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三朝温泉・三徳川と旅館大橋の木造建築
三朝温泉・三徳川と旅館大橋の木造建築Photo: Zai零細系統保護協会 / Public domain

HERITAGE ONSEN 100 — 58

守るべき日本の歴史・財産
名湯・秘湯遺産 厳選100撰

鳥取県 / 木造湯宿建築・湯治場の街並み

三朝温泉。
川の橋と木の宿、歌の残る湯へ

三徳川を渡り、木の廊下へ入り、湯から戻って一膳の米に休む三朝。白狼の伝説や三徳山との縁、三朝小唄と昭和の映画が、温泉街に重なります。登録文化財の宿と橋、店先の小さな展示へ。湯の名前だけでなく、建物と人の仕事を知ることで、何度も歩きたくなる町の一夜が見えてきます。[B58S1][B58S2]

日本遺産と個別の登録

三徳山と三朝の参詣・湯治を結ぶ物語と、橋や旅館の建物の登録は別の対象。所在地と台帳から読みます。

木の宿の重なる時代

木屋旅館は明治期に1919・1954・1958年の増築を重ねた一棟として文化庁が登録。町の発展が造りに表れます。

歌と映画を分けてたどる

三朝小唄は1927年の歌、1929年には同名の映画が制作されました。音と映像が温泉街の記憶を伝えます。

HISTORY / VALUE / THE NEXT CHAPTER

残したい風景と、
湯のある暮らし。

三朝温泉・路地から望む湯の町
三朝温泉・路地から望む湯の町Photo: Mti / CC BY-SA 3.0

三朝の一日は、川を渡るところから小さく広がります。橋の欄干と山の眺め、温泉本通りの店、宿の階段や木の造作。湯に入り、食事をし、町の展示へ寄るような行程が似合います。株湯と白狼の伝説、三徳山へ向かう祈りの道を知ると、今いる温泉街の景色が深まります。作家の名を探す旅に限らず、歌と映画、楽器や織物まで、さまざまな人の仕事へ触れられる場所です。

木屋旅館と旅館大橋の各棟、三朝橋には、それぞれに登録の対象と建築の記録があります。日本遺産のストーリーは、個々の建物を一律に指定する制度とは別です。温泉も複数の源泉と使い方を持ち、泉質の呼び名を三朝全域の一つの数値にまとめることはできません。自分が泊まる部屋と入る湯を具体的に選び、木と川の町へ落ち着く時間を持つ旅を考えます。[B58S1][B58S2]

※本ページは地域の温泉文化・歴史遺産の解説であり、掲載写真や施設が売却案件であることを示すものではありません。

TSUNAGU独自の編集企画「名湯・秘湯遺産100撰」の第58撰です。公的な認定や順位を表すものではありません。

02 / HISTORY & MEMORY

白狼の伝説から、歌と映画の町へ

白狼を助けた侍の夢に、湯の場所が告げられる三朝の伝説。株湯を訪ね、三徳山との縁を知り、三朝小唄の歌と映画へ目を向けると、温泉街の時代が重なります。開湯の物語と建築の記録、来訪と作品をそれぞれたどりながら、祈りと湯治、人を迎える町がどう育ったかを楽しめます。[B58S1][B58S2][B58S8][B58S12]

白狼伝説では、大久保左馬之祐が年老いた白い狼を見逃し、その礼に夢で湯の場所を教えられたとされます。楠の根元から湧く株湯と結び付く物語です。これは確定した発見記録とは別の、土地で受け継ぐ開湯の伝説です。現在の公衆浴場と周辺を歩き、守護の神仏と湯へ人が寄せた思いを知ると、温泉街の小さな道にも奥行きが感じられます。

文化庁の日本遺産は、三徳山参詣と三朝の湯治を結ぶ物語を紹介します。山へ向かう前に湯で身を整えることや、道中の信仰が地域の関係をつくってきました。山の行場と温泉街の日常の散策は、それぞれに移動と条件を持つ旅です。日本遺産という名から全ての宿が国宝や指定建造物になるわけではなく、物語と個別の場所を両方知ると理解が深まります。

野口雨情が詞を書き、中山晋平が作曲した三朝小唄は1927年の作品として中野市が紹介します。1929年には同名の映画が制作され、温泉地の記憶を映像へ伝えました。歌の誕生と映画の制作、現在のモニュメントは異なる節目です。資料を訪ね、歌の詞と旋律を思い浮かべると、川と宿の眺めに町が育てた文化の時間が重なります。[B58S1][B58S2][B58S8][B58S12]

  1. 開湯の伝説

    白狼が知らせる株湯

    侍が白狼を助け、夢で温泉へ導かれる物語。確定する発見年とは分けます。[B58S1][B58S8]

  2. 1927年

    歌の三朝小唄

    野口雨情作詞、中山晋平作曲の作品として中野市が紹介します。[B58S12]

  3. 1929年

    映画の三朝小唄

    地域の公式案内が温泉地の映画とモニュメントを紹介します。[B58S1]

  4. 1934年

    三朝橋の建設

    町の台帳が年代を記録し、2005年7月12日登録も示します。[B58S7][B58S9]

  5. 2010年4月28日

    木屋旅館の登録

    明治期に大正・昭和の増築を重ねる一棟が国登録有形文化財へ。[B58S3][B58S7]

  6. 2023年4月1日

    町の景観条例施行

    町が景観づくりの基礎と独自計画へ向けた取組を説明。対象は個別の計画と工事から読みます。[B58S16][B58S17]

野口雨情

三朝小唄と温泉街

1927年に生まれた三朝小唄の作詞者。歌と土地の関係を作品から知り、温泉街のモニュメントを訪ねる手がかりになります。[B58S1][B58S12]

中山晋平

三朝小唄の音楽の記録

1927年の三朝小唄の作曲者。歌と同名映画、後のモニュメントは別の時代の表現です。[B58S1][B58S12]

武田伍一

三朝橋

三朝橋の設計者として日本遺産の構成文化財案内に紹介。川と温泉街をつなぐ橋の造りから仕事を読めます。[B58S9]

03 / THE WATER & ITS KEEPERS

複数の源泉と、湯で休む時間

三朝は放射能泉として知られ、公式案内にも源泉による塩化物泉や単純泉の違いが示されます。地名だけで一つの分析値を当てず、泊まる宿の源泉と浴槽の掲示へ。湯治の習慣と現代の入浴・休息を知り、医療の成果を期待する時は専門家へ相談しながら、自分の体調に合う穏やかな滞在を選べます。[B58S1][B58S2][B58S5][B58S15]

三朝の地域案内は、含放射能のナトリウム・塩化物泉や単純泉などを紹介します。放射能泉という特徴を知ることと、すべての源泉のラドン量や温度を同じにすることは別です。成分は源泉名と分析日、現在の浴槽の掲示へ結び付けて読みます。株湯、宿の内湯、河原の湯にはそれぞれの運用があり、旅の内容に合う場所を選べる温泉地です。

木屋旅館は、複数の自家源泉と、含弱放射能ナトリウム塩化物泉を紹介します。浴槽で浸かる方法以外にも、館内の施設と案内に沿った使い方があります。源泉の高い温度と入浴する温度、別の設備の利用は分けて知る情報です。宿の湯の文化を楽しむ時にも、病気の予防や治癒を保証する数字へ頼らず、体調と休息の取り方を中心に過ごせます。

三朝には温泉の知識を伝える人や町歩きの案内があり、入浴の間に休む時間を取りやすい環境があります。飲泉も自由な湧き水の持帰りと考えず、許可された設備と現在の案内へ沿う利用です。短い散策と食事、部屋で読む本を組み合わせれば、湯に入り続けることだけを目的にしない滞在になります。必要な療養と旅館のサービスを分けて選ぶ視点も大切です。[B58S1][B58S2][B58S5][B58S15]

泉質・源泉と、資料が示す範囲
対象泉質・湯の特徴温度pH分析日・資料の時点確認範囲
三朝温泉・観光協会の地域紹介含放射能のナトリウム・塩化物泉、単純泉など源泉で異なる利用する源泉の最新分析書で確認源泉の分析書で確認地域紹介を一つの分析書と扱わない複数源泉の地域概説。各浴槽の温度と利用条件を別に読む[B58S1][B58S15]
木屋旅館の自家源泉含弱放射能ナトリウム塩化物泉(宿の公式紹介)複数源泉と浴槽の最新掲示で確認源泉別の分析書で確認紹介に最新分析日記載なし当該宿の複数の自家源泉の案内。浴槽ごとの分析年月日と成分は現行の掲示で確認。[B58S5][B58S15]

源泉の分析と、浴槽で使う湯を読み分ける。

分析書の源泉名・採水場所・年月日と、施設が掲示する加水・加温・循環・消毒の方法を合わせて確認します。地域に複数の源泉がある場合、ひとつの値をすべての湯宿や浴槽へ当てはめず、訪れる施設の最新の掲示を読んで入浴します。

三朝温泉・山並みに続く通り
三朝温泉・山並みに続く通りPhoto: Mti / CC BY-SA 3.0

04 / ARCHITECTURE & TOWNSCAPE

増築した木の宿と、川に架かる橋

木屋旅館の複雑な外観と客室、旅館大橋の登録された各棟、三朝橋の欄干と灯籠。三朝では、湯宿と川の建築が町の歩き方を形づくります。登録の対象と年代を一つずつ知り、公開と宿泊の範囲で造作を楽しむ旅へ。残す木部と直す設備、階段と避難の道を共に考えることが、次へ継ぐ準備になります。[B58S3][B58S4][B58S7][B58S9][B58S13][B58S14]

三朝温泉・キュリー広場
三朝温泉・キュリー広場Photo: 663highland / CC BY 2.5

文化庁は木屋旅館を明治期に建て、1919年、1954年、1958年に増築した一棟として記録します。地階の浴室と、二階を基本に一部が三階になる外観、客室の意匠が特徴です。温泉街の発展とともに増築してきた姿そのものが建築の価値を伝えます。宿が案内する廊下と階段、木の造作を泊まる部屋から読むと、年代の重なりを実感できます。

三朝町の文化財一覧は、旅館大橋の本館、離れ、大広間棟、西離れ、太鼓橋を、それぞれの登録対象として示します。三朝橋も1934年の鉄筋コンクリート橋で、武田伍一の設計として紹介されます。橋の灯籠や欄干と宿の屋根を一緒に眺めると、川の両岸をつなぐ町の姿が見えます。旅館の敷地へ入る時は、見学と宿泊の現在の案内に沿って楽しめます。

古い木の宿には、部屋と湯をつなぐ段差や階段、増築した棟同士の移動があります。継ぐ時は意匠だけでなく、図面と工事履歴、構造と防火、避難と設備を現況へ合わせます。国登録の手続と建築・営業の手続も別に整えます。木部を記録して必要な安全と水回りから更新を考えることが、迷路のような宿を落ち着いて使い続けるための具体的な方法になります。[B58S3][B58S4][B58S7][B58S9][B58S13][B58S14]

建物・街並み・湯の道具に残る価値
建物・場所年代・位置付け残したい特徴
木屋旅館明治期・1919、1954、1958年増築/2010年登録地階の湯と重なる客室、木の廊下や階段。文化庁の一棟の記録から造りを読めます。[B58S3][B58S4]
三朝橋1934年建設/2005年7月12日登録武田伍一設計の鉄筋コンクリート橋。高欄と灯籠、川と宿の景色を結ぶ建築です。[B58S7][B58S9]
旅館大橋の登録された各棟と太鼓橋1932年の建設・1997年の各登録を町が記録本館、離れ、大広間棟、西離れ、太鼓橋を個別に読む対象。現在の公開範囲に沿って楽しみます。[B58S7]

05 / STAY THROUGH THE SEASONS

川の町歩きと、食や手仕事の季節

春の山の食と新緑、川音の夏、米と木の実、温かな料理の秋冬。三朝は湯の合間に、店と宿の展示や手仕事に寄れる温泉街です。短い散策と室内を天候で選び、三徳山へ出かける日には別の移動と参拝の条件を組みます。食事と湯、音楽や織物へ時間を置くと、何度も戻れる一夜が見えてきます。[B58S2][B58S6][B58S8][B58S10][B58S11]

春の食事には、山菜と野菜、海の魚介が一つの献立へ並びます。木屋旅館は契約農家の野菜を使い、季節を大事にした料理を紹介します。山の温泉だからすべてが近くの山で採れる食材という意味ではなく、調達と調理の仕事が一食をつくります。町を歩いた後に湯へ入り、食卓へ落ち着く流れにすると、景色と味の両方から季節を受け取れます。

緑の季節は、白狼のコースや川の橋を短く歩き、店や宿の公開された展示へ寄る楽しみがあります。商工会の湯の街ギャラリーには、みささ織や陶芸、バイオリンを知る場所が紹介されます。すべてが一つの施設の常設体験ではなく、それぞれの店と公開条件を持ちます。雨の日にも本や作品、楽器の道具へ向き合える、室内の選択肢がある町です。

秋冬には三朝米の朝食や栃もち、季節の海の食材を選べます。三徳山の山内へ参る場合は、温泉街の平らな散策と別に、天候や受付、装備など現地の条件へ合わせます。山へ出ない日も、橋と公開展示、宿の部屋と料理で過ごす一夜が組めます。雪や雨の季節に、湯から戻って木の室内へ落ち着く時間は、日々手入れされる湯宿の豊かさを伝えます。[B58S2][B58S6][B58S8][B58S10][B58S11]

春

山菜と湯、短い散策へ

木屋旅館などが季節の山の食と海の食材を献立へ。白狼の道と橋を歩き、湯と食事へ戻る一日を選べます。[B58S2][B58S6]

夏

川音と、店の小さな展示

店や宿の公開ギャラリー、織物や楽器の展示へ。すべて同一の施設とせず、各場所の営業と公開に沿います。[B58S2][B58S10]

秋冬

米と栃もち、木の部屋の休息

季節の献立と一膳の米を味わい、室内と短い散策を選ぶ一夜へ。三徳山の参拝は別の条件と移動で組みます。[B58S6][B58S8][B58S11]

三朝温泉・みささ美術館の外観
三朝温泉・みささ美術館の外観Photo: Mti / CC BY-SA 3.0

A WALK BETWEEN BATHS

湯の前後に、もうひと歩き。

株湯と白狼の道を歩く

  1. 観光案内所
  2. 薬師の湯・三朝神社
  3. 株湯と当日の公開範囲

公式の白狼コースを入口に、体調と休息へ合う区間を選びます。飲泉等は専用設備と現在の案内に沿って利用します。[B58S1][B58S2]

三朝橋から川の町へ

  1. 三朝橋
  2. 温泉本通りの公開された道
  3. 食事と休憩の店

橋の登録と小唄の記憶を知る小さな散策。河原の浴場の利用や見物、撮影は入浴者と当日の運用へ配慮します。[B58S1][B58S7][B58S9][B58S11]

湯の街ギャラリーを訪ねる

  1. 商工会等の最新案内
  2. 開いている店や宿の展示
  3. 音楽や織物を知る場所

公開日と利用条件に沿い、手仕事と作品へ出合う行程。宿の客室や工房の作業場へ入る範囲は個別の案内で選びます。[B58S10]

TASTE OF THE REGION

三朝米の一膳

木屋旅館は三徳山地域の契約農家から米を仕入れ、朝食へ使うと説明。地域の名と一軒の具体的な調達を結ぶ一膳です。[B58S6][B58S11]

TASTE OF THE REGION

栃もち

木屋旅館の秋の料理と、商工会が紹介する三徳の店にも登場する土地の味。温泉街と山側で提供場所を選べます。[B58S6][B58S11]

TASTE OF THE REGION

日本海の幸と季節の野菜

木屋旅館は山の野菜と海の魚介を献立へ使います。三朝で味わう料理の調達範囲を知り、季節と現在の献立から楽しめます。[B58S6]

開花や展示、見学の予定に合わせて、散策先を組み合わせてみてください。共同浴場や山道などの利用案内は、訪問前に公式サイトでご確認いただけます。写真は、それぞれの撮影時点の記録です。

06 / PRESERVING THE HERITAGE

登録の範囲と、湯の権利を図へ置く

登録文化財の台帳と一般建物の現況、源泉と配管、土地と供給の契約を分けて揃えます。中部総合事務所へ営業と温泉利用、町へ景観と敷地の具体的な工事案を示す順序です。日本遺産の物語だけから一律の制限を決めず、部材と安全、清掃と湯守の費用を見渡し、文化を使いながら継ぐ方法を考えます。[B58S3][B58S4][B58S7][B58S8][B58S13][B58S14][B58S15][B58S16][B58S17][B58S18]

木屋旅館や旅館大橋、橋の登録は、台帳の対象と修理履歴を図へ置きます。別の宿を同じ指定と考えず、確認・検査と増改築、現況を合わせる調査から始めます。既存不適格と違反状態、用途変更と大規模修繕を分け、構造・防火・避難を具体化します。町の景観条例と適用する計画、地番と接道、川と災害等をまちづくりの窓口へ示します。

旅館業の譲渡は事前の承認を要し、温泉の利用と掲示、源泉の採取等は別の資料と手続です。中部総合事務所の環境建築局へ図面と許可証、譲渡と工事の工程を示します。自家源泉の所有と管理、外部供給、配管の通る土地や修理の負担を契約で読みます。許可と私法上の供給関係を揃え、湯を整える人と清掃、厨房の仕事も営業計画へ引き継ぐ順序です。[B58S3][B58S4][B58S7][B58S8][B58S13][B58S14][B58S15][B58S16][B58S17][B58S18]

01

登録台帳と対象棟を揃える

木屋旅館、旅館大橋の各棟、三朝橋の対象と年代、修理履歴を整理します。日本遺産の物語と個別の建築の保存手続を分けて読みます。[B58S3][B58S4][B58S7][B58S8][B58S9]

  • 台帳と対象・所在地
  • 造作と改修の記録
  • 文化財担当との修理相談
02

増築の図面と安全を調べる

確認・検査と増改築の図書を現況へ合わせ、既存不適格と違反状態を区別。用途変更と大規模修繕、構造・防火・避難を具体化します。[B58S3][B58S4][B58S13][B58S14]

  • 現況図と工事履歴
  • 階段と避難の道
  • 構造と設備の調査
03

景観の適用と川の敷地を読む

町の景観条例と適用する計画、地番と工事規模を町の窓口へ示します。川や斜面、接道と災害も調べ、全域を同じ区域や再建条件と決めません。[B58S16][B58S17][B58S18]

  • 地番と区域・災害図
  • 外観と工事の計画
  • 町と県の景観窓口
04

源泉と供給、利用許可を分ける

自家源泉と外部供給の系統、配管の通る土地、管理と修理費を契約へ。利用許可と成分掲示、採取等の手続は営業承継と別に整えます。[B58S1][B58S5][B58S15]

  • 源泉・配管と土地の図
  • 許可と供給の契約
  • 分析書と現在の掲示
05

中部総合事務所へ譲渡前に相談

環境建築局へ許可証と図面、譲渡日と改修の工程を示します。旅館業の事前承認と温泉、食品、公衆浴場等の手続を別に並べます。[B58S13][B58S14][B58S15]

  • 許可証と現況・予定図
  • 譲渡前の承認工程
  • 関係営業と工事の調整
06

湯と木部、食の仕事を継ぐ

湯温と清掃、配管と木部、米や食材の調達を年間の工程へ。公開展示と案内の担当も含め、人員と修理費、休館への予備費を計画します。[B58S4][B58S5][B58S6][B58S10]

  • 湯と建物の保守記録
  • 厨房・調達・清掃
  • 公開と修理の人員費用

残す部分と、
直す仕事を同じ図面に。

文化財の指定・登録、景観や公園の区域、建物の適法性、営業・温泉の許可は、対象と手続が異なります。用途変更の200㎡という面積基準だけで工事全体の要否を判断せず、工事の種類、規模、既存建築の状態を整理し、建築士と所管窓口へ同じ計画を示して相談します。[NAT02][NAT03][NAT04]

07 / MORE VALUE, WITH MEMORY

木の宿と、町の小さな文化を結ぶ

湯と食事、橋の散策に、店の展示や音楽、織物を添える滞在を考えます。宿と地域の担い手が公開日と担当、対価を共有し、通常の仕事に合う規模から育てる提案です。登録の木造棟は価値を記録し、安全と設備を段階的に更新します。休む人と働く人が余裕を持てる一日を、文化と採算の両方から整えます。[B58S2][B58S3][B58S4][B58S5][B58S6][B58S10][B58S13][B58S14][B58S15][B58S16]

一案は、温泉街の宿へ連泊し、短い町歩きと公開展示、食事を一日ずつ選ぶ滞在です。楽器や織物の企画は、実施する施設と担い手が担当、人数と対価を決めて組みます。湯を目的に休む人にも、静かな室内と食事の選択を用意します。催しを毎日増やすことより、館内と町に落ち着ける場所があり、それぞれの仕事が続く内容を育てる提案です。

木造宿は、増築した年代と意匠、部材の価値を記録し、避難と構造、給湯と水回り、厨房の順へ必要な更新を考えます。登録の手続を担当と相談し、宿泊する部屋と工事する区画、休館の期間を具体化します。源泉と配管の保守、スタッフの動線も同じ計画へ置きます。建物をすべて元の意匠へ戻す約束ではなく、価値ある部分を使い続けられる更新を選ぶ考え方です。[B58S2][B58S3][B58S4][B58S5][B58S6][B58S10][B58S13][B58S14][B58S15][B58S16]

MODEL 01

湯と町の文化に休む連泊

宿の休息へ短い町歩きと公開展示、食事を組み合わせる提案。担い手と公開日、人数と担当、対価を共有して育てます。[B58S2][B58S6][B58S10]

MODEL 02

木造の登録棟を段階更新

増築の履歴と残す部材を記録し、構造と防火、湯と水回りを先に整える案。文化財と営業の手続、休館の工程を一緒に計画します。[B58S3][B58S4][B58S7][B58S13][B58S14][B58S15]

MODEL 03

米と手仕事を知る小さな案内

実際の調達や公開展示を入口に、食や織物、楽器を知る企画案。厨房と工房の日常に合う公開範囲と人の担当から内容を選びます。[B58S6][B58S10][B58S11]

改修費と、続けるための資金。

取得と図面・現況の調査、文化財等の修理と設備更新、休館中と再開後の資金を分けます。源泉と配管、木部と清掃、食事と公開・案内の費用を月次へ置き、何人の連泊をどの人員で支えるか説明します。

支援は現在の対象と公募、契約や着工前の手続、交付までの資金を個別に調べます。文化財登録や日本遺産があることだけで補助や融資を確定せず、通常の修理と運転資金、予備費を確保します。工事の区画と休業も資金へ含めます。[B58S3][B58S7][B58S13][B58S14][B58S15][B58S16][B58S17][B58S18]

設備資金・運転資金、事業の対象、組合等の条件により融資制度は異なります。実際の費用と営業計画をそろえ、融資・補助金の募集条件と支払時期を確かめて資金繰りを組み立てます。[NAT05][NAT06]

08 / MARKET & RELATED GUIDES

湯治と町歩きの一泊を、仕事から読む

鳥取県の宿泊統計は県域の動きで、三朝の一軒の予約と利益へ直接当てる数字ではありません。連泊と日帰り、食事と地域の展示を分け、源泉と木造棟の保守、清掃と厨房を月次へ置きます。文化財や日本遺産の名だけで採算を決めず、どの人数の休息を何人で支えるか、現場の記録から事業の規模を考えます。[B58S3][B58S4][B58S5][B58S6][B58S10][B58S13][B58S14][B58S15][B58S16]

湯の滞在を考える時は、客室数だけでなく泊まる人数と日数、食事の回数、浴場と町へ出る時間を読みます。県の宿泊の増減をそのまま三朝の宿へ当てず、実際の予約経路と連泊、日帰りの受入条件を調べます。日本遺産や登録建築が選ぶ理由の一つになっても、誰がどの部屋に何日休むかという具体的な内容が、一泊の計画を形づくります。

費用は木部と設備、源泉と引湯、清掃と食事、公開や案内をする人の仕事へ置きます。修理と休館の時期も月次の資金へ並べ、宿泊売上と営業の利益、返済へ使う資金を分けます。文化財を持つ宿と一般の宿では、対象の工事と資料もそれぞれ異なります。予防や療養の成果を収益の約束に変えず、安全に休める環境と日々の人員から続けられる規模を選びます。[B58S3][B58S4][B58S5][B58S6][B58S10][B58S13][B58S14][B58S15][B58S16]

観光庁2025年1〜12月確定値/都道府県全域の値
対象延べ宿泊者数外国人延べ宿泊者数外国人構成比リゾートホテル客室稼働率
鳥取県全域2,571,870人泊203,600人泊7.9%26.2%

外国人構成比は外国人延べ宿泊者数÷全体から算出。いずれも都道府県全域の統計で、この温泉地単独の集計や個別施設の売上・稼働率を示すものではありません。[MK01]

鳥取県全域の、
月別の宿泊者数。

県全域の季節変動を、その宿の客層や営業日、月別の販売実績と重ねます。地域全体の動きと個別の宿の運営を行き来しながら、滞在と事業の計画を考えます。

鳥取県の宿泊市場特集へ →
鳥取県の月別数値を表で確認する
鳥取県全域/2025年月別延べ宿泊者数
月人泊
1月158,760人泊
2月158,010人泊
3月207,190人泊
4月194,830人泊
5月215,580人泊
6月191,890人泊
7月238,640人泊
8月288,470人泊
9月197,400人泊
10月251,490人泊
11月252,690人泊
12月216,900人泊

09 / QUESTIONS

日本遺産と湯の利用、四つの問い

三朝の宿はすべて文化財なのか、三朝小唄は歌と映画のどちらなのか。土地の印象から生まれる問いを、台帳と作品、源泉と利用の資料へつなぎます。三徳山への参拝と町の散策、湯治の文化と個人の療養も分けて選べる事柄です。休む一泊と継ぐ計画に役立つ、三朝固有の四つの問いをまとめます。[B58S1][B58S2][B58S3][B58S5][B58S7][B58S8][B58S12][B58S13][B58S14][B58S15]

三朝の宿は日本遺産なので全て文化財ですか。

日本遺産は地域の歴史文化を伝える物語の認定です。木屋旅館や旅館大橋の各棟等の登録とは別で、対象と建築の条件を台帳と現況から個別に調べます。[B58S3][B58S7][B58S8]

三朝小唄は歌ですか、映画ですか。

1927年の歌があり、1929年には同名の映画が制作されました。野口雨情の詞と中山晋平の曲、映像と現在のモニュメントを別の資料としてたどれます。[B58S1][B58S12]

三たび朝を迎えると必ず病気が治りますか。

湯治の文化や名の説明と、個人の治療成果は別です。入浴と休息を体調へ合わせ、必要な療養は医療の担当者へ相談しながら、宿のサービスを選びます。[B58S1][B58S5]

宿を譲り受けると自家源泉の利用も自動に移りますか。

建物と営業、源泉の所有・採取、浴用利用許可と供給契約を分けます。配管と土地、管理費を揃え、中部総合事務所へ譲渡と工事の工程を事前に示します。[B58S5][B58S13][B58S14][B58S15]

10 / PASS IT ON

橋を渡り、木の部屋と一膳へ戻る

泊まる宿と湯を選び、橋と白狼の道、店の展示へ短く出かけます。歌と映画、木の造作や食事へ時間を置き、三朝で休む一夜を楽しみましょう。継承では登録の対象、源泉と配管、営業と利用許可を分けて図面と契約へ。安全と修理の順序、人と費用を整え、湯と町の文化が続く更新へ進みます。[B58S2][B58S3][B58S4][B58S6][B58S7][B58S10][B58S12][B58S13][B58S14][B58S15][B58S16][B58S17]

残したい建物、引き継ぎたい仕事、守りたい屋号。今ある価値と、次に必要な手入れを言葉にするところから、宿の承継は始まります。

OWNERS

歴史ある湯宿を、
非公開で次へつなぐ。

施設名を伏せた下書きから、現在の営業、建物、温泉の条件を整理できます。公開を始める前の段階からご相談ください。

NEXT KEEPERS

受け継ぎたい価値から、
取得の条件を考える。

地域、予算、運営する人、必要な改修。大切にしたい文化と、続けられる事業の条件を整理して、次の宿との出会いに備えます。

売却・承継の前に、無料の計算ツールで手取りや税の目安を確かめられます。非公開での売却・保全のご相談はエージェントに相談、ご自身での登録は物件を登録からどうぞ。

編集:ジャパンリアルター株式会社 / 堤 誠之プロフィール / TSUNAGUの想い / 代表者note ↗

出典・写真・編集について

本文・統計の出典

  1. [B58S1] 三朝温泉観光協会|歴史と泉質

    白狼伝説、株湯、三朝橋と1929年の映画を紹介。

  2. [B58S10] 三朝町商工会|湯の街ギャラリー

    宿や店の公開展示、織り、陶芸、バイオリン美術館など。

  3. [B58S11] 三朝町商工会|地域の会員

    三朝米、藤井酒造、とちもちなど所在地と生産・販売の範囲。

  4. [B58S12] 長野県中野市|三朝小唄

    1927年、野口雨情作詞と中山晋平作曲。歌詞の転載は行わない。

  5. [B58S13] 鳥取県中部総合事務所|旅館業

    図面の事前相談、建築・消防等との手続の区別と地域窓口。

  6. [B58S14] 厚生労働省|旅館業の事業譲渡

    譲渡前の承認、衛生水準と図面等の資料の継承。

  7. [B58S15] 鳥取県|温泉法の申請と届出

    源泉と利用・掲示の区分、中部の環境建築局環境・循環推進課。

  8. [B58S16] 三朝町|景観条例の制定

    2023年4月施行の景観条例と、町独自の景観計画に向けた取組の説明。

  9. [B58S17] 三朝町|景観条例

    追加行為と事前協議等。適用する計画や対象を町へ照会。

  10. [B58S18] 鳥取県|景観法の届出制度

    県計画と市町の移行、工事と区域ごとの届出の経路。

  11. [B58S2] 三朝温泉観光協会|白狼コース

    観光案内、薬師の湯、三朝神社、株湯と恋谷橋の現行案内。

  12. [B58S3] 文化庁|木屋旅館

    明治期、1919・1954・1958年増築、2010年4月28日登録、一棟。宇和島の同名宿と区別。

  13. [B58S4] 木屋旅館|文化財建築

    増改築を重ねた動線と客室、銘木、宿の現行案内。

  14. [B58S5] 木屋旅館|温泉

    含弱放射能ナトリウム塩化物泉と、宿が使う複数の自家源泉の案内。

  15. [B58S6] 木屋旅館|季節の料理

    契約農家の米と野菜、栃もち、山と日本海の食材。

  16. [B58S7] 三朝町|文化財一覧2025年4月1日

    三朝橋、木屋旅館、旅館大橋各棟等の個別の登録と年代。

  17. [B58S8] 文化庁日本遺産|六根清浄と六感治癒の地

    三徳山と三朝の参詣・湯治を結ぶ認定ストーリー。建築個別指定と分離。

  18. [B58S9] 文化庁日本遺産|三朝橋

    武田伍一設計の鉄筋コンクリート橋、国登録有形文化財。

  19. [MK01] 観光庁|宿泊旅行統計調査・2025年確定値

    都道府県全域の2025年年計・月別データです。各温泉地や個別宿の実績ではありません。

  20. [NAT02] 国土交通省|既存建築物の活用の促進

    既存建築物の現況調査、改修と活用のためのガイドライン・制度資料を掲載しています。

  21. [NAT03] e-Gov法令検索|文化財保護法

    文化財の指定・登録、保存、現状変更と所有者変更などに関する法律の本文です。

  22. [NAT04] 環境省|国立公園における届出・申請

    区域と行為に応じて必要となる自然公園法上の許可・届出を案内しています。

  23. [NAT05] 日本政策金融公庫|一般貸付(生活衛生貸付)

    生活衛生関係営業の設備資金等について、対象と条件を案内しています。

  24. [NAT06] 日本政策金融公庫|振興事業貸付

    認定振興計画を持つ組合の組合員を対象とする融資と必要な証明を案内しています。

確認日:2026年10月29日。伝承、史料、分析値、建築・保存の記録と、編集上の再生提案を分けて記述しています。

写真の撮影地・利用条件

写真は各配布元の利用条件に従って掲載しています。撮影時点の景観・設備であり、現在の営業状況や、紹介施設が売却対象であることを示すものではありません。

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