TSUNAGUホテル・旅館の売買・M&Aポータル
秋の芦ノ湖越しに富士山と湖畔の鳥居を望む
神奈川県箱根町・芦ノ湖Photo: Ken_Lee / CC BY 4.0

DESTINATION 10 — JAPAN

箱根・湯河原・小田原

山の湯から、海の町へ
箱根の文化を歩く

芦ノ湖を囲む山、美術館が点在する森、文人が過ごした湯河原、海の食が息づく小田原。神奈川県西部の三つの土地を、温泉だけに絞らず訪ねる広域の滞在圏です。関所と旧街道、彫刻や絵、かまぼこの手仕事へ。山に泊まる日と港を歩く日を分け、自分の関心に合う一泊、二泊の旅を組み立てます。

旅の舞台

関東の周遊・滞在圏

楽しみを探す

体験・歴史・散策・土地の味

宿を受け継ぐために

風景と暮らしから、運営の実務へ

A PLACE, MANY WAYS TO STAY

山の時間と、海辺の商いをつなぐ

山の斜面を彩る白梅と紅梅が咲く湯河原梅林
神奈川県湯河原町・湯河原梅林Photo: 湯河原町 / CC BY 4.0

箱根には、湯本の商店街、宮ノ下の坂道、強羅や仙石原の美術館、芦ノ湖の参道という異なる顔があります。同じ町内でも高低差があり、乗り物を乗り継いで訪ねる場所も。湯河原と小田原へ広げるなら、さらに移動を含む別の拠点として考えたい地域です。名所を一日に並べるより、美術館を主役にする日、湖と信仰を味わう日、海の町で食事を楽しむ日と、過ごす目的から泊まる土地を選ぶと旅がゆったりします。

この地域の面白さは、自然の眺めのそばに、人が積み重ねた文化があることです。箱根関所では街道を行き交った人の歴史へ、湯河原の美術館では土地を愛した画家の作品へ。小田原では城や町を歩いたあとに、魚を扱う商店や食卓へ目を向けられます。美術館の鑑賞と温泉で休む時間を並べ、食事を町で取るか宿で取るかも相談しながら、一つの土地に長く過ごす滞在へ。

地域の観光・宿泊ガイドです。写真や紹介施設は、売却中の案件を示すものではありません。

01 / EXPLORE THE AREA

地域ごとに違う、
泊まりたい理由。

気になる町や風景から、ここで過ごす一日を探してみてください。

01 / 箱根湯本

湯と商店街

箱根湯本は鉄道で山へ向かう入口であり、川沿いや商店街を歩いて過ごせる温泉地です。土産の菓子を選び、食事の店で休み、宿へ戻るような穏やかな一日も楽しめます。芦ノ湖や仙石原へ広く回る行程だけでなく、到着日の午後を湯本で過ごす案も。駅から近い印象の宿でも道が上ることがあり、川と道路、山の斜面の位置を見ながら歩くと町の形がわかります。[1][10]

  • 箱根湯本駅
  • 早川沿い
  • 湯本の商店街
宿を受け継ぐ視点

駅から客室までの移動は、坂道と送迎を含めて見ます。店が閉まる時刻と夕食の選択肢、荷物の預かりを整理すると、列車で到着する人の滞在を案内しやすくなります。

02 / 宮ノ下・小涌谷

坂道と東洋美術

宮ノ下では坂と道沿いの建物を眺め、小涌谷へ進むと美術館の鑑賞を中心にした時間へ。岡田美術館では日本、中国、韓国などの美術に触れられ、山の景色とは異なる集中の時間を過ごせます。移動の途中に短く入るだけでなく、展示の量に合わせて一館へ余裕を持たせたい地域です。[1][5][10]

  • 宮ノ下の町並み
  • 岡田美術館
  • 小涌谷
宿を受け継ぐ視点

道沿いの宿は、歩道や横断できる位置も滞在の使いやすさに関わります。車の乗降場所、美術館へのバス、館内の食事時間を合わせて到着動線を見ます。

03 / 強羅・仙石原

森の美術館

強羅には彫刻の森美術館や箱根美術館、仙石原にはポーラ美術館や箱根湿生花園と、鑑賞と自然を組み合わせる拠点があります。屋外の彫刻を見る日と、館内で絵に向き合う日では歩く速さも変わります。近くに名前が並ぶ施設でも、坂やバスの移動を挟むため、一つずつの滞在に時間を。植物の小さな変化が好きなら湿生花園へ、美術を中心に据えるなら見たい展覧会から宿泊日を選ぶ楽しみもあります。[6][7][8][9]

  • 彫刻の森美術館
  • 箱根美術館
  • ポーラ美術館
宿を受け継ぐ視点

屋外の展示と庭園は天候や季節に左右されます。休館日、冬季休園、敷地の傾斜を把握し、屋内で過ごせる場所と無理のない交通を案内できる立地を考えます。

04 / 芦ノ湖・元箱根

湖畔と街道

芦ノ湖畔では、湖の眺めに箱根神社の参拝と関所の歴史を重ねられます。船を眺めながら休み、杉のある道や社へ向かい、箱根関所で街道の往来を知る一日へ。天候に恵まれれば富士山が見える場所もあります。元箱根と箱根町港周辺は別の地点なので、歩く区間とバスなどを使う区間を分けて考え、帰りの便まで落ち着いて過ごしたい地域です。[1][2][3][10]

  • 芦ノ湖
  • 箱根神社
  • 箱根関所
宿を受け継ぐ視点

湖畔は風や霧、道路の混雑で予定が変わります。最終の乗り物と宿の食事時刻、荒天時に戻る経路を整理し、湖の眺望と交通条件を併せて検討します。

05 / 湯河原・奥湯河原

渓流と文人

湯河原では、川沿いの温泉街を歩き、町立湯河原美術館で絵を見て、宿で休むような滞在が似合います。竹内栖鳳や夏目漱石らがこの土地と結んだ関係を知ると、保養の町に文化の奥行きが加わります。海側の町と奥の温泉地では景色と移動が変わるため、泊まる場所から一日の行程を選びたいところ。梅の時季は湯河原梅林も別の訪問先となり、山の斜面に広がる花を目当てに旅を組めます。[12][13][18][19]

  • 万葉公園
  • 町立湯河原美術館
  • 湯河原梅林
宿を受け継ぐ視点

駅から温泉街へのバスや送迎と、宿の周辺で歩ける範囲を確かめます。渓流沿いの立地は、眺めに加えて斜面、搬入、雨天時の通路も具体的に見たい条件です。

06 / 小田原・早川

城下町と海の食

小田原城で町の歴史を知り、かまぼこ通りへ歩くと、城下の風景から商いのある通りへ気分が変わります。早川の漁港周辺に移れば、鮮魚や干物など海の食を楽しむ時間へ。城、町の店、港はそれぞれに見るものがあるため、箱根へ向かう前の乗換えだけで終えず、一日を使って訪ねる候補です。松永記念館のある板橋方面も文化の寄り道に。海と山をつなぐ町で、食事と手仕事の記憶を持ち帰れます。[14][15][17][20][22][23]

  • 小田原城
  • かまぼこ通り
  • 小田原漁港
宿を受け継ぐ視点

駅、城下町、早川では移動が異なります。荷物預かりと買物後の保冷、車を使わない経路を考え、山へ入る前後の一泊にどんな役割を持たせるか見ます。

02 / OUTSIDE THE INN

宿の外にも、
旅の楽しみを。

歩く、体を動かす、手を動かす。何を楽しむかから、次の滞在を考えてみませんか。

01

箱根・二ノ平

彫刻のある屋外を歩く

彫刻の森美術館では、作品と山の空気を同時に味わう鑑賞が楽しめます。離れて全体を眺め、近づいて形や素材を見るように、歩く距離で印象が変わります。同行する人と別の角度から同じ彫刻を見る時間も面白いものです。[8]

一緒に楽しむなら強羅周辺での宿泊と組み合わせます。雨具や靴を整え、鑑賞後はカフェや宿でゆっくり話す時間を残します。

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02

仙石原

ポーラ美術館で絵と森を味わう

ポーラ美術館は、作品の鑑賞と森の環境を一緒に楽しめる場所です。開催中の展示を入口に、普段は目を留めなかった色や形へ関心を広げられます。絵を見たあともすぐ車へ戻らず、建物と周囲の緑を眺めて余韻を味わう時間を。旅の中心に一つの展覧会を置く、美術好きの一日に向いています。[7]

一緒に楽しむなら仙石原の食事や町での休憩を加えます。別の美術館を続けるなら、展示量を見て無理のない二館に絞ります。

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03

強羅

箱根美術館の陶磁器と庭園へ

箱根美術館では、日本の陶磁器を中心とする鑑賞に、庭の風景を重ねられます。器の形や表面をじっくり見たあとに外の緑へ目を移すと、屋内と屋外で異なる落ち着きを感じられます。庭だけを写真で切り取るのではなく、作品と庭を一つの訪問として楽しむ時間へ。季節を変えて訪れたくなる文化の寄り道です。[6]

一緒に楽しむなら強羅の町を拠点に、午後は温泉で休む案も。館の公開範囲と季節の案内に合わせ、鑑賞の時間を取ります。

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04

仙石原

湿生花園で足元の植物を見る

箱根湿生花園には、湿地や水辺の環境に生きる植物が集められています。遠くの山を眺める旅から目線を下げ、小さな花や葉、季節による変化を見つける散策へ。園内の案内を手がかりに、環境ごとの植物の姿を見比べられます。開園する季節に合わせて訪ねたい場所です。[9]

一緒に楽しむならポーラ美術館など仙石原の文化施設と組み合わせます。冬季は休園のため、屋内の鑑賞へ予定を替えます。

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05

大涌谷

噴気の景色から火山を知る

大涌谷では、白い噴気や山肌の景色から箱根が火山の土地であることを実感できます。箱根ジオパークの解説を読むと、目の前の地形に起きた出来事を知る入口になります。ロープウェイの車窓も地域を見る一つの楽しみです。訪問できる範囲と運行はその日の案内に従い、山の状態に合わせて訪ねます。[10][11][21]

一緒に楽しむなら芦ノ湖や強羅と結ぶ日の主な活動に。天候や規制で訪問を変えるときは、鑑賞できる館を候補にします。

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06

元箱根・箱根町

関所で東海道の旅を考える

箱根関所では、復元された建物と展示を通して、江戸時代の交通の仕組みへ目を向けられます。湖の眺めが美しい場所に関所が置かれた理由を考えながら、建物の配置や見張りの位置を見る訪問に。現在の復元施設と当時の制度を分けて理解すると、芦ノ湖畔の散策に歴史の視点が加わります。[2][3]

一緒に楽しむなら湖畔の休憩と箱根神社への参拝を組み合わせます。元箱根側へ移る区間を含め、帰りの交通まで決めて歩きます。

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07

湯河原

美術館で町ゆかりの画家に会う

町立湯河原美術館は、竹内栖鳳、安井曾太郎、平松礼二らの作品に触れられる文化の拠点です。湯河原で過ごした画家の話を知り、展示を見てから庭の方へ目を移すと、温泉の町の印象も深まります。旅館を改装して生まれた館の来歴にも、保養と文化が重なる土地らしさがあります。展示を軸に落ち着いて過ごしたい場所です。[12][13][18]

一緒に楽しむなら万葉公園や温泉街の散歩と合わせ、鑑賞後にゆっくり食事を。公開する展示と庭園の案内を見て組み立てます。

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08

小田原・風祭

かまぼこの手仕事を体験する

鈴廣かまぼこの里では、かまぼこを買うだけでなく、作る手仕事を知る楽しみがあります。職人の技を見て、魚のすり身を形にしていく体験は、ふだん食べる一切れの見方を変えてくれます。参加には予約などの条件があるため、体験を旅の中心に置いて予定を。食べる、知る、買うを同じ地域で結ぶ寄り道です。[15][17]

一緒に楽しむなら小田原城や町歩きは別の時間に。作った品の受取りと持ち歩きも含め、帰りの列車まで余裕を確保します。

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体験の開催日・参加条件・交通や通行の状況は、各公式案内から確認してください。行程は天候や歩きやすさに合わせて。

03 / WALK THE TOWN

名所を結んで、
町を楽しむ。

建物、路地、水辺、小さな店。名所だけを急いで巡らず、その間の時間も楽しめる組み合わせです。

杉木立の間に鳥居が立つ箱根神社の参道
神奈川県箱根町・箱根神社参道Photo: BlackRose4627 / CC BY 4.0

芦ノ湖

参道と湖畔を静かに歩く

  1. 元箱根の湖畔
  2. 箱根神社参道
  3. 箱根神社

湖の眺めから木々に囲まれた参道へ進むと、視界の開けた水辺と社へ向かう静けさを一度に味わえます。鳥居だけを撮って戻るのでなく、境内で参拝し、由緒にも目を向ける散策へ。湖に戻ったら向かいの山や水面を眺め、歩いた時間を落ち着かせる休憩を。祭礼の日には通常の散策と人の動きが変わるため、参拝の流れを大切にしながら訪ねたい道です。[1][2]

参道には段差があります。祭礼と撮影の案内、湖畔で風を避けられる場所を見て歩きます。

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小田原

城から商いの通りへ

  1. 小田原城
  2. かまぼこ通り
  3. 小田原宿なりわい交流館

城で歴史を知ったあとに町の通りへ下り、かまぼこや干物の店、菓子店などを訪ねる散策です。外から建物を見る時間と、品を選び店の人に使い方を聞く時間が交互に続きます。なりわい交流館を町歩きの手がかりにし、城下で続いてきた商いへ目を向けてみましょう。海の食を土産にするなら、旅の最後に買う順番を選ぶと、持ち歩く荷物も気になりにくくなります。[14][17][22]

城と通りの間は市街地を歩きます。鮮魚や練り物の保冷方法と帰宅までの時間を確かめます。

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湯河原

万葉公園と温泉街の川沿い

  1. 万葉公園
  2. 藤木川沿いの温泉街
  3. 町立湯河原美術館

湯河原では、川の音を聞きながら温泉街を歩き、万葉公園と美術館を訪ねる一日が考えられます。緑のある場所で休む時間と、絵に集中する時間を組み合わせ、湯に入る前後を穏やかに過ごせます。町にゆかりの文人や画家を知って歩くと、道や川も文化のある日常として感じられます。すべての地点を必ず結ぶのでなく、宿の位置と体調に合わせて区間を選べる散策です。[12][13][18]

車道と坂道を含むため、歩く区間とバスを使う区間を分けます。園内の利用範囲は現地案内に従います。

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湯河原梅林

幕山の麓で梅の花を眺める

  1. 幕山公園
  2. 湯河原梅林の園路
  3. 梅林の休憩場所

梅の時季には、幕山の麓の斜面に広がる湯河原梅林を訪ねる楽しみがあります。木ごとに異なる花の色や香りを感じながら、園路で少しずつ眺めを変える散策へ。山を背にした花景色は、温泉街の川沿いとはまた違う湯河原の表情です。開花と催しの期間に合わせて出かけ、花を見る時間と、町へ戻って食事や入浴で休む時間をゆっくり取る日が似合います。[12]

梅林と温泉街は別の場所です。開催年の交通案内を見て、斜面を歩く靴で訪ねます。

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散策の順序は編集上の提案です。公開時間、実際の経路、移動手段を確かめて調整してください。

04 / HISTORY & CULTURE

関所を越える道、湯に集う文化

小田原の城下から箱根の関所へ、そして湯河原で休む文人の時間へ。神奈川県西部には、往来を支えた街道と、土地に長く過ごす保養の文化が重なります。湖畔の復元施設、町の商い、美術館の作品が、その違いを伝えています。

箱根関所は江戸時代の交通史を知る重要な場所です。現在の施設は、当時の建物や配置を調査して復元した姿として見学できます。芦ノ湖と山が近い立地を歩き、旅人が通った道と見張る側の位置を考えると、美しい湖の景色に別の意味が加わります。復元された建築を当時から残る建物と取り違えず、制度や移動の歴史を知る展示として味わいたい場所です。

小田原では、戦国時代の北条氏が拠点を築き、町と城を囲む総構を整えました。1590年の開城後も城の姿は変わり、現在見られる天守閣は1960年に復興されたものです。城を見たあとにかまぼこ通りや港を歩けば、権力の拠点だった町の歴史と、魚を扱う人々の商いを続けて眺められます。城だけで町を代表させず、店が連なる道まで訪ねる面白さがあります。

湯河原では、保養に訪れた夏目漱石や、晩年の多くを過ごした竹内栖鳳の記憶が残ります。1998年に旅館を改装して開館した美術館は、土地にゆかりのある画家の作品を集める場になりました。温泉で休むことと文化に触れることが、町の中で自然につながる地域です。箱根の多様な美術館も併せて、湯や眺めの合間に作品と向き合う時間を持つと、滞在に深い余韻が残ります。

[3][13][14][18][19][20]歴史・文化の公式案内 ↗
  1. 1590年

    小田原城の開城

    豊臣秀吉による小田原攻めののち、城が開かれました。

  2. 1946年

    松永安左ヱ門が小田原へ移住

    板橋の住まいを拠点に、茶の湯や美術と関わりました。

  3. 1960年

    小田原城天守閣の復興

    現在の天守閣につながる節目。

  4. 1998年

    湯河原の美術館開館

    旅館を改装し、湯河原ゆかりの美術館として開館しました。

05 / PLACES OF PRAYER

社や寺の前で、
足を止める。

人々が祈りを重ねてきた場所を、その土地に伝わる由緒とともに訪ねます。

元箱根

01

箱根神社の森と社殿

箱根神社は、芦ノ湖の湖畔から木々の間を進んで参拝する場所です。湖の眺めと社へ向かう道の静けさに、土地に続く信仰を感じられます。鳥居の前で写真を撮る時間だけでなく、境内で落ち着いてお参りし、由緒を読む時間を。祭礼や宝物殿の公開はそれぞれの案内を選び、現在の祈りの場として訪ねたい神社です。[2]

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芦ノ湖

02

九頭龍神社の本宮と新宮

九頭龍神社には、芦ノ湖畔の本宮と箱根神社の境内にある新宮があります。名前が同じでも訪ねる場所は異なるため、行きたい方を選んで参拝を。湖との関わりを伝える信仰を知ると、湖畔の景色にも物語が重なります。月次祭の参拝船などは特定の日の案内であり、いつでも同じ交通を使えると考えず訪問を計画します。[2]

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小田原

03

報徳二宮神社と二宮尊徳

小田原城址公園の中にある報徳二宮神社は、二宮尊徳をまつる神社です。城の歴史を見学する時間から少し離れ、境内で静かに参拝する寄り道へ。尊徳の教えや地域との関係を知ると、小田原の人物史にも目を向けられます。[16]

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由緒やご利益にまつわる話は、各地の信仰・伝承として紹介しています。参拝・見学・撮影の案内に沿ってお楽しみください。

06 / PEOPLE & STORIES

人の足跡から、
土地を知る。

この場所で暮らし、旅をし、作品を残した人たち。名前と土地のつながりを知ると、見慣れた景色にも別の物語が見つかります。

湯河原

夏目漱石と未完の『明暗』

夏目漱石は晩年、保養のため湯河原の天野屋を訪れています。未完の小説『明暗』には湯河原が舞台として登場し、作品を読んだ人には土地を見る別の入口になります。実際の滞在と小説の描写を重ねすぎず、温泉地で休むことが文人の日常にあったと知る訪問へ。文学の案内を読んでから川沿いを歩き、帰って作品を開く楽しみも残ります。[18][19]

旧旅館の内部を現在自由に見学できるという意味ではありません。町の文学案内を手がかりにします。

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湯河原

竹内栖鳳の晩年と画室

竹内栖鳳は湯河原の天野屋に親しみ、のちにその敷地内に別荘と画室を設け、晩年の多くをここで過ごしました。町立湯河原美術館では、土地にゆかりのある画家として作品に触れられます。単に有名画家が一度訪れたという話でなく、暮らしと制作の場所だったという関係が旅に深さを与えます。絵を見たあと、町の庭や緑へ目を移す時間も楽しみです。[13][18]

個別の所蔵作品が常に展示されるとは限りません。開催中の展示から鑑賞を選びます。

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小田原・板橋

松永安左ヱ門と茶の湯の住まい

実業家で茶人でもあった松永安左ヱ門は、1946年に小田原へ移り住みました。1959年には自宅の敷地内に松永記念館を設け、収集した美術品の公開を始めています。現在の市の施設では、老欅荘などを通して茶の湯と住まいの関わりに触れられます。城や港だけではない小田原の文化を、一人の人物の暮らしからたどる訪問に向く場所です。[20]

公開される建物や展示は松永記念館の利用案内で選びます。

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07 / TASTE OF THE PLACE

旅先の味を、
食卓とお土産に。

その場で味わう一皿も、帰ってから楽しむ一品も。土地の食材と、つくる人の仕事に触れる楽しみがあります。

小田原

店ごとのかまぼこを選ぶ

小田原のかまぼこは、町の通りを歩きながら店ごとの食感や味の違いを楽しめる名産です。板にのった姿や切り口を眺め、食事の一品と土産の品をそれぞれ選ぶ買物へ。かまぼこ通りを歩くと、海の食が一軒の名物だけでなく、町の商いとして続いてきたことも感じられます。持ち帰る日は表示に合った保冷を整えましょう。[15][22]

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小田原・早川

港で味わう魚の料理

小田原漁港の周辺には、魚を食べ、買物を楽しむ場所があります。その日の水揚げや店の仕入れに応じた献立を見て、焼く、揚げる、刺身など好みの食べ方を選べます。景色を見てすぐ山へ向かわず、港の近くで昼食を取る時間を旅に。魚の名前や調理の違いを一つ覚えるだけでも、海辺の町で過ごした記憶が濃くなります。[17][23]

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小田原

干物を食卓へ持ち帰る

魚を加工して味わう干物も、小田原で選びたい土産です。店に並ぶ魚の種類や大きさを見て、自宅の食卓に合うものを探せます。旅先の朝食で味わったら、家でも焼きたてを楽しむ一品に。鮮魚とは異なる加工の仕事に目を向けながら買物をすると、港のある土地の食文化を身近に持ち帰れます。保存方法は品ごとの表示に合わせます。[22][23]

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大涌谷

温泉の土地で黒たまごを

大涌谷の名物として紹介される黒たまごは、火山の景色とともに楽しめる食の一つです。白い噴気を眺めたあと、土地の温泉を生かした名物を味わうと、地形の旅が食卓にも近づきます。健康や寿命の効果を事実として約束するのでなく、箱根で親しまれてきた名物として楽しみたいもの。訪問可能な範囲と販売の案内に合わせて選びます。[21]

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湯河原

柑橘の香りを選ぶ

湯河原では、地元の柑橘を生かした飲み物や菓子、加工品を選ぶ楽しみがあります。温泉街の緑だけでなく、海に近い土地の実りにも目を向けられる買物です。生の果実が並ぶ時季と、加工品を買える時季は異なるため、その日店にある品から香りや使い方を楽しみましょう。持ち帰った一瓶を開けると、湯河原の旅を食卓で思い出せます。[12][24]

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湯河原

きび餅をお茶の時間に

湯河原の土産として親しまれるきび餅は、柔らかな食感とほどよい甘さをお茶と味わいたい菓子です。温泉街を歩いたあとに一息つく時間にも、家族へ持ち帰る品にも選べます。町には菓子を作り続ける店があるため、店先で日持ちや食べ方を聞きながら選ぶことも楽しみの一つ。旅の最後に買い、帰宅後のお茶の時間まで余韻をつなげられます。[24]

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食の楽しみを、宿の提案にも。

朝食に使う食材、町へ出かける夕食、連泊する人への案内。地域の食を知ることは、仕入れや人の引継ぎを考えるときにも役立ちます。

08 / STAY A LITTLE LONGER

季節を変える。
もう一泊してみる。

どこを全部回るかより、どこで時間を使いたいか。目的と季節に合わせた旅の提案です。

春

梅から新緑の庭へ

湯河原梅林の花を見に行く時季から、箱根の庭や森の緑を楽しむ頃へ、山の春は少しずつ進みます。花の見頃は毎年変わるため、現地の花だよりに合わせて一つの場所を選びます。庭園の散策に美術館を加え、外で過ごす時間と屋内の鑑賞を楽しみましょう。[6][9][12]

夏

木陰と屋内の美術を組む

湖畔の散歩と美術館の鑑賞を交互にし、日差しや天候に合わせて過ごしたい季節です。箱根でも町の場所と標高で暑さの感じ方は変わります。湯河原や小田原では休憩を多めに取り、港の食事や屋内の展示を組み合わせ、夕方は宿へ早めに戻る案も。[1][5][7][17]

秋

紅葉と作品をゆっくり

箱根の山や庭園が色づく頃は、外の眺めと作品の鑑賞を同じ旅で楽しめます。美術館に長く過ごす日を設け、翌朝に湖畔を歩くなど、混雑の時間を外す余白も魅力です。湯河原の庭や川沿いも候補にし、標高で異なる季節の進み方を楽しみましょう。[1][6][13]

冬

澄む湖畔と温泉の夜

晴れた日の湖畔を短く歩き、温泉や美術館でゆっくり過ごす冬の滞在へ。箱根は積雪や路面の凍結、乗り物の運休に備える季節です。湿生花園は冬季休園のため、屋内の鑑賞を中心に組み直します。小田原の町歩きも冷たい海風を考え、温かい食事と休憩を挟みます。[1][7][9][10][17]

THREE WAYS TO TRAVEL

一泊・二泊で楽しむ、旅の組み合わせ。

施設の予約条件や交通に合わせて調整する、編集上のモデルです。

強羅に一泊、美術館を主役に

  1. 箱根湯本
  2. 彫刻の森美術館
  3. 強羅
  4. 箱根美術館

初日は彫刻の森で屋外と屋内の展示を楽しみ、強羅でゆっくり過ごす一泊へ。翌日は陶磁器と庭園の鑑賞を選び、帰路の時間に合わせて湯本へ戻ります。ポーラ美術館は、見たい展示がある場合の入替え候補に。一つの館の鑑賞を短くせず、食事と温泉の時間にも余裕を持たせる行程です。[6][7][8][10]

芦ノ湖と湯河原を二つの滞在で

  1. 元箱根
  2. 箱根神社
  3. 箱根関所
  4. 湯河原温泉

箱根に一泊して湖と関所を訪ね、次の日に湯河原へ移る二泊の案です。湖畔の信仰と街道の歴史を味わったら、湯河原では美術館や川沿いをゆっくり歩く時間へ。箱根と湯河原は別の温泉地で、峠を越える移動などが必要です。移動する日に見学を詰め込みすぎず、到着後に休める旅程を考えます。[2][3][10][12][13]

小田原の城と食を楽しんで山へ

  1. 小田原城
  2. かまぼこ通り
  3. 小田原漁港
  4. 箱根湯本

到着日は小田原で城と商いの通りを歩き、港の食事を楽しんでから箱根へ移る案です。かまぼこ作りを予約するなら、風祭を主役にした別の組合せにすると落ち着きます。魚の土産は買う時刻と保冷を考えて帰路に回す方法も。小田原を単なる乗換えの町にせず、山の旅の前後に一日を使う提案です。[14][15][17][22][23]

09 / READ THE MARKET

魅力を、
市場の数字でも確かめる。

地域への関心を、事業としての検討へ。観光庁の確定統計から、都道府県全域の宿泊規模を確認します。

2025年1〜12月・確定値/対象は各都道府県全域
対象延べ宿泊者数外国人構成比リゾートホテル
客室稼働率
神奈川県26,794,990人泊18.4%66.5%

この表は各都道府県全域の集計です。箱根・湯河原・小田原だけの実績や、個別施設の収支を示すものではありません。外国人構成比は外国人延べ宿泊者数÷全体から算出。[25]

神奈川県全域の、月別の動き。

2025年の月別延べ宿泊者数です。各地の旅館・ホテルを検討する際は、広域の季節変動に加え、その施設の営業日や客層、月別の実績を重ねて見ます。

宿泊市場の詳しい特集へ →
月別数値を表で見る
神奈川県全域・2025年月別延べ宿泊者数
月延べ宿泊者数
1月1,848,620人泊
2月1,829,440人泊
3月2,228,820人泊
4月2,403,340人泊
5月2,039,570人泊
6月1,859,790人泊
7月2,362,040人泊
8月2,715,310人泊
9月1,868,910人泊
10月2,569,260人泊
11月2,505,880人泊
12月2,564,030人泊

10 / THE NEXT CHAPTER

この土地で、
どんな宿を続けていくか。

風景や文化の魅力と、日々の運営に必要な条件。その両方を確かめながら、取得・再生・承継を考えます。

01 / LOCAL PRACTICE

高低差と乗換えを到着体験から見る

箱根は、駅に着いてからバスや山の乗り物を乗り継ぐ区間が滞在を左右します。地図上の近さだけでなく、荷物を持った坂道、乗降場所、最終便と食事時刻を合わせて見ます。湯河原や小田原まで紹介する場合も、実際に使える交通として確認したいところです。霧や雪、運行変更の日に案内する代替経路を整えると、到着から客室までの体験を具体的に考えられます。[1][10][12][17]

最初に確かめたいこと

  • 荷物を伴う乗換え
  • 最終便と夕食時刻
  • 運行変更時の連絡と送迎

02 / LOCAL PRACTICE

美術館と温泉を一つの滞在に整える

文化施設の多い地域では、一館の鑑賞と宿で休む時間を組み合わせた案内ができます。展示替え、休館日、庭園や湿生花園の冬季休業を整理し、宿泊日に実際に訪ねられる候補を選びます。周辺の名所の数から収益や稼働を推定せず、自館の利用実績と来訪者の目的を個別に検証します。雨の日の移動と、鑑賞後に食事を取れる場所も滞在の使いやすさに関わります。[5][6][7][8][9][13]

最初に確かめたいこと

  • 休館日と冬季休業
  • 雨天の移動経路
  • 季節と曜日別の利用実績

03 / LOCAL PRACTICE

湯と食の設備は現物と資料で確かめる

温泉地にある施設でも、浴場の供給方法や設備の状態、利用できる権利と条件は建物ごとに異なります。厨房も、魚や加工品が豊富な地域という印象だけで運営を決めず、仕入れ、保管、搬入、調理人員を具体的に見ます。港と山の食を組み合わせる魅力を、毎日提供できる献立と動線へ落とし込む視点です。眺めと文化の紹介に加え、客室の裏側を支える設備を丁寧に確認します。[1][12][15][23]

最初に確かめたいこと

  • 温泉設備と供給条件
  • 厨房の保管と搬入
  • 食事提供と調理人員

FOR THE NEXT OWNER, AND THE CURRENT OWNER

この土地の良さを、
分かってくれる人へ。

買いたい方も、引き継ぎたい方も。地域を知るところから、次の対話へ。

買主・運営を考える方へ

ここで営む、次の宿を探す。

公開情報から案件を探し、詳しい条件は売主・担当者との対話で確認していきます。

関東の公開案件を見る →購入条件を登録する →

本番の地域区分に合わせた一覧です。この代表エリア内だけの案件を示すものではありません。

QUESTIONS

このガイドについて。

このガイドの対象地域はどこですか?

箱根・湯河原・小田原を中心に、箱根湯本、宮ノ下・小涌谷、強羅・仙石原、芦ノ湖・元箱根、湯河原・奥湯河原、小田原・早川を紹介しています。観光・宿泊を考える広域のガイドで、個別案件の所在地を示すものではありません。

掲載写真や紹介施設は売却中の案件ですか?

写真は撮影地を明記した地域景観・文化・食などの参考写真です。掲載施設との取引関係や、売却案件の所在地を示すものではありません。

市場データはこのエリアだけの数値ですか?

観光庁の2025年確定値から、都道府県全域の集計を掲載しています。代表エリア単独・市町村単位・個別施設の集計とは分けて確認してください。

売却をまだ決めていなくても相談できますか?

現在の営業状況や設備の課題、次の運営への希望から相談できます。非公開下書きと担当者への相談窓口を用意しています。手続や受付状況は本体の各画面をご確認ください。

監修:堤 誠之 / 運営:ジャパンリアルター株式会社 / TSUNAGUの想い

出典・写真・編集について

本文・データの出典

  1. 箱根町観光協会

    温泉地、地形、町歩き、地域の食

  2. 箱根神社 由緒並びに宝物と文化財

    箱根神社、九頭龍神社の本宮と新宮、信仰

  3. 箱根関所

    関所と東海道、展示

  4. 箱根寄木細工協同組合

    箱根の寄木細工

  5. 岡田美術館

    東洋美術と展示

  6. 箱根美術館

    陶磁器と庭園

  7. ポーラ美術館

    仙石原の美術と森

  8. 彫刻の森美術館

    屋外彫刻と展示

  9. 箱根湿生花園

    湿原植物と園内の季節

  10. 箱根ナビ

    登山電車、ロープウェイ、交通の現行案内

  11. 箱根ジオパーク

    火山地形、大涌谷、芦ノ湖

  12. 湯河原温泉観光協会

    温泉街、万葉公園、文学と食

  13. 湯河原町 町立湯河原美術館

    美術と庭園、湯河原の文化

  14. 小田原城 城址公園概要

    城下と総構、1590年の歴史と1960年天守閣復興

  15. 鈴廣かまぼこの里

    かまぼこ、製造と体験

  16. 報徳二宮神社

    二宮尊徳と信仰

  17. 小田原市観光協会

    港、城下町、町の食

  18. 湯河原温泉観光協会 文豪が愛した湯河原

    夏目漱石と明暗、竹内栖鳳の画室と作品

  19. 湯河原温泉観光協会 いい湯の話

    湯治と文人、漱石と温泉の歴史

  20. 小田原市 松永記念館

    松永安左ヱ門、1946年移住、1959年記念館、老欅荘

  21. 箱根ジオパーク 大涌谷

    火山地形、噴気、黒たまご

  22. 小田原市観光協会 かまぼこ通り

    かまぼこ、水産加工、町の商い

  23. 小田原市観光協会 小田原漁港

    鮮魚、干物、食と買物

  24. 湯河原温泉観光協会 made in ゆがわら(名産品パンフレット)

    湯河原の柑橘加工品ときび餅。2022年作成資料のため現行在庫の根拠とはしない。

  25. 観光庁|宿泊旅行統計調査・2025年確定値

    都道府県全域の年計と月別の延べ宿泊者数。エリア単独や個別施設の数値ではない。

本文・統計の確認日:2026年10月28日。旅の行程と宿の活用は編集上の提案です。

写真の撮影地と利用条件

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