
DESTINATION 02 — JAPAN
登別・洞爺湖・函館
湯けむりの大地から
坂道の港町へ
白い噴気の向こうに、森を映す湖がある。その南には、教会の鐘が響き、坂道から港を見下ろす函館の街。登別、白老、洞爺湖、大沼、函館を一つの旅にすると、火山に育まれた温泉と、海を介して広がった文化の両方に触れられる。各地に泊まりながら、景色の変化をゆっくり味わいたい。
北海道の周遊・滞在圏
体験・歴史・散策・土地の味
風景と暮らしから、運営の実務へ
A PLACE, MANY WAYS TO STAY
山の熱、湖の静けさ、港の暮らし

登別の地獄谷では、岩肌の白さや立ちのぼる湯けむりが温泉の源を教えてくれる。洞爺湖では、穏やかな湖面のすぐ近くに噴火の記録が残る。どちらも美しい眺めの背景に、暮らしと火山の関係がある土地だ。間に白老を加え、ポロト湖畔のウポポイでアイヌの歴史と文化に出会うと、旅の視野はさらに広がる。景勝地を順番に集めるだけではない、北海道南部の歩き方が生まれる。
大沼から函館へ進むと、湖畔の森から市電の走る街へ、風景の密度が変わる。五稜郭で近代の歴史をたどり、元町では教会や港を結ぶ坂道を歩く。湯の川で湯につかり、食事には塩ラーメンやイカの加工品、七飯の果物を選ぶ。広い範囲を毎日往復するより、温泉地と函館に宿泊の拠点を分けると、朝の湖や夕暮れの街まで味わえる。移動そのものも、土地の違いを知る時間になる。
地域の観光・宿泊ガイドです。写真や紹介施設は、売却中の案件を示すものではありません。
02 / OUTSIDE THE INN
宿の外にも、
旅の楽しみを。
旅の
歩く、体を動かす、手を動かす。何を楽しむかから、次の滞在を考えてみませんか。
登別
地獄谷で温泉の源に出会う
地獄谷では、地面の色、岩の割れ目、噴気の立ち方へ順に目を向けたい。温泉街で味わう湯が、目の前の火山の働きとつながっていると実感できる。展望だけで終えず案内板を読むと、荒々しい風景にも細かな違いが見つかる。宿へ戻って湯につかる時間まで含めて、登別らしい一つの体験になる。[1][2]
一緒に楽しむなら地獄谷から温泉街へ戻り、食事や入浴を挟む。大湯沼側へ進む日は歩道と天候の条件に合わせて別の余裕を取る。
公式案内を見る ↗登別
森の中の大湯沼川天然足湯
大湯沼から流れ出した温泉が、森の中で足湯になる。湯けむりに包まれる谷の印象とは異なり、木々や流れの音を近くに感じる過ごし方だ。歩いた後に腰を下ろし、温泉の川がある風景を味わう。設備の整った大浴場とは趣が違い、自然の中で湯に親しむ登別の別の顔を見せてくれる。[2][3]
一緒に楽しむなら大湯沼の眺めと組み合わせ、帰りは温泉街で休憩。冬季の利用や当日の湯・歩道の状態は観光協会の案内に従う。
公式案内を見る ↗白老
ウポポイで道具と表現に触れる
博物館の展示を見てから、公園で体験や伝統芸能のプログラムへ参加すると、文字で読んだ文化が声や動き、素材の手触りとして伝わる。アイヌ文化を過去の風俗だけにとどめず、受け継ぎ、今を生きる人々の営みとして学べる場所。気になった展示から一つの問いを持ち、公園を歩き直すのもよい。[7][8][20]
一緒に楽しむなら一日の中心をウポポイに置き、白老の町で食事を。複数の実演を楽しむ日は公式タイムテーブルに合わせて出入りを考える。
公式案内を見る ↗洞爺湖
湖畔の彫刻を道しるべに
湖畔の彫刻公園では、作品を探しながら水辺を歩ける。湖面の色や中島の見え方が変わり、同じ道を戻る時にも別の景色が目に入る。作品の前で立ち止まり、ベンチで休み、また少し歩く。その小さな繰り返しが、温泉宿の中だけで過ごす一日へ心地よい外の時間を加えてくれる。[5]
一緒に楽しむなら湖畔のカフェや温泉街の食事と相性がよい。北側の公園へ向かうドライブとは分け、水辺の徒歩を楽しむ時間を残す。
公式案内を見る ↗壮瞥
昭和新山の記録を読む
昭和新山・三松正夫記念館では、山の誕生を観察し、記録し続けた人の視点に出会える。遠くから赤茶色の山を見るだけでなく、変化を追った資料と合わせて眺めると、火山が人の暮らす時間の中で動く存在だと分かる。目の前の景色と記録を行き来する、火山を知るための静かな学びの時間になる。[6][9]
一緒に楽しむなら洞爺湖畔の滞在に火山学習を加える。昭和新山は私有地で立入制限があり、山中へ入る学習は公式の許可を伴うツアーで扱う。
公式案内を見る ↗大沼
小島を橋でつなぐ湖畔散策
大沼公園広場から始まる島巡りの路は、小さな橋と島をつなぎながら水辺を進むコース。森の陰から湖が開ける瞬間や、遠くの駒ヶ岳を探す楽しみがある。歩くことを急がず、水面の反射や足元の植物を眺めたい。公園には性格の異なる複数の道があり、同行者の体力や季節で選び分けられる。[10][21][25]
一緒に楽しむなら散策の後は駅前で大沼だんごを。さらに広い範囲を回りたい日は、徒歩の島巡りと湖畔の自転車を別の時間帯に分ける。
公式案内を見る ↗函館
昼から夕暮れへ、函館山の眺め
函館山からは、市街地と両側の海が一つの眺めに収まる。先に元町や港を歩いておけば、山から見える通りにも旅の記憶が重なる。日中の地形が分かる眺めから、灯りが増えてゆく時間へ。空の明るさと街の色が変わる間を、ゆっくり過ごすのが楽しい。夜だけでは気づかない海岸線も見つかる。[24]
一緒に楽しむなら元町の街歩きと同じ日に組みやすい。帰りの交通と待ち時間を含め、夕食や温泉へ戻る予定を詰め込み過ぎない。
公式案内を見る ↗函館
五稜郭を上から、堀から見る
タワーから星形を眺めた後、公園の堀に沿って歩くと、地図で見た形が土塁や水面の実際の大きさに変わる。箱館奉行所の歴史を知り、桜や木々の間を進めば、城郭だった場所と今の公園の二つの表情を味わえる。建築と自然を交互に見ることで、史跡を歩く時間に奥行きが生まれる。[12]
一緒に楽しむなら五稜郭を一つのまとまりとして回り、その後は近くで食事を。元町までは別の移動が入るため、徒歩の連続行程にしない。
公式案内を見る ↗体験の開催日・参加条件・交通や通行の状況は、各公式案内から確認してください。行程は天候や歩きやすさに合わせて。
03 / WALK THE TOWN
名所を結んで、
町を楽しむ。
町を
建物、路地、水辺、小さな店。名所だけを急いで巡らず、その間の時間も楽しめる組み合わせです。
登別
噴気と森を結ぶ道
- 地獄谷展望
- 大湯沼の展望
- 温泉街
谷を見渡す場所から、森に囲まれた大湯沼へ。白い岩肌と灰黒色の水面という異なる火山景観を味わう散策だ。温泉街へ戻ると、看板や鬼の意匠にも、土地の地形から育った物語が感じられる。湯や食事を挟んで歩くと、自然と町が離れずに記憶へ残る。全区間を一気に回るより、宿泊中の散策を二回に分けても楽しめる。[1][2][3]
大湯沼駐車場は冬季閉鎖。足湯へ延ばす場合も当日の探勝歩道の案内を優先。
公式案内を見る ↗大沼
小島と木陰をめぐる
- 大沼公園広場
- 島巡りの路
- 森の小径
広場で湖を眺めてから、小さな橋を渡って島の間を歩く。水辺が近い道では、岸から離れたつもりでもまた別の岸が現れ、湖の複雑な形を体で覚える。森の小径へ入れば木陰が増え、視線は遠景から足元へ移る。大きな観光施設へ次々に入る旅とは異なる、静かな時間の使い方が似合う場所だ。[10]
島巡りと森の小径は別コース。案内図で帰り道を選び、暗くなる前に広場へ戻る。
公式案内を見る ↗函館
坂道から港へ、元町の散策
- 函館ハリストス正教会
- 元町の坂道
- 港側の街並み
教会の屋根を見上げ、海が見える坂へ出て、港側へ下る。高い場所からの眺めと通りの細部を繰り返し見ると、函館の起伏が心に残る。鐘の音が届く街には暮らしと礼拝の時間がある。建物の前だけで足を止めず、一本隣の道や海の方向にも目を向けたい。夕暮れには同じ坂を逆向きに眺める楽しみもある。[15][23][24]
住宅や礼拝の場を含む。撮影は通行を妨げない位置から、拝観は各教会の公開条件に従う。
公式案内を見る ↗函館
商いの記憶を訪ねる
- 高田屋嘉兵衛像
- 高田屋恵比須神社
- 称名寺
北方との交易を支えた嘉兵衛の史跡をたどると、函館の海が遠い土地と結ばれていたことが分かる。像、神社、寺と場所の性格は変わり、観光の景色の中に商いと信仰、顕彰の記憶が重なる。歩く前に人物の略歴を読んでおくと、名前だけでは通り過ぎてしまう小さな碑や境内にも目が向く。[14]
高田屋恵比須神社は外観の見学。高田屋本店跡の井戸は非公開なので立ち入り先に含めない。
公式案内を見る ↗散策の順序は編集上の提案です。公開時間、実際の経路、移動手段を確かめて調整してください。
04 / HISTORY & CULTURE
噴火の大地と開港の街
山の熱が温泉を生み、海の道が街へ新しい文化を運んだ。登別・洞爺湖と函館には異なる歴史があり、その間に白老や七飯の物語が重なる。一つの時代でまとめず、それぞれの場所が何を受け継いできたかを訪ねたい。

洞爺湖の眺めは、長い火山活動が作った地形の上にある。温泉もまた有珠山の活動に関わり、1910年の噴火に伴う湧出が起点とされる。湖の静けさと、噴火の跡が残る山麓を両方見ることが、温泉地を知る入口になる。三松正夫が昭和新山の成長を記録した資料は、自然の変化を人が見つめた記憶。景色を眺める楽しみと、防災を学ぶ時間が同じ土地にある。
函館は1855年の和親開港を経て、1859年に外国貿易の港として開かれた。五稜郭は開港に伴う防備を背景に築かれ、1864年に完成した西洋式城郭である。元町の教会や街路を歩くことと、五稜郭の形を眺めることは、別々の観光に見えて同じ近代の入口に触れている。箱館戦争の記録まで読むと、華やかな港の景観に、転換期を生きた人々の姿が加わる。
白老のウポポイでは、アイヌの歴史・文化を学び、今へ受け継がれる表現に出会える。七飯では、ガルトネルらが西洋式農業を試みた歴史が果樹の町の背景にある。旅の順序を北から南へ一列に置くだけでなく、道具、食、言葉、交易という関心で場所を結ぶと面白い。風景の違いを楽しみながら、その土地に暮らす人が積み重ねてきた時間へ視線を向けられる。
[4][6][7][9][11][12][23]歴史・文化の公式案内 ↗- 1859年
函館が
貿易港と して 開港 和親開港を経た函館が、外国貿易の港として開かれる。
- 1864年
五稜郭が
完成 箱館開港に伴う防備を背景に築かれた西洋式城郭が完成。
- 1910年
洞
爺湖温泉の 源と なる 湧出 有珠山の噴火に伴う活動から、後の温泉地へつながる湯が生まれる。
- 1944〜1945年
昭和新山の
成長を 記録 三松正夫が地殻変動と溶岩ドームの隆起を継続して観察する。
05 / PLACES OF PRAYER
社や寺の前で、
足を止める。
足を
人々が祈りを重ねてきた場所を、その土地に伝わる由緒とともに訪ねます。
伊達・有珠
01有珠善光寺
洞爺湖と函館の間で、少し海側へ寄り道すると有珠善光寺がある。境内を歩き、建物や木々を眺める時間は、湖や山の大きな景観を見る旅に穏やかなリズムを加える。寺が守ってきた資料には地域の信仰の歴史があり、宝物館を訪ねる日は予約してから向かいたい。長野の善光寺とは所在地を区別して、伊達市有珠の寺院として旅程に入れる。[17]
公式案内を見る ↗函館元町
02函館ハリストス正教会
白壁と緑の屋根を持つ現聖堂は1916年築。元町を歩く人にとっては街の風景を形作る建物であり、信徒にとっては祈りの場所でもある。鐘の音を遠くから聴き、通りから屋根の形を眺め、公開される時間には内部へ。港町の異国情緒という言葉だけで終わらせず、街に続いてきた信仰の営みとして向き合いたい。[15]
公式案内を見る ↗湯の川
03湯倉神社
湯倉神社は湯の川温泉の守り神として親しまれ、境内下には温泉発祥の地碑がある。藩主の病が湯で癒えたという話は、この土地に伝わる伝承として受け止めたい。市電の終点近くにあり、温泉街の散策の始まりにも終わりにも組みやすい。宿へ直行する前に立ち寄ると、湯の川という名に込められた土地の記憶が近くなる。[16]
公式案内を見る ↗由緒やご利益にまつわる話は、各地の信仰・伝承として紹介しています。参拝・見学・撮影の案内に沿ってお楽しみください。
06 / PEOPLE & STORIES
人の足跡から、
土地を知る。
土地を
この場所で暮らし、旅をし、作品を残した人たち。名前と土地のつながりを知ると、見慣れた景色にも別の物語が見つかります。
壮瞥・昭和新山
三松正夫――生まれる山を見つめた人
昭和新山の成長を継続して観察・記録した三松正夫。その資料を伝える記念館では、火山を単なる遠景ではなく、変化を追う対象として見られる。1944年から1945年にかけての地殻変動や隆起は、写真や記録を読みながら現地を眺めると理解しやすい。山の姿を守り、次の世代へ伝える取り組みも、洞爺湖周辺を訪ねる理由の一つになる。[6]
公式案内を見る ↗函館
土方歳三――箱館戦争の記憶をたどる
土方歳三は旧幕府軍とともに1868年に箱館へ入り、翌年の戦いで生涯を終えた。五稜郭や碑を訪ねると、京都の新選組という印象の先に、函館での歩みがあると分かる。最期の地には諸説があり、碑はゆかりの場所として訪ねたい。公園や資料を通して戦いの経過をたどれば、星形の城郭の眺めにも、人々が生きた時代の重みが加わる。[12][13]
公式案内を見る ↗函館西部
高田屋嘉兵衛――港を拠点に交易を広げる
高田屋嘉兵衛は函館を拠点とした交易で知られる人物。市内には像や神社、菩提寺など、足跡をたどる場所が残る。港を眺めるだけでは分からない、北方へ向かう航路や商いの歴史を知る入口だ。ゆかりの地を歩くと、海が景観であると同時に人と物を運ぶ道だったことを感じる。案内図にある史跡と、今も使われる私的な建物の公開範囲を区別して巡る。[14]
公式案内を見る ↗07 / TASTE OF THE PLACE
旅先の味を、
食卓とお土産に。
食卓と
その場で味わう一皿も、帰ってから楽しむ一品も。土地の食材と、つくる人の仕事に触れる楽しみがあります。
登別
ごまの風味を楽しむ閻魔やきそば
登別閻魔やきそばは、北海道産小麦の平麺、ごまの風味をきかせたピリ辛の特製たれ、登別や近郊の食材を組み合わせるご当地料理。共通の決まりの上で店ごとの工夫が加わるため、皿の仕立ても一つではない。温泉街で味わう一食に選ぶと、地獄谷や鬼の物語と、町の普段の食事が自然に結ばれる。[19]
土地の味を公式案内で知る ↗白老
白老牛を町で味わう
白老には、白老牛を扱う焼肉店やステーキ店、牧場に関わるレストランがある。ウポポイで文化を学んだ後に、町の食を楽しむ時間を設けたい。肉を自分の好みで焼く食事も、料理として仕立てられた一皿も、同行者やその日の気分で選べる。温泉地へ移動する途中の昼食としても、白老で過ごす一日の締めくくりとしても楽しめる。[20]
土地の味を公式案内で知る ↗函館
イカを加工する町の味
函館では、イカの身と肝を合わせる塩辛や、するめを使う松前漬けなど、海の恵みを加工して味わう文化が息づく。生のイカだけを旅の目的にせず、店頭で加工法や食べ方を尋ねると選ぶ楽しみが増す。食卓の小鉢に添える品や、持ち帰りやすい珍味など、同じ素材から生まれる味の幅を土産選びでも確かめたい。[18]
土地の味を公式案内で知る ↗函館
透明なスープの塩ラーメン
函館の塩ラーメンは、澄んだスープと細めの麺を楽しむ身近な一杯。あっさりした見た目の中にだしのうまみがあり、散策の合間の昼食にも似合う。町を歩いて少し冷えた日に、湯気の向こうの麺を持ち上げる時間はうれしい。具材やだしは店によって異なるので、食べ比べながら好みを探すのも函館での楽しみになる。[18][22]
土地の味を公式案内で知る ↗七飯
りんごから農業の歴史を知る
七飯町では、西洋式農業を試みた歩みと果樹栽培の歴史が重なる。りんごを選ぶ時に産地や品種へ目を向けると、湖畔の旅に畑の営みが加わる。収穫の季節には果物そのもの、ほかの時期には加工品と、出会い方にも幅がある。大沼を歩いた後、函館へ向かう途中の買い物で、土地の食をもう一つ持ち帰りたい。[11]
土地の味を公式案内で知る ↗大沼
湖の形を映す大沼だんご
1905年創業の沼の家が伝える大沼だんごは、小さな団子とあん、しょうゆの味を折に詰めた菓子。串に刺さない団子を湖面の浮島に、折を大沼・小沼に見立てている。島をつなぐ橋を歩いた後に味わえば、菓子の中にもさっきの景色が見つかる。旅先で口にするものが、その土地の地形まで覚えさせてくれる一品だ。[21]
土地の味を公式案内で知る ↗08 / STAY A LITTLE LONGER
季節を変える。
もう一泊してみる。
もう
どこを全部回るかより、どこで時間を使いたいか。目的と季節に合わせた旅の提案です。
五稜郭の桜と湖畔の芽吹き
五稜郭の堀を囲む桜と、大沼の森に増える緑。函館の街を歩く日と、湖畔へ出る日を分けると、季節の進み方の違いを楽しめる。海風や山麓の冷えに備えながら、花を見る合間に歴史の展示や温泉へ立ち寄りたい。[12][25]
水辺と文化体験をゆっくり
洞爺湖や大沼では、水面の近くで過ごす時間が旅の中心になる。白老ではウポポイの展示と公園の体験を組み合わせ、函館では夕暮れの街から山の眺めへ。屋内外の予定を交互に置くと、暑い時間帯にも余裕が生まれる。[5][7][24][25]
果物と森の色を味わう
七飯の果物を選び、大沼の湖畔を歩き、夜は温泉へ戻る。遠景ばかりを追わず、食卓や足元の葉にも秋を探したい。洞爺湖の火口散策路は冬へ向けて閉鎖時期を迎えるため、訪問日は季節の案内と合わせて組む。[5][11][25]
雪景色の先に、湯と街の灯り
登別や洞爺湖の宿で湯を楽しみ、函館では雪の日の街並みと灯りを眺める。夏の散策をそのまま繰り返すより、屋内展示や食事の時間を長く取る過ごし方が似合う。函館山へは冬の車道規制を前提に、利用できる交通を選びたい。[2][6][7][24]
THREE WAYS TO TRAVEL
一泊・二泊で楽しむ、旅の組み合わせ。
施設の予約条件や交通に合わせて調整する、編集上のモデルです。
温泉と火山をつなぐ二泊
- 白老・ウポポイ
- 登別温泉に宿泊
- 昭和新山・洞爺湖
- 洞爺湖畔に宿泊
一日目は白老でアイヌ文化を学び、登別で湯を楽しむ。翌日は洞爺湖へ移り、湖畔と火山の記録をたどる。二つの温泉地に一泊ずつ置くと、移動に急がず、谷と湖の違いを味わえる。散策後の休息や食事も含めて、自然の景色を体で受け止める旅にしたい。[1][4][6][7]
大沼と函館、湖から港へ二泊
- 大沼公園
- 七飯の果物選び
- 函館元町
- 五稜郭・湯の川
湖畔を歩く一日と、港町の坂道や史跡を訪ねる一日を分ける。大沼での静かな朝、函館で灯りが増える夕方と、宿泊してこそ楽しみやすい時間を一つずつ入れたい。帰路の予定に合わせ、最後の拠点を市街地か湯の川に置くと、それぞれの旅の終え方を選べる。[10][11][12][15][16][24]
函館の人と食を訪ねる一泊
- 高田屋嘉兵衛の史跡
- 元町教会群
- 塩ラーメンや地域の食
- 五稜郭と箱館戦争の展示
人物の足跡を入口に函館を歩き、開港、交易、信仰、戦いの歴史を結ぶ一泊。名所の前で写真を撮る時間だけでなく、資料を読む余白を残す。食事には身近な塩ラーメンやイカの加工品を選び、港の文化が今の暮らしへ続く様子も味わいたい。[12][14][15][18][22]
09 / READ THE MARKET
魅力を、
市場の数字でも確かめる。
地域への関心を、事業としての検討へ。観光庁の確定統計から、都道府県全域の宿泊規模を確認します。
| 対象 | 延べ宿泊者数 | 外国人構成比 | リゾートホテル 客室稼働率 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 46,503,620人泊 | 28.6% | 51.1% |
この表は各都道府県全域の集計です。登別・洞爺湖・函館だけの実績や、個別施設の収支を示すものではありません。外国人構成比は外国人延べ宿泊者数÷全体から算出。[26]
月別数値を表で見る
| 月 | 延べ宿泊者数 |
|---|---|
| 1月 | 4,110,380人泊 |
| 2月 | 4,081,420人泊 |
| 3月 | 3,529,520人泊 |
| 4月 | 2,607,420人泊 |
| 5月 | 3,492,960人泊 |
| 6月 | 3,832,360人泊 |
| 7月 | 4,678,690人泊 |
| 8月 | 5,016,410人泊 |
| 9月 | 4,052,320人泊 |
| 10月 | 3,965,080人泊 |
| 11月 | 3,124,500人泊 |
| 12月 | 4,012,550人泊 |
10 / THE NEXT CHAPTER
この土地で、
どんな宿を続けていくか。
どんな
風景や文化の魅力と、日々の運営に必要な条件。その両方を確かめながら、取得・再生・承継を考えます。
01 / LOCAL PRACTICE
火山と冬の条件を旅の設計に入れる
登別や洞爺湖の魅力は、活動する大地を近くに感じられることにある。取得・運営の検討では、その景観の強さだけでなく、避難情報、休止時の案内、冬の散策や送迎の代替策を整理したい。宿の設備と温泉供給の条件を個別に読み、火口周辺を常時自由に歩けるという説明を避ける。屋内で火山を学べる施設との組み合わせも、滞在の選択肢になる。[1][2][5][6][9]
最初に確かめたいこと
- 温泉供給・設備保守の条件
- 火山情報と避難経路
- 冬季閉鎖時の代替行程
02 / LOCAL PRACTICE
湖畔と函館を一つの送迎圏にしない
白老、登別、洞爺湖、大沼、函館は、一枚の地図で眺めるより移動の負担が大きい。複数地域を紹介する宿でも、毎日の往復を当然とせず、連泊の拠点と広域移動の日を分けて考える必要がある。函館では坂道、市電、函館山からの帰館を実際に歩いて確かめたい。大沼では駅と湖畔の距離、荷物、季節の移動手段まで整えると、車以外の滞在も説明しやすい。[8][10][24][25]
最初に確かめたいこと
- 公共交通と最終便
- 荷物を持った徒歩動線
- 広域移動と連泊の役割分担
03 / LOCAL PRACTICE
文化体験と食の提供を地域の担い手と結ぶ
ウポポイのプログラム、白老の飲食店、函館の食文化は、それぞれ地域の担い手が支えている。施設側の実績や自社提供の体験と混同せず、訪問先・提供者・予約窓口を分かる形で案内したい。地元食材を献立に使う場合も、産地、入荷、加工や保存の条件を取引先と詰める。地域名を掲げるだけでなく、宿で味わう一食と外で出会う文化の役割を丁寧に組み立てる。[7][18][19][20]
最初に確かめたいこと
- 体験の実施主体と予約条件
- 食材産地と仕入れ変動
- 休館・休業時の案内更新
11 / GO A LITTLE DEEPER
気になったことを、
次の一ページへ。
次の
温泉地の物語から、市場・許認可・運営まで。関連する既存の特集へ進めます。
温泉地・滞在
市場・交通・許認可
運営・仕入れ
取得・再生・承継
FOR THE NEXT OWNER, AND THE CURRENT OWNER
この土地の良さを、
分かってくれる人へ。
分かってくれる
QUESTIONS
このガイドについて。
このガイドの対象地域はどこですか?
登別・洞爺湖・函館を中心に、登別温泉、白老・ポロト湖、洞爺湖温泉・有珠山、大沼・七飯、函館西部・五稜郭、湯の川を紹介しています。観光・宿泊を考える広域のガイドで、個別案件の所在地を示すものではありません。
掲載写真や紹介施設は売却中の案件ですか?
写真は撮影地を明記した地域景観・文化・食などの参考写真です。掲載施設との取引関係や、売却案件の所在地を示すものではありません。
市場データはこのエリアだけの数値ですか?
観光庁の2025年確定値から、都道府県全域の集計を掲載しています。代表エリア単独・市町村単位・個別施設の集計とは分けて確認してください。
売却をまだ決めていなくても相談できますか?
現在の営業状況や設備の課題、次の運営への希望から相談できます。非公開下書きと担当者への相談窓口を用意しています。手続や受付状況は本体の各画面をご確認ください。
監修:堤 誠之 / 運営:ジャパンリアルター株式会社 / TSUNAGUの想い
出典・写真・編集について
本文・データの出典
- 登別国際観光コンベンション協会 地獄谷
地獄谷の火山地形と温泉
- 登別国際観光コンベンション協会 大湯沼
大湯沼・日和山と駐車場冬季閉鎖
- 登別国際観光コンベンション協会 大湯沼川天然足湯
温泉が流れる川と探勝歩道
- 洞爺湖温泉観光協会 洞爺湖温泉を「知ろう」
1910年の噴火と温泉、湖と中島
- 洞爺湖温泉観光協会 レジャー
湖畔彫刻公園、遊覧・体験、火口散策路の季節条件
- 昭和新山・三松正夫記念館 公式サイト
三松正夫による火山の観察記録、私有地と学習ツアー
- ウポポイ 民族共生象徴空間
アイヌ文化の展示・公園・体験
- 白老町 白老町の概要
ポロト湖、白老の地理と自然
- 洞爺湖温泉観光協会 ジオパーク
火山の成り立ちと減災を学ぶ地域
- ぐるっと大沼 おすすめ自然散策コース
大島の路・森の小径・島巡りの路・夕日の小沼道
- 七飯町 西洋りんご発祥の地!七飯町の農業の紹介
ガルトネル農場と西洋農業、果樹栽培
- 函館市公式観光サイト 土方歳三と箱館戦争、激戦の歴史を訪ねる
五稜郭1864年完成・箱館戦争・資料館閉館情報
- 函館市公式観光サイト 土方歳三最期の地碑
土方の函館との関わりと最期の地に諸説
- 函館市公式観光サイト 北の豪商・高田屋嘉兵衛の足跡をたどる
高田屋嘉兵衛の交易と史跡、非公開部分の区別
- 函館市公式観光サイト 函館ハリストス正教会
1916年の現聖堂、鐘と礼拝
- 函館市公式観光サイト 湯倉神社
湯の川の信仰と温泉発祥伝承
- 有珠善光寺 公式サイト
有珠の寺院の沿革、境内と予約制宝物館
- おいしい函館 函館の食みやげ
イカ加工品、塩ラーメンなど地元の食文化
- 登別ブランド推進協議会 登別閻魔やきそば
北海道産小麦平麺・特製たれ・近郊食材の定義
- 白老観光案内 白老牛の店
白老牛を味わう町内飲食店
- ぐるっと大沼 沼の家
1905年創業、団子の形と湖の見立て
- 函館市公式観光サイト 昔ながらのすっきり味、函館の塩ラーメン
透明なスープと細麺、2013年取材部分の区別
- 北海道開発局 函館港全体(過去)
1855年和親開港と1859年貿易港開港の区別
- 函館市公式観光サイト よくある質問
函館山交通・季節による服装や車道規制
- 北海道観光機構 大沼公園ショートトリップ
大沼のサイクリング、湖畔の飲食と季節景観
- 観光庁|宿泊旅行統計調査・2025年確定値
都道府県全域の年計と月別の延べ宿泊者数。エリア単独や個別施設の数値ではない。
本文・統計の確認日:2026年10月28日。旅の行程と宿の活用は編集上の提案です。
写真の撮影地と利用条件
- 北海道函館市・函館山からの夜景と冬花火
aachiii / CC BY 4.0
WebP変換・サイズ調整・表示枠による切り取り。2020-02-08 19:45:11 +0900 - 北海道洞爺湖町・洞爺湖
洞爺湖町 / CC BY 4.0
WebP変換・サイズ調整・表示枠による切り取り。撮影日時記載なし - 北海道七飯町・大沼と北海道駒ヶ岳
Takuya_Yamagata / CC BY 4.0
WebP変換・サイズ調整・表示枠による切り取り。2020-10-17 12:56:56 +0900 - 北海道函館市・函館港の岸辺から函館山と市街地を望む
aachiii / CC BY 4.0
WebP変換・サイズ調整・表示枠による切り取り。2022-07-30 19:19:58 +0900 - 北海道函館市・特別史跡五稜郭跡
Goryokaku-Tower / CC BY 4.0
WebP変換・サイズ調整・表示枠による切り取り。2017-05-04 09:31:53 +0900 - 北海道洞爺湖町・浮見堂公園
aachiii / CC BY 4.0
WebP変換・サイズ調整・表示枠による切り取り。2022-08-28 13:13:57 +0900


