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万座温泉・緑の斜面に立つ万座プリンスホテル
万座温泉・緑の斜面に立つ万座プリンスホテルPhoto: Sklatch / CC BY-SA 4.0

HERITAGE ONSEN 100 — 49

守るべき日本の歴史・財産
名湯・秘湯遺産 厳選100撰

群馬県 / 木造湯宿建築・湯治場の街並み

万座温泉。
白い湯と山の空、その暮らしを継ぐ

木の浴場に白い湯が満ち、露天の向こうに高地の空が広がる万座温泉。火山の地形と森、湯治から冬の滞在へ育った歩みをたどる旅です。山で食事をつくり、湯を整え、雪の季節にも人を迎える仕事を知ると、眺めの美しさが、土地と人の営みを受け継ぐ場所として深く感じられます。[B49S1][B49S6]

複数の源泉を持つ温泉地

姥湯などの源泉と施設ごとの利用を分けて知ります。白い湯を一つの成分や同じ湯使いにまとめません。

高地で冬も迎える歴史

協会は1935年から冬季営業が始まったと紹介。雪の道、暖房と搬入も温泉文化を支える仕事です。

国立公園の中で営む宿

自然と旅館の営みを調整する地域制の公園です。区域と地種区分、工事内容を図面で照合します。

HISTORY / VALUE / THE NEXT CHAPTER

残したい風景と、
湯のある暮らし。

万座温泉周辺・雪山を望むゲレンデ
万座温泉周辺・雪山を望むゲレンデPhoto: Sklatch / CC BY-SA 4.0

万座では、源泉の湯けむりと草木のある斜面、木造りの浴場の温かさが近い距離にあります。露天風呂で空を眺め、食事をして部屋で休む時間が、山の一日をつくります。温泉地は上信越高原国立公園の中にあり、自然を守る仕事と、人が滞在できるよう施設を維持する仕事が重なります。湯の色と景色の奥に、その両方へ目を向ける旅先です。

万座の価値は、開湯年の古さや泉質の種類を並べるだけでは伝わりません。冬を越す営業へ進んだ人々、天然木の浴槽を手入れする宿、自然を案内する情報館が、今の過ごし方を支えます。建物を継ぐ際も、源泉の利用と設備、国立公園の区域、雪の維持を一つずつ調べます。高地の宿に必要な費用と人の仕事を知り、無理なく続ける形を考える入口です。[B49S1][B49S6]

※本ページは地域の温泉文化・歴史遺産の解説であり、掲載写真や施設が売却案件であることを示すものではありません。

TSUNAGU独自の編集企画「名湯・秘湯遺産100撰」の第49撰です。公的な認定や順位を表すものではありません。

02 / HISTORY & MEMORY

越冬へ進んだ湯治場の歩み

万座の開湯者と最初の発見時期は明らかでないと協会は紹介します。鬼退治や岩窟の物語は伝承として味わい、明治の旅舎と冬季営業、スキーの歴史へ歩みをたどります。夏に山へ通う湯治場から、雪の季節も人を迎える温泉地へ。高地に暮らす条件を整えてきた人々の仕事が歴史を形作ります。[B49S1][B49S6][B49S10]

熊四郎岩窟や薬師堂に結び付く物語から、万座の湯と山の信仰へ近づけます。坂上田村麻呂の鬼退治を、確定した開湯の記録とはせず、土地に伝えられた話として読みます。協会自体も最初の発見者と時期は不明と説明しています。湯の古さを年数だけで競うのではなく、山に通って湯を使い、人を迎える場所へ育てた歩みを楽しめる土地です。

協会の沿革では、明治初期に橋詰久兵衛が旅舎を建て、1873年に日進舘と名付けたと紹介します。日進舘の創業の歩みと、現在使う浴場や各棟の建築年は別に考えます。硫黄やミョウバンの生産も山の仕事としてあり、温泉地には湯治と鉱業の記憶が重なります。昔の地図や展示を手がかりに、今の宿の周りの風景をもう一度眺めたくなります。

寒さの厳しい山では長く冬を越すことが難しく、協会は1935年に冬季営業が始まったと説明しています。1949年の国立公園指定、1956年のスキー場営業開始へ進むと、雪の一夜も温泉の楽しみになりました。日進舘の資料コーナーにある古いスキー板等は、その時間を知る入口です。湯治と雪の滞在を、現在の同じ営業条件と決めずに読みます。[B49S1][B49S6][B49S10]

  1. 1715年

    薬師堂の創建の紹介

    協会はこの年の創建と紹介。現在の堂は後の建替えを経たものと分けます。[B49S1][B49S3]

  2. 1873年

    日進舘という名へ

    協会の沿革では橋詰久兵衛が旅舎を日進舘と名付けた年とされます。[B49S1]

  3. 1935年

    冬季営業の始まり

    高地で冬も迎える営業が始まったと協会が紹介します。[B49S1]

  4. 1949年

    上信越高原国立公園

    万座を含む山の風景と利用を考える公園の歩みへ。各敷地の区分は計画図で読みます。[B49S1][B49S12]

  5. 1956年

    スキー場の営業開始

    雪の季節を楽しむ滞在が温泉と結び付きました。当年の営業とは分けて読みます。[B49S1]

  6. 2020年

    宿の共用部を更新

    日進舘がロビー改装を案内。現在の使い方へ手を入れる営みも宿の歴史です。[B49S10]

橋詰久兵衛

万座の宿の始まり

明治初期に旅舎を開き、1873年に日進舘と名付けた人物として、協会がその歩みを紹介しています。[B49S1]

坂上田村麻呂

万座の伝承

万座の鬼退治に名が伝わる人物。伝説として読み、確定した開湯者や旅程に置き換えません。[B49S1]

湯守と自然を案内する人

宿の浴場と自然情報館

源泉と浴場を整え、山の生き物や地形を伝える現在の担い手。高地で休む一夜を仕事の両側から支えます。[B49S7][B49S9][B49S10]

03 / THE WATER & ITS KEEPERS

白い湯を、浴場ごとの使い方で知る

万座の湯には姥湯や苦湯等の名があり、施設ごとに源泉の組合せと使い方が異なります。木の浴場と露天を選び、源泉の分析値と浴槽の湯加減を分けて読みます。日進舘の真湯は山水を温泉の熱で温めた浴槽と紹介されます。名前や白さだけで決めず、掲示から湯の違いへ近づける場所です。[B49S2][B49S3][B49S6][B49S9][B49S14]

硫黄を含む温泉のにおいについて、しぜん情報館は硫化水素などの化合物によるものと説明しています。空吹のような噴気地と、宿が管理する浴場では、自然への近づき方が違います。温泉地の紹介にある源泉の数を泉質分類の数と同じ意味で使わず、泊まる宿の源泉名と分析書、掲示を読みます。香りと色の印象へ、湯の具体的な情報が重なる体験です。

日進舘の長寿の湯には、木の柱と浴槽を用いた空間の中に、姥湯や苦湯などの浴槽があります。一方、真湯は温泉の熱で温める山水と宿が説明します。浴場名を一括してすべて同じ温泉とせず、湯の性格と使い方を見分けます。大きな窓の眺望風呂や露天にも違いがあり、休憩を挟んで自分に合う場所を選ぶと、湯と部屋の時間が落ち着いてつながります。

湯を使い続ける仕事には、温度と流量、配管の付着や腐食、換気と清掃の管理があります。日進舘の案内には浴槽入替や地盤強化の工事、営業を終えた箇所も示されています。昔の写真の浴場数を現在の利用へ置き換えず、宿の案内に沿って選ぶことが大切です。効能を約束する読み方ではなく、自然の湯を人が整える具体的な仕事へ関心を向けられます。[B49S2][B49S3][B49S6][B49S9][B49S14]

泉質・源泉と、資料が示す範囲
対象泉質・湯の特徴温度pH分析日・資料の時点確認範囲
万座温泉の一般紹介硫黄を含む温泉。源泉と施設で異なる源泉別分析書で確認分析書で確認各浴場の掲示で確認源泉名や数を泉質分類の数へ置き換えず、全館同一の数値を作らない[B49S2][B49S6]
日進舘・真湯温泉ではなく山水と宿が説明温泉の熱を用いて温める温泉分析値を当てはめない浴場の現在の案内を参照同じ大浴場内でも温泉浴槽とは分けて紹介する[B49S9]

源泉の分析と、浴槽で使う湯を読み分ける。

分析書の源泉名・採水場所・年月日と、施設が掲示する加水・加温・循環・消毒の方法を合わせて確認します。地域に複数の源泉がある場合、ひとつの値をすべての湯宿や浴槽へ当てはめず、訪れる施設の最新の掲示を読んで入浴します。

万座温泉・冬の万座プリンスホテル
万座温泉・冬の万座プリンスホテルPhoto: Sklatch / CC BY-SA 4.0

04 / ARCHITECTURE & TOWNSCAPE

天然木の浴場と、高地の宿の構成

長寿の湯の柱と木の浴槽、窓に山を映す湯処、雪の日にも休める共用部。万座の建築は景色を取り込む工夫と、山で人を迎える設備を一緒に持ちます。創業の年代を現存棟の年代や文化財指定へ置き換えず、湯と部屋、食事と搬入の動線を読み、修理しながら使う建物の価値を探ります。[B49S8][B49S9][B49S10][B49S12][B49S15]

万座温泉周辺・雪に覆われた山並み
万座温泉周辺・雪に覆われた山並みPhoto: Mytho88 / CC BY-SA 3.0

日進舘が案内する天然木の大浴場には、太い柱と複数の浴槽が置かれ、湯治客が休みながら湯を使う空間があります。木肌の風合いだけでなく、湯が触れる場所や湿気を受ける部材、清掃の動きへ目を向けると、温泉建築の仕事が見えます。現存する部材と改修の履歴を調べ、湿気と熱を受ける部分から修理の順序を整えます。湯を使い続けるために、木の手入れと設備の更新が並ぶ空間です。

山を望む窓や露天の位置は、万座で過ごす一夜の印象をつくります。同じ施設でも宿泊者専用、貸切、外来の浴場があり、食事や部屋との行き来が異なります。眺めのよい空間を残す計画には、段差と廊下、冬の屋外移動、清掃や緊急時の経路の検討も重なります。写真の見栄えに加え、誰がどんな順序で利用するかを読むと、建物の特徴が伝わります。

日進舘は2020年のロビー改装や、歴史資料を置く共用部を紹介しています。山で休む場所は古い姿を凍結するだけでなく、日々の使い方に合わせて手を入れられてきました。厨房や暖房、給湯、通信と防火設備、荷物の搬入も宿を支えます。自然公園の条件と建築の手続を整理し、残す木や眺めと更新する設備を図面で示すと、継承の具体案が育ちます。[B49S8][B49S9][B49S10][B49S12][B49S15]

建物・街並み・湯の道具に残る価値
建物・場所年代・位置付け残したい特徴
日進舘・長寿の湯現在の木造り浴場太い柱と木の浴槽がつくる湯治の空間。浴場の履歴と部材、湯へ向かう動線が、使い続けてきた建築の価値を伝えます。[B49S9]
万座しぜん情報館現在の国立公園の案内施設環境省が整備した展示と自然案内の拠点。宿の滞在と組み合わせ、周囲の自然を知る入口になります。[B49S7][B49S8]
万座温泉薬師堂1715年創建の紹介、後の建替えあり湯と信仰の結び付きを伝える堂。創建時の建物がそのまま残るとせず、道の公開範囲も別に読みます。[B49S1][B49S3]

05 / STAY THROUGH THE SEASONS

花と鳥、早い紅葉、雪の湯へ

万座の季節は山の花や鳥、秋の色、雪の中の湯へ移ります。しぜん情報館の展示や案内を入口に、当日利用できる道と企画を選び、食と宿で休む時間を重ねます。一般の年間カレンダーと現在の通行情報は分けて読み、長い登山を必須にしない一日が、高地の自然をゆっくり知る旅につながります。[B49S3][B49S4][B49S5][B49S7][B49S9][B49S11]

春から夏は山の生き物と植物、緑の斜面へ関心が向く季節です。しぜん情報館は展示と少人数の観察企画を行い、周辺の自然を知る入口になっています。湿原や森をただ景色として見るより、鳥の声や植物の暮らしを知ると、宿から見る緑も違って感じられます。歩く範囲は当日の案内で選び、湯と食事、室内で休む時間を合わせた山の一日をつくります。

秋の色付きは平地より早く進み、協会は初雪の便りも発信します。2026年は10月28日に初雪を案内しており、紅葉を見る季節と冬の道の準備が近いことが分かります。山の景色を決まった日付の見頃として約束せず、その時の天気と道路、宿の窓からの眺めを楽しみます。高原の野菜や花豆を用いた食事と合わせると、旅の季節が味にも表れます。

冬は雪の露天と、暖かい部屋を行き来する滞在へ。雪上の自然体験やスキー等は、実際に実施する事業者と当年の営業案内で選びます。季節で変わる道路の通行と送迎の条件を確かめ、来館方法を先に整えます。夜は空の様子や宿の開催案内に合わせて星を楽しみ、悪天候なら館内で休む。山の条件に合わせる余白も、万座で過ごす楽しみです。[B49S3][B49S4][B49S5][B49S7][B49S9][B49S11]

春夏

森と花を知り、湯に休む

情報館の展示や実施する観察企画を入口に、公開の道と宿を行き来します。高地の天候に合わせ、長い登山を必須にしない旅です。[B49S3][B49S5][B49S7]

秋

早い色付きと高原の食

紅葉と初雪の季節が近い山。窓からの眺めと食事を楽しみ、見頃の日付を固定せず道路と天気に合わせて訪ねます。[B49S4][B49S5][B49S7]

冬

白い山と、暖かい室内

雪の湯と宿の休息を中心に、実施される雪上体験等を選びます。峠道の冬季閉鎖や来館方法は当年の案内に沿います。[B49S5][B49S7][B49S9][B49S11]

万座温泉周辺・青空の下で楽しむスキー
万座温泉周辺・青空の下で楽しむスキーPhoto: Sklatch / CC BY-SA 4.0

A WALK BETWEEN BATHS

湯の前後に、もうひと歩き。

情報館で山の一日を組む

  1. 万座しぜん情報館
  2. 公開中の展示
  3. 案内された温泉街の範囲

生き物や火山を知り、その日の天候と公開範囲で短い行程を選びます。湯釜の試行開放は2026年10月19日で終了したため組み込みません。[B49S7][B49S11]

牛池の景色へ

  1. 現在の歩道案内
  2. 利用できる牛池周辺の道
  3. 温泉街へ戻る

池と湿原の植物を知る短い散策。積雪やクマ等で利用が変わるため、情報館の案内で通れる範囲を選び、歩道の外へ入りません。[B49S3][B49S7]

宿の資料と浴場の木を読む

  1. 宿の受付
  2. 公開される歴史資料
  3. 利用する浴場と休憩場所

日進舘等の現在の公開案内に沿い、古いスキー板や宿の資料、木の浴場へ。史料と現存建物の年代を分けて、滞在の歩みを楽しみます。[B49S9][B49S10]

TASTE OF THE REGION

嬬恋高原キャベツ

万座のある嬬恋村を代表する野菜。みずみずしい食感を生かした生の料理や焼き物など、施設ごとの献立で高原の恵みを味わいます。[B49S4]

TASTE OF THE REGION

上州牛と群馬の魚

協会は施設別に上州牛やギンヒカリの料理を紹介。季節とプランによる違いがあり、全館共通の固定献立として扱わず選びます。[B49S4]

TASTE OF THE REGION

花豆の甘味

高原の食を知る休息に、花豆を使う甘味等が紹介されます。提供する店と季節を実際の案内で選び、湯の間の一皿を楽しみます。[B49S4]

開花や展示、見学の予定に合わせて、散策先を組み合わせてみてください。共同浴場や山道などの利用案内は、訪問前に公式サイトでご確認いただけます。写真は、それぞれの撮影時点の記録です。

06 / PRESERVING THE HERITAGE

源泉と公園、雪の仕事を一枚の計画へ

国立公園の中の旅館でも、一律に再建できないと判断するものではありません。地番と公園計画、既存許可と改修の図面を揃え、必要な手続を担当へ相談する順序です。営業の譲渡と温泉利用、源泉や引湯の契約も分け、腐食と換気、冬の道や人員の費用を含めて、継承の条件を具体化します。[B49S8][B49S9][B49S12][B49S13][B49S14][B49S15]

万座の工事では、環境省の公園計画図と敷地を照合し、地種区分、建築や設備の位置、行為の内容を整理します。国立公園は私有地や産業を含む地域制の制度で、文化財指定や建築の適法性とも別の論点です。保存する部材と景色、更新する浴場や排水、搬入と工事用地を図面へ置きます。全施設を同じ規制で扱わず、具体的な変更の相談に結び付けます。

営業を譲り受ける際は、吾妻保健福祉事務所の衛生係へ許可証と図面、譲渡日程を示します。県は効力発生前の承継承認と、食品や温泉等の別手続を案内します。建物の所有と源泉・配管・土地の契約も分け、供給を続ける条件を契約へ反映します。浴場の換気や設備の傷み、除雪、暖房と搬入の記録は、購入後の費用と人員を考える重要な資料になります。[B49S8][B49S9][B49S12][B49S13][B49S14][B49S15]

01

木の浴場の価値を記録

現存部材と改修履歴、窓と景色、使われる湯処を記録します。開業年と建築年、文化財指定を分け、残す対象を具体化します。[B49S1][B49S9][B49S10]

  • 部材と現況の記録
  • 棟別の工事履歴
  • 眺望と公開資料
02

構造と浴場の設備を調査

確認・検査関係図書と現況を照合し、既存不適格と違反状態を分けます。用途変更と大規模修繕、防火避難、換気と腐食も調べます。[B49S9][B49S13][B49S15]

  • 確認資料と現況図
  • 構造・防火・避難
  • 腐食・換気・排水
03

国立公園の計画と工事を照合

地番と公園区域・地種区分、設備と工事の範囲を整理し、担当へ相談します。国立公園だから全棟が再建不能と一律に判断しません。[B49S8][B49S12]

  • 地番と公園計画図
  • 建築・設備・工事位置
  • 許認可と相談の工程
04

源泉と引湯の契約を継ぐ

利用許可と分析書、源泉・配管の図面、土地と供給契約を揃えます。営業譲渡だけで温泉の利用と供給が確保されると決めません。[B49S2][B49S13][B49S14]

  • 利用許可・分析書
  • 源泉と配管の資料
  • 供給と土地の契約
05

吾妻の衛生係へ事前相談

許可証と図面、譲渡日程を示し、効力発生前の営業承継を計画します。食品・温泉・外来入浴等の現在の営業範囲を別に整理します。[B49S13][B49S14][B49S15]

  • 許可証と営業の範囲
  • 譲渡・改修の日程
  • 関係許可と消防の資料
06

雪と湯守の仕事を費用化

設備清掃と温度管理、暖房、除雪と食材搬入の手順を集めます。点検の担当と予備費、天候で変わる営業の条件も引き継ぎます。[B49S5][B49S7][B49S9][B49S10]

  • 湯と設備の点検記録
  • 冬の搬入・道・暖房
  • 担当人員と年間費用

残す部分と、
直す仕事を同じ図面に。

文化財の指定・登録、景観や公園の区域、建物の適法性、営業・温泉の許可は、対象と手続が異なります。用途変更の200㎡という面積基準だけで工事全体の要否を判断せず、工事の種類、規模、既存建築の状態を整理し、建築士と所管窓口へ同じ計画を示して相談します。[NAT02][NAT03][NAT04]

07 / MORE VALUE, WITH MEMORY

山を知る時間と、休む部屋を育てる

湯と休息を中心に、自然の展示や公開される資料へ触れる滞在を考えます。大規模に建て替える結論を急がず、浴場と客室、案内の場を調べ、維持する仕事から更新の順序を選ぶ提案です。高原食材の食事や少人数の学びを既存の営業と結び、案内する人と湯守、清掃の余裕が続く規模を探ります。[B49S4][B49S7][B49S9][B49S10][B49S12][B49S13][B49S15]

一案は、宿の部屋と湯を中心に、しぜん情報館で学ぶ時間を置いた連泊です。遠い名所を毎日巡るより、天候のよい時に公開の道を歩き、山の成り立ちや生き物を知って部屋へ戻る行程にします。体験を案内する人と宿の担当を分け、開催日と人数、保険や交通を具体化します。医療的な効果を保証せず、休息と自然を知る内容として育てる提案です。

木の浴場と共用部を調べ、残す場所と設備更新を段階に分ける再生も考えられます。温泉を扱う配管や換気、冬の暖房と人の動線から先に整え、資料展示や食の企画を加えます。上州牛や高原野菜等は実際の仕入れと献立、人員に合わせて用い、全館で同じ地域料理を出す計画にはしません。文化や自然を伝える仕事と、通常の清掃や湯守の仕事を両立させます。[B49S4][B49S7][B49S9][B49S10][B49S12][B49S13][B49S15]

MODEL 01

自然を知る、湯と休息の連泊

情報館の展示と実施する観察企画を、既存の宿泊へ結ぶ提案。案内者と人数、交通と天候時の代替を整え、休む時間を中心に育てます。[B49S7][B49S9][B49S10]

MODEL 02

木の浴場と共用部を段階更新

現況調査から安全・設備の工事を先に行い、木と眺めを生かす案。公園の条件、休館と人員を工程へ置き、一度に大きく変える結論を急ぎません。[B49S9][B49S10][B49S12][B49S15]

MODEL 03

食と山の資料に触れる小さな場

高原食材と宿の資料を、公開する共用部で知る企画案。実際の厨房と仕入れ、案内の人件費から規模を決め、既存事業と区別して提案します。[B49S4][B49S7][B49S10][B49S13]

改修費と、続けるための資金。

万座の計画では、取得費、図面と設備の調査、公園と建築の相談、浴場・暖房等の工事を分けます。休館中の人件費と開業後の資金、除雪や搬入の季節費用まで並べて、金融機関等へ高地で営業を続ける条件を説明します。

支援の採択や融資を前提に工事を始めず、現行の対象と公募、契約や着工前の手続、交付までの資金を個別に調べます。源泉供給と設備、人員の費用を通常営業の収支へ置き、未確定の支援額に頼らず段階的な更新の規模を選びます。[B49S9][B49S12][B49S13][B49S14][B49S15]

設備資金・運転資金、事業の対象、組合等の条件により融資制度は異なります。実際の費用と営業計画をそろえ、融資・補助金の募集条件と支払時期を確かめて資金繰りを組み立てます。[NAT05][NAT06]

08 / MARKET & RELATED GUIDES

高地の滞在を、季節と費用から読む

群馬県の宿泊統計は広域の動きを示し、万座の個別施設の予約や冬の採算を直接示すものではありません。湯を中心に休む人、自然の学びや雪を楽しむ人で、必要な時間と設備は異なります。県の動きを背景に現場の予約と維持費を重ね、暖房や除雪、源泉と人員を支えられる滞在の形を考えます。[B49S2][B49S4][B49S7][B49S9][B49S13][B49S14][B49S15]

万座の滞在を考える際は、夏の自然観察と冬の湯、日帰り入浴と宿泊を分けて見ます。県全体の外国人や日本人の宿泊の動きだけから、特定施設の客室単価や稼働を見込むことはできません。実際の予約の人数、食事の選び方、交通と休館の時期を重ねると、どの季節に何を用意するかが具体的になります。魅力と受入能力の両方を調べる計画です。

高地の宿は、暖房や除雪、食材と備品の搬入、設備の付着や腐食の対策を日々の費用へ置きます。工事のために休む期間も含めて月次の資金を並べ、温泉を売りにした価格だけで返済を判断しません。共用部や浴場を維持する担当と予備費を確保し、天候による行程変更を受け止めるサービスを考えます。山で人を迎える仕事が続くかを、収支と現場から読みます。[B49S2][B49S4][B49S7][B49S9][B49S13][B49S14][B49S15]

観光庁2025年1〜12月確定値/都道府県全域の値
対象延べ宿泊者数外国人延べ宿泊者数外国人構成比リゾートホテル客室稼働率
群馬県全域8,766,180人泊360,270人泊4.1%47.1%

外国人構成比は外国人延べ宿泊者数÷全体から算出。いずれも都道府県全域の統計で、この温泉地単独の集計や個別施設の売上・稼働率を示すものではありません。[MK01]

群馬県全域の、
月別の宿泊者数。

県全域の季節変動を、その宿の客層や営業日、月別の販売実績と重ねます。地域全体の動きと個別の宿の運営を行き来しながら、滞在と事業の計画を考えます。

群馬県の宿泊市場特集へ →
群馬県の月別数値を表で確認する
群馬県全域/2025年月別延べ宿泊者数
月人泊
1月654,400人泊
2月646,620人泊
3月711,540人泊
4月621,080人泊
5月717,040人泊
6月654,290人泊
7月828,210人泊
8月1,025,230人泊
9月730,740人泊
10月747,250人泊
11月752,140人泊
12月677,640人泊

09 / QUESTIONS

源泉と山の条件、四つの問い

白い湯は全部同じか、国立公園では建物を直せないのか、古い散策案内の道は歩けるのか。万座で生まれる問いを、源泉と浴場、公園の計画と現在の案内へつなぎます。創業の歴史を現存棟の年や指定へ変えず、譲渡と温泉の利用を別に整理すると、旅と継承の判断が具体的になります。[B49S1][B49S2][B49S7][B49S9][B49S12][B49S13][B49S14][B49S15]

万座の白い湯はすべて同じですか。

源泉と施設ごとの利用が違います。分析書と掲示で読み、日進舘の真湯のように温泉熱で温める山水の浴槽は温泉と区別します。[B49S2][B49S9]

国立公園の旅館は修理や再建ができませんか。

一律には判断できません。地番と公園の地種区分、行為の内容を照合し、建築・消防等も分けて担当へ具体的な図面を示します。[B49S8][B49S12][B49S15]

古い散策地図の道をすべて歩けますか。

現在の立入りや道路の条件が優先です。湯釜の試行開放は2026年10月19日で終了。情報館と自治体の案内で、その日に利用できる範囲を選びます。[B49S3][B49S7][B49S11]

宿の取得で源泉と営業も引き継げますか。

取得、旅館業の承継、温泉の利用、引湯と土地の契約を分けて調べます。吾妻保健福祉事務所へ譲渡前に相談し、供給条件を取引へ反映します。[B49S13][B49S14][B49S15]

10 / PASS IT ON

湯と展示から、高地の一夜を選ぶ

利用する浴場と来館方法を決め、しぜん情報館の案内から山の一日を組みます。湯と食事の間に休む時間を残し、木の浴場と窓の景色をゆっくり味わってみましょう。継承を考えるなら、源泉と引湯、建物と公園の図面、許可と冬の管理記録を揃え、残す価値と更新する仕事を担当者へ具体的に示します。[B49S2][B49S3][B49S4][B49S7][B49S9][B49S10][B49S12][B49S13][B49S14][B49S15]

残したい建物、引き継ぎたい仕事、守りたい屋号。今ある価値と、次に必要な手入れを言葉にするところから、宿の承継は始まります。

OWNERS

歴史ある湯宿を、
非公開で次へつなぐ。

施設名を伏せた下書きから、現在の営業、建物、温泉の条件を整理できます。公開を始める前の段階からご相談ください。

NEXT KEEPERS

受け継ぎたい価値から、
取得の条件を考える。

地域、予算、運営する人、必要な改修。大切にしたい文化と、続けられる事業の条件を整理して、次の宿との出会いに備えます。

売却・承継の前に、無料の計算ツールで手取りや税の目安を確かめられます。非公開での売却・保全のご相談はエージェントに相談、ご自身での登録は物件を登録からどうぞ。

編集:ジャパンリアルター株式会社 / 堤 誠之プロフィール / TSUNAGUの想い / 代表者note ↗

出典・写真・編集について

本文・統計の出典

  1. [B49S1] 万座温泉観光協会|万座の歴史

    開湯者は不明、日進舘の命名、越冬営業、薬師堂とスキーの歩み。

  2. [B49S10] 日進舘|館内施設

    2020年ロビー改装、歴史資料コーナー、食事と共用空間。

  3. [B49S11] 嬬恋村|万座温泉・白根エリア

    本白根の閉鎖コースと、温泉地周辺の自然の紹介。

  4. [B49S12] 環境省|上信越高原国立公園の概要と計画

    草津・万座・浅間地域の公園計画、区域図、2026年の変更資料。

  5. [B49S13] 群馬県吾妻保健福祉事務所|旅館業の譲渡承継

    譲渡前承認、許可証と図面、食品・温泉等の別手続。

  6. [B49S14] 群馬県|温泉利用の許可

    公共の浴用飲用の許可と保健福祉事務所の窓口。

  7. [B49S15] 群馬県吾妻保健福祉事務所|旅館業営業許可

    2026年10月版しおり、構造設備の事前相談と建築消防等の手続。

  8. [B49S2] 万座温泉観光協会|万座の温泉

    複数源泉と施設ごとの差、日帰りと湯巡りの案内。

  9. [B49S3] 万座温泉観光協会|自然体験

    空吹、牛池、熊四郎の地形と歩道、火山ガスを避ける利用範囲。

  10. [B49S4] 万座温泉観光協会|万座の食

    高原キャベツ、上州牛、ギンヒカリ、花豆等の地域食材と施設別の料理。

  11. [B49S5] 万座温泉観光協会|季節のおすすめ

    高地の花、紅葉、初雪と季節の暦。一般カレンダーは現行通行と分ける。

  12. [B49S6] 万座しぜん情報館|万座へようこそ

    火山と源泉、硫黄臭の説明、鉱業と湯治の背景。

  13. [B49S7] 万座しぜん情報館|現在のお知らせ

    2026年10月19日の湯釜試行開放中止、自然の展示と観察企画。

  14. [B49S8] 万座しぜん情報館|国立公園のしくみ

    私有地を含む地域制自然公園と暮らし・産業の調整。

  15. [B49S9] 日進舘|温泉

    木造りの長寿の湯、真湯は温泉熱で温める山水、現行浴場と営業終了箇所。

  16. [MK01] 観光庁|宿泊旅行統計調査・2025年確定値

    都道府県全域の2025年年計・月別データです。各温泉地や個別宿の実績ではありません。

  17. [NAT02] 国土交通省|既存建築物の活用の促進

    既存建築物の現況調査、改修と活用のためのガイドライン・制度資料を掲載しています。

  18. [NAT03] e-Gov法令検索|文化財保護法

    文化財の指定・登録、保存、現状変更と所有者変更などに関する法律の本文です。

  19. [NAT04] 環境省|国立公園における届出・申請

    区域と行為に応じて必要となる自然公園法上の許可・届出を案内しています。

  20. [NAT05] 日本政策金融公庫|一般貸付(生活衛生貸付)

    生活衛生関係営業の設備資金等について、対象と条件を案内しています。

  21. [NAT06] 日本政策金融公庫|振興事業貸付

    認定振興計画を持つ組合の組合員を対象とする融資と必要な証明を案内しています。

確認日:2026年10月29日。伝承、史料、分析値、建築・保存の記録と、編集上の再生提案を分けて記述しています。

写真の撮影地・利用条件

写真は各配布元の利用条件に従って掲載しています。撮影時点の景観・設備であり、現在の営業状況や、紹介施設が売却対象であることを示すものではありません。

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