
TSUNAGU — PROFESSIONAL REFERRAL DESK
宿泊施設の事業承継・再生・任意売却の専門連携窓口
顧問先や取引先の旅館・ホテルから、後継者や返済、廃業の相談を受けている専門家・金融機関の皆さまに向けた窓口です。宿泊施設は不動産だけでなく、許可・温泉・契約・従業員・予約を一緒に引き継ぐ取引になります。検討の段階に合わせて、どの記事を読み、誰と何を分担するかを整理しました。
TSUNAGUは、宿泊施設の承継・再生・任意売却の相談を受けた税理士・会計士・弁護士・金融機関・サービサーと、案件ごとに役割を分けて協働する窓口です。宅地建物取引業者として売買と引継ぎの工程を担い、税務・法律・債権の判断は各専門家と進めます。
写真は地域の風景で、売却中の施設を示すものではありません。
01 / WHO THIS DESK IS FOR
この窓口の対象と、提携募集ページとの違い
この窓口は、旅館・ホテルの事業承継・再生・任意売却について、士業・金融機関・管財人から案件の紹介や協働の相談を受けるためのものです。OTA・宿泊DX・設備などの企業との提携は、別の提携募集ページで受け付けており、対象を分けています。
想定しているのは、顧問先の旅館・ホテルから後継者不在や返済、廃業の相談を受けている税理士・公認会計士、私的整理・民事再生・破産の手続に関わる弁護士、地域金融機関やサービサーの担当者の皆さまです。
TSUNAGUは宅地建物取引業者として売買を扱い、引継ぎの工程表づくりや買主との非公開の対話を担います。登記・税務・法律・債権の判断は、それぞれの専門職と分担して進めます。
OTA・宿泊DX・建物再生・運営・金融の企業との相互送客や共同発信は、既存の提携募集ページが窓口です。このページは、個別の宿泊施設の承継や再生、任意売却をどう進めるかの相談に絞っています。
02 / ASSETS & RIGHTS
不動産だけでなく、許可・温泉・契約・人を一体で引き継ぐ
宿泊施設の取引では、土地建物の所有権が移っても営業を続けられるとは限りません。旅館業の許可、温泉の利用許可、什器備品やリース、予約と前受金、従業員の雇用は、それぞれ別の手続と合意が要るため、資産一覧に並べて一つずつ確認します。
最初に、土地建物の所有者、旅館業の許可営業者、運営の受託者、借入の債務者と保証人を分けて書き出します。建物を売る人と、許可を持つ人、金融機関へ返済する人が同じとは限りません。[12][11]
旅館業の事業譲渡による承継は、譲渡の効力が生じる前の承認が前提です。[7][8]温泉の利用許可や配湯契約、仕入・リース・OTA・PMSなどの契約も、旅館業の承認で一括して移るわけではありません。[12][13]
従業員の労働契約の承継には本人の真意による承諾が必要で、顧客・予約の個人データは承継前の利用目的の範囲を引き継ぎます。代金の区分も、土地と建物・設備で消費税の扱いが異なるため、内訳の根拠を残します。[9][10][15]
| 対象 | 確認すること | 詳しく読む記事 |
|---|---|---|
| 旅館業の許可 | 許可証の名義、譲渡範囲、効力発生日より前の承認 | 旅館業の営業許可承継・承認申請 |
| 温泉の権利 | 利用許可・配湯契約の名義と、旅館業とは別の手続 | 温泉権・採取許可・利用許可の引き継ぎ |
| 厨房・什器備品・リース | 売買対象の範囲、リース等の契約の同意や再契約、代金の内訳 | FF&E・リネン・リース設備の整理 |
| 予約・前受金 | 引渡しをまたぐ予約の履行担当、前受金・キャンセル対応の精算 | 宿泊予約・前受金・OTA売上の精算 |
| 従業員 | 説明と真意による承諾の手順、引継ぐ人員と労働条件 | 従業員・運営体制の引継ぎ |
旅館業の営業許可承継と承認申請を詳しく読む → 温泉権・利用許可の引き継ぎを詳しく読む → 従業員と運営体制の引継ぎを詳しく読む →
04 / VOLUNTARY SALE & CREDITORS
任意売却と債権者・サービサーとの調整は、親サイトの専門窓口と連携する
任意売却では、売買の合意だけで抵当権は消えず、サービサーの関与も減額や同意を保証しません。銀行・サービサー・抵当権整理の調整はジャパンリアルターの任意売却の専門窓口と、売買と営業の引継ぎはTSUNAGUと、並行して進めます。
抵当権の抹消には、弁済等とは別に登記の手続があります。代金配分、担保解除、残債の返済条件は関係する権利者との調整が必要で、一律に売れる・減額できるとは言えません。[1][11]
銀行・サービサー・抵当権整理などの債権側の実務は、親サイトのジャパンリアルターの専門窓口が相談先です。TSUNAGUでの対話は承継検討の入口とし、債務整理や金融機関との調整は専門実務と連携して進めます。[17][14]
サービサーは法務大臣の許可制度の下で債権管理回収を行う会社です。会社名を法務省の許可会社一覧で照合し、対象債権について債権を保有しているのか、回収を受託しているのかを確認します。[3][13]
担保不動産競売は裁判所の手続で、任意の売買とは異なります。経営者保証は売却だけで当然に解除されるとは限らず、2026年5月25日に始まった企業価値担保権の契約がある会社では、融資と担保の全体を確認します。[2][5][6]
- 01
債権の保有者・回収窓口・担保名義を図にする
借入一覧、条件変更の書面、債権譲渡や受任の通知、登記を照合し、誰の合意で担保手続ができるかを整理します。
- 02
債権者調整を専門窓口と進める
通知の書面と日付を添えて、ジャパンリアルターの任意売却・サービサー対応の窓口へ相談できます。売却成立や債務免除を約束するものではありません。
- 03
売買と営業の引継ぎを同じ工程表に置く
代金配分、抹消と新しい担保設定、旅館業の承認、予約と雇用の引継ぎを、決済日に向けて担当別に管理します。
05 / CONFIDENTIALITY
秘密保持と、従業員や地域に知られにくい進め方
TSUNAGUでは、施設名などの詳しい情報は秘密保持の手続と売主の承認を経てから開示します。最初の相談でも施設名や財務資料の提供を前提にせず、地域・規模・状況の概要から伺い、開示する範囲と時期を段階ごとに相談して決めます。
06 / HOW TO START
セカンドオピニオンとしての簡易査定と、相談の始め方
顧問先に説明する前の目安づくりには、入力した数字を送信しない簡易査定とGOP・DSCRのツールが使えます。案件の相談は相談フォームで「その他」を選び、専門家・金融機関からの相談であること、段階、分かる範囲の概要をお知らせください。
簡易査定は、売主の説明や金融機関との対話の前に、数字の前提をそろえるためのものです。査定額、成約価格、税引後に手元へ残る額は別のものとして扱い、個別の判断は専門家と確認します。[16][15]
相続が絡む案件では、土地建物・株式・営業許可・借入を名義ごとに分け、相続登記の申請義務や許可の承継手続を所管窓口へ確認します。[16]
- 01
簡易査定で前提をそろえる
旅館・ホテルの簡易査定とGOP・DSCRシミュレーターで、収支と返済の目安を確認します。入力した数字は送信されません。
- 02
相談フォームで概要を伝える
「その他」を選び、ご相談内容の冒頭に専門家・金融機関からの相談であることと、検討の段階を書いてください。施設名は秘密保持の手続の後で構いません。
- 03
役割と情報の扱いを決める
誰が何を判断し、どの資料をいつ共有するかを決めてから、買主探しや引継ぎの準備に進みます。
旅館・ホテルの簡易査定とGOP・DSCRを試算する → 相続した旅館・共有名義ホテルの整理を読む → 個人・法人・消費税で分ける売却の税金を読む →
QUESTIONS
よくある質問
OTAや宿泊DXの企業向けの提携募集と、この窓口は何が違いますか?
提携募集はOTA・宿泊DX・設備・運営・金融の企業との相互送客や共同発信の窓口です。この窓口は、士業・金融機関・管財人の皆さまから、個別の宿泊施設の承継・再生・任意売却の相談を受けるためのものです。
施設名を伏せたまま相談できますか?
できます。最初の相談で施設名や財務資料の提供を前提にしません。詳しい情報は秘密保持の手続と売主の承認を経てから開示します。[[18]][[14]]
土地建物を売れば、買主はそのまま営業できますか?
所有権と営業許可は別です。旅館業の事業譲渡では効力発生前の承認が必要で、温泉の利用許可、契約、従業員、予約も別に確認します。[[7]][[12]]
サービサーが関わっていれば、残債は減りますか?
関与だけで減額や合意は保証されません。対象債権、権限、返済や担保解除の条件を個別に確認します。[[3]][[11]]
第二会社方式やスポンサー探索の具体的な進め方も相談できますか?
選択肢の整理と、売却・承継を選んだ場合の買主探しや引継ぎの準備を担います。制度の適用や債権者との調整は、弁護士・税理士等の専門家と検討してください。
経営者保証は、株式譲渡や任意売却で外れますか?
売却だけで当然に解除されるとは限りません。金融機関等との合意内容を確認し、契約と決済の条件に反映させます。[[5]][[11]]
出典・確認範囲
- 住宅ローン等を完済した方へ(抵当権の登記の抹消手続のご案内)|法務省法務局
完済後も抵当権抹消登記の申請が別に必要であること
- 担保不動産競売|裁判所
競売は裁判所の手続で、任意の売買とは異なること
- 債権回収会社制度―債権管理回収業に関する特別措置法―|法務省
法務大臣の許可制度と許可会社一覧への導線
- 中小M&Aガイドライン第3版|中小企業庁
株式譲渡と事業譲渡の違い、簿外債務・偶発債務の調査
- 「中小M&Aガイドライン」を改訂しました|経済産業省・中小企業庁
経営者保証の扱いに関する留意点
- 事業者と金融機関の信頼関係に基づく事業性融資に関する基本的な考え方等|金融庁
2026年5月25日からの企業価値担保権を含む制度開始
- 旅館業の営業者の皆さまへ・事業譲渡に関する手続が整備されます|厚生労働省
譲渡の効力発生前の承認
- 旅館業法改正・事業譲渡に係る手続の整備|厚生労働省
事業譲渡の事前承認と承継後の手続
- 企業組織の再編(会社分割等)に伴う労使関係(労働契約の承継等)について|厚生労働省
事業譲渡での労働者の真意による承諾
- 個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)|個人情報保護委員会
事業承継に伴う提供と承継前の利用目的、交渉時の取扱い
- 宿泊施設の任意売却・抵当権整理|TSUNAGU
所有者・債務者の区別、代金配分、サービサー、経営者保証、営業の継続
- ホテル・旅館の事業譲渡と株式譲渡|TSUNAGU
営業主体の特定、契約の移行、従業員・予約・個人データ
- リスケ・任意売却・サービサー案件の買主資金計画と決済|TSUNAGU
債権の保有と回収受託の区別、温泉等の別手続、情報共有の範囲
- コロナ融資の返済・リスケ中に旅館売却を考える|TSUNAGU
期限の利益・一括請求の確認、改善・再生と売却の比較、中小企業活性化協議会、非公開での開示
- 旅館・ホテル売却の税金|個人・法人・消費税の整理|TSUNAGU
主体・対象別の課税の区分、土地と建物・設備の消費税の扱い
- 相続した旅館・共有名義ホテルの売却と整理|TSUNAGU
名義ごとの整理、相続登記の申請義務、査定額と税引後の額の区別
- 任意売却・サービサー対応相談|ジャパンリアルター
銀行・サービサー・抵当権整理の専門実務の相談先。売却成立や債務免除を約束するものではない
- OTA・宿泊DX・再生・金融機関の皆さまへ|提携のご相談|TSUNAGU
提携の検討段階で施設名や財務資料の提供を前提にしないこと
確認日:2026-10-29。法令・制度は改正されることがあります。手続の前に最新の公式案内を確認してください。
監修:堤 誠之(ジャパンリアルター株式会社 代表取締役)/ 運営:ジャパンリアルター株式会社/ 確認日:2026-10-29