KUSATSU at a glance
草津温泉の基本情報
| 所在地 | 群馬県吾妻郡草津町。標高約1,200mの高原の温泉地。[10] |
|---|---|
| 代表的な源泉 | 万代・湯畑・白旗・地蔵・西の河原・煮川の6源泉。[1] |
| 湯の特徴 | 町の案内では主に酸性低張性高温泉。源泉により成分は異なります。[1] |
| 町の象徴 | 湯畑は2017年に国の名勝に指定。夜のライトアップも楽しめます。[2] |
| 宿数の参考 | ゆこゆこ掲載20件。2026年10月26日確認の掲載宿数。[11] |
源泉の名前を知ると、湯めぐりが面白くなる。
- 代表的な泉質
- 酸性低張性高温泉。源泉ごとに成分と温度が異なります。
- 代表的な6源泉
- 万代・湯畑・白旗・地蔵・西の河原・煮川
- 宿選びの視点
- どの源泉を引くか、浴槽ごとにどのように温泉を使うか。
草津町は、草津の湯を自然に湧く自噴泉と紹介し、代表的なものとして6源泉を挙げています。同じ草津でも源泉が違えば成分や温度が少しずつ異なり、宿や浴場の個性につながります。予約前に源泉名を一つ確かめておくと、湯畑を眺めるときにも「この湯が泊まる宿へ届くのだろうか」と、風景と入浴が結びつきます。
高温の湯を入浴に適した温度で利用するための工夫も、草津が育ててきた文化です。万代源泉では熱交換を用い、熱乃湯では伝統の湯もみをショーで伝えています。源泉の温度と実際の浴槽の温度は同じではありません。湯を楽しむ際は施設の案内に従い、加水・加温・循環ろ過などの利用状況も浴場の掲示で確認すると、土地の湯をより具体的に知ることができます。
湯治の町が、歩いて楽しむ温泉街へ。
草津には日本武尊、行基、源頼朝などに結びつく複数の開湯伝説があります。誰か一人が発見した年を確定できる話とは分けて、名湯に寄せられてきた人々の思いとして受け止めたい伝承です。草津町の紹介によれば、戦国時代には武将が湯治に訪れ、江戸時代後期には文人や歌人を含む多くの来浴者でにぎわいました。山あいまで湯を求めて歩いた旅人の存在が、今の温泉街の土台にあります。
その歩みは、古いものを残すだけで続いてきたわけではありません。かつての共同湯をもとに再建された御座之湯、2015年に新しくなった熱乃湯、2021年に整備された裏草津地蔵など、湯に親しむ場所は時代に合わせてつくられてきました。国の名勝となった湯畑の周りを歩くと、温泉という自然の営みを、町の人々が景観や文化として受け継いできたことが分かります。
開湯に関する人物伝承は、発見者や開湯年が史料で確定した出来事として扱っていません。近現代の整備年は町・観光協会の公開情報によります。[1][2][3][5][7]
- 江戸時代後期
文人や歌人をはじめ、多くの来浴者が訪れる湯治の町としてにぎわう。
- 2015年
熱乃湯が新しくなり、湯もみと踊りを伝える場を継承。
- 2017年
湯畑が国の名勝に指定される。
- 2021年
地蔵源泉周辺を整備した裏草津地蔵が新しくなる。
湯畑を一周したら、気になる路地へ。
草津の街歩きは、目的地を次々に回るより、湯畑へ戻りながら道を変える楽しみ方が似合います。西の河原方面へ進めば店が続く町から温泉の流れる公園へ。別の道で裏草津地蔵へ向かえば、木の設えの広場やカフェがある落ち着いた一角へ移ります。湯畑を目印にすると、初めての町でも自分なりの散歩を組み立てやすくなります。
日が暮れた後は、ライトアップされた湯畑をもう一度。明るい時間に見えていた湯の流れが、今度は光の中に浮かび、湯けむりの動きが目を引きます。湯上がりに夕食を楽しんでから短く散歩する、早起きして店の開く前に歩く。同じ場所を時間を変えて訪ねるだけで、宿泊したからこそ楽しめる草津の表情が増えていきます。
草津の魅力をつなぐ、四つの立ち寄り先。

湯畑
温泉街の中心にある草津の象徴です。町の案内では毎分約4,000Lの温泉が湧き、2017年に国の名勝に指定されました。湯の流れを眺めるだけでなく、周囲の店や宿との近さにも目を向けてみてください。日没前後に立ち寄ると、町に灯りがともる変化も楽しめます。[2]
熱乃湯
草津の伝統を伝える「湯もみと踊り」ショーの会場です。湯もみ板の動きと草津の歌を通じて、高温の湯と付き合ってきた土地の文化に触れられます。街歩きの途中に観覧を組み込むなら、先に公演時刻を確認しておくと、入浴や食事の予定にもゆとりができます。[3]
西の河原公園
町の西側にあり、あちこちで温泉が湧き、湯川となって流れる公園です。店の並ぶ道から歩いてくると、岩と湯けむりの景観への変化が印象に残ります。園内には文人の歌碑や記念碑も。温泉を浴場の中だけでなく、土地の風景として眺められる場所です。[4]
裏草津地蔵
地蔵源泉周辺を整えた、木の設えが印象的なエリアです。高台広場、漫画堂、カフェなどがあり、湯畑周辺のにぎわいを楽しんだ後の休憩にも向いています。広場でひと息つく、飲み物を選ぶ、本を読む。何をするかを細かく決めずに訪ねたくなる一角です。[5]
滞在に加えたい、もう一つの楽しみ。
大滝乃湯で過ごす
大浴場や露天風呂、合わせ湯などを備えた日帰り入浴施設です。草津の湯を楽しむ目的地として、入浴と休憩をまとめて予定に入れられます。すべての浴槽を急いで巡ろうとせず、施設の利用案内に沿って自分のペースで楽しみましょう。[6]
御座之湯を訪ねる
江戸から明治に湯畑周辺にあった共同湯の一つを再建した施設です。木之湯と石之湯があり、湯畑を眺める散歩と組み合わせやすい立地。建物の外観からも、温泉街に人が集まった時代を思い描く楽しみがあります。[7]
地蔵カフェ 月の貌
裏草津地蔵にあるカフェで、コーヒーや地元食材を使ったスイーツを紹介しています。併設の漫画堂と合わせ、歩き回る合間に座って過ごす目的地にも。天気や体力に合わせて休憩を増やしても、草津の休日は十分に楽しめます。[8]
湯けむりと高原の空気を、四季それぞれに。

SPRING春
町を歩く時間を少しずつ長くしたくなる季節です。湯畑から公園へ向かい、芽吹きの景色と温泉の流れを眺める散歩に。高原では街を出たときとの気温差もあるため、朝晩に羽織るものを用意すると、夜の湯畑も楽しみやすくなります。
SUMMER夏
西の河原公園の緑や、湯上がりの外の空気を楽しみたい季節。日中は日陰やカフェで休み、夕方からもう一度歩く過ごし方も似合います。観光と入浴を詰め込みすぎず、冷たい飲み物を片手に町を眺める時間を残して。
AUTUMN秋
木々の色づきが町や公園の眺めに重なる季節です。昼は西の河原方面へ、夕方は湯畑の灯りを目当てに散策を。紅葉の進み方は天候で変わるため、訪問前の現地案内で様子を確かめ、見たい景色に合わせて行き先を選びましょう。
WINTER冬
冷えた空気の中で湯けむりの存在をいっそう身近に感じる季節です。雪景色の散歩は短い区間にし、温泉と宿の食事をゆっくり楽しむ旅に。草津は高地のため積雪があり、車では雪道への備えを整え、歩きやすい靴で出掛けたいところです。
季節の過ごし方は編集上の提案です。花・紅葉・積雪の様子や体験の催行状況は年ごとに変わります。
温泉まんじゅうと喫茶で、街歩きにひと休み。
草津の街歩きに取り入れたいのが温泉まんじゅうです。観光協会の店の紹介にも、こしあんを特徴にしたまんじゅうなどが登場します。気になる店で少しだけ選び、お茶の時間を楽しむ。宿の夕食までお腹に余裕を残しながら、土地の定番に親しめるおやつです。持ち帰る場合は日持ちや保存方法も店で確かめると、帰宅後まで旅の楽しみが続きます。
湯畑の近くで店を探す時間も、裏草津地蔵でゆっくり喫茶を楽しむ時間も、それぞれに草津らしい過ごし方です。月の貌ではコーヒーや地元食材を使ったスイーツが紹介されています。昼食を軽めにして宿の料理を楽しむか、外の店を目当てに食事条件を選ぶか。食べたいものを一つ決めると、宿泊プランの選び方も自然に定まります。
湯畑の近さと、宿で過ごす時間から選ぶ。
草津の宿を選ぶときは、湯畑からの距離に加え、どんな時間を大切にしたいかを考えてみてください。夕食後にも町へ出たいなら周辺の道順、宿で落ち着きたいなら浴場や客室、家族で泊まるなら食事の形式や館内の移動が手掛かりになります。同じ温泉地でも、街を楽しむ一泊と、宿を目的にした一泊では合う宿が変わります。
草津は坂道のある町です。地図の距離だけで判断せず、バスターミナルから宿までの道や送迎の有無を確かめると、到着から気持ちよく過ごせます。温泉にこだわるなら源泉名と浴場の構成も確認を。露天風呂の有無だけでなく、内湯の雰囲気や休憩場所まで見ておくと、天気に左右されにくい滞在を思い描けます。
温泉地全体の宿泊施設総数
未確認参照資料の対象範囲による数値 [11]温泉地の規模を知る、施設数の参考資料
確認できた公表資料からは、対象温泉地全体の旅館・ホテル総数を確定できませんでした。下記の予約サイト掲載件数は、全営業施設の総数と区別した参考値です。
参考:2026年10月26日に確認した、ゆこゆこ「草津温泉」ページの宿一覧掲載数20件です。同サイトが取り扱う掲載宿の数であり、草津温泉で営業する旅館・ホテルの総数ではありません。地域全体の現行営業施設総数は、この掲載数から算出していません。[11]
宿を選ぶときの、三つの視点
- 景色と立地見たい景色と、宿の周囲での過ごし方。
- 温泉と食事利用する源泉・浴場、夕食の形式と会場。
- 移動駅やバス停からの道順、送迎、荷物を持った移動。
一泊二日、湯畑へ戻りながら楽しむ旅。
宿での時間を大切にしながら、土地の見どころにも触れる一泊二日。以下は滞在の組み立て例です。
1日目・午後
草津バスターミナルに到着。宿に荷物を預けられるか確認し、まず湯畑へ。熱乃湯の公演時刻が合えば観覧し、西の河原方面の散歩へつなげます。街の位置関係をつかんだら、早めに宿へ向かいます。
1日目・夕方〜夜
宿の温泉と夕食をゆっくり楽しみます。食後に余裕があれば、ライトアップされた湯畑へ短い散歩に。昼間に歩いた道をたどって戻り、灯りと湯けむりの違いを味わいます。
2日目・午前
朝の入浴と朝食の後、裏草津地蔵で散策や喫茶を。帰りのバスに合わせて予定を組み、買い物をする時間も確保します。追加の入浴を楽しむ場合は、荷物の預け先と着替えを用意して出掛けましょう。

アクセスと、到着してからの過ごし方
鉄道で訪ねる場合は、JR長野原草津口駅または北陸新幹線の軽井沢駅からバスを利用し、草津バスターミナルへ向かいます。首都圏からの高速バスも案内されています。ターミナルから宿までは徒歩や送迎を組み合わせるため、到着便と宿への移動を一緒に確認すると安心です。冬は積雪があり、車では道路情報と雪への備えを確認してください。[10]
草津温泉の宿が、次へ繋ぐもの。
湧き続ける温泉と、湯を迎える浴場、町を歩きたくなる店先や灯り。草津の宿の価値は、自館の温泉や食事に加え、町全体の楽しみと結びついています。源泉を知ってもらう案内や、季節に合う散歩道を伝える接客も、その一つ。湯治の文化を今の滞在へつなぐ工夫を、建物や設備とともに次の担い手へ受け継いでいきたい温泉地です。
宿の記憶を、次代へ
草津の湯と、宿のおもてなしを次へ。
この土地で宿を営んできた方へ。これから地域の宿を受け継ぎたい方へ。TSUNAGUでは、ご自身で進めることも、必要な場面で担当者に相談することもできます。
本特集は温泉地の紹介です。写真・施設数・観光施設の記載は、TSUNAGUへの物件掲載や売却意向を示すものではありません。
Questions
草津温泉を、もう少し知る。
草津温泉はどこにありますか?
群馬県吾妻郡草津町、標高約1,200mの高原にある温泉地です。町の中心に湯畑があり、その周辺から各方面へ散策を楽しめます。
草津温泉の泉質と代表的な源泉は?
町は主に酸性低張性高温泉と紹介しています。代表的な源泉は万代、湯畑、白旗、地蔵、西の河原、煮川の6つ。源泉ごとに成分や温度が異なります。
湯畑では入浴できますか?
湯畑は温泉の湧出と流れを眺める名所です。入浴は宿や日帰り入浴施設で楽しみます。湯畑周辺の御座之湯や、少し歩いた大滝乃湯などを予定に組み込めます。
旅館やホテルは何軒ありますか?
ゆこゆこには2026年10月26日の確認時に20件が掲載されていました。これは同サイトの掲載宿数で、草津の全旅館・ホテルの営業総数を示すものではありません。
車がなくても訪ねられますか?
JR長野原草津口駅や軽井沢駅からバスで草津バスターミナルへ向かえます。宿への道順や送迎、帰りのバスの時刻は予約時に確かめておくと便利です。
一泊なら何を組み合わせると楽しめますか?
湯畑の昼と夜を眺め、熱乃湯や西の河原公園を一つずつ巡り、翌朝は裏草津地蔵で休む過ごし方を提案しています。入浴と食事の時間を先に確保すると、宿でも落ち着いて過ごせます。
Explore the context
土地を知り、運営を考え、次の一歩へ。
Sources & photo credits
出典・写真クレジット
編集・構成:TSUNAGU。最終確認日:2026年10月26日。自治体・観光協会・施設運営者などの公表資料に基づく独自の特集です。開湯年の異説や集計時点が分からない数値は、その条件を本文に添えています。滞在プランと宿選びの提案は編集上の考察です。現地取材や独自の施設調査を実施した記事ではありません。料金・時刻・空室・当日の営業は各公式案内をご確認ください。
- 草津町「草津温泉について」 ↗2025年4月4日登録。開湯伝説、湯治の歴史、自噴泉、6源泉、泉質と温泉熱利用。
- 草津町「湯畑」 ↗2025年3月28日登録。湯畑の湧出量、温泉街の中心、ライトアップ、2017年名勝指定。
- 草津温泉観光協会「熱乃湯」 ↗湯もみと踊りショー、2015年の施設更新。公演・体験は公式の現行案内で確認。
- 草津町「西の河原公園」 ↗2025年3月28日登録。湧出する温泉と湯川、碑、夜間のライトアップ。
- 草津温泉観光協会「裏草津地蔵」 ↗2026年4月26日掲載。2021年整備、広場・漫画堂・カフェを備えるエリア。
- 草津町「大滝乃湯」 ↗2025年9月19日登録。大浴場、露天風呂、合わせ湯、休憩施設。
- 草津町「御座之湯」 ↗2025年4月25日登録。かつての共同湯を再建した由来、木之湯・石之湯。
- 草津温泉観光協会「地蔵カフェ 月の貌」 ↗2026年1月12日掲載。裏草津のカフェ、コーヒー・地元食材のスイーツ、漫画堂。
- 草津温泉観光協会・菓子店紹介 ↗温泉まんじゅうの店舗紹介。店別の品ぞろえの例として参照。
- 草津温泉観光協会「草津温泉ポータルサイト」 ↗標高約1,200m、長野原草津口・軽井沢からのバス、高速バス、冬の雪道案内。
- ゆこゆこ「草津温泉」 ↗2026年10月26日確認。予約サイトに掲載された宿20件の確認に限定して参照。
掲載写真について
Wikimedia Commonsで公開され、下記ライセンスで再利用できる実写写真を使用しています。配布元の縮小画像を保存し、表示時に枠に合わせてトリミングしています。撮影時点の風景であり、現在の施設の営業状況を示す写真ではありません。
