期不在の室内の湿気を見ていきます。温泉がある家では、建物の所有と温泉の契約を分けて、継続費用を確かめます。

次の使い方を、考える

海を眺める居間や庭の良さを活かし、別荘として売る方法と、宿泊施設へ引き継ぐ方法を比べます。食事を近隣の店と組み合わせる一棟貸しや、庭を楽しむ小さな宿など、建物の持ち味から使い方を考えます。

温泉の供給条件、営業の可否、私道・水道の負担は、同じ地域でも分譲地や区画で変わります。

08 / 千葉県 — BOSO PENINSULA

房総・館山・いすみ

千葉県・千葉 早朝の外房海岸(地域景観の参考写真)
千葉県・千葉 早朝の外房海岸(地域景観の参考写真)
Photo: T-KIMURA / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [08]

この土地で過ごすなら

  • 内房と外房を巡り、自分に合う海辺を探す
  • 漁港や直売所を訪ね、土地の魚や野菜を味わう
  • 海の体験と里山の散策を、一つの滞在に組み合わせる

海から戻った午後を、
庭と食卓で過ごす。

  • 海辺の週末
  • サーフィン・庭のある家
  • 塩害・雨風への備え

内房の穏やかな海、外房の波、里山の緑。館山や南房総、鋸南・富津、いすみ・一宮では、海との距離と日々の過ごし方から、家を選ぶ楽しみがあります。

館山の布良は、青木繁が「海の幸」を描いた土地でもあります。漁村の暮らしや海辺の創作の記憶に、いまのサーフィンや週末の滞在が重なります。海だけでなく、集落の道や漁の文化を知ると、滞在は豊かになります。[12]

この土地の家を、手入れする

金物・窓・外壁・屋根の塩害と、強い雨風への備えを確認します。高台や海に近い立地では、眺望と一緒に地形・避難経路を見ていきます。屋外シャワーや庭の設備も、清掃と維持の費用を見込んで整えます。

次の使い方を、考える

サーフィンの拠点、愛犬と過ごす庭のある家、家族が集まる一棟貸しなどを検討できます。屋外の楽しみには、照明、駐車、煙、会話の音が伴います。近隣と気持ちよく過ごせる配置と運営時間を考えます。

鋸南・富津・館山、一宮・いすみなど、海岸ごとに地形や生活圏が異なります。所要時間は出発地・道路・季節で確認します。

09 / 和歌山県 — NANKI SHIRAHAMA

南紀白浜

和歌山県・円月島(地域景観の参考写真)
和歌山県・円月島(地域景観の参考写真)
Photo: Yuto / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [09]

この土地で過ごすなら

  • 白良浜・円月島・千畳敷で、海と地形を楽しむ
  • 番所山の南方熊楠記念館で、研究の足跡と土地の自然を知る
  • 温泉、地魚、紀州の食を、ゆっくり巡る

白い砂浜と古湯の町に、
もうひとつの暮らしを。

  • 海と古湯
  • 長めの滞在
  • 温泉設備・海辺の保守

白良浜の散歩、円月島を眺める夕方、湯に浸かって帰る夜。南紀白浜は、海で遊ぶ休暇と、温泉のある日常を同じ家から楽しめる場所です。

白浜の湯は、「日本書紀」に記された皇族の来湯の歴史を持ちます。古湯の文化に、海浜リゾートとしての歩みが重なり、旅館、ホテル、保養所、別荘が町のさまざまな場所に広がっています。[13][14]

この土地の家を、手入れする

温泉と海の近くでは、配管、給湯設備、外部の金物や室外機の傷みを確認します。温泉を使う区画は、料金だけでなく、供給の時間・温度・修繕の負担範囲を把握して引き継ぎます。

次の使い方を、考える

自分でも長く滞在する別荘、家族が集まる一棟貸し、近隣宿の離れなどを検討できます。海の季節以外にも、温泉や食、仕事を組み合わせて過ごせる設備と動線を整えると、使い道の幅が広がります。

温泉供給のある物件か、宿泊営業が可能かは、各敷地・契約・管理規約を確認します。

10 / 熊本県 — ASO / MINAMIASO

阿蘇・南阿蘇

熊本県阿蘇市・草千里ヶ浜(地域を紹介する参考写真)
熊本県阿蘇市・草千里ヶ浜(地域を紹介する参考写真)
Photo: SHori / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [10]

この土地で過ごすなら

  • 草千里や外輪山で、草原の表情を楽しむ
  • 南阿蘇の水源や集落を歩く
  • あか牛、乳製品、野菜と温泉を組み合わせて滞在する

草原の大きさに、
滞在の余白をもらう。

  • 草原と水源
  • 食・温泉・アウトドア
  • 自然と地域の手入れ

外輪山から草原を見渡し、水源を訪ね、土地の食を味わう。阿蘇・南阿蘇には、窓の外の広がりそのものが滞在の魅力になる風景があります。

阿蘇の草原は、野焼き、放牧、採草を続けてきた人々の営みによって保たれています。自然の景色を楽しむ家を持つことは、その風景を支える地域の仕事にも関心を持つこと。長く過ごすほど、この土地への見方が深まります。[15]

この土地の家を、手入れする

道路の管理、排水、斜面と敷地の状態、給水設備、長期不在時の巡回を確認します。国立公園に含まれる敷地では、建物やデッキ、伐採などの計画を区域の条件と併せて調べます。

次の使い方を、考える

料理と庭を楽しむ別荘、グループで泊まる小さなヴィラ、食や体験と組み合わせる宿などが検討できます。建物だけで完結させず、清掃や保守を担う人、地元の店や体験の担い手と運営を組み立てます。

宿泊活用や設備の追加は、自然公園・建築・消防の条件と、個別の管理規約を確認して進めます。

04 — AROUND JAPAN

森、海、湖、温泉。
全国の別荘・リゾートエリアへ。

北海道から沖縄まで、47都道府県の主な滞在エリアをまとめました。地名や地域から探し、風景を知る特集や実務ガイドへ進めます。

別荘分譲地のほか、保養所・二拠点住宅・一棟貸しなどを検討する広域エリアを含みます。営業条件は同じ地域内でも敷地・規約・契約により異なります。

北海道
東北
関東
甲信越・北陸
東海

静岡県

中伊豆・西伊豆・南伊豆(修善寺・大仁・冷川・天城高原・土肥・戸田・堂ヶ島・松崎・弓ヶ浜・石廊崎)

温泉供給、傾斜地や私道、海風にさらされる設備を確認。

この別荘地の歴史・魅力・再生を読む →

岐阜県

飛騨高山・乗鞍・奥飛騨温泉郷・荘川・下呂(馬瀬・小坂)・恵那(岩村・飯地高原)・中津川(付知峡)

高原の冬季管理、温泉・給水、建物の修繕履歴を確認。

この別荘地の歴史・魅力・再生を読む →

愛知県

知多半島(南知多・内海・山海・美浜・篠島・日間賀島)・三河湾(蒲郡・西浦・吉良・幡豆・渥美半島伊良湖)

海・山の環境に合わせた保守と、接道・管理条件を確認。

この別荘地の歴史・魅力・再生を読む →
関西

和歌山県

高野山麓(九度山・かつらぎ・橋本)・龍神温泉・本宮(川湯・湯の峰)・那智勝浦・串本・すさみ

海辺・山間それぞれの保守と、温泉や給水の条件を確認。

この別荘地の歴史・魅力・再生を読む →
中国・四国

広島県

尾道(向島・因島・生口島/しまなみ海道)・福山(鞆の浦・内海・沼隈)・竹原・呉(蒲刈・倉橋島)・江田島・宮島対岸(廿日市・大野)

海辺の修繕、山間の冬季管理、交通と清掃体制を確認。

この別荘地の歴史・魅力・再生を読む →

香川県

小豆島・直島・豊島・高松(庵治・屋島・塩江)・さぬき(津田の松原)・荘内半島(三豊市仁尾・父母ヶ浜周辺)

島の物流、給水、清掃・修繕を担う体制を確認。

この別荘地の歴史・魅力・再生を読む →

高知県

桂浜・土佐市(宇佐・横浪半島)・須崎・四万十(中村・興津)・足摺岬・室戸・安芸・物部(べふ峡)

雨風への備え、地形・避難経路、管理の担い手を確認。

この別荘地の歴史・魅力・再生を読む →
九州・沖縄

福岡県

宗像(鐘崎・神湊)・福津・芦屋・北九州(若松・平尾台)・朝倉(秋月・原鶴)・うきは・八女(星野村)

海・里山の住環境と、建物の保守、運営体制を検討。

この別荘地の歴史・魅力・再生を読む →

長崎県

雲仙(小浜・仁田峠)・島原・大村湾沿い(琴海・時津・西海・ハウステンボス周辺・波佐見)・平戸・五島列島・壱岐・対馬

自然公園、島の交通・物流と、維持管理を確認。

この別荘地の歴史・魅力・再生を読む →

沖縄県

沖縄本島中部・南部(読谷・うるま[海中道路・浜比嘉島・宮城島・伊計島]・北中城・南城市[知念・百名・玉城]・糸満・八重瀬)

強い雨風と塩害、給水、清掃・運営契約を確認。

この別荘地の歴史・魅力・再生を読む →

沖縄県

宮古島(伊良部島・下地島・来間島・池間島)・石垣島(川平・北部・白保)・竹富島・西表島・小浜島・久米島・座間味・渡嘉敷

強い雨風と塩害、給水、清掃・運営契約を確認。

この別荘地の歴史・魅力・再生を読む →

05 — CARE, REPAIR & REUSE

古い家の良さを残して、
使い続けられる状態へ。

古い家具や庭を片付け、内装を一新する。その前に、雨と水、構造と設備の状態を確かめたいところです。次に使う人と使い方が見えれば、残せるものと、先に直すべき場所がはっきりしてきます。

旧三笠ホテル内部の意匠(2012年撮影)
旧三笠ホテル内部の意匠(2012年撮影)
Photo: osami / Public domain 写真の出典・利用条件 [17]

意匠は残す。
見えないところから整える。

木の窓、照明、建具、庭へ向かう縁側。新しく取り替える前に、その建物らしさをつくっているものを見つけます。安全や使いやすさを担う改修と、風情を守る手入れを、建築の専門家と一緒に組み立てます。

写真は旧三笠ホテルの天井と照明。歴史建築の意匠を考える参考として掲載しています。

STEP 01

まず、雨と水の傷みを止める。

屋根、外壁、雨樋、床下、漏水した配管を確認します。長く使っていない家は、通水や電気設備の再稼働も、点検してから進めます。

STEP 02

構造と敷地の安全を確かめる。

土台や柱の傷み、擁壁、デッキ、進入路を確認。眺めのよい斜面や海辺では、排水と地形、防災・避難の条件も見ていきます。[24]

STEP 03

過ごす季節に合わせて直す。

夏だけか、冬も使うか。断熱、窓、暖房、水抜き、浴室と給湯の容量を、滞在する季節と人数に合わせます。

STEP 04

日々の仕事まで設計する。

清掃、リネン、庭木、温泉配管、緊急対応。誰が、どの頻度で、どこまで担うかを決め、毎年の維持費と設備更新費を見込みます。

茅野市・霧に包まれた蓼科湖(地域を紹介する参考写真)
茅野市・霧に包まれた蓼科湖(地域を紹介する参考写真)
Photo: Akiko_Toshinai / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [13]
伊豆・下田で水揚げされた金目鯛(2020年撮影の参考写真)
伊豆・下田で水揚げされた金目鯛(2020年撮影の参考写真)
Photo: morishi / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [14]

暮らしの楽しみを、滞在の魅力へ。

湖まで朝の散歩に出る。地元の魚や野菜で料理をする。工房を訪ね、家に戻って火を囲む。大掛かりな設備を加える前にも、その土地ならではの過ごし方を丁寧に伝える余地があります。

愛犬と泊まる庭、サウナ、屋外ダイニングを加えるなら、安全、音や煙、清掃、火気設備まで計画に含めます。トレーラーハウスも、車輪の有無だけで扱いが決まるものではありません。設置状況に応じた建築物への該当性と、土地利用・営業の条件を確認します。[22][26]

06 — FIVE THINGS TO CONFIRM

「売るか、活かすか」を
決める前の、五つの確認。

一棟貸しにしたい人も、次の所有者へそのまま渡したい人も。管理規約と契約、建物の状態を揃えると、できることと必要な費用を具体的に比べられます。

01

管理規約と
地域のルール

分譲地の規約、自治会の決まり、建築協定、工事の承認手続きを確かめます。宿泊営業の可否や騒音・駐車の条件は、自治体の許可と分けて整理します。静かな住宅地としての価値も、引継ぎの大切な条件です。[17][18][20]

デューデリジェンスで揃える資料 →
02

温泉と
私設インフラ

温泉の供給者、受湯の権利、名義変更・更新、基本料、配管の修繕負担を確認します。私道、私設水道、浄化槽にも継続費用があります。土地建物の売買に含まれるものと、別の契約が必要なものを揃えます。

温泉権・引湯権 → 自家源泉と集中配湯 →
03

建物・敷地と
権利の状態

修繕履歴、図面、雨漏り、給排水、凍結、擁壁などを確認。土地が借地の場合は、契約期間、更新、名義変更や譲渡の承諾条件を調べます。建物の見た目と一緒に、使い続けるための工事と費用を整理します。

借地上の建物の引継ぎ → 地主の承諾 →
04

宿泊営業の条件と
管理する人

住宅宿泊事業は、対象となる住宅で年間180日以内を上限とする制度です。条例による期間制限や管理の義務もあります。旅館業の営業許可を含め、建築・消防・自然公園の条件や必要な手続きを整理し、清掃・鍵渡し・緊急対応を担う体制も確かめます。[19][22][23]

住宅宿泊事業法 → 旅館業の営業種別 → 自然公園法の行為規制 → 温泉利用許可 →

07 — THREE WAYS FORWARD

この家に合う、
次の役目を見つける。

別荘として大切に使う人へ。宿を営む人へ。地域で働く人の居場所へ。建物と土地の条件に合わせて、引き継ぐ相手を考えます。

ROUTE 01

別荘・二拠点住宅として

庭や静けさ、立地を気に入ってくれる人へ。宿泊営業を行わない使い方も、住環境と物件に合う大切な選択肢です。

ROUTE 02

一棟貸し・小さな宿へ

営業条件と収支が整う物件を、運営事業者や投資家へ。改修、許認可、清掃や緊急対応まで、開業後を見通して引き継ぎます。

ROUTE 03

宿の離れ・寮・保養施設へ

近隣のホテル・旅館の離れやスタッフの住まい、法人の保養施設として。用途・規約・通勤や運営の動線を確かめます。

売る前に、改修の答えを一つに決めなくても。

買主によって、残したい間取りも設備も変わります。売主が先にすべてを直す方法だけでなく、現況の資料を揃え、相手の計画と費用負担を相談する方法があります。売却と活用の両方を見ながら、無理のない順番を考えます。

08 — A NEW GENERATION OF VILLAS

自分の休暇と、旅人の滞在。
新しいヴィラの引継ぎ方。

ニセコのシャレー、沖縄のプール付きヴィラ、淡路島や琵琶湖の水辺の家。自己利用と宿泊運営を組み合わせる物件では、建物と一緒に「どのように使い、誰が運営するか」を受け継ぎます。

兵庫県・淡路島の朝(地域景観の参考写真)
兵庫県・淡路島の朝(地域景観の参考写真)
Photo: rikky_photography / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [12]
沖縄県読谷村・残波岬(地域を紹介する参考写真)
沖縄県読谷村・残波岬(地域を紹介する参考写真)
Photo: Okinawa08 / CC BY 4.0 写真の出典・利用条件 [11]

森の御代田、海辺の鋸南・一宮、糸島や南阿蘇、由布院の塚原高原にも、一棟で過ごす家や宿を探す楽しみがあります。新しい物件でも、営業の可否や運営の仕組みは区画・契約ごとに違います。

比較する視点従来の別荘・保養所運営付きヴィラ・コンドミニアム
引継ぎのきっかけ相続、利用減少、維持負担の見直し資産の組替え、自己利用や運営方針の見直し
建物で見ること修繕・断熱・配管など、今後必要な更新設備の維持、保証の範囲、家具・備品の所有と更新
使い方で見ること住宅・別荘の利用と、管理規約上の営業条件許可・届出、オーナー利用、運営契約の承継条件
お金の見方取得費・改修費・毎年の維持費売上から運営報酬・管理費・修繕積立等を引いた収支

CONTRACT 01

所有と利用の範囲

土地建物・区分所有・共有など、取得する権利を確認。自己利用日数、繁忙期の予約、家族やゲストの利用条件を確かめます。

CONTRACT 02

許可と運営の引継ぎ

営業主体、許可・届出、契約の譲渡承諾と解約条件を確認。旅館業の事業譲渡では、事前承認を含む手続きを決済日と揃えます。[21]

CONTRACT 03

売上から、手元に残る収益へ

集客・清掃・リネン・光熱・運営報酬・保険を整理。自己利用日と休業日を分け、売上の根拠になる期間や稼働実績を確認します。

CONTRACT 04

設備更新と、次の売却

プール、サウナ、空調、家具の交換費用と修繕積立を確認。将来の売却時に必要な承諾や、運営会社を変えられる条件も確かめます。

減価償却は、構造・経過年数・取得や改修の内容によって扱いが変わります。費用と資金繰りを試算し、税務上の区分は税理士と確認します。[25]

09 — READ, COMPARE & PLAN

風景から、契約へ。
気になることを、もう一歩。

温泉の来歴を知る。契約の言葉を調べる。修繕や収支を計算する。この場所を受け継ぐための情報を、知りたいことから辿れます。

10 — QUESTIONS & ANSWERS

別荘の引継ぎ、
よくあるご相談。

管理規約や温泉の契約書が手元に揃っていなくても相談できますか?

ご相談いただけます。所在地、利用状況、管理費などの納付書、図面や写真があれば、分かる範囲から整理できます。規約や契約書は、管理会社・管理組合・温泉供給者などの入手先を確認し、売却や活用を判断するために必要な資料を揃えていきます。

別荘地の中で民泊や貸別荘ができない物件でも、売却相談は可能ですか?

売却をご相談いただけます。静かな環境を求める別荘利用や二拠点住宅など、その土地の規約と建物に合う引継ぎ方を考えます。法人の保養施設など別の使い方を検討する際も、管理規約や法令上の用途を個別に確認します。

家具や残置物が残ったままの状態でも、査定や相談はできますか?

現況のままご相談いただけます。残す家具、買主へ譲る設備、撤去する物を写真や一覧で分け、引渡し条件と費用負担を整理します。片付けや工事に費用をかける前に、買主の利用計画も含めて比較できます。

築年数が古い木造別荘の減価償却や修繕費は、どう考えればよいですか?

建物の構造、経過年数、取得価格の内訳、取得後の改修内容によって扱いが変わります。中古資産の耐用年数や、修繕費と資本的支出の区分は税理士と確認し、取得・改修・維持管理に必要な資金を合わせて検討します。

運営会社が付いている分譲ヴィラなら、そのまま宿泊営業を引き継げますか?

許可・届出の名義や承継手続き、運営委託契約の譲渡・解約条件を確認します。オーナーが使える日数、収益分配、予約・預り金、修繕積立も引継ぎの対象です。売買契約と運営開始の段取りを揃え、必要な承諾と手続きを進めます。

11 — THE NEXT CHAPTER

片付ける前に。
壊すと決める前に。

使う機会が減っても、家と土地の魅力がなくなったわけではありません。分かる範囲の資料と、いまの状態から。売る・引き継ぐ・活かす道を、一緒に整理します。

CONSULTATION — JAPAN REALTOR

堤 誠之 / 代表取締役・空き家相談士

不動産業界21年目。一棟収益不動産や宿泊施設の売買・事業再生に携わり、自ら旅館法人3社の代表として再生・運営に関わってきました。空き別荘や保養所の現況売却から、宿泊活用の可能性まで、建物・契約・運営の条件を整理します。

宅地建物取引業:ジャパンリアルター株式会社/東京都知事(2)第104145号

出典・編集方針・写真クレジット

編集・構成:TSUNAGU編集部(ジャパンリアルター株式会社)。編集確認日:2026年11月1日。官公庁・自治体・観光協会・施設運営者等の公表資料をもとに、別荘地の歴史と滞在の魅力、保存活用・売却・事業承継の視点から編集した専門特集です。10選は歴史・景観・滞在の楽しみ・引継ぎ条件を踏まえた編集部の選定です。本記事の写真や地名は、個別施設が売却募集中であることを示すものではありません。営業・利用条件や個別の法令・契約は、各公式情報、管理者、管轄窓口でご確認ください。

本文の出典

  1. 軽井沢観光協会|避暑地としての軽井沢の誕生1886年のショーの来訪と、避暑・別荘文化の歩み。
  2. 軽井沢町|民泊施設等・貸別荘の取扱基準町の民泊施設・長期の貸別荘の取扱い。北軽井沢とは管轄を分けて記述。
  3. 倶知安観光協会|倶知安町の歴史ニセコ・倶知安のスキー文化と、1961年のひらふの開設。
  4. ニセコリゾート観光協会|ニセコの概要スキー場の歩み、有島武郎とニセコの関わり。
  5. 観光庁|那須御用邸と那須平成の森那須御用邸の成立と那須平成の森。
  6. ちの観光まちづくり推進機構|茅野市観光パンフレット御射鹿池の農業用ため池としての成り立ちと、東山魁夷作品との関わり。
  7. 山中湖村|エコミュージアム基本計画旭日丘の別荘地開発、文化人の滞在、湖畔の文化資源。
  8. 神奈川県公園協会|恩賜箱根公園について1886年の箱根離宮の完成と、公園としての継承。
  9. 富士屋ホテルズ&リゾーツ|ホテルヒストリー1878年の宮ノ下での創業と国際保養地の歴史。
  10. 熱海市|起雲閣(市指定有形文化財)1919年の別荘建築、1947年の旅館転用、現在の文化施設としての継承。
  11. 川奈ホテル|90周年・歴史を紡いだ物語1928年の大島コース、1936年のホテルと富士コースの開業。
  12. 館山市|館山の歴史布良と青木繁『海の幸』、房総の地域文化。
  13. 南紀白浜観光協会|源泉豊富な南紀白浜日本書紀に記される白浜の来湯史と地域の温泉文化。
  14. 南方熊楠記念館|番所山公園と周辺案内白浜の文化施設・番所山の南方熊楠記念館。
  15. 環境省|阿蘇草原再生野焼き・放牧・採草による草原の維持と保全。
  16. 国土交通省|総合保養地域整備法(昭和62年法律第71号)1987年の法制定を含むリゾート整備の制度背景。
  17. 披露山庭園住宅団地管理組合法人|建築協定書地区内の建築・用途・敷地と、環境を守る協定。
  18. 芦屋市|六麓荘町地区地区計画1928年からの住宅地開発、地区ごとの用途・敷地等の条件。
  19. 観光庁|住宅宿泊事業者編対象住宅、年間180日以内の制度、届出、管理と条例。
  20. 観光庁|住宅宿泊事業の届出に必要な情報・手続き権利者承諾、管理規約、届出資料。分譲地の個別規約も別途確認する構成。
  21. 厚生労働省|旅館業の事業譲渡による地位承継営業許可と、事前承認を伴う事業譲渡の承継手続き。
  22. 総務省消防庁|民泊における消防法令上の取扱い等消防設備・用途・安全措置と、管轄消防署への確認。
  23. 環境省|国立公園における届出・申請区域・行為に応じた建築、改修、伐採等の確認。
  24. 国土地理院・国土交通省|ハザードマップポータルサイト洪水、土砂災害、津波など、対象地の地形と防災条件の確認。
  25. 国税庁|No.5404 中古資産の耐用年数中古資産の耐用年数、簡便法、資本的支出による条件の違い。
  26. 白馬村|トレーラーハウスの適正な管理及び設置について設置・使用状況を踏まえた建築物該当性。営業や土地利用は個別確認。
  27. 栃木県|英国大使館別荘記念公園明治中頃から昭和初期にかけての中禅寺湖畔の外国人避暑地。
  28. 雲仙観光局|雲仙の歴史明治期からの外国人の来訪と保養地の歩み。
  29. 神戸市灘区|灘百選・山グルームの別荘と六甲山の避暑・レクリエーション文化。
  30. 赤倉観光ホテル|歴史昭和初期の国際観光政策と妙高の高原リゾートの歩み。

写真の出典と利用条件

掲載写真は撮影時点の景観・建築・食を伝えるものです。表示枠に合わせたトリミングがあります。原写真の色調変更・合成・生成は行っていません。

[01] ニセコ町の山麓景観(地域イメージ)
撮影:youki_lancru95prado / ニセコの美しい風景 / CC BY 4.0
撮影日・期間:2023-04-12 10:52:25 +0900。配信:1920×2560px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[02] 那須連山・朝日岳の稜線と雲。撮影地の公式写真記録に基づく山の景観。
撮影:Akiko_Toshinai / 朝日岳 / CC BY 4.0
撮影日・期間:2017-10-08 09:46:19 +0900。配信:1702×2560px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[03] 軽井沢町・冬の白糸の滝の夜景(撮影時の演出)(地域を紹介する参考写真)
撮影:Yasuyuki_Kawano / 白糸の滝 / CC BY 4.0
撮影日・期間:2021-01-09 17:21:38 +0900。配信:1920×1280px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[04] 茅野市・御射鹿池の新緑(地域を紹介する参考写真)
撮影:sheltyleif / 新緑の御射鹿池 / CC BY 4.0
撮影日・期間:2023-06-24 14:28:48 +0900。配信:1920×1280px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[05] 山梨県・本栖湖の未明(地域景観の参考写真)
撮影:zione0423-photo / 本栖湖の未明 / CC BY 4.0
撮影日・期間:2017-03-12 04:00:12 +0900。配信:1920×1280px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[06] 箱根町・芦ノ湖の紅葉と富士山(地域を紹介する参考写真)
撮影:Ken_Lee / 箱根の秋浪漫 / CC BY 4.0
撮影日・期間:2018-11-25 15:38:35 +0900。配信:1920×1305px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[07] 静岡県伊東市・大室山の火口(地域景観の参考写真)
撮影:Immanuelle / Crater of Mount Omuro (Izu Peninsula)-21.jpg / CC0
撮影日・期間:2024年6月。配信:1920×1440px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[08] 千葉県・千葉 早朝の外房海岸(地域景観の参考写真)
撮影:T-KIMURA / 千葉 早朝の外房海岸 / CC BY 4.0
撮影日・期間:2005-09-19 05:37:59 +0900。配信:1920×1280px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[09] 和歌山県・円月島(地域景観の参考写真)
撮影:Yuto / 円月島 / CC BY 4.0
撮影日・期間:2021-04-07 18:13:23 +0900。配信:1920×1440px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[10] 熊本県阿蘇市・草千里ヶ浜(地域を紹介する参考写真)
撮影:SHori / 阿蘇山(草千里) / CC BY 4.0
撮影日・期間:2022-09-09 06:22:50。配信:1920×1280px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[11] 沖縄県読谷村・残波岬(地域を紹介する参考写真)
撮影:Okinawa08 / 残波岬 / CC BY 4.0
撮影日・期間:2017-07-11 12:40:35 +0900。配信:1920×2560px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[12] 兵庫県・淡路島の朝(地域景観の参考写真)
撮影:rikky_photography / 淡路島の朝 / CC BY 4.0
撮影日・期間:2018-06-03 04:59:16 +0900。配信:1920×1280px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[13] 茅野市・霧に包まれた蓼科湖(地域を紹介する参考写真)
撮影:Akiko_Toshinai / 梅雨の蓼科湖 / CC BY 4.0
撮影日・期間:2020-07-23 17:23:07 +0900。配信:1708×2560px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[14] 伊豆・下田で水揚げされた金目鯛(2020年撮影の参考写真)
撮影:morishi / 伊豆・下田の獲れたて“地金目” / CC BY 4.0
撮影日・期間:2020年08月。配信:1920×1280px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[15] 旧三笠ホテルの木造の外観
撮影:663highland / File:Old mikasa hotel04s3872.jpg / CC BY 2.5
撮影日・期間:2007-09-22。配信:1714×2560px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[16] 神奈川県逗子市|披露山公園から住宅地と相模湾・富士山を望む。2018年1月25日撮影。
撮影:Quercus acuta / View of Mount Fuji from Hiroyama Park.jpg / CC0
撮影日・期間:2018年1月25日。配信:4000×3000px。原画像をそのまま収録。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

[17] 旧三笠ホテル内部の意匠(2012年撮影)
撮影:osami / File:Old mikasa hotel1210L2.jpg / Public domain
撮影日・期間:2012-10-26。配信:2400×1800px。原写真を縮小・WebP再圧縮。表示枠でトリミング。合成・生成は行っていません。

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