TSUNAGUホテル・旅館の売買・M&Aプラットフォーム
鹿教湯温泉・渓流沿いの共同浴場
鹿教湯温泉・渓流沿いの共同浴場Photo: 岡田奈良 / CC BY-SA 3.0

HERITAGE ONSEN 100 — 52

守るべき日本の歴史・財産
名湯・秘湯遺産 厳選100撰

長野県 / 木造湯宿建築・湯治場の街並み

鹿教湯温泉・丸子温泉郷。
橋を渡り、湯と祈りに休む里へ

屋根のある五台橋を渡ると、木々の中に文殊堂の彩りが現れます。鹿教湯から大塩、霊泉寺へ、丸子温泉郷は違う表情の湯が点在する山里です。川音と参詣、共同浴場と小さな甘味へ。保養の歩みを知り、湯を送り建物を守る仕事に触れながら、休む時間を中心にした旅をゆっくり組み立てます。[B52S1][B52S3]

三つの湯を結ぶ丸子温泉郷

鹿教湯・大塩・霊泉寺。各集落の由来と源泉、共同浴場を分け、距離と訪問日の営業に合わせて旅を組みます。

橋と県宝の文殊堂

文殊堂は1709年完成の記録がある県宝。五台橋を渡る参詣と、湯治場の町のつながりを知れます。

休む時間をつくる保養の里

宿の滞在と医療を分けて考えます。閉館したクアハウスを現在の利用施設とせず、自分に合う一日を選びます。

HISTORY / VALUE / THE NEXT CHAPTER

残したい風景と、
湯のある暮らし。

鹿教湯温泉・湯の町の通り
鹿教湯温泉・湯の町の通りPhoto: 岡田奈良 / CC BY-SA 3.0

鹿教湯の町から文殊堂へ向かう道は、湯と信仰が身近に重なる場所です。川へ下り、屋根のある橋を渡り、堂の彫刻や彩色を眺める。戻れば文殊の湯と店があり、歩いた後の休息を受け止めます。名所の数を競って巡るより、渓流の音と木陰、一つの湯を選ぶ時間が似合います。無理のない散策と部屋で休む一日が、この里の保養の文化へつながります。

丸子温泉郷は、鹿教湯、大塩、霊泉寺の三つの温泉から成ります。同じ湯を一本の通りに並べた温泉街ではなく、源泉と集落、共同浴場に違いがある地域です。文殊堂の指定文化財と一般旅館、公共の浴場も分けて知ります。宿を継ぐ発想でも、湯を送る設備と契約、坂と建物、人を迎える仕事を調べ、文化と安全、続けられる規模を一緒に考える入口です。[B52S1][B52S3]

※本ページは地域の温泉文化・歴史遺産の解説であり、掲載写真や施設が売却案件であることを示すものではありません。

TSUNAGU独自の編集企画「名湯・秘湯遺産100撰」の第52撰です。公的な認定や順位を表すものではありません。

02 / HISTORY & MEMORY

鹿の伝説から、共同の湯治場へ

文殊菩薩が鹿となって湯を教えたという物語が、鹿教湯の名へ伝わります。大塩や霊泉寺にも由来の話があり、三つの湯にそれぞれの歴史があります。伝承を味わいながら、文殊堂の建設記録と共同浴場の歩みをたどると、信仰と暮らし、湯治のために人が集まる里の時間が具体的に感じられます。[B52S1][B52S3][B52S4][B52S6][B52S7][B52S11][B52S17]

鹿教湯の名は、鹿に姿を変えた文殊菩薩が猟師へ湯の場所を教えたという伝承に結び付きます。文殊堂と温泉を一緒に巡ると、湯を大切にする気持ちと参詣の道が近いことが分かります。最初の開湯を伝説から一つの年に定めるより、堂と道、共同浴場がどう育ってきたかを読む旅です。山里へ通った人々の祈りと休息が、現在の風景へ重なります。

上田市の歴史的風致の資料は、文殊堂が1701年に着工し1709年に完成したことを伝えます。彫刻と鮮やかな色、天井画のある建築が、江戸中期の姿を伝える堂として県宝になっています。温泉の縁起と建物の実際の年代を合わせて知ると、自然に湧く湯のそばへ人が何を築いたかが見えてきます。宿の案内にも、地域と湯を支えてきた人の記憶が残ります。

大塩には武田の将兵の湯、霊泉寺には平維茂と鬼女紅葉の物語が伝わります。地名の由来を楽しみつつ、現在の共同浴場と寺、温泉集落の使い方へ目を向けます。市の資料には、霊泉寺の温泉の権利を旧西内村が1918年に購入した歩みも記されます。湯治の里は古い物語だけでなく、人が資源を管理し、暮らしと滞在へ使い続けた時間から出来ています。[B52S1][B52S3][B52S4][B52S6][B52S7][B52S11][B52S17]

  1. 開湯の伝承

    鹿が教えた湯

    鹿に化身した文殊菩薩が猟師へ湯を教えたという物語。確定した開湯年とは分けます。[B52S1]

  2. 1701〜1709年

    文殊堂の建設

    市は元禄十四年着工、宝永六年完成の記録を紹介しています。[B52S3]

  3. 1918年

    霊泉寺の温泉の権利を購入

    市の歴史的風致の資料は旧西内村による霊泉寺の温泉の権利購入を記します。[B52S3]

  4. 2025年3月31日

    クアハウスかけゆ閉館

    上田の観光協会が閉館を公表。昔のプールや運動施設の案内を現在の利用にしません。[B52S10][B52S16]

  5. 2026年10月29日

    大塩共同浴場の設備工事

    市が当日の臨時休館を案内。温泉地の存続と個別営業日の変更を区別します。[B52S7]

文殊菩薩と猟師

鹿教湯の由来と文殊堂

鹿となって湯を教えたという開湯伝説の中心。地域の信仰を知る物語として読み、史実の開湯者とは分けます。[B52S1][B52S3][B52S4]

斎藤玄蕃介

鹿教湯の開発を伝える宿の記録

斎藤ホテルが、地域の地割や温泉開発へ関わった先祖として紹介する人物。宿の伝える由緒の範囲で読みます。[B52S11]

農家と旅館の担い手

鹿教湯の体験と食の営み

組合は農家の指導と若い宿の担い手による米作り、食への展開を紹介。現在の実施は当年の案内へ結びます。[B52S10]

03 / THE WATER & ITS KEEPERS

三つの温泉と、混合・加温の違い

鹿教湯の文殊の湯は単純温泉で、複数源泉を合わせて送る仕組みを市が紹介します。大塩は源泉温度が低いため加温し、霊泉寺の共同浴場は掛け流しを案内します。温泉郷を同じ成分と使い方にまとめず、浴場の掲示から違いを知り、歩く時間と休む時間を合わせて、自分に合う湯を選べます。[B52S1][B52S5][B52S6][B52S7][B52S11][B52S15][B52S16]

鹿教湯の旅館組合は無色透明の単純温泉を紹介しています。文殊の湯について市は、五つの源泉の湯を混合し、湯もみした状態で送ると説明します。一般紹介の数値からすべての湯船の温度を決めず、源泉の分析書と各施設の掲示へ進んで知る情報です。湯の柔らかい印象を感じながら、川沿いを歩く時間や部屋で休む時間と合わせて一日を組めます。

大塩の共同浴場は、市が源泉約36℃のため加温すると紹介しています。加温があることも、その土地の湯を使うための具体的な工夫です。霊泉寺では寺湯の由来と、共同浴場の源泉掛け流しが案内されます。三温泉の名前が近いことから同じ分析値や同じ湯使いを当てはめず、今入る浴場を選んで味わいます。移動を挟む際も、湯へ入りすぎない余裕を持てます。

鹿教湯には療養や保養の歴史と医療施設の歩みがあります。旅行として湯と散策を楽しむ内容と、医師の診療やリハビリテーションは役割を分けて考えます。治療の成果を旅行の効果として約束せず、必要な人は医療側へ相談し、自分の状態に合う滞在を選びます。湯の温度管理や清掃、歩行や移動のしやすさを整える人の仕事が、落ち着いて休める一日を支えます。[B52S1][B52S5][B52S6][B52S7][B52S11][B52S15][B52S16]

泉質・源泉と、資料が示す範囲
対象泉質・湯の特徴温度pH分析日・資料の時点確認範囲
鹿教湯・文殊の湯単純温泉五源泉を混合し調整する市の案内分析書で確認浴場の最新掲示で確認鹿教湯の当該浴場。大塩や霊泉寺へ同じ値を当てはめない[B52S1][B52S5]
大塩温泉共同浴場源泉の分析書で確認源泉約36℃、加温あり(市の紹介)分析書で確認最新の分析書で確認加温を含めて使う当該施設の案内。2026年10月29日は臨時休館[B52S7]
霊泉寺温泉共同浴場掲示・分析書で確認源泉と浴槽の掲示で確認分析書で確認最新の分析書で確認市が源泉掛け流しと紹介する当該共同浴場。最新の成分数値は現行の分析書で確認。[B52S6]

源泉の分析と、浴槽で使う湯を読み分ける。

分析書の源泉名・採水場所・年月日と、施設が掲示する加水・加温・循環・消毒の方法を合わせて確認します。地域に複数の源泉がある場合、ひとつの値をすべての湯宿や浴槽へ当てはめず、訪れる施設の最新の掲示を読んで入浴します。

鹿教湯温泉・鹿の湯の露天風呂
鹿教湯温泉・鹿の湯の露天風呂Photo: Soica2001 ( talk ) / Public domain

04 / ARCHITECTURE & TOWNSCAPE

文殊堂の彩りと、川を渡る屋根

五台橋の屋根と木の構え、文殊堂の彫刻と色、湯の旧源泉地にある共同浴場。鹿教湯では参詣と湯、川と町をつなぐ建築の関係が楽しめます。指定された堂と、橋や浴場、個別旅館の条件を分けて読み、部材と増改築、安全と日々の管理から、使い続ける場所の価値を具体的に捉えます。[B52S2][B52S3][B52S4][B52S5][B52S6][B52S7][B52S8][B52S12]

丸子温泉郷へ向かう道の周辺・下和子の二十三夜尊
丸子温泉郷へ向かう道の周辺・下和子の二十三夜尊Photo: Komoro no kaze / CC BY-SA 4.0

五台橋は、温泉街から内村川を渡り文殊堂や薬師堂へ向かう屋根付きの木橋として紹介されます。渡る時は川の音と木陰、橋の向こうの道へ気持ちが向きます。現世と仏の世界をつなぐという物語は、参詣の体験に重なるものです。川の流れと参詣の道を結ぶ橋から、足元に気を配りながら、建物と地形を一緒に味わう散策へ出られます。

文殊堂は入母屋の屋根を持ち、向拝や欄間の彫刻、柱と組物の色、天井画が江戸の建築を伝えます。市は当初の形に後から庇が加えられたことも紹介しています。現在の屋根材と、かつての葺き方を分けると、保存される堂にも修理と変更の歩みがあると分かります。建築全体を眺め、公開される範囲で細部へ目を向ける時間が、湯治の歴史を深めます。

文殊の湯は五台橋のたもとの旧源泉地にあり、町歩きと入浴を結びます。大塩と霊泉寺の共同浴場も、それぞれの集落の生活へ置かれた場所です。県宝の文殊堂に必要な保存の手続と、一般旅館や浴場の改修条件を一つにまとめません。温泉の配管と排水、脱衣と清掃、道からの入りやすさを調べると、外観に加えて使われる建物の工夫を読めます。[B52S2][B52S3][B52S4][B52S5][B52S6][B52S7][B52S8][B52S12]

建物・街並み・湯の道具に残る価値
建物・場所年代・位置付け残したい特徴
鹿教湯文殊堂1709年完成の記録県宝。入母屋の屋根、彫刻と彩色、天井画が湯と信仰を伝える堂。一般旅館と指定を分けます。[B52S3][B52S4]
五台橋現在の屋根付きの木橋内村川を渡り、温泉街と文殊堂への参詣をつなぐ橋。川音を聞きながら、湯の時間から境内の静けさへ移る道になります。[B52S2][B52S8]
文殊の湯と三温泉の共同浴場現在の地域の利用旧源泉地と集落に置かれた湯。公有の施設と私営旅館を同じ売買対象にせず、所有と営業を読みます。[B52S5][B52S6][B52S7]

05 / STAY THROUGH THE SEASONS

木陰の散策と、氷に灯る冬の記憶

春夏の緑と川風、秋の文殊堂へ向かう木々、冬に氷の灯ろうを並べる営み。鹿教湯の四季は短い散策と湯、店の甘味に表れます。行事は当年の発表に合わせて選び、公開される橋と道、各浴場の営業で一日を組みます。三温泉を急いで巡らず、山里で休む時間を味わう旅が似合います。[B52S2][B52S8][B52S9][B52S17]

春から夏は、川の音と木陰を感じる短い散策が気持ちよい季節です。旅館組合は二十一番名所めぐりに加え、温泉街の短いコースも案内しています。体力と天候に合う範囲を選び、橋と堂、店と宿を行き来する一日へ。名所を全部回らなくても、湯と食事の間に歩く時間を置くことで、山里の緑と町の静けさがゆっくり感じられます。

秋は文殊堂周辺の木々と渓流、温泉街の店で休む時間へ。まんじゅうの皮や餡、そばを用いた香り、信州のりんごの菓子等、土地の食にも違いがあります。三温泉へ一度に入るより、泊まる場所から無理のない散策を選び、食事と一つの湯へ落ち着く旅を組みます。営業日や道の状態に合わせた余裕があると、予定外の雨の日も里での休息を楽しめます。

氷灯ろう夢祈願は、氷の器に火を灯し、橋や堂へ向かう道を彩る行事として紹介されます。調査時の組合のページは2025年末から2026年1月の過去開催を案内しており、次の冬の日程をそのまま作りません。冷たい氷と揺れる火を整える人の仕事にも目を向け、実際の開催案内で訪ねます。雪や凍結の道は無理せず、宿の湯と室内の休息へ切り替えます。[B52S2][B52S8][B52S9][B52S17]

春夏

川音と木陰を歩く

五台橋と文殊堂へ、体力に合う短い散策。湯と部屋、店で休む時間を合わせ、名所を全部巡ることを目的にしません。[B52S2][B52S5]

秋

堂の彩りと一つの甘味

木々と渓流を眺めた後、まんじゅうやりんごの菓子へ。三温泉の移動を詰めず、宿で過ごす時間をゆっくり選びます。[B52S2][B52S9]

冬

氷と火の営みを知る

氷灯ろうは、当年の開催発表を確かめて夜の散策に加えます。雪と凍結の具合に合わせ、湯上がりの室内で休む時間もゆっくり取ります。[B52S8]

A WALK BETWEEN BATHS

湯の前後に、もうひと歩き。

五台橋から文殊堂へ

  1. 湯端通り
  2. 公開中の五台橋
  3. 文殊堂周辺の公開範囲

橋と川、堂の建築をゆっくり見る短い散策。坂と階段は自分の状態に合わせ、現在の道と足元の案内で選びます。[B52S2][B52S3][B52S4][B52S8]

湯と店、休む場所をつなぐ

  1. 文殊の湯の案内
  2. 営業中の甘味や土産店
  3. 宿または公開の休憩場所

湯の後に食と休息を選ぶ行程。参詣と入浴を一日へ無理に詰めず、体力と天気に合わせて短くも過ごせます。[B52S5][B52S9]

別の一日に霊泉寺の集落へ

  1. 霊泉寺温泉の案内
  2. 霊泉禅寺周辺の公開道路
  3. 営業中の共同浴場

鹿教湯から別に移動し、寺湯の由来と集落の静けさに触れます。寺の非公開部分を見学先にせず、営業と公開の案内に沿います。[B52S6][B52S17]

TASTE OF THE REGION

温泉まんじゅうとそばまんじゅう

鹿教湯の店ごとに皮と餡の違いがある甘味。そばを用いる香り等を味わい、散策の後に一息つく時間を選びます。[B52S9]

TASTE OF THE REGION

信州のおやき

組合は野沢菜や茄子等を包む店を紹介。具材や作り方を固定せず、営業する店の一つを選び、町と食のつながりを楽しめます。[B52S9]

TASTE OF THE REGION

りんご等の信州果実の菓子

地域の菓子工房が信州産果実を用いる仕事を紹介。作る人と季節の素材を知り、湯上がりのひとときに地域の甘味を選びます。[B52S9]

開花や展示、見学の予定に合わせて、散策先を組み合わせてみてください。共同浴場や山道などの利用案内は、訪問前に公式サイトでご確認いただけます。写真は、それぞれの撮影時点の記録です。

06 / PRESERVING THE HERITAGE

堂の保存と、旅館の運営を切り分ける

県宝の文殊堂と一般旅館、共同浴場は、所有と管理、必要な手続が異なります。地域の文化財資料と景観の区域、建物と敷地の図面から相談を始めます。事業譲渡と温泉利用、源泉や配湯の契約を分け、段差と移動、清掃と設備を継ぐ順序へ。保養の文化が人を迎え続けられる条件を具体的に整えます。[B52S3][B52S4][B52S5][B52S6][B52S7][B52S12][B52S13][B52S14][B52S15][B52S16]

文殊堂に関わる保存は文化財の担当と管理者へ、旅館等の改修は市の景観・建築と消防、保健所へ分けて計画を示します。確認・検査関係図書と改修履歴を現況へ合わせ、既存不適格と違反状態を整理します。用途変更の確認申請の要否だけで改修の条件は決まりません。橋と坂、客室や浴室への移動も調べ、残す部材と安全の工事を図面で具体化します。

源泉と配湯の権利、引湯と土地の契約、利用許可と分析書を揃え、営業譲渡とは別に引き継ぐ条件を調べます。上田保健福祉事務所へ許可と図面、譲渡日程を示し、事前承認と温泉等の手続を整理する順序です。共同浴場や閉館した施設が、民間の旅館取得に含まれると決めません。湯温と清掃、配管、冬の道を守る人の仕事を費用へ置くことも必要です。[B52S3][B52S4][B52S5][B52S6][B52S7][B52S12][B52S13][B52S14][B52S15][B52S16]

01

県宝と一般建築を分ける

文殊堂の指定と管理、個別旅館と共同浴場の所有を整理します。湯治場全域へ同じ文化財指定を広げず、残す部材と体験を記録します。[B52S3][B52S4][B52S5][B52S6][B52S7]

  • 指定と管理者の資料
  • 建物別の所有と用途
  • 部材・改修・体験の記録
02

坂と建物、避難を調査

既存図面と増改築を現況に合わせ、既存不適格と違反状態を分けます。用途変更や大規模修繕、防火避難、段差と動線を具体化します。[B52S12][B52S13][B52S14]

  • 確認・検査と工事履歴
  • 構造・防火・避難
  • 客室・浴場の移動経路
03

市の景観と敷地を照合

地番と景観計画、接道と川・崖、災害等の資料を重ねます。国民保養温泉地を国立公園の規制と混同せず、計画内容で担当へ相談します。[B52S1][B52S12]

  • 地番・区域の図面
  • 景観の届出・事前協議
  • 接道・川・災害の資料
04

配湯と温泉利用を継ぐ

利用許可と分析書、源泉と配管、供給・土地の契約を揃えます。営業譲渡と温泉利用の手続を分け、引湯と負担の条件を確認します。[B52S5][B52S7][B52S13][B52S15]

  • 利用許可と分析書
  • 配湯・配管・土地の契約
  • 変更・権利変動の相談
05

上田の保健所へ承継を相談

許可証と図面、譲渡の日程と改修案を示し、効力発生前の承認を計画します。食事や外来入浴、温泉をそれぞれの営業範囲で整理します。[B52S13][B52S14][B52S15]

  • 営業許可と現況図
  • 譲渡・改修の工程
  • 食品・浴場・温泉の手続
06

保養の一日を支える仕事

湯温と配管、清掃、食事と移動、冬の道の記録を集めます。宿と医療の役割を分け、人員と修理の予算を続けられる規模に整えます。[B52S1][B52S5][B52S6][B52S7][B52S10][B52S11][B52S16]

  • 湯と設備の管理記録
  • 移動・清掃・食事の担当
  • 冬と休館を含む資金

残す部分と、
直す仕事を同じ図面に。

文化財の指定・登録、景観や公園の区域、建物の適法性、営業・温泉の許可は、対象と手続が異なります。用途変更の200㎡という面積基準だけで工事全体の要否を判断せず、工事の種類、規模、既存建築の状態を整理し、建築士と所管窓口へ同じ計画を示して相談します。[NAT02][NAT03][NAT04]

07 / MORE VALUE, WITH MEMORY

歩く距離と休む時間を選べる里へ

湯と短い散策、地域の食や学びを、自分の速度で選べる滞在を考えます。医療と旅館のサービスを分け、必要な移動と設備、人員を具体的に整える提案です。宿泊と文化財の公開、それぞれを担う人と役割を相談し、湯の供給と安全、採算を調べてから小さな更新を重ねます。[B52S1][B52S2][B52S5][B52S6][B52S7][B52S9][B52S10][B52S12][B52S13][B52S14]

一案は鹿教湯に連泊し、橋と堂の短い散策、店で休む時間、部屋と湯を選ぶ滞在です。日によって歩く距離を変え、長い名所めぐりを必須にしません。移動や食事で必要な配慮は宿と事前に具体化し、医療の相談が必要な場合は診療の担当へつなぎます。静かな山里で過ごす旅行として内容を伝え、温泉が病気を治す成果を商品に約束しない計画です。

農家と旅館が関わる米作りや、丸子の太鼓等、組合は地域と結ぶ体験の実績を紹介しています。再生では当年の受入と担い手の合意を確かめ、公開可能な場と人数から小さく組みます。共用部と客室の動線、安全と浴場を先に整え、案内や食の企画を日常の仕事へ無理なく加えます。三温泉の違いを伝える際も、移動と休館の条件を一つずつ計画へ置きます。[B52S1][B52S2][B52S5][B52S6][B52S7][B52S9][B52S10][B52S12][B52S13][B52S14]

MODEL 01

短く歩き、湯に休む連泊

文殊堂と橋、店と湯を、自分の体力で選ぶ滞在案。移動と必要な配慮を先に整え、旅館の休息と医療の相談を分けて設計します。[B52S1][B52S2][B52S5][B52S9][B52S11]

MODEL 02

三温泉の違いを知る小さな旅

鹿教湯に加え、別日に大塩や霊泉寺を訪ねる提案。各浴場の加温や営業、集落の由来を知り、入浴数を目的にせず休息を重ねます。[B52S5][B52S6][B52S7][B52S17]

MODEL 03

食と学びを受け止める共用部

既存宿の安全と動線を調べ、米や菓子、文化の公開資料に触れる場を加える案。宿泊と文化財公開の役割を担い手と相談し、人件費と設備の負担に合う規模を選びます。[B52S3][B52S9][B52S10][B52S12][B52S14]

改修費と、続けるための資金。

取得と調査、景観・建築の相談、浴場や客室の更新を分け、休館中と再開後の資金を並べます。配湯の条件、加温や暖房、食事と清掃、移動を支える人件費も含めて、保養の里でどんな滞在を誰に届けるかを金融機関等へ説明します。

過去の整備計画は、地域が進めてきた事業を知る資料です。改修資金に支援を見込む場合は、対象と現行の受付、契約・着工前の手続、交付までの資金を個別に調べます。通常の修理と運転資金を確保したうえで、小さく更新する工程を選びます。[B52S5][B52S7][B52S12][B52S13][B52S14][B52S15]

設備資金・運転資金、事業の対象、組合等の条件により融資制度は異なります。実際の費用と営業計画をそろえ、融資・補助金の募集条件と支払時期を確かめて資金繰りを組み立てます。[NAT05][NAT06]

08 / MARKET & RELATED GUIDES

保養の時間を、予約と費用へ結ぶ

長野県の宿泊統計は県域の動きを示し、丸子の三温泉や一軒の宿の稼働・収益を直接示す資料ではありません。連泊の休息、短い散策、食や文化の体験で必要な時間と仕事を分けます。地域の医療と旅行を同じ需要にまとめず、予約の実績と設備・人員の費用を重ね、無理のない規模を考えます。[B52S1][B52S5][B52S6][B52S7][B52S10][B52S12][B52S13][B52S14][B52S15]

丸子温泉郷を知るには、鹿教湯と大塩、霊泉寺の宿と浴場、目的の違いを分けて見ます。日帰りの湯、宿で休む一泊、連泊する旅行では、予約や食事、必要な移動が異なります。県の宿泊の動きを背景に、実際の宿の人数と滞在日数、食事や送迎の使われ方を調べます。保養の里という印象だけで、どの施設にも同じ宿泊需要があるとは決めない計画です。

費用は客室と浴場、配湯の契約と温度管理、段差や動線の整備、厨房と清掃の人員を整理します。工事の休館と開業後、冬の暖房と道の維持も月次の資金へ並べます。体験を加える場合は、農家や案内者の費用と日常業務の人件費を分けて計算します。残す景色と文化が、毎日人を迎える仕事と設備へどう結び付くかを、収支と現場の両側から考えます。[B52S1][B52S5][B52S6][B52S7][B52S10][B52S12][B52S13][B52S14][B52S15]

観光庁2025年1〜12月確定値/都道府県全域の値
対象延べ宿泊者数外国人延べ宿泊者数外国人構成比リゾートホテル客室稼働率
長野県全域19,048,010人泊2,508,350人泊13.2%37.7%

外国人構成比は外国人延べ宿泊者数÷全体から算出。いずれも都道府県全域の統計で、この温泉地単独の集計や個別施設の売上・稼働率を示すものではありません。[MK01]

長野県全域の、
月別の宿泊者数。

県全域の季節変動を、その宿の客層や営業日、月別の販売実績と重ねます。地域全体の動きと個別の宿の運営を行き来しながら、滞在と事業の計画を考えます。

長野県の宿泊市場特集へ →
長野県の月別数値を表で確認する
長野県全域/2025年月別延べ宿泊者数
月人泊
1月1,672,530人泊
2月1,671,100人泊
3月1,362,930人泊
4月1,172,280人泊
5月1,486,740人泊
6月1,219,110人泊
7月1,818,160人泊
8月2,447,110人泊
9月1,681,800人泊
10月1,706,090人泊
11月1,381,640人泊
12月1,428,500人泊

09 / QUESTIONS

三温泉と継承、四つの問いから

丸子の三温泉は同じ湯か、文殊堂の指定は旅館にも及ぶのか、古い案内の温泉プールへ今も入れるのか。地域を旅する問いを、自治体と組合の現在の資料へつなぎます。湯治の由来と医療の成果、営業承継と温泉利用の権利を分け、泊まる一夜と継承の条件を具体的に知る入口を用意します。[B52S1][B52S3][B52S4][B52S5][B52S6][B52S7][B52S13][B52S14][B52S15][B52S16]

丸子の三温泉は同じ成分、同じ使い方ですか。

源泉と集落、浴場を分けて読みます。鹿教湯は複数源泉の混合、大塩は加温、霊泉寺は共同浴場の掛け流しと、実際の案内に違いがあります。[B52S1][B52S5][B52S6][B52S7]

文殊堂の県宝指定は旅館全体にも及びますか。

堂の指定と個別旅館の条件は別です。建物ごとの指定、所有と管理、改修を資料で調べ、景観・建築・消防の相談へ具体図面を示します。[B52S3][B52S4][B52S12][B52S14]

クアハウスかけゆのプールも利用できますか。

2025年3月31日に閉館しています。古い温泉協会等の紹介に施設が残っていても、現在利用できる体験には数えず、各施設の最新案内で選びます。[B52S10][B52S16]

宿を取得すれば同じ湯を引き継げますか。

営業承継と温泉利用、源泉・配湯・土地の契約を別に整理します。上田保健福祉事務所へ許可と図面、日程を示し、供給条件を取引へ反映します。[B52S13][B52S14][B52S15]

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橋と一つの湯から、山里の時間へ

鹿教湯では五台橋と文殊堂、利用する湯と店を選び、短い散策の後に休む時間を残します。大塩と霊泉寺へは移動と営業を知って別の一日を組んでみましょう。継承では指定と景観の資料、建物と配湯の図面、許可と契約を揃え、移動と清掃を担う人の仕事から、残す価値と設備更新の順序を考えます。[B52S1][B52S2][B52S3][B52S5][B52S6][B52S7][B52S9][B52S12][B52S13][B52S14][B52S15]

残したい建物、引き継ぎたい仕事、守りたい屋号。今ある価値と、次に必要な手入れを言葉にするところから、宿の承継は始まります。

OWNERS

歴史ある湯宿を、
非公開で次へつなぐ。

施設名を伏せた下書きから、現在の営業、建物、温泉の条件を整理できます。公開を始める前の段階からご相談ください。

NEXT KEEPERS

受け継ぎたい価値から、
取得の条件を考える。

地域、予算、運営する人、必要な改修。大切にしたい文化と、続けられる事業の条件を整理して、次の宿との出会いに備えます。

売却・承継の前に、無料の計算ツールで手取りや税の目安を確かめられます。非公開での売却・保全のご相談はエージェントに相談、ご自身での登録は物件を登録からどうぞ。

編集:ジャパンリアルター株式会社 / 堤 誠之プロフィール / TSUNAGUの想い / 代表者note ↗

出典・写真・編集について

本文・統計の出典

  1. [B52S1] 鹿教湯温泉旅館協同組合|温泉について

    鹿が教えた湯の伝承、単純温泉と湯治の歩み。

  2. [B52S10] 鹿教湯温泉旅館協同組合|体験・合宿

    農家と旅館の米作り、丸子太鼓、クアハウスの閉館表示。

  3. [B52S11] 斎藤ホテル|地域と宿の歩み

    斎藤玄蕃介の伝承、温泉地と文殊堂、保養の歩み。

  4. [B52S12] 上田市|景観の届出と事前協議

    一定規模の建築や開発、工事の事前協議と都市計画課。

  5. [B52S13] 長野県|上田保健福祉事務所

    上田の衛生・健康等の現地窓口。

  6. [B52S14] 長野県|旅館業法様式

    営業譲渡の事前承認、許可と図面の管理。

  7. [B52S15] 長野県|温泉関係様式

    温泉利用、変更、権利変動等の申請届出。

  8. [B52S16] 信州上田観光協会|クアハウスかけゆ閉館

    2025年3月31日閉館を明記。現在の利用施設に数えない。

  9. [B52S17] 信州うえだ観光ナビ|2026年まち歩き案内

    丸子の三温泉と共同浴場の地域案内。営業は市の最新公表を優先。

  10. [B52S2] 鹿教湯温泉旅館協同組合|おすすめスポット

    五台橋、文殊堂等の二十一番名所めぐりと短い散策。

  11. [B52S3] 上田市|歴史的風致・温泉地の章

    文殊堂の1701年着工1709年完成、共同浴場と地域の歴史。

  12. [B52S4] 信州上田観光協会|鹿教湯文殊堂

    県宝の堂と鹿教湯の由来を紹介。

  13. [B52S5] 上田市|鹿教湯温泉・文殊の湯

    五台橋のたもとの浴場、五源泉の混合と利用の案内。

  14. [B52S6] 上田市|霊泉寺温泉共同浴場

    霊泉禅寺と寺湯、掛け流しの共同浴場。

  15. [B52S7] 上田市|大塩温泉共同浴場

    源泉約36℃のため加温。2026年10月29日は設備工事による臨時休館。

  16. [B52S8] 鹿教湯温泉旅館協同組合|氷灯ろう夢祈願

    氷と火の行事、五台橋と文殊堂。掲載日程は2025年末〜2026年1月の過去開催。

  17. [B52S9] 鹿教湯温泉旅館協同組合|土産店

    温泉まんじゅう、そばまんじゅう、おやき、信州果実の菓子。

  18. [MK01] 観光庁|宿泊旅行統計調査・2025年確定値

    都道府県全域の2025年年計・月別データです。各温泉地や個別宿の実績ではありません。

  19. [NAT02] 国土交通省|既存建築物の活用の促進

    既存建築物の現況調査、改修と活用のためのガイドライン・制度資料を掲載しています。

  20. [NAT03] e-Gov法令検索|文化財保護法

    文化財の指定・登録、保存、現状変更と所有者変更などに関する法律の本文です。

  21. [NAT04] 環境省|国立公園における届出・申請

    区域と行為に応じて必要となる自然公園法上の許可・届出を案内しています。

  22. [NAT05] 日本政策金融公庫|一般貸付(生活衛生貸付)

    生活衛生関係営業の設備資金等について、対象と条件を案内しています。

  23. [NAT06] 日本政策金融公庫|振興事業貸付

    認定振興計画を持つ組合の組合員を対象とする融資と必要な証明を案内しています。

確認日:2026年10月29日。伝承、史料、分析値、建築・保存の記録と、編集上の再生提案を分けて記述しています。

写真の撮影地・利用条件

写真は各配布元の利用条件に従って掲載しています。撮影時点の景観・設備であり、現在の営業状況や、紹介施設が売却対象であることを示すものではありません。

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