SHIRAHAMA at a glance
南房総白浜温泉の基本情報
| 所在地 | 千葉県南房総市・白浜地区[1] |
|---|---|
| 景観の中心 | 野島埼灯台と太平洋の海岸[2] |
| 泉質の一例 | 白浜野嶋温泉:ナトリウム塩化物泉[9] |
| 歴史の目印 | 野島埼灯台は1870年に初点灯[3] |
| 鉄道での起点 | JR内房線・館山駅[12] |
海辺の宿で、それぞれの源泉に出会う。
- 温泉地の特徴
- 複数の源泉を持つ、南房総・白浜の温泉地
- 泉質の一例
- 白浜野嶋温泉はナトリウム塩化物泉
- 楽しみ方
- 海岸散歩の後に、宿の浴場でくつろぐ
白浜の温泉は、一つの共同源泉の特徴だけでは語れません。宿ごとに利用する源泉が異なり、参考サイトでは白浜温泉周辺の湯を「南房総白浜温泉郷」として紹介しています。個別の例では、ホテル南海荘が利用する白浜野嶋温泉は、同館の公式案内でナトリウム塩化物泉とされています。海に近い土地で、源泉の名や成分に目を向けながら湯を楽しむのも、この温泉地の面白さです。
宿を選ぶ際は、泉質だけでなく、浴場からどんな景色が見えるか、内湯と露天風呂がどのように配置されているかまで確かめてみてください。海が見える客室があっても、すべての浴場から海を望めるとは限りません。加温・加水・循環ろ過などの利用方法も施設や浴槽ごとに異なります。散歩から戻って入りたい湯、朝食前に入りたい湯を思い描くと、滞在に合う宿が見つかります。
海の暮らしと、灯台が見守ってきた岬。
白浜の土地の歴史を訪ねるなら、まず海との関わりに目を向けたいところです。南房総市は、岩礁の多いこの海岸で、海女によるサザエやアワビの漁が営まれてきたことを紹介しています。白浜海女まつりにも、海とともに生きる地域の文化が受け継がれています。海辺の宿で味わう料理や、岬の周囲に残る風景は、そうした暮らしの積み重ねと結びついています。
その海を見守る野島埼灯台は、海上保安庁の案内では1870年1月19日に初点灯しました。関東大震災で倒壊した後、1925年に鉄筋コンクリートの灯台として復旧しています。白い塔を眺める時間に、この海が船の行き交う航路でもあることを思い出すと、景色に奥行きが生まれます。温泉地全体の開湯を一つの年に定める資料は、本特集の確認資料では確定できていません。
温泉郷全体の開湯年と、灯台・漁業・地域文化の歴史を区別して記載しています。野島埼灯台の初点灯日は、海上保安庁の西暦換算(1870年1月19日)に従いました。[1][3][4]
- 1870年1月19日
野島埼灯台が初点灯。旧暦では明治2年12月18日。
- 1923年
関東大震災で灯台が倒壊。
- 1925年8月15日
鉄筋コンクリート造の灯台として完全復旧。
- 2012年
野島埼灯台が国の登録有形文化財に登録。
波の音を聞きながら、岬をひと回り。
野島埼の周辺では、灯台を見上げる場所と海を見渡す場所が、短い散歩の中に続いています。白い塔を背に、磯を縁取る道へ進むと、海面を近くに感じる眺めに変わります。岩に打ち寄せる波、風に向きを変える草、沖を進む船。気になったものの前で足を止めるだけで、海辺の時間を十分に楽しめます。
夕方や翌朝にも同じ場所を訪ねると、昼間とは違う空の色に出会えるかもしれません。朝日や夕日の見える方向は季節や場所によって変わるため、泊まる宿で眺めのよい向きを確かめておくと楽しみが増します。風が強い日は無理に岬へ出ず、窓辺で海を眺める休日に。外の風景を宿まで持ち帰れることが、白浜で一泊する魅力です。
白い塔、海岸の地層、岬の記憶を訪ねる。

野島埼灯台
白浜の海岸を見渡すための起点になる、白亜の灯台です。参観できる日に上れば、海岸で見上げていた景色が、海と陸を一度に見渡す眺めに変わります。灯台の歴史を知る展示も組み合わせ、海辺を歩く前後に訪ねたい場所です。参観の可否は天候などで変わります。[2]
白浜野島崎園地
南房総国定公園にある、岬の海岸風景を味わう園地です。灯台だけを見て帰らず、周辺の散策路へ少し足を延ばしてみてください。海に囲まれた土地の形や岩礁の連なりを、自分の歩く速さで確かめられます。風や波の状況に合わせて歩く範囲を選びましょう。[5]
白浜の屏風岩
海岸の地層が褶曲し、屏風のように折れ曲がって見える地質の名所です。遠くの海を眺めた後に、岩の縞模様を観察すると、同じ海岸に長い地球の時間が重なっていることを感じられます。県が紹介する文化財で、見学時は指定地や周囲の環境を大切にしたい場所です。[6]
野島崎公園の頼朝伝説
南房総市が紹介する民話では、源頼朝が白浜に立ち寄り、海を眺めながら従者をねぎらったと語られます。盃の池や銚子の池など、伝説と結びついた名にも目を向けると、海岸散歩が土地の物語をたどる時間になります。伝承として楽しみ、史実の確定とは分けて紹介しています。[7]
滞在に加えたい、もう一つの楽しみ。
海の色と、房総の季節を楽しむ。

SPRING春
早春の花の便りに合わせ、海岸と花のある場所を組み合わせる旅へ。散歩の後に温泉へ戻れる一泊なら、風の冷たい日にもゆとりが持てます。
SUMMER夏
海の景色が旅の中心になる季節。白浜海女まつりなどの開催を調べ、地域の海の文化に触れる機会を探してみてください。日中の散歩は暑さに合わせて短めに。
AUTUMN秋
空や雲の表情を眺めながら、岬を歩く休日に。海岸散歩と宿の湯、夕食をゆっくり組み合わせると、移動の少ない一泊を楽しめます。
WINTER冬
海を眺める窓辺と温かな浴場で、静かに過ごす旅へ。晴れた日の眺望を楽しみながら、風が強い時間は宿でくつろぐ予定に切り替えられます。
季節の過ごし方は編集上の提案です。花・紅葉・積雪の様子や体験の催行状況は年ごとに変わります。
磯の風景を思い浮かべて、海の幸を。
白浜の海岸では、サザエやアワビを採る海女の仕事が地域の文化として紹介されています。食事を選ぶときも、海をただ眺めるだけでなく、その海にどんな営みがあるのかを思い出してみてください。魚介を味わう料理を旅の中心に据えると、昼に歩いた磯と夕食の時間がつながります。種類や産地、提供の有無は、季節や仕入れ、宿のプランによって異なります。
宿によって、海鮮を自分で焼く食事、刺身を取り入れた献立、好きな料理を選べるビュッフェなど、夕食の楽しみ方にも違いがあります。例えばホテル南海荘は、海鮮網焼きを取り入れたビュッフェを案内しています。同行者と食べたいものを相談し、料理の内容と提供形式の両方から宿を選ぶと、湯上がりの夜がさらに楽しみになります。
海を見る時間から、泊まる宿を選ぶ。
白浜では、宿から何が見えるかが滞在の印象を大きく変えます。水平線を広く眺める部屋、灯台のある方向を向いた部屋、海岸へ出やすい宿。予約前に客室の向きと眺望条件を確かめ、一日のどの時間を部屋で過ごしたいか考えてみてください。温泉の名前も宿の名も同じでも、選ぶ客室によって旅の景色は変わります。
鉄道で訪ねる場合は、JR館山駅から先の移動も含めて宿を探すと、到着後に慌てずに済みます。送迎のある宿も、利用日や予約の条件はそれぞれです。車なら海岸や花の見どころへ足を延ばしやすくなりますが、移動を増やしすぎず、明るいうちに宿へ入る余裕を。温泉、食事、翌朝の海を一続きに楽しめることが、泊まる旅のよさです。
温泉地全体の宿泊施設総数
未確認参照資料の対象範囲による数値 [11]温泉地の規模を知る、施設数の参考資料
確認できた公表資料からは、対象温泉地全体の旅館・ホテル総数を確定できませんでした。下記の予約サイト掲載件数は、全営業施設の総数と区別した参考値です。
参考:ゆこゆこ「白浜温泉」の確認時掲載数は4件です(2026年10月26日確認)。同サイトが掲載する宿の数であり、南房総市白浜地区で営業する旅館・ホテルの総数ではありません。温泉利用のない施設を含む地区全体の現営業総数は、本特集では確定していません。[11]
宿を選ぶときの、三つの視点
- 景色と立地見たい景色と、宿の周囲での過ごし方。
- 温泉と食事利用する源泉・浴場、夕食の形式と会場。
- 移動駅やバス停からの道順、送迎、荷物を持った移動。
海と湯に時間を残す、一泊二日。
宿での時間を大切にしながら、土地の見どころにも触れる一泊二日。以下は滞在の組み立て例です。
1日目・午後
JR館山駅から白浜へ。宿に荷物を預けられるかを確認し、野島埼灯台と周辺の園地を歩きます。参観できる日は灯台からの眺めも楽しみます。
1日目・夕方〜夜
宿で温泉に入り、海の幸を取り入れた夕食へ。日没前後の海を眺めたい場合は、食事の時間と部屋の向きを先に確かめておきます。
2日目・午前
朝の海を眺めてから朝食を。出発後は屏風岩や道の駅へ立ち寄るか、季節の花の情報を見て帰路の寄り道を一つ選びます。

南房総白浜温泉の宿が、次へ繋ぐもの。
白浜の宿の価値は、客室や浴場だけでなく、その向こうに広がる海、灯台へ出掛ける散歩道、海の幸を味わう食事と結びついています。朝の眺めをどう楽しんでもらうか、季節の花や地域行事をどう案内するか。土地を知る宿ならではの工夫も、海辺の滞在の魅力を育ててきました。そうした過ごし方ごと、次の担い手へ繋いでいきたい温泉地です。
宿の記憶を、次代へ
海を眺める一泊を、次の担い手へ。
この土地で宿を営んできた方へ。これから地域の宿を受け継ぎたい方へ。TSUNAGUでは、ご自身で進めることも、必要な場面で担当者に相談することもできます。
本特集は温泉地の紹介です。写真・施設数・観光施設の記載は、TSUNAGUへの物件掲載や売却意向を示すものではありません。
Questions
南房総白浜温泉を、もう少し知る。
白浜温泉はどこにありますか?
本特集の白浜温泉は千葉県南房総市の白浜地区にあります。房総半島南端の野島埼灯台周辺の海辺の温泉地で、和歌山県の南紀白浜温泉とは別です。
白浜温泉の泉質は?
複数の源泉があるため、利用する宿の表示をご確認ください。例としてホテル南海荘の白浜野嶋温泉は、公式案内でナトリウム塩化物泉とされています。
温泉地はいつ開かれましたか?
確認した資料からは、温泉郷全体の開湯を一つの年代に確定できていません。灯台の初点灯は1870年1月19日ですが、これは温泉の開湯年ではありません。
旅館・ホテルは何軒ありますか?
指定参考サイトのゆこゆこには、2026年10月26日の確認時に4件の宿が掲載されていました。掲載対象内の件数であり、白浜地区の全営業旅館・ホテル数を示すものではありません。
車がなくても訪ねられますか?
JR館山駅から路線バスや宿の送迎を組み合わせて訪ねられます。送迎の事前予約、バス停から宿までの距離、帰りの便をまとめて確認すると移動しやすくなります。
一泊なら何を楽しめますか?
野島埼灯台と海岸散歩、宿の温泉、海の幸を取り入れた食事を中心にした過ごし方を提案します。風や波の状況に合わせ、海を眺めながら宿で過ごす時間も楽しめます。
Explore the context
土地を知り、運営を考え、次の一歩へ。
Sources & photo credits
出典・写真クレジット
編集・構成:TSUNAGU。最終確認日:2026年10月26日。自治体・観光協会・施設運営者などの公表資料に基づく独自の特集です。開湯年の異説や集計時点が分からない数値は、その条件を本文に添えています。滞在プランと宿選びの提案は編集上の考察です。現地取材や独自の施設調査を実施した記事ではありません。料金・時刻・空室・当日の営業は各公式案内をご確認ください。
- 南房総市「白浜地区紹介」 ↗所在地、海岸の特徴、海女による漁、地域のシンボル
- 南房総市観光協会「野島埼灯台」 ↗灯台の参観、海岸散策、眺望。初点灯の西暦は別掲の海上保安庁資料を採用
- 千葉海上保安部「野島埼灯台」 ↗1870年1月19日初点灯、1923年倒壊、1925年復旧、登録有形文化財
- 南房総市観光協会「四季折々の表情」 ↗早春の花、白浜海女まつりなどの地域文化
- 千葉県「白浜野島崎園地、白浜駐車場」 ↗園地の所在地、国定公園、交通案内
- 千葉県「白浜の屏風岩」 ↗屏風岩の褶曲した地層と文化財情報
- 南房総市「白浜の頼朝伝説」 ↗盃の池、銚子の池などに関わる地域の伝承
- ちば観光ナビ「道の駅 白浜野島崎」 ↗道の駅の所在地、田園景観、交通
- ホテル南海荘「温泉」 ↗個別施設で利用する白浜野嶋温泉の泉質。地域の全源泉には一般化しない
- ホテル南海荘「お料理」 ↗個別施設の海鮮網焼き・ビュッフェの提供例
- ゆこゆこ「白浜温泉」 ↗対象が千葉県南房総市であること、温泉郷の説明、確認時の掲載宿数4件
- ホテル南海荘「アクセス」 ↗館山駅からの予約制送迎の例、富浦ICからの道路経路
掲載写真について
Wikimedia Commonsで公開され、下記ライセンスで再利用できる実写写真を使用しています。配布元の縮小画像を保存し、表示時に枠に合わせてトリミングしています。撮影時点の風景であり、現在の施設の営業状況を示す写真ではありません。
原題:南海荘からの風景 - panoramio.jpg
写真:くろふね / CC BY 3.0 / 撮影年月の記載なし
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原掲載:https://web.archive.org/web/20161020175654/http://www.panoramio.com/photo/67046873
原題:Nojimasakitodai0.jpg
写真:ガウス at Japanese Wikipedia / CC BY-SA 3.0 / 2007年3月
変更:配布元の縮小画像を使用。表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成なし。
この写真と表示用トリミングの改変部分は、元写真と同じCC BY-SA 3.0で提供します。
原題:View of Nojimazaki-Lighthouse 2.jpg
写真:掬茶 / CC BY-SA 3.0 / 2011年3月
変更:配布元の縮小画像を使用。表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成なし。
この写真と表示用トリミングの改変部分は、元写真と同じCC BY-SA 3.0で提供します。
原題:Cape Nojima lovers bench.jpg
写真:Xser21 / CC BY-SA 4.0 / 2018年4月
変更:配布元の縮小画像を使用。表示枠に合わせたトリミングあり。色調補正・合成なし。
この写真と表示用トリミングの改変部分は、元写真と同じCC BY-SA 4.0で提供します。
